JPH04143967A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、音響装置に於ける磁気記録再生装置に関する
ものである。

従来の技術 近年、磁気記録再生装置（以下、テープレコーダと称す
）は音響装置としてのみではなく、いろいろな情報を記
録するメモのかわりとしても利用されている。

以下、図面を参照しながら、従来の音響用ステレオテー
プレコーダについて説明する。

第３図は従来のデータメモ付きステレオテープレコーダ
のデータデコード部の要部である。２チヤンネルの信号
を記録再生できるもので、ＣＨＩ。

ＣＨ２はそれぞれチャンネル１．チャンネル２で、入力
信号、■は音声処理回路、２は音声信号を消音するため
のミューティング手段、５はチャンネル２１こ５己録さ
れたデータをデコードするためのデコード手段、６はデ
コードされた信号を表示する表示手段である。なお、デ
ータとしてはテープに記録される音声信号に関連するタ
イトルなどの情報、あるいはノイズリダクションの制御
データ、録音日付、メツセージなどの文字列等の表示情
報が考えられる。磁気テープに記録された信号は、再生
時、音声信号としてＣＨｌ、ＣＨ２より入力されて、音
声処理回路１及びミューティング手段２をとおして音声
出力１，２へと出力される。また、ＣＨ２の信号はデコ
ード手段５にも入力されていて、更にデコード手段５か
らの表示用出力が表示手段６に接続されていて、デコー
ドした内容が表示手段６によって表示される。更に、デ
コード手段５からはミューティング手段２を制御するた
めの信号がミューティング手段２に接続されている。

以上の様に構成された従来のテープレコーダについて、
以下、その動作について説明する。

今、ＣＨＩには音声信号のみが、ＣＨ２にはデータと音
声信号の双方が再生され、時間的にはデータ部が先に再
生されてくるとすると、まず、ＣＨ２にのみデータ部と
しての信号が入力される。その時ＣＨＩはまだ無信号状
態である。ＣＨ２の信号はデコード手段５に入っている
ため、デコード手段５によってその時の信号がデータで
あると判断されると、デコード手段５からはミューティ
ング手段２を動作させるための信号が出力され、音声処
理回路１からの信号を音声出力１，２に出力させないよ
うに動作する。従来はこのようにしてデータ部の信号が
音声出力に出ないようにしていた。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の構成ではデータ部のない通常の音
声信号のみのテープを再生した時、ＣＨＩ。

ＣＨ２の双方に信号が入るとＣＨ２に入っている音声信
号はデコード手段５に入るためデータ部の変調方法によ
っては、音声信号が前記データの変調方法と似ていると
デコード手段５が誤って、データ部と判断してしまい、
音声信号再生中にミューティング手段２にミューティン
グ制御信号を出してしまう恐れがあった。その結果、音
声信号は途中で一度音が途絶えてしまうことがあった。

本発明は上記問題点に鑑み、データ部を片方のチャンネ
ルにのみ記録するようにしたステレオ音響用テープレコ
ーダにおいて、再生時に音声信号には何の影響も与えな
い磁気記録再生装置（テープレコーダ）を提供するもの
である。

課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明は、２チヤンネルの
音声信号を記録再生可能な磁気記録再生装置の片方のチ
ャンネルにのみ音声ではない信号を記録再生できるよう
な磁気記録再生装置で、前記音声ではない信号（以下デ
ータと記す）を記録したチャンネル以外の信号レベルを
検出する手段と、前記音声ではない信号を解読（以下デ
コードと記す）する解読手段を有し、前記信号レベル検
出手段によって前記音声信号以外の信号の解読手段の入
力を制御するという構成を備えたものである。

作用 上記した構成によれば、信号レベル検出手段がデータの
記録されていないチャンネルの音声信号のレベルを検出
し、デコード手段への音声信号入力を制御して、音声或
は音楽の再生時は音楽あるいは音声信号には影響を与え
ずに、またデータのみの再生時には音声信号再生信号に
ミューティングをかけるので、音声信号出力がデータの
有無によって誤動作するのを防止できる。

実施例 以下、本発明の一実施例の磁気記録再生装置について、
図面を参照しながら説明する。

第１図は本発明の磁気記録再生装置の構成を示す要部ブ
ロック図である。

第１図に於て、１，２，５．６は第３図と同様の番号を
付し、構成上も同じため詳細な説明を省略する。第３図
と異なるのは、チャンネルｌすなわち音声信号のみの信
号ラインにその信号レベル検出手段３と、その出力に第
２のミューティング手段４を追加し、その出力をデコー
ド手段５に入力していることである。なお、信号し・ベ
ル検出回路３は第１図に示すようにオペアンプ３ａ、ダ
イオード３ｂ、３ｃ、抵抗３ｄ、３ｅが第１図のように
接続されていて、ピーク検波増幅回路および抵抗３ｆ、
コンデンサ３ｇによるホールド回路の縦続接続により構
成されている。

以上のように構成されたステレオテープレコーダについ
て、以下第１図及び第２図を用いてその動作を説明する
。

まず、第２図は第１図の各部の動作波形を示し、各々の
記号は図中の記号に対応している。また、実施例の説明
の中で第３図に示した従来例と動作内容が同じものにつ
いては、ここでは詳細な説明を省略する。

今、第２図に示すようにＴＩの区間で、ＣＨＩ（チャン
ネル１）のみ信号があり、ＣＨ２（チャンネル２）は無
信号の時、信号レベル検出回路３の出力３０ＵＴは第２
図のように信号レベル検出回路３の各定数３　ａ、３　
ｂ、３　ｃ、３　ｄ、３　ｅ、３　ｆ　。

３ｇを決めている。図のようにＣＨＩに信号があると出
力３０ＵＴは信号レベル検出回路３によってピーク増幅
および検波され、無信号時には低レベルであるが、少し
でも信号があると高レベルとなって、ミューティング手
段の動作する動作電圧値（Ｍｔｈ）を越えると、第２の
ミューティング手段４をミューティングオンとなるよう
に制御する。従って、ＴＩの区間内ではデコード手段５
に信号が入らないため、デコード手段５によって第２の
ミューティング手段２を誤って動作させてしまう事はな
い。また、Ｔ３の区間においては、ＣＨＩ及びＣＨ２に
音声信号が入力された状態を示している。ここではＣＨ
Ｉに信号が存在するため、信号レベル検出手段３はＴ１
の区間と同じ動作をする。

次に、Ｔ２の区間を考える。ここではＣＨＩが無信号で
データを記録する側のＣＨ２に信号がある場合である。

この場合、普通の音声信号をステレオ信号として記録す
るときは、前述したようなＴＩ及び全論議しているＴ２
の区間のように片方のチャンネルにだけ信号が存在する
ことは殆どない。従って、データをＣＨ２にのみ記録し
、その時ＣＨＩは無信号で記録するように構成したテー
プレコーダにおいてはＴ２の区間に於ける信号は、デー
タ部分と判断してもかまわない。本実施例では信号レベ
ル検出回路３をＣＨＩにだけ接続しているのでこの区間
Ｔ２ではＣＨＩの信号がないため、ＣＨ２の信号はミュ
ーティングされずにデコード手段５に入力され正常に動
作することになる。

以上のように、本実施例によると２チヤンネルの音声信
号を記録再生可能なテープレコーダの片方のチャンネル
にのみデータを記録再生できるようなテープレコーダで
、データを；己録したチャンネル以外の信号レベルを検
出する手段と、データをデコードするデコード手段を有
し、信号レベル検出手段によってデータのデコード手段
の入力を制御するという構成を備えることより、データ
部分を片方のチャンネルにのみ記録するようにしたステ
レオ音響用テープレコーダで、音声信号には再生時に何
の影響も与えない音響用テープレコーダを提供すること
ができる。

なお、本実施例においては信号レベル検出手段３をピー
ク増幅検出及びホールド回路としたがコンパレータでも
よい。

発明の効果 以上のように本発明によれば信号レベル検出手段によっ
てデータのデコード手段への入力を制御するという構成
を備えることにより、複数チャンネルの音声信号を記録
再生可能でデータを複数チャンネルのうちの予め定めら
れたチャンネルにのみ記録再生するようにした磁気記録
再生装置において音声信号には再生時に何の影響も与え
ない磁気記録再生装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に於ける磁気記録再生装置のブ
ロック図、第２図は第１図の動作を説明するための波形
図、第３図は従来の磁気記録再生装置のブロック図であ
る。 １・・・・・・音声処理回路、２・・・・・・第１のミ
ューティング手段、３・・・・・・信号レベル検出手段
、４・・・・・・第２のミューティング手段、５・・・
・・・デコード手段、６・・・・・・表示手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数チャンネルの音声信号を記録再生可能で音声ではな
   い信号（以下、データと称す）を前記複数チャンネルの
   うちの予め定められたチャンネルのみに記録再生できる
   磁気記録再生装置において、前記データが記録されてい
   ないチャンネルの信号レベルを検出する信号レベル検出
   手段と、前記データを解読（以下、デコードと称す）す
   るデコード手段とを備え、前記信号レベル検出手段は前
   記データの前記デコード手段への入力を制御することを
   特徴とする磁気記録再生装置。