JPH04146417A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH04146417A
JPH04146417A JP26949190A JP26949190A JPH04146417A JP H04146417 A JPH04146417 A JP H04146417A JP 26949190 A JP26949190 A JP 26949190A JP 26949190 A JP26949190 A JP 26949190A JP H04146417 A JPH04146417 A JP H04146417A
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JP
Japan
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aperture
diaphragm
fixing member
optical axis
clockwise
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Application number
JP26949190A
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English (en)
Inventor
Naoki Fujii
尚樹 藤井
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野] この発明は、カメラ、詳しくは電子スチルカメラや銀塩
フィルムを用いる通常のカメラに用いられる絞り板可動
式絞り装置の構造に関するものである。
[従来の技術] 薄板状の複数の絞り板に、それぞれ異なる絞り開口を設
け、このうちの一つの絞り開口を選択し、同開口を有す
る絞り板を回動させて撮影光路上に配置する独立可動式
絞り装置や、−枚の薄板円板の周縁部または短冊状の一
枚の薄板に異なる絞り開口をそれぞれ列設し、この開口
のうちの一つを選択し、薄板円板を回転させ、また短冊
状薄板をスライドさせて撮影光路上に配置するターレッ
ト式絞り装置またはスライド式絞り装置は、絞り開口を
前景って穿設するので虹彩絞りタイプの絞り装置に比べ
て開口径精度もよく構造も簡単で電子スチルカメラのよ
うな撮像画面の小さいカメラには好んで採用されており
、本出願人も先に実願平1−126049号等によって
独立可動式の絞り装置を提案している。
[発明が解決しようとする課題] ところが、この種絞り装置においては、絞り板を回動ま
たはスライドさせて、その絞り開口を撮影光軸上に位置
させるため、絞り開口の中心を撮形光学系の光軸上に完
全に一致させることが大変ムスかしく、殆どのものがズ
レを生じて若干偏心した状態で配置されることがある。
そして、絞り開口が偏心して配置されると、周辺光量落
ちが著しくなるという問題がある。
一般に撮影レンズにより結像された、CCDや銀塩フィ
ルムの撮像面上の明るさは、周知のようにレンズの開口
効率と入射角によるCos ’θ則によりレンズ光軸に
一致した中心を最大として周辺部にいく程、光量が低下
することが知られおり、更に、これに上述のように絞り
開口が偏心して配置されると、周辺光量落ちは増大され
る。
次に、このことを′I@10図〜第13図によって、今
少し詳しく説明すると、例えば電子スチルカメラに用い
られている1/2インチCCDからなる撮像素子の場合
には、その撮像面の大きさは、第12図に示すように、
長辺−6,4mtx、短辺−4,8mm。
対角線−811の長さに形成−される。この場合、対角
線の長さを1dとすると、光軸に一致する中心0からの
距離は、 長辺側の端A またはA2で0.4d 短辺側の端B またはB2で0.3d ■ 対角線の端(4隅)C,、C2,C3,C4で0.5d となる。
そして、絞り開口が光軸上に偏心を生じることなく配置
された場合、即ち偏心がないときの周辺光量落ちは、レ
ンズの開口効率とCos ’θ則によるもので、第10
図に示すグラフのようになる。
つまり、撮像面の4隅で中心Oから0.5dの距離では
、 1.OEvの光量落ちとなり、長辺側の端部A ま
たはA2の0.4dの距離で−0,5Evの光量落ちを
生じる。
しかし、これに絞り開口のズレ(偏心)が加わると、第
11図のグラフに示すような周辺光量落ちを生じる。こ
のグラフで・・・・・で示す曲線が偏心のないときの曲
線とすると、偏心を生じたときの光量落ちは×−×で示
す曲線および・−・で示す曲線の如くなり、この場合に
はある方向性をもって落ち量が変ってくる。即ち、絞り
開口が偏心をした方向、例えば、第13図に示すように
、光軸中心Oに対して、絞り開口が対角線方向のC2方
向にズしたときには、この方向の周辺光量落ちは少なく
、これと反対方向のC4方向の隅の方が極端に落ちる。
上記第13図は、レンズによる有効光束範囲aとCCD
による撮像面範囲すとの関係を示したちので、円形の有
効光束範囲aの中に長方形の撮像面の範囲すが、その中
心0を光軸に一致させると共に4隅を内接させて配置さ
れる。従って、対角線c、−c3.c2−c4の長さと
横方向の直径A  ’  A2’および縦方向の直径B
1B2′の長さとは等しくなる。
このように配置されている撮像面範囲すにおいて絞り開
口がC2方向にズしても、これは中心0上に位置する開
口がC2方向にズして開口があることになるので、この
ズレ方向における明るさは殆ど変らない。しかし、これ
と反対方向の周辺光量落ちは、C4方向の端部に行く程
、大きくなる。
即ち、第11図に示す如く、C2方向に偏心すると周辺
光量落ちは、端部0.5dでx−xの曲線で示すように
一〇、5Ev程度となり、偏心がないときよりも、かえ
って光量落ちは少なくなる傾向にあるが、C4方向の端
部0.5dでは曲線拳−・で示す如く、 1.25E 
v程度でここが一番暗くなり、画質が劣化する。また、
上述のC2方向に偏心した場合の上記対角線方向C2−
C,と略直交する対角線方向C1−03での周辺光量落
ちは偏心しない状態と殆ど変らない。
一方、縦のB1−B2方向の短辺方向に偏心した場合、
例えばB1方向に偏心したとき、その半径方向の、撮像
面の範囲す外の光束範囲の位置B ′、即ち中心0から
距離0.5dの位置B1では、上記C2の場合と同じで
一〇、5Evの光量落ちとなるわけだが、短辺方向の位
置B1は、中心Oからの距離が短< 、0.8 dとな
るので、−0,05Ev位の周辺光量落ちとなる。また
反対に82′方向では、その端部で上記C4方向に相当
して−1,25Ev程度落ちることになるが、撮像面b
が位置B までしかないので82の位置では中心Oから
の距離0.3dなので実際には0.2Ev程度しか周辺
光量落ちは生じない。
このように短辺方向B1−B2の周辺光量落ちが対角線
方向c1−c3.c2−c4よりも少なくなることは長
辺方向A I  A 2についても同様であり、長方形
状の撮像面においては、対角線方向への偏心が一番不利
であって周辺光量落ちが著しい。このことはレンズの有
効光束範囲aが円形であるのに対して撮像面すが長方形
に形成されていることに起因する。
従って、このように絞り開口のレンズ光軸からの偏心に
よる周辺光量落ち量を分析すると、撮像面の対角線方向
以外に絞り開口が偏心するのが有利であり、特に短辺方
向に偏心するのが一番有利なことが判る。
本発明の目的は、このような点に立脚し、絞り開口が結
像面(撮像面)の対角線方向以外の方向に変位するよう
にした絞りを有するカメラを提供するにある。
[課題を解決するための手段および作用コ本発明は、上
記目的を達成するために、選択的に適用することを可能
ならしめるべく変位し得るように設けられた実質的に円
形の絞り開口を通った入射光が当該結像面上に結像され
褥るようになされたカメラであって、 上記絞り開口の変位方向が上記結像面の対角線方向とは
一致しない方向に設定されてなるものであることを特徴
とし、また上記絞り開口の変位方向が、上記結像面の短
辺方向に実質的に沿う方向に設定されてなるものである
ことを特徴とする。
[実 施 例〕 以下、図示の一実施例により本発明を説明する。
第1図は、本発明の適用された独立可動式の絞り装置の
分解斜視図であって、第2図は、この絞り装置の組み込
まれたカメラの要部縦断面図である。この実施例は絞り
装置の駆動源に、測光値により動作するガルバノメータ
を用い、これにより所要の絞り開口を選択駆動するよう
にしであるが、この絞り駆動源にはモータ等を用いても
よい。
上記ガルバノメータ1は、比較的厚味のある取付基板2
の背面の一側縁部寄りの部分に取付ねじにより固定され
ており、その回転出力軸1aは上記基板2の一側縁部の
中程に切り込まれた切欠2Cを貫通して基板2の前面が
わに突出している。
そして、この出力軸1aにはセクタギヤーからなる出力
ギヤ−3が固定されている。
上記取付基板2は、第1.3図に示すようにその他側縁
部がわの中央に円形開孔からなる露光用開孔2aが穿設
されていて、同開孔2a内には撮影光学系の前部レンズ
群りの一部が配設されるようになっている(第2図参照
)。この開孔2aの水平方向の一側縁部がわには、同開
孔2aに隣接して絞り駆動機構の駆動部材4の後半部の
配設される円形凹部2bが設けられており、この凹部2
bの底壁面の中央部にはボス軸2dが光軸方向に沿って
突出するように植立されている。また、上記凹部2bの
底壁面には、上記ボス軸2dの周りの対称位置に部分円
弧状の位置規制用長孔2e。
2fが穿設されている。この位置規制用長孔2e。
2fには、後述する絞り板固定部材7,8の規制ビン7
g、8aがそれぞれ突入している。
上記絞り駆動機構は、第1.2図に示す如く、上記ボス
軸2dの大径軸部に緊密に回転自在に嵌合する筒部4a
と、この筒部4aの周りに一体に設けられ半円筒部4b
と、同半円筒部4bの外周面前部に形成されていて上記
出力ギヤ−3にかみ合う駆動ギヤー4cと、上記半円筒
部4bと上記筒部4aとの間にこれらと一体に設けられ
光軸方向に突出する駆動ビン4dとを有する駆動部材4
および上記筒部4aの周りに巻回された復動用ばね9、
そして枢着用のボスメンバーである上記絞り板固定部材
7,8とで構成されている。
上記絞り板固定部材8は、その外周部に半円状部を形成
された円板とこの円板の前面に一体に形成された絞り板
取付用ボス部と上記半円状部を光軸方向に貫通して同半
円状部に一体に固定された上記規制ビン8aを有して形
成されていて、その中心開孔8bを上記ボス軸2dの中
径軸部に緊密に嵌合させて回転自在に配設されている。
そして、この絞り板固定部材8に複数枚の絞り板のうち
の一方の絞り板5が取り付けられて固定される。
この絞り板5および後述する他方の絞り板6は、その全
体形状が細長い長方形状で両端部が丸く形成された、厚
味の非常に薄い、例えばDim程度の金属板またはポリ
エステルシートで形成されていて、基端部に取付開孔5
b、6bが穿設されたもので、先端部寄りの中央部に、
それぞれ絞り開口5a、6aが設けられている。本実施
例では上記一方の絞り開口5aが“F5.6°の絞り開
口径に、また他方の絞り開口6aが“Flloの絞り開
口径に形成されている。
そして、上記一方の絞り板5が、その取付開孔5bを上
記絞り板固定部材8の絞り板取付用ボス部に、また取付
開孔5bの側近の位置決め孔を上記規制ビン8aの前面
側に突出したピンにそれぞれ嵌合させ、接着剤等で絞り
板固定部材8の前面に固着される。従って、この絞り板
5は絞り板固定部材8に一体化されて共に回動する。ま
た、上記他方の絞り板6は上記一方の絞り板固定部材8
の前方に配設される他方の絞り板固定部材7の後面に固
定される。
この他方の絞り板固定部材7も上記一方の絞り板固定部
材8と略同形に構成されている。即ち、その外周部に半
円状部を形成された円板と、この円板の後面に一体に形
成された絞り板取付用ボス部と上記半円状部に固植され
た光軸方向の後方に向かって突出する上記規制ビン7a
を有して形成されていて、その中心貫通孔7bを上記ボ
ス軸2dの中径軸部に緊密に嵌合させて回転自在に配設
されている(第2図参照)。
このように形成された他方の絞り板固定部材7に他方の
絞り板6が、その取付開孔6bを上記絞り板固定部材7
の後面がわの絞り板取付用ボス部に、また取付開孔6b
の側近の位置決め孔を上記規制ビン7aにそれぞれ嵌合
させ、接着剤等で絞り板固定部材7の後面に固着される
。よって、この絞り板6は絞り板固定部材7に一体化さ
れて共に回動する。
更に、第2.4図に示すように、上記固定部材7および
8にはそれぞれその外周に近い軸方向の端面に、組立状
態にて対向して位置する絞り板5または6に接触するよ
うな変形阻止部である突起7d、8dが設けられている
そして、上記絞り板5.6がそれぞれ固定された絞り板
固定部材7.8からそれぞれ後方に向けて延び出した規
制ビン7Jl、8aは、前記復動用ばね9の端部が各々
巻回されて、その先端部が第5図に示されるように前記
位置規制用長孔2e。
2fに突入している。前記復動用ばね9は、第1゜6図
に示す如く、前記筒部4aの周りに巻回されたコイルば
ねでなり、その一端部9aは上記規制ビン8aに巻き付
けられ、他端部9bは自然状態位置9Abから更に反時
計方向(第6図において)に回動せられて規制ビン7a
に掛けられる。従って、平生はこのばね9によって一方
の規制ビン8aは反時計方向に、また他方の規制ビン7
aは時計方向に回動する付勢力が与えられるも、この付
勢力による規制ビン7a、8mの回動は第3図に示すよ
うに位置規制用長孔2e、2fの一方の内端によって阻
止せられ、この規制位置において上記両絞り板5,6は
第7図に示す如く、通常は露光用開孔2aの中心より外
れた位置に、その絞り開口5a、6aを静止させるよう
になっている。
そして、この両絞り板5.6が何れも動作しない状態位
置においては、第4,7図に示すように駆動ピン4dは
両絞り板固定部材7,8の半円状部の一方の切欠端7c
、8cによって中立位置に挟持される態位に維持され、
この態位においては第1図に示すように、蓋板10に穿
設された開放絞り開口10a1例えば“F2.8°の絞
り開口径の絞り開口10aが撮影光学系のレンズ群りの
前方位置の光軸0上にある。
上記蓋板10は正面形状が前記取付基板2の正面形状と
略同形に形成された薄板でなり、撮影レンズ光軸O上に
対応する位置には上記開放絞り開口10aが穿設され、
前記ボス軸2dに対向する位置には同ボス軸2dの先端
部の小径軸部の嵌着される貫通孔10bが穿設され、そ
の周囲には駆動ビン4dの逃げ孔10cが穿設されてい
て、前記数付基板2の前面外周縁部の3ケ所に形成され
た取付部11a、llb、llcに対してビス等(図示
されず)によって固定されるようになっている。
このように構成された本実施例の絞り装置においては、
アクチュエータである前記メータ1により駆動時には時
計方向に回動される一方の絞り板5は、通常は第7図に
示すように、反時計方向に付勢され規制ビン8aが位置
規制用長孔2fの−内端に当接することにより露光用開
孔2aの露光光軸上から外れた退避位置にあり、また駆
動時には反時計方向に回動される他方の絞り板6も平生
は時計方向に付勢され規制ビン7aが位置規制用長孔2
eの一内端に当接することによって露光光軸O上から外
れた退避位置にある。従って、この平生の状態では、蓋
板10に穿設された絞り開口径の絞り開口10aが露光
光軸0上に開放絞りとして配設されている。
この状態において、今、測光された露光値が“F5.6
°として選定された場合には、メータ1にその値に対す
る電流が流れ、出力ギヤ−3を介して駆動ギヤー4Cが
回動せられ、駆動ビン4dをボス軸2dの周りに時計方
向(第8図参照)に回動させる。すると、同ビン4dは
絞り板固定部材8の切欠端8Cを時計方向に押動するの
で、絞り板5も規制ビン8aが位置規制用長孔2fの他
方の内端に衝合するまで時計方向に回動変位し第8図に
示されるように、その絞り開口5aが“F5,6″を撮
影光軸O上に配置する。この絞り開口5aの回動方向は
撮像面の範囲b(第13図参照)においては短辺方向B
1であり、偏心を生じても周辺光量落ちは少ない。また
、この絞り開口5aが光軸上に配置された状態では、他
方の絞り板6は平生状態のままで全く変位しない。従っ
て、作動スペースも不要となる。また、上記絞り板5の
作動に伴って復動用ばね9がその復帰弾力を蓄勢される
。即ち絞り板固定部材8の時計方向の回動により規制ビ
ン8aも共に、位置規制用長孔2fの他方の内端に当接
する迄回動するため、復動用ばね9の一端もこれと共に
回動し、ばね9に復動用弾力を蓄勢する。
この状態において撮影が行われてメータ1への電流が断
たれると、絞り板5および絞り板固定部材8は上記ばね
9の蓄勢弾力の解除弾力により反時計方向に回動して初
期位置に戻る。
また、絞り開口を“Fil”に絞る場合には、メータ1
によって出力ギヤ−3,駆動ギヤー40を介して駆動ビ
ン4dがボス軸2dの周りに反時計方向(第9図参照)
に回動される。すると、同ビン4dは絞り板固定部材7
の切欠端7Cを反時計方向に押動するから絞り板6は規
制ビン7aが位置規制用長孔2eの他方の内端に衝合す
るまで反時計方向に回動変位する。このときの絞り開口
6aの回動力向も撮像面の範囲b(第13図参照)に対
しては、短辺方向B2であり、偏心を生じても周辺光量
落ちは少ない。そして、第9図に示す如く、その絞り開
口6aの“Fil2が撮影光路上に配設される。このと
きも、他方の絞り板5は平生状態のままで全く変位しな
い。また、絞り板固定部材7の回動によって規制ビン7
aも共に、位置規制用長孔2eの他方の内端に当接する
迄回動するため、復動用ばね9の他端もこれと共に回動
して、ばね9に復動用弾力を蓄勢する。
そして、撮影が終了しメータ1への電流が断たれると、
絞り板6および絞り板固定部材7は上記ばね9の開放弾
力によって時計方向に回動して初期位置に戻る。
上記第7〜9図に示される開放絞り、絞り“F 5.8
”、および、絞り“Fil″の各状態およびその移行状
態において、固定部材7,8の突起7d、8dは常に絞
り板5,6の「アオリ」による変形を阻止するように作
用し、絞り板“5,6の変形による作動不良や、前述し
た光学上の絞り不良状態の発生を未然に防止する。
なお、上記実施例は2枚の絞り板によって3段の絞り開
口を選択するようにしたが、これは複数組の絞り板を並
設して駆動系を適宜切り換えるようにし、絞り板が光軸
に対して短辺方向または長辺方向から絞り開口を光軸上
に位置させるようにすれば多数の絞り開口を設定するこ
とができ、この場合にも周辺光量落ちを最少限に防止で
きる。
また、上記実施例では絞り板5,6を互いに異なる方向
に回動変位させるようにしたが、これも2枚重ねて同じ
短辺方向あるいは長辺方向にそれぞれ回動変位するよう
に構成し、何れか一方を選択して露光光軸上に配設する
ようにしてもよいこと勿論である。
また、本実施例において、絞り板5,6は非常に薄い金
属板で形成し固定部材8,7に接着によって固着したが
、絞り板5、または、6は固定部材8、または7と一体
にして樹脂成形にて同時に製作することも可能である。
なお、上記実施例は、本発明を独立可動式の絞り装置に
適用した場合について述べたが、これはターレット式や
スライド式の絞り装置にも適用し得ることは言う迄もな
い。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、絞り開口を撮影レン
ズ光学系の光軸上に位置させるについて、結像面である
撮像面の対角線方向以外の方向から光路上に位置させる
ように構成したので、たとえ配置された絞り開口が光軸
上から偏心して配置されても周辺光量落ち量を最少限に
軽減することができ、画質の劣化を阻止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すカメラの絞り装置の
分解斜視図、 第2図は、上記第1図の絞り装置の要部拡大断面図、 第3図は、上記第1図の絞り装置における取付基板の正
面拡大図、 第4図および第5図は、上記第1図の絞り装置における
駆動ピンと突起、および、規制ビンの配設状態をそれぞ
れ示す要部拡大断面図、第6図は、復動用ばねの拡大正
面図、 第7図は、絞り板の平生の配設状態を示す拡大正面図、 第8図、第9図は、それぞれ絞り開口の作動状態を示す
拡大正面図、 第10図および第11図は、絞り装置における周辺光量
落ち量をそれぞれ示すグラフ線図、第12図は、撮像素
子CCDの撮像面の長辺と短辺の割合を示す正面図、 第13図は、レンズによる有効光束範囲とCCDによる
撮像範囲との関係を示す線図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)選択的に適用することを可能ならしめるべく変位
    し得るように設けられた実質的に円形の絞り開口を通っ
    た入射光が当該結像面上に結像され得るようになされた
    カメラであって、 上記絞り開口の変位方向が上記結像面の対角線方向とは
    一致しない方向に設定されてなるものであることを特徴
    とするカメラ。
  2. (2)上記絞り開口の変位方向が、上記結像面の短辺方
    向に実質的に沿う方向に設定されてなるものである請求
    項1記載のカメラ。
JP26949190A 1990-10-09 1990-10-09 カメラ Pending JPH04146417A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006098515A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Nidec Copal Corp カメラ用絞り装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006098515A (ja) * 2004-09-28 2006-04-13 Nidec Copal Corp カメラ用絞り装置

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