JPH04144123A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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JPH04144123A
JPH04144123A JP26695890A JP26695890A JPH04144123A JP H04144123 A JPH04144123 A JP H04144123A JP 26695890 A JP26695890 A JP 26695890A JP 26695890 A JP26695890 A JP 26695890A JP H04144123 A JPH04144123 A JP H04144123A
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JP
Japan
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polycrystalline silicon
forming
semiconductor device
manufacturing
film
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JP26695890A
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Hideaki Oka
秀明 岡
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、半導体装置の製造方法に係わり、特に、絶縁
性非晶質材料上に半導体素子を形成する製造方法に関す
る。
[従来の技術] ガラス、石英等の絶縁性非晶質基板や、5i02等の絶
縁性非晶質層上に、高性能な半導体装置を形成する試み
が成されている。
近年、大型で高解像度の液晶表示パネルや、1速で高解
像度の密着型イメージセンサや三次元IC等へのニーズ
が高まるにつれて、上述のような絶縁性非晶質材料上の
高性能な半導体素子の実現が待望されている。
絶縁性非晶質材料上に薄膜トランジスタ(TPT)を形
成する場合を例にとると、 (1)プラズマCVD法等
で形成した非晶質シリコンを素子材としたTPT、 (
2)CVD法等で形成した多結晶シリコンを素子材とし
たTPT、 (3)溶融再結晶化法等で形成した単結晶
シリコンを素子材としたTPT等が検討されている。
ところが、これらのTFTのうち非晶質シリコンもしく
は多結晶シリコンを素子材としたTPTは、単結晶シリ
コンを素子材とした場合に比べてTPTの電界効果移動
度が大幅に低く(非晶質シリコンTFT  <  1c
m2/V−sec  、  多結晶シリコンTFT  
−10cm2/V−sec)、高性能なTPTの実現は
困難であった。
一方、レーザビーム等による溶融再結晶化法は、未だに
十分に完成した技術とは言えず、また、液晶表示パネル
の様に、大面積に素子を形成する必要がある場合には技
術的困難が特に大きい。
そこで、絶縁性非晶質材料上に高性能な半導体素子を形
成する簡便かつ実用的な方法として、大粒径の多結晶シ
リコンを低温で固相成長させる方法が注目され、研究が
進められている。 (ThinSolid Films
 100 (1983) p、227 、 JJAP 
Vol、25 N。
、2 (1986) p、L121) [発明が解決しようとする課題] しかし、従来の固相成長法では、 (1)550°C〜
650℃程度のアニールを数時間〜数十時間行う必要が
あるため、基板としてコーニング社の7059等の安価
の基板を用いることができない。
(2)550℃〜650℃程度の固相成長アニルを行っ
ただけでは、多結晶シリコンの結晶化率等の結晶性を十
分に向上させることができず、TFTの電界効果移動度
が100cm2/V−sを上回る高性能なTPTを形成
することが困難である等の問題があった。そこで、本発
明はより簡便がっ実用的な方法で、結晶性の高い多結晶
シリコンを低温で再現性良く形成し、高性能な半導体素
子を低温形成する方法を提供するものである。
[課題を解決するための手段] 本発明の半導体装置の製造方法は、 1)絶縁性非晶質材料上にシリコンを主体とする多結晶
半導体層を、弗素、塩素の内の少なくとも一方の元素を
含むガスを少なくとも用い、前記ガスをプラズマ状に励
起分解し、成膜する工程を少なくとも有することを特徴
とする。
2)前記絶縁性非晶質材料が歪点600″C以下のガラ
ス基板であることを特徴とする。
3)前記工程の基板温度が300’C〜450’Cであ
ることを特徴とする。
4)前記工程の基板温度が450’C〜600’Cであ
ることを特徴とする。
5)前記多結晶半導体層の膜厚が50A〜250人であ
ることを特徴とする。
6)前記多結晶半導体層の少なくとも一部が、絶縁ゲー
ト型電界効果トランジスタのチャンネル領域を成すこと
を特徴とする。
7)前記多結晶半導体層の結晶化率が98%以上である
ことを特徴とする。
8)前記多結晶半導体層の結晶化率が99.5%以上で
あることを特徴とする。
〔実施例] 第1図は、本発明の実施例における半導体装置の製造工
程図の一例である。尚、第1図では半導体素子として薄
膜トランジスタ(TPT)を形成する場合を例としてい
る。
第1図において、 (a)は、ガラス、石英等の絶縁性
非晶質基板、もしくは5i02等の絶縁付非晶質材料層
等の絶縁性非晶質材料101上に多結晶シリコン層10
2を形成する工程である。多結晶シリコン層の形成方法
としては、プラズマCVD法(PCVD法)で基板温度
300’C〜450’C程度の低温で多結晶シリコンを
膜厚50A−1500A程度成膜する方法がある。PC
VD法では、通常、反応ガスとして、モノシラン(Si
H4)やジシラン(S12H6)等を用いるが、この様
な反応ガスを用いた場合、300℃〜450℃程度の基
板温度では、非晶質シリコンかせいぜい微結晶シリコン
が成膜されるだけであり、高品質な多結晶シリコンを成
膜することは困難である。しかし、反応ガスとして、上
述の5iHn、Si2H6等に加えて、弗素(F)、塩
素(cl)等の元素を含む反応ガスを適量混合すること
で、高品質な多結晶シリコン膜を低温形成できる。成膜
条件の一例を以下に示す。反応ガスとして、モノシラン
(SiHJ)、ジクロルシラン(S i H2C12)
、F2を用い、混合比を例えば、5iHi:  5iH
2C12=1:  20〜1: 200程度、 5iH
−:  H2=1:  100〜1:  1000程度
に設定し、基板温度を300 ”C〜450℃程度に保
持し、rfパワーを印加し、反応ガスを分解し多結晶シ
リコンを成膜する。膜厚に関しては、多結晶シリコン層
を薄膜化すると、オフ電流が減少し、Vth lきい値
電圧)が減少する現象が知られている。従って、多結晶
シリコン層の膜厚は500Å以下が望ましく、50A〜
250人程度が特に望ましい、従って、この様な薄膜で
かつ高品質な多結晶シリコンを形成することが特に重要
となる。基板温度が300°C以下の場合は、上述の様
な薄膜では、結晶化率が低く、<220>配向性も見ら
れないが、基板温度を400℃〜450℃程度にすると
50A〜250A程度の薄膜でも、結晶化率98%以上
で〈220〉に配向した高品質な多結晶シリコンを成膜
することができる。この様に、本発明によれば、基板温
度が450℃程度以下の低温で高品質の多結晶シリコン
膜を形成できるため、コーニング社の7059(歪点5
93°C)等の安価なガラス基板上に高性能なpoly
−5iTFTを形成することができる。尚、本実施例で
は反応ガスとして、5iH2C12を用いる場合を示し
たが、これに限定されるものではない。例えば5LCI
4.5iH2C12,5iHC13、C12,5iFn
、SiHF3、SiH2F2、SiH3F、5i2Fa
、F2、HCl等のF(弗素)もしくはC1(塩素)の
うちの少なくとも一方の元素を含むエツチング性を有す
る反応ガスとSiH4、Si−!H8、Si〕Ha等の
反応ガスを適量混合し、水素ガスで十分希釈することで
、高品質な多結晶シリコンを低温で成膜することができ
る。
(b)は、ゲート絶縁膜103を形成する工程である。
ゲート絶縁膜の形成方法としては、熱酸化法で800°
C〜1200℃程度の高温で形成する方法(高温プロセ
ス)と、CVD法、プラズマCVD法、ECR−PCV
D法、光CVD法、7.、バッタ法等で450℃〜65
0℃程度以下の低温で形成する方法(低温プロセス)が
ある、当然のことながら、基板としてガラスを用いた場
合は、ガラス基板の種類に応じて、プロセスの最高温度
を450°C〜650℃程度以下にしなければならない
(c)は、半導体素子を形成する工程である。図におい
て、103はゲート絶縁膜、104はゲート電極、10
5はソース・ドレイン領域、106は層間絶縁膜、10
7はコンタクト穴、108は配線を示す。TPT形成法
の一例としては、ゲート電極を形成後、ソース・ドレイ
ン領域をイオン注入法、プラズマドーピング法、イオン
シャワードーピング法等で形成し、層間絶縁膜をCVD
法、スパッタ法、プラズマCVD法等で形成する。続い
て、結晶粒界に存在する欠陥を低減する目的で、水素ガ
スもしくはアンモニアガス等を少なくとも含む気体のプ
ラズマ雰囲気にさらし、該層間絶縁膜にコンタクト穴を
開け、配線を形成することでTPTが形成される。基板
としてコーニング社の7059等の安価なガラスを用い
た場合のソース・ドレイン領域の形成方法は、イオン注
入法やイオンシャワードーピング法等でボロン、リン等
の不純物を打ち込んだ後、エキシマレーザ−等を用いた
レーザーアニール法で不純物を活性化する方法や、ドー
ピングガスをレーザーで分解し熱拡散させるレーザドー
ピング法が有効である。特に、レーザーアニール法では
、打ち込まれた不純物を活性化することを目的とするた
め、多結晶シリコン層を必ずしも溶融再結晶化する必要
はない。従って、レーザーパワー密度をそれほど大きく
する必要もなく、エキシマレーザ−等の短波長レーザー
を用い、基板と多結晶シリコン層との間に窒化シリコン
層等のバッファ層を挟む等の対策を行えば、ガラス基板
表面近傍の温度を450°C程度以下に保ちながら不純
物を活性化することができる。
第2図は、本発明の実施例における半導体装置の製造工
程図の別の一例である。
第2図において、 (a)は、ガラス、石英等の絶縁性
非晶質基板、もしくは5iQ2等の絶縁性非晶質材料層
等の絶縁性非晶質材料201上にソース・ドレイン領域
を成す不純物をドープした多結晶シリコン層202を形
成し、所定の形状にパターン形成する工程である。多結
晶シリコン層の形成方法としては、プラズマCVD法(
PCVD法)で基板温度300°C〜450°C程度の
低温で多結晶シリコンをM厚500A〜3500A程度
成膜する方法がある。以下に、成膜条件の一例を示す。
反応ガスどして、モノシラン(SiH,)、ジクロルシ
ラン(SiH2C12)、F2を用い、混合比を例えば
、 5iH=:  5iH2C12=1:  20〜1
:  200程度、 SiH4:  H2=1:  1
00〜1:  1000程度に設定し、ドーピングガス
として、ジボラン(B 2 Hs )またはホスフィン
(P F3)、アルシン(ASH3)等を用い、例えば
、SiH4:B2He=1:  o、002〜1:0.
04程度の混合比で混合する。基板温度を300°C〜
450℃程度に保持し、rfパワーを印加し反応ガスを
分解し、不純物をドープした低抵抗多結晶シリコンを成
膜する。この様にして形成された多結晶シリコンのシー
ト抵抗は2000人の膜厚で30〜50Ω/口であり、
低抵抗な多結晶シリコンを低温で成膜することができた
。尚、多結晶シリコンの形成方法はこれに限定されるも
のではない。
(b)は、チャンネル領域を成す多結晶シリコン層20
3を形成する工程である。多結晶シリコン層の形成方法
としては、プラズマCVD法(PCVD法)で基板温度
300℃〜450℃程度の低温で多結晶シリコンを膜厚
50Å〜1500人程度成膜する方法が有効である。成
膜条件の一例を以下に示す。反応ガスとして、5IH4
、ジクロルシラン(S i H2C12)、F2を用い
、混合比を例えば、SiH4: 5iH2C12=1:
 20〜1: 200程度、 SiH*:  H2=1
:  100〜]:  1000程度に設定し、基板温
度を300°C〜450°C程度に保持し、rfパワー
を印加し、反応ガスを分解し多結晶シリコンを成膜する
。膜厚に関しては、多結晶シリコン層を薄膜化すると、
オフ電流が減少し、Vth lきい値電圧)が減少する
現象が知られている。従って、多結晶シリコン層の膜厚
は500Å以下が望ましく、50Å〜250人程度が特
に望ましい。従って、この様な薄膜でかつ高品質な多結
晶シリコンを形成することが特に重要となる。基板温度
が300℃以下の場合は、上述の様な薄膜では、結晶化
率が低く、<220>配向性も見られないが、基板温度
を400°C〜450℃程度にすると50A〜250A
程度の薄膜でも、結晶化率98%以上で<220>に配
向した高品質な多結晶シリコンを成膜することができる
。この様に、本発明によれば、基板温度が450℃程度
以下の低温で高品質の多結晶シリコン膜を形成できるた
め、コーニング社の7059等の安価なガラス基板上に
高性能なpoly−3iTFTを形成することができる
。尚、本実施例では反応ガスとして、5iH2C12を
用いる場合を示したが、これに限定されるものではない
。例えばs 1c 14、S i H2C12,5iH
C13、C12、S i Fa、S i HF3、Si
H2F2、SiH3F、512F6、F2、HCI等の
F(弗素)もしくはC1(塩素)のうちの少なくとも一
方の元素を含むエツチング性を有する反応ガスとSiH
4、Si2H6,5iaHs等の反応ガスを適量混合す
ることで、高品質な多結晶シリコンを低温で成膜するこ
とができる。
(c)は、ゲート絶縁膜204を形成する工程である。
ゲート絶縁膜の形成方法としては、熱酸化法で900°
C〜1200°C程度の高温で形成する方法(高温プロ
セス)と、CVD法、プラズマCVD法、ECR−PC
VD法、光CVD法、スパッタ法等で650°C程度以
下の低温で形成する方法(低温プロセス)がある、当然
のことながら、基板としてガラスを用いた場合は、低温
プロセスを採用しなければならない。
(d)は、半導体素子を形成する工程である。202は
ソース・ドレイン領域、203はチャンネル領域を成す
多結晶シリコン層、204はゲート絶縁膜、205はゲ
ート電極、206は層間絶縁膜、207はコンタクト穴
、208は配線を示す、TPT形成形成−例としては、
ゲート電極をLPCVD法等で多結晶シリコンを素子材
として形成後、層間絶縁膜をCVD法、スパッタ法、プ
ラズマCVD法等で形成し、続いて水素化を行う。さら
に、該層間絶縁膜にコンタクト穴を開け、配線を形成す
ることでTPTが形成される。
第3図は、本発明の実施例における半導体装置の製造工
程図の別の一例である。尚、第3図では3次元トランジ
スタへの簡里な応用例(スタックド型CMO3)を示す
第3図において、 (a)は、シリコン基板301にp
−well領域302を形成し、LOGO5酸化法で素
子分離領域303を形成する工程である。
(b)は、ゲート絶縁膜304を形成後、ゲート電極3
05をpoly−3i等を素子材とし形成後、所定の形
状にパターン形成し、ソース・ドレイン領域を成すn゛
拡散層306を形成する工程である。
(c)は、ゲート絶縁膜を成す絶縁層307を形成し、
コンタクトホールを開け、多結晶シリコン層308を形
成する工程である。多結晶シリコン層の形成方法として
は、プラズマCVD法(PCVD法)で基板温度300
”C〜450℃程度の低温で多結晶シリコンを膜厚50
A〜1500A程度成膜する方法が有効である。反応ガ
スとして、5iHa、Si 2 Hs等に加えて、弗素
(F)、塩素(C1)等の元素を含む反応ガスを適量混
合することで、高品質な多結晶シリコン膜を低番形成で
きる。成膜条件の一例を以下に示す。反応ガスとして、
SiH4、ジクロルシラン(S i H2C12)、F
2を用い、混合比を例えば、S I Ha:  S i
 H2C12= 1:20〜1:  200程度、 S
 i HA:  H2= 1 :  100〜1:  
1000程度に設定し、基板温度を300℃〜450”
C程度に保持し、rfパワーを印加し、反応ガスを分解
し多結晶シリコンを成膜する。膜厚に関しては、多結晶
シリコン層を薄膜化すると、オフ電流が減少し、Vth
 lきい値電圧)が減少する現象が知られている。従っ
て、多結晶シリコン層の膜厚は500Å以下が望ましく
、50A〜250A程度が特に望ましい。従って、この
様な薄膜でかつ高品質な多結晶シリコンを形成すること
が特に重要となる。基板温度が300℃以下の場合は、
結晶化率が低く、<220>配向性も見られないが、基
板温度を400°C〜450℃程度にすると50A〜2
50A程度の薄膜でも、結晶化率98%以上で<220
>に配向した高品質な多結晶シリコンを成膜することが
できる。
尚、第1図及び第2図に示した例では、基板として低融
点ガラスを用いた場合を示したため、450°C以上に
加熱することは困難であったが、本実施例ではプロセス
温度の上限を上げることができる。結晶化率を上げると
いう点では、基板温度は450℃〜600℃程度で成膜
した膜のほうがさらに良好で、99.5%以上の結晶化
率を達成でき、TPTのオン電流の増大及びオフ電流の
低減に有効である。この様に、本発明によれば、低温で
高品質の多結晶シリコン膜を形成できるため、本実施例
に示したスタックドxcMosを始め、高性能な3次元
ICを低温で製造することができる。尚、本実施例では
反応ガスとして、S i H2C12を用いる場合を示
したが、これに限定されるもノテはない。例えば5iC
1−1SiH2C1z、5iHC13、C12、SiF
4、S i HF3、SiH2F2、S i H3P、
  S 12Fs、F2、HCI等17)F(弗素)も
しくはC1(塩素)のうちの少なくとも一方の元素を含
むエツチング性を有する反応ガスと5iHa、5i2H
e、5i3Hs等の反応ガスを適量混合することで、高
品質な多結晶シリコンを低温で成膜することができる。
(d)は、poly−3i層にソース・ドレイン領域を
成すp゛拡散層310を形成する工程である。
p°拡散層310の形成方法としては、 (1)イオン
インプラ法等で不純物を打ちこんだ後、700”C〜9
00℃程度のアニールを30分〜数時間行うか、レーザ
ーアニール、ランプアニール等で短時間の高温熱処理を
行い不純物の活性化する方法(第3図(d))、 (2
)プラズマCVD法で低抵抗多結晶シリコンを低温成長
する方法(第4図)等がある。以下、 (2)の方法の
一例を示す。チャンネル領域を成す多結晶シリコン層3
08を成膜する前に、ソース・ドレイン領域を成す不純
物をドープした多結晶シリコン層309をプラズマCV
D法(PCVD法)で基板温度300°C〜450°C
程度の低温で成膜し、所定の形状にパターン形成する。
続いて、多結晶シリコン層308を工程(C)で説明し
た方法で成膜し、所定の形状にパターン形成する。不純
物をドープした多結晶シリコン層309の成膜条件の一
例を以下に示す。反応ガスとして、5xHa、ジクロル
シラン(S i H2C12)、H2を用い、混合比を
例えば、S i HJ:  S I H2C12=1:
  20〜1:  200程度、 S i H4:  
H2= 1=100〜1:  1000程度に設定し、
ドーピングガスとして、ジボラン(B 2 Hs )等
を用い、倒えば、 S i H4:  B2H6= 1
 :  O,OO2〜1: 0゜04程度の混合比で混
合する。基板温度を300°C〜450℃程度に保持し
、rfパワーを印加し反応ガスを分解し、不純物をドー
プした低抵抗多結晶シリコンを成膜する。ただし、多結
晶シリコンの形成方法はこれに限定されるものではない
本発明に基づく半導体装置の製造方法を用い、低温プロ
セスで形成した多結晶シリコンTPT (Nチャンネル
)の電界効果移動度は2,150〜200cm2/V−
see程度であり、高性能なp。
1y−3iTFTを低温で形成することができた。
又、本発明は前述の通り低温プロセスに用いた場合、そ
の効果が最も大きいが、高温プロセスに用いた場合も有
効である。例えば、未結晶化領域の多い多結晶シリコン
を熱酸化すると、結晶領域に比べて酸化速度が大きい未
結晶化領域が先に酸化される。その結果、結晶粒界に沿
って酸化膜が形成され、移動度が低下するという現象を
生ずることがあった。しかし、本発明によれば、結晶化
率の高く、高配向の多結晶シリコン膜を成膜できるため
、前述の結晶粒界部に沿った酸化を抑えることができ、
その効果は極めて大きい。
又、チャンネル領域に不純物をドーピングして、vth
 (しきい値電圧)を制御する手段も極めて有効である
。固相成長法で形成した多結晶シリコンTPTでは、N
チャンネルトランジスタがデプレッション方向にvth
がシフトし、Pチャンネルトランジスタがエンハンスメ
ント方向にシフトする傾向がある。又、上記TPTを水
素化した場合、その傾向がより顕著になる。そこで、チ
ャンネル領域に1015〜101g/cm3程度の不純
物をドープすると、vthのシフトを抑えることができ
る。例えば、第1図において、ゲート電極を形成する前
に、イオン注入法等でB(ボロン)等の不純物を10′
1〜10′1/Cm2程度のドーズ量で打ち込む等の方
法がある。特に、ドーズ量が前述の値程度であれば、P
チャンネルトランジスタ、Nチャンネルトランジスタ共
オフ電流が最小になるように、vthを制御することが
できる。従って、CMO3型のTPT素子を形成する場
合においてもPch、Nchを選択的にチャンネルドー
プせずに、全面を同一の工程でチャンネルドープするこ
ともできる。
尚、本発明は、第1図の実施例に示したTPT以外にも
、絶縁ゲート型半導体素子全般に応用できるほか、バイ
ポーラトランジスタ、静電誘導型トランジスタ、太陽電
池・光センサをはじめとする充電変換素子等の半導体素
子を多結晶半導体を素子材として形成する場合にきわめ
て有効な製造方法となる。
[発明の効果コ 以上述べたように、本発明によればより簡便な製造プロ
セスで大粒径で結晶化率の高い多結晶シリコン膜を形成
することが出来る。その結果、絶縁性非晶質材料上に高
性能な半導体素子を形成することが可能となり、大型で
高解像度の液晶表示パネルや高速で高解像度の密着型イ
メージセンサや三次元IC等を低温で簡便なプロセスで
製造できるようになった。
また、本発明は、第1図の実施例に示したTPT以外に
も、絶縁ゲート型半導体素子全般に応用できるほか、バ
イポーラトランジスタ、静電誘導型トランジスタ、太陽
電池・光センサをはじめとする充電変換素子等の半導体
素子を多結晶半導体を素子材として形成する場合にきわ
めて有効な製造方法となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(c)は本発明の実施例における半導体
装置の製造工程図である。 第2図(a)〜(d)に本発明の実施例における半導体
装置の製造工程図である。 第3図(a)〜(d)は本発明の実施例における半導体
装置の製造工程図である。 第4区は本発明の実施例における半導体装置の断面図で
ある。 101.201 102.203,308  ・・・ 103.204,304.307 104.205,305  ・・・ 105.202 106.206 絶縁性非晶質材料 多結晶シリコン層 ・・・ ゲート絶縁膜 ゲート電極 ソース・ドレイン領域 層間絶縁膜 107.207 108.208 コンタクト穴 配線 シリコン基板 素子分離領域 以 上 出願人セイコーエプソン株式会社 代理人弁理土鈴木喜三部(化1名) 第1図(a) 第1図(b) 簗1図(c) 第2図(b) 第2図(c) 簗3図(a) 藁3図(b) 第3図(c) 第3図(d) 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)絶縁性非晶質材料上にシリコンを主体とする多結晶
    半導体層を、弗素、塩素の内の少なくとも一方の元素を
    含むガスを少なくとも用い、前記ガスをプラズマ状に励
    起分解し、成膜する工程を少なくとも有することを特徴
    とする半導体装置の製造方法。 2)前記絶縁性非晶質材料が歪点600℃以下のガラス
    基板であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置
    の製造方法。 3)前記工程の基板温度が300℃〜450℃であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2記載の半導体装
    置の製造方法。 4)前記工程の基板温度が450℃〜600℃であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。 5)前記多結晶半導体層の膜厚が50Å〜250Åであ
    ることを特徴とする請求項1〜請求項4記載の半導体装
    置の製造方法。 6)前記多結晶半導体層の少なくとも一部が、絶縁ゲー
    ト型電界効果トランジスタのチャンネル領域を成すこと
    を特徴とする請求項1〜請求項5記載の半導体装置の製
    造方法。 7)前記多結晶半導体層の結晶化率が98%以上である
    ことを特徴とする請求項1〜請求項6記載の半導体装置
    の製造方法。 8)前記多結晶半導体層の結晶化率が99.5%以上で
    あることを特徴とする請求項4〜請求項6記載の半導体
    装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5726084A (en) * 1993-06-24 1998-03-10 Northern Telecom Limited Method for forming integrated circuit structure
US6514803B1 (en) 1993-12-22 2003-02-04 Tdk Corporation Process for making an amorphous silicon thin film semiconductor device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5726084A (en) * 1993-06-24 1998-03-10 Northern Telecom Limited Method for forming integrated circuit structure
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