JPH04144564A - 抗菌加工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分］ 本発明は糸、生地、紙、不織布、フィルム等各種の累材
に対し均一に、しかも後加工によって恒久的な抗菌性を
伺与することのできるセラミック抗菌剤を用いた加工法
の提供に関する。

［従来の技術］ 我々人間の日常生活においては衣類２組物類等、特に人
体の肌に直接接触する製品は皮Ｆ面から分泌される汗、
皮脂、表面細胞の角質化に伴って生ずる皮膚垢や、空気
中の埃によって生ずる汚れに起因する不快臭を発し、汚
れた部分には細菌・カビ等の微生物が繁殖する。

このため腐敗、発酵現象が起こり、アンモニアなどを生
成し、悪臭を発したり、皮膚を！ｉｌｌ激して炎症を誘
発することもある。また、微生物の作用により、繊維材
料が被害を受け、変色・着色、脆化などを起こすことも
ある８ かかイ）点に鑑み、従来より各種蔚剤による防菌・防カ
ビ加工が行なわれ、その代表的なものとして有機ハロゲ
ン化合物や有機金属化合物が用いられた。

「発明が解決し７ようとする問題点］ かかる抗菌加工は、当初、菌に対する効果が優先され、
次いで人体に対する安全性が問題になるという歴史を辿
り、その中においてこれに適合し７ないスズや水銀の有
機化合物は姿を消し、また、級近でＧ３：直接人体に接
して害を生じないまでも焼却によってオギシダント・を
発生させたり、塩累を発生させたりＡ−る、即ち、環ｉ
ｐ汚染の問題を生じるものも洞汰さねできていＺ）１、 かかる状況の中におい″Ｃ５近年無書の新しい抗菌剤と
して無機系の金Ｆ化合物、即ち、例オ、ば、■ゼオラー
イトの結品梢ｉγｉ内の一３トリウムイヲ−ンを用イオ
ン、或い（１予信の抗菌性金Ｆ−ｉ’オンど置換したも
の ■特殊ガラス（水溶性プｊラス）の中６．二鍛イ」ン、
或いは他の抗菌性金Ｆ’ｓ４オンを含有、Ｊ　、１．．
４−たもの ■ハイドｌコキシアバタイトのカルシウムイオンを鍜−
イオン、或いはイ１）１の抗菌性金〔ｆ才〕ノと置換し
たもの 等のセラミックタイプの抗菌剤が用いらハるようになっ
てきている。

しかしながら、かかる抗菌剤（、ｊ：徒加圧１．＝　３
：５いて均一な処理、更６４″：４″Ｊ、耐久的なＩＡ
、叩り脣１月２いことから、現状においては合成繊維、
再生ａｍ−等、紡糸時にこれを練り込んｆ］す、プラス
チ・ンクスの成型時に混入さぜたりという方法が用いら
左している占こ過ぎな；ハ。

本発明１．」、かかる点、いかなる素材に対しても均一
口こ、しかも、恒久的な処理が可能な加工法を提供１−
１ｔズ】のである。

［問題点を解決するための手段］ じかるＩ４−１水発明Ｇ」１、千の加工法において、無
櫟系の全屈化合物とカルボン酸型高分子界面活性剤Ｅｔ
び、脂肪１ムウＩ／タンポリマーを混合して成る処理剤
にＣ処理することに特徴を有する抗菌加工法に関する。

し作用］ 一磯に微粉化されたセラミックは沈殿しやすく、富に均
一な分散状態を維持することは寵しい１．従っ１−５こ
のような状態によって処理しても均一な処理は望めない
。

一方、−Ｄ例＠させたセラミックを抗菌性を阻害−４−
ろ、”−となく長期「わＩ、−ってその効果を発現さぜ
るにとも槓めて重要なことである。

本発明はかかる点、特に、カルボン酸型高分子界面活性
剤及び、脂肪族ウレタンポリマーとの混合処理液を槽成
１゛ることによって、セラミックの均一分散と、イボ着
した抗菌イ１：セラ腸ツクの耐久性を付与したもので、
特に、カルボン醪型高分−１７′界面活性剤Ｃよる分散
効果と、脂肪族つｌノタンボリマーによるバインダー効
、％１．ｌこよ−）τ両根能を加λ。

たちのである。

特に、かかる処理剤の１１成は、水分の作用にＪ二つて
徐々に溶解し、沢入された抗菌性イオンが長期にわたっ
て溶出するような水溶（！ｆｆメｆラスより成る抗菌剤
どの組み合わ（〕において好鈎でパ、うる１、以下、銀
イオンを抗菌剤として６む水溶性力°ラスを例δｌ′″
挙げて膀明する。

しかる６乙先ず、本発明における水溶付ガラスと＆ｊ５
、制御された溶解速度を持っＪ−うδこプｊラスの物理
的、化学的特付を考虐して川Ｊ４ｔを語釈しｔ：、　ｉ
ｆラスをさし、例えば、その組成が、Ｂ　ｍ　Ｏ−５０
（６％、Ｓ　ｉ　０．４Ｄｆ４％　、　　Ｎ　ａ　０Ｉ
Ｄｔ４％より成るもの、Ｃνけ、　Ｐ　、Ｉ　Ｏ，＋　
　６５＋４％　、　　ＣａＯ１５ｔ８．　　Ｎａ、　　
０１４ｆルχ、Ａ１．０．．６仔２より成るもの笠が例
示できる。

また、粒仔は当該用途におい丁は１０−３０ミクロンの
ものが用いられ、こ１！１＾こＡｇ＊　Ｏが数重艶９６
のオーダーで添加される。

かかるイオンを放出する金はどしては銀のほか飼、或は
その他の抗菌師を有する金属化合物を用いて＜）よいが
、安全性、その抗菌性から鍜イオンを放出するぐ）のが
Ω忙である。

＊　ｉ、′−：、分散側１どしては構造的！こカルボン
酸を有する０ので、具体的にはアクリル酸系を（ツマ−
とする１合体で分子瓜が１ｏｏｏ以上のカルボン醸型高
分子界面’ｒｌｉＢ剤を例示することができる７、Ｊ−
だ、バインダーとしては構造的δこ脂肪族を有１イ）も
のが例示でと、具体的δこはポリオールとジ・イソシア
ネートを反応させ、中和徒粒径０、ｌＥ：クロンのコロ
イド状に分散さセ゛たものが例示できる。

かかる処理剤の配合辻率と１．２では、概ね重夙什にお
いて、 抗菌剤（銀イオン放出水溶性ガラス）　　　　１分散剤
（カルボン酸型高分子界面活性剤）　　ｌバインダー　
（脂肪醗つｌノクンボリマー）　　１１．５の割合で用
いるのが良く、その配合比におい゛鳳゛分散剤が抗菌剤
に対し多ずぎると、銀イオンとの」シブ１ノツクスによ
り沈殿が生じ、また、少なすぎると分散状態が不均一ど
なって斑付きの原因となるため好ましくない。

また、バインダーもその量が多ずぎると抗菌剤の溶解を
妨げ、銀イオンの放出を妨げるＩこめ好ましくない。ま
た、逆に、少なずぎると伺着した抗菌剤の剥驕が起り、
耐久性上問題を生ずる。

尚、具体的には０、以下の処理が例示できる。

ａ）浸漬法（パッド・キュア法） 水溶性抗菌ガラス　１〜１０％　ｓ　ｏ　１分散剤　　
　　　　１へ−ＸＯ９６ｔｔバインダー　　　　０．５
−５％　〃 ｂ）コーディング法 水溶性抗菌ガラス　２０〜３０重凰％ 分散剤　　　　　　８−２４％　〃 バインダー　　　　　１０〜１５％〃 但し、粘度を７０００〜１２０００　ｅ、ｐ　ｓどする
。

以下、実施例を挙げ−τ′説明する。

［実施例１］ 被加工素材としＣナイ「フン不織布を使用し、以−Ｆの
条件による加工を行った６ （処理浴参Ｕ成） 水溶性ガラス（セラミックス）　　５ｇ／１泊り剤（セ
ラミックス）　　　　５　〃分散剤　　　　　　　　　
　　１．０／／バインダー　　　　　　　　　　　５　
〃（加工法） バラｊで、ドライ（１２０℃ｘ３分）による処理を１−
〒った。

［実施例２］ 被加二「累祠としてつ１ノタン系吸個性樹脂を使用し、
以下の条件による加工を行った。

（処理浴組成） 水溶性ガラス（セラミックス）１０ｇ／ｌ消臭剤（セラ
ミックス）　　　　１０　〃分散剤　　　　　　　　　
　　２０　〃バインダー　　　　　　　　　　ｌＯ〃（
加圧法） パッド、ドライ（４０℃〉（：３分、乾燥室に放置）に
よる処理。

［実施例３］ ソックスとして編成された半製品の足底部の裏側のみＦ
記の加Ｔ剤をプリン１−シた。

（処理浴組成） 水溶付ガラス（セラミックス）１４パーツ？ｉ！ｉＪｉ
剤（セラミックス）　　　　１４　〃パイニノダー　　
　　　　　　　　　２２　〃増粘剤　　　　　　　　　
　　１４　〃水　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　３６　　〃（加圧法） プリンｌ−後自然乾燥し、１１０℃×３分のゼットな行
った。

［実施例４］ 綿１００％のメリャノ、生地を使用し、下記の加工液に
よる処理を行った。

（処理浴組成） 水溶性ゾｊラス（セラミックス）５（）バ／１消臭剤（
セラミックス）　　　　　５０　ｇ　／　１分散剤　　
　　　　　　　　１００．／／バインダー　　　　　　
　　　　５０　〃（加Ｊ７法） パッド、ドライ（１２０℃×３分）、キュア（１５０℃
×３分）による処理。

［実施例５］ 壁紙用ナイロン不凡布に以Ｆの加圧を行った。

（処理浴組成） 水溶性ガラス（セラミックス）５０ｇ／ｌ消臭剤（セラ
ミックス）　　　　　５０／／分散剤　　　　　　　　
　　１００ｎ バインダー　　　　　　　　　　５０　〃（加工法） パッド、ドライ（１２０’ＣＸａ分）処理。

尚、各実施例とも処理剤は以゛１：のものを使用した。

水溶性ガラス　−一　−イオンピュ１　胃ＰＡ４３（石
塚硝）　（株）製、商品名） 分散剤　　−一冬イス　（花王（株）製、商品名）バイ
ンター　−−−２１０４（サンへニア（株）　製、　商
品名）消！＆斉１（＋ラミフスク）−一　−アサヒフリ
ーン　（旭硝子　（株）　１商品名） また、パディングにおもづる絞り率は全″ｒ１００％と
した。

［発明の効果］ 実施例１により得たナイロン不織布の評価結果を以下に
示す。

く抗菌性の評価〉 １）尿素分解菌に対する抗割乞。

・試験菌株 Ｐｒｏｔｕｓ　ｖｎｌＢａｒｉＢＩＦＯ３０４５・試験
方法 試験菌の混合平板培地上ｔこ直径２０ｍｍの試料を密着
貼付し、３７℃、２４時間培養後、生じた試料周辺の透
明な生育阻止帯（ハロ〜）の幅を測定した。

・試験結果 ハローの幅（ｍｒｎ）　　？、　０ｎｖｒｎ２）黄色葡
萄状球菌に対ケる抗ｎ性 ・試験菌株 Ｓｔ、ａＦｌｈｙｌｏｅｏｅｅｕｓ　　ａｕ＋ｒｅｕｓ
　　ＩＦＤ　１２７３２・試験方法 試験菌の混合平板培地上に直径２０器苗の試料を密着語
例し６３７℃９２４時間培ＩＩ後、生じた試料周辺の透
明な生育阻止帯（ハロー）の幅を測定した。

・試験結果 ハロ・−の幅（ｍｍ）　　７．２ｍｍ ３）白癖菌に対する抗菌性 ・試１１）菌株 ｔｒｉｅｈｏｐｈｙｔｏｎ　ｔｓ＋ｅｎｔａｇｒｏｐｈ
ｙｔｅｓ　ＩＦＤ　５４６Ｂ・試験方法 試験ｉ］の胞子を塗抹した混合平板培地上に１ｌｌｉ径
２０　ｍ　ｒｒ＋の試料を密着貼付し、２７℃９７日間
培養後、生じた試料周辺の透明な生育阻止帯（ハロー）
の帷を測定した。

・試験結果 ハロー〇輻（ｉｕｍ）　　４．３ｍｍ 〈安全性に対する評価〉 １）急性ｌＩモ性試験 試験１１１間・・・日本食品分析センター試験結果・・
・ＬＤ５０　：　５ｇ／ｋｇ以上技術的投与可能最大価
の５　ｇ　／　ｋ　ｇで雌雄マウスともに観察期間中（
１４日間）に死亡例、その他のＲ常゛はｉ察されなかっ
た。また、Ｍ察期間終了後の剖検では、主要１１器に異
常は認められ４なかった。

２）皮膚−次刺激性試験 試験機間・・・日本食品分析センター 試験結果・・・皮層−・次刺激性（ｊない日本ウサギ３
匹ども各Ｐ察時点（１、２４，４ａ。

７２時間）において、皮膚！ｉ１洪反応Ｌｌ：Ｉｊ１釈
されなかった。

３）変異原付試験 試験機間・・・日本食品分析センター 試験結果・・・いずれの場合も復帰東もコロニー数の増
加は認められなく、突然変臭誘起性は陽性であった。

４）皮膚障害（バッチ）試験 試験機関・・・日本産業皮ＦｌｉＪ律ｉ生協会試験結ｙ
・・・準陰性 加工した試料を皮層にバッチした結果、特に異常は認め
られなかった。

く薗減少率についての評価〉 試験方法・・・シｙ、−り法 試験菌株・・−Ｋｌｅｌ＊５ｉｅｌｌａ　ｐｎｅｕｎｎ
ｉｖｉａｃ　ＡＴＴＣ４５３２肺炎桿菌 試験方法・・・滅昭試料布に試験菌の懸泗纏極液を注加
し、密閉容器中で１５０回／分、１時間振とう後の生産
菌を計謂し、注加懸泪液の菌数に対する減少率を求めた
。

試験結果 当初菌数−一−−−−−−−２００００未加工布振とう
後の画数−−２０４００加工布振とう後の菌数−ｍ−〇 （減少率９９．９９６以上） イ耐久性についての評価〉 試験項目・・菌数測定法 試験菌株 ５ｔａｐｈｙｌｏｃｏｃｃｕｓ　ａｕｒｅｕｓ　ＩＦＯ
１３２７７試験方法・・通常の家庭洗濯を３０回繰返し
たた後、加工布に試験菌のブイヨン懸濁を沈船し、密閉
容器中で３７℃、１８時間培養後の生菌数を計測し、無
加工布に対する増減値差を求めた。

試験結果 加工布培養後回収菌数　２０００以下 （増減値差　５．０８以上） 対照区培養後回収菌数　２７０万 （増減値差　１．９５） 尚、対照区はバインダーとして非ホルムアルデヒド架橋
剤を５０ｇ／ｌ　　（ＮＦ５００−Ｋ　（住友化学（株
）製、商品名）、触媒として同社の同ｘ−６０を用いた
他は、実施例と同様の処理剤を用い、同様の処理を行っ
て得たものである。

以上の結果より明らかなように一般に存在している細菌
に対し充分な効果が確認され、また、人体に対する高い
安全性も確認された。

更に、洗濯等に対する効果の持続性についても殆どその
効果が失われることがなかった。

以上のように本発明は抗菌加工として、その効果、持続
性、安全性、耐久性とも極めて優れたもの、各種の素材
加工に適用して格別の効果を発現するものである。

尚、本発明においては、加工剤付与のための方法として
、処理剤への浸漬、パッドドライ、処理剤によるスプレ
ー等任意の方法をとることができ、また、その処理浴に
は実施例のように他の抗菌剤、消臭剤を添加することも
任意である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、無機系の金属化合物とカルボン酸型高分子界面活性
   剤及び、脂肪族ウレタンポリマーを混合して成る処理剤
   にて処理することを特徴とする抗菌加工法。 ２、無機系の金属化合物が銀イオンを放出する水溶性ガ
   ラスであることを特徴とする請求項１記載の抗菌加工法
   。