JPH0414694Y2 - - Google Patents

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JPH0414694Y2
JPH0414694Y2 JP10249886U JP10249886U JPH0414694Y2 JP H0414694 Y2 JPH0414694 Y2 JP H0414694Y2 JP 10249886 U JP10249886 U JP 10249886U JP 10249886 U JP10249886 U JP 10249886U JP H0414694 Y2 JPH0414694 Y2 JP H0414694Y2
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tube
pipe
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corrosion
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
  • Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば内面ライニング鋼管等の如き
防食被覆を施した管の端面を腐食より護るための
管端防食コアの改良に係り、特に凍結解氷時にお
ける管内での氷の移動力に対して十分に耐え得る
ことができる管端防食コアに関するものである。
(従来の技術) 内面ライニング鋼管における管端防食コアとし
ては従来より多種類のものが開示されているが、
前記内面ライニング鋼管が凍結する寒冷地におい
ては管内の氷の移動に対処できる機能を備えてい
ることが必要である。すなわち、密栓中において
凍結した場合にこれを開栓した時や、解凍の際に
管を切り離した時などの管内圧力が解放された際
に起る管芯部の急凍結によつて前記した氷の移動
が発生するものであり、かかる場合管内の氷は開
口部に向けて50mm以上も移動することがあるから
である。
このように管壁を大きな圧力で圧迫しながらせ
り上げてくる氷の押し出し力に対しては、実開昭
53−148321号公報、実開昭55−3083号公報、実開
昭56−82387号公報、実開昭56−82388号公報ある
いは実開昭57−75289号公報等に開示されている
ような先端が次第に小径となる形状の管端防食コ
アでは、これに抗しきれずに変形あるいは歪曲し
たり、又は内方に折れ曲がつてしまうことがあ
り、このような場合には管は閉塞状態となつて通
水不能になる。
そこで、従来は第6図に示すように、外周に内
面ライニング管2の端部雄ねじ3と連続する雄ね
じを形成すると共に、前記管2の端面に接する環
状壁面を有する鍔部4と、該鍔部4に連続する所
要長さの胴部5と、該胴部5に連続するテーパ部
6を有する管端防食コア1の各部の寸法や形状を
下記の如く成すことにより対処していた。
胴部5およびテーパ部6の外径寸法 従来、これら寸法は内面ライニング管2の内径
のバラツキに応じて定めており、テーパ部6の外
径は内面ライニング管2の最大内径に相当すべく
成されていた。
テーパ部6の先端形状 従来、テーパ部6の先端は、これを極力薄くし
て管内壁に張り付くような形状と成されていた
(第9図参照)。
また、これに代えてテーパ部6の肉厚全体で氷
の力を受けとめる形状のものもある(第10図参
照)。
更に、第11図に示すように、テーパ部6の先
端を楔状と成したものもある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、管端防食コア1の各部の寸法や
形状を上記した如く成した場合には夫々以下に示
すような問題があつた。
胴部5およびテーパ部6の外径寸法 通常の内径範囲においては第7図イに示すよう
に、テーパ部6の外周面は管内面に対して面接触
するのであるが、管が最大内径の場合には、第7
図ロに示すように、前記外周面は線接触すること
になる。この場合、管内径の真円度を考慮すれば
第7図ハに示すように管内面と管端防食コア1の
テーパ部6間に〓間7が発生する。
しかして、この〓間7が存在し、しかもこれが
大き過ぎる場合は、氷の移動によつて第8図ロに
示すようにテーパ部6が変形することになる。
テーパ部6の先端形状 テーパ部6の先端形状を第9図イに示すように
極力薄くした場合には、先端の尖り部が氷の力に
よつて折れ曲がり(第9図ロ)、管端防食コア全
体の変形の起点となる。このことは第10図に示
す形状のものであつても同様である。すなわち、
氷の力を真に受けとめる面積は必要ではあるが、
これが過剰となつても変形が起るのである。
また、第11図イに示すようにテーパ部の先端
を楔状としたものは座屈力に対して不十分であ
り、氷の力を受けた場合には当該楔状部において
最初に変形が起こる(第11図ロ)。
本考案はかかる問題点を解決せんとして成され
たものであり、氷の移動力に対しても十分耐え得
ることができる管端防食コアを提供せんとするも
のである。
(問題点を解決するための手段) 本考案にかかる管端防食コアは、外周に内面ラ
イニング管の端部雄ねじと連続する雄ねじを形成
すると共に前記菅の端面に接する環状壁面を有す
る鍔部と、該鍔部に連続し前記管の内面に装着せ
しめられる所要長さの胴部と、該胴部に連続する
拡径部を備えた管端防食コアにおいて、前記拡径
部の最外径を内面ライニング管の最大内径より若
干大寸法と成すと共に、その肉厚を前記胴部と略
同寸法と成し、しかもその先端に軸と直交する環
状壁面を形成し、かつ、当該先端より所要長さの
内周面部を凸曲面形成したことを要旨とするもの
である。
(作用) 本考案に係る管端防食コアは、外周に内面ライ
ニング管の端部雄ねじと連続する雄ねじを形成す
ると共に前記菅の端面に接する環状壁面を有する
鍔部と、該鍔部に連続し前記管の内面に装着せし
められる所要長さの胴部と、該胴部に連続する拡
径部を備えた管端防食コアにおいて、前記拡径部
の最外径を内面ライニング管の最大内径より若干
大寸法と成すと共に、その肉厚を前記胴部と略同
寸法と成し、しかもその先端に軸と直交する環状
壁面を形成し、かつ、当該先端より所要長さの内
周面部を凸曲面形成したものである為、管内にお
ける氷の移動力に対しても十分耐え得ることがで
きる。
(実施例) 以下本考案を第1図〜第5図に示す一実施例に
基づいて説明する。
図面において、11は本考案に係る管端防食コ
アであり、内面ライニング管12同士を継手13
により接続する場合に前記内面ライニング管12
の先端に装着され、該先端部と、継手13の雄ね
じ残り部を流体腐食より保護するためのものであ
つて以下に示す如く構成されている。
すなわち、14は外周に前記内面ライニング管
12の端部雄ねじ15と連続する雄ねじ16を螺
刻してなる鍔部であり、該鍔部14の一方側面を
前記内面ライニング管12の端面に接する環状壁
面17と成している。そして、前記鍔部14の環
状壁面17側には所要長さの胴部18が連続して
設けられており、該胴部18の外径は前記内面ラ
イニング管12の内径と略同径に形成されてい
る。
19は前記胴部18に連続して設けられた拡径
部であり、該拡径部19の最外径は管端防食コア
11を内面ライニング管12内に装着した際にそ
の先端外周面部が先端から約5mm程度内面ライニ
ング管12の内周面と面接触するような寸法と成
され、またその肉厚は胴部18の肉厚と略同寸法
に形成されている。また、この拡径部19はその
先端が軸と直交する環状壁面20と成さしめら
れ、更に、この環状壁面20より所要長さ(例え
ば前記拡径部19の肉厚をtとすると1/2t〜2t)
の内周面部が凸曲面と成るように形成されてい
る。更に、この拡径部19の円周所要位置軸方向
には適数(本実施例では4個)のスリツト21が
前記胴部18の直前まで設けられている。なお、
このスリツト21の幅は何等限定されるものでは
ないが、内面ライニング管12に装着した際に、
この幅が実質的に消滅する程度でよい。
22は前記夫々のスリツト21を挟む両側に突
設された内リブであり、これら内リブ22は前記
鍔部14から拡径部19に亘る内周面全長に形成
されている。また、23は前記内リブ22間に突
設された中間リブであり、この中間リブ23は拡
径部19にのみ形成されている。
上記した如く構成した管端防食コア11を内面
ライニング管12の管端部に装着するには、前記
胴部18に液状パツキンを塗布した後、鍔部14
の環状壁面17が管端に当接するまで胴部18お
よび拡径部19を内面ライニング管12の内部に
嵌挿するだけで、内面ライニング管12の内径の
バラツキに関係なく前記拡径部19を内面ライニ
ング管12の内壁に強固に密着させることができ
る。そして、前記した如く本考案に係る管端防食
コア11を装着した内面ライニング管12同士を
接続した場合には、特に寒冷地における氷の移動
による押し出し力に対しても十分対向することが
できる。すなわち、本考案に係る管端防食コア1
1では拡径部19の形状および寸法を上記した如
く成した為、装着時には先端が強固に内面ライニ
ング管12の内周面に密着し、かつ、先端面の環
状壁面20により氷の移動による押し出し力に十
分対抗できるからである。
(考案の効果) 以上説明したように本考案に係る管端防食コア
は、外周に内面ライニング管の端部雄ねじと連続
する雄ねじを形成すると共に前記菅の端面に接す
る環状壁面を有する鍔部と、該鍔部に連続し前記
管の内面に装着せしめられる所要長さの胴部と、
該胴部に連続する拡径部を備えた管端防食コアに
おいて、前記拡径部の最外径を内面ライニング管
の最大内径より若干大寸法と成すと共に、その肉
厚を前記胴部と略同寸法と成し、しかもその先端
に軸と直交する環状壁面を形成し、かつ、当該先
端より所要長さの内周面部を凸曲面形成したもの
である為、管内における氷の移動力に対しても十
分耐え得ることができ、従来の管端防食コアが有
していた欠点が解決できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案に係る管端防食コアの
一実施例を示す説明図で、第1図イは一部切欠正
面図、ロはイのロ−ロ断面図、第2図は管端防食
コアを装着した内面ライニング管同士の接続状態
を示す断面図、第3図〜第5図は拡径部の詳細説
明図、第6図〜第11図は従来の管端防食コアと
その問題点を説明する図面であり、第6図は一部
切欠正面図、第7図〜第11図はその問題点の説
明図である。 11は管端防食コア、12は内面ライニング
管、14は鍔部、17,20は環状壁面、18は
胴部、19は拡径部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外周に内面ライニング管の端部雄ねじと連続す
    る雄ねじを形成すると共に前記菅の端面に接する
    環状壁面を有する鍔部と、該鍔部に連続し前記管
    の内面に装着せしめられる所要長さの胴部と、該
    胴部に連続する拡径部を備えた管端防食コアにお
    いて、前記拡径部の最外径を内面ライニング管の
    最大内径より若干大寸法と成すと共に、その肉厚
    を前記胴部と略同寸法と成し、しかもその先端に
    軸と直交する環状壁面を形成し、かつ、当該先端
    より所要長さの内周面部を凸曲面形成したことを
    特徴とする管端防食コア。
JP10249886U 1986-07-02 1986-07-02 Expired JPH0414694Y2 (ja)

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JP10249886U JPH0414694Y2 (ja) 1986-07-02 1986-07-02

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JPS638491U JPS638491U (ja) 1988-01-20
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JPH0741802B2 (ja) * 1989-05-19 1995-05-10 本田技研工業株式会社 作業車
JPH0741803B2 (ja) * 1989-05-19 1995-05-10 本田技研工業株式会社 作業車

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JPS638491U (ja) 1988-01-20

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