JPH0414372Y2 - - Google Patents

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JPH0414372Y2
JPH0414372Y2 JP12260587U JP12260587U JPH0414372Y2 JP H0414372 Y2 JPH0414372 Y2 JP H0414372Y2 JP 12260587 U JP12260587 U JP 12260587U JP 12260587 U JP12260587 U JP 12260587U JP H0414372 Y2 JPH0414372 Y2 JP H0414372Y2
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JP
Japan
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opening
seal
articulating tool
width
side seal
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JP12260587U
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JPS6429150U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、開口部近傍に開閉可能な咬合具を備
えた気密性を有する合成樹脂製袋体に関するもの
である。
<従来の技術> 従来、第4図に示すように、左右に所定幅Lの
両サイドシール1が施され、開口部2の近傍に前
記サイドシール1と直交する方向に開閉可能な
雄、雌爪よりなる咬合具3を備えた合成樹脂製の
袋体4は公知である、そして、このような咬合具
付の袋体4は内容品の品質保存のために気密性が
持たされている。その手段としては、フイルム原
反から個々の袋体を製袋するときに発生する咬合
具端部における切口穴を閉塞したり、あるいはサ
イドシール1の幅Lを広幅にするなどして咬合具
端縁あるいはサイドシール部からの通気を防止し
ている。
しかしながら、上記従来の気密構造は以下に述
べるような問題点が発生し、気密性が確保される
に至つていない。
すなわち、個々の咬合具付袋体は第7図で示す
ように咬合具3端に空間7を有する咬合具付フイ
ルム原反を製袋機にかけて所定の寸法でサイドシ
ール1の予定部を溶着溶断することによつて成形
されている。しかしこの溶着溶断する温度は原反
フイルムの厚みに対応した適正温度にすることが
必要であるが、該温度ではフイルムの10数倍の肉
厚である咬合具を完全に溶潰することができず、
その結果、咬合具端部には切口穴が発生する。
そこで切口穴を埋めるために、サイドシール形
成の場合、シール部内における咬合具3′の爪押
しをサイドシール1の幅L全面と共に平面状に溶
着しているので次のような問題が発生している。
すなわち、第5図で示すように、ヒートシール
バー5によつて咬合具3′と共にサイドシール1
を形成しているので、その結果第6図で示すよう
に、咬合具3′はその全幅Lに亘つて平面状とな
り、開閉咬合具3との境界に垂直の段差6が生じ
る。この段差6の発生のため、袋生地がアルミ箔
と樹脂膜の被層フイルムである場合は、この段差
6が筋目となつて裂け易くなり、僅かな接触や加
圧などにより破裂して通気の原因となつていた。
また、シール幅L内における咬合具3′の全面
押しによる平面状溶着では押潰された個所の咬合
具3′の雌爪全体が広げられ偏平化される。この
雌爪の広がりによる波動がサイドシール1の幅L
外の雌爪にも波及して広がりを誘発するので、こ
の個所が新たな通気穴7′となつていた。従つて
雌雄爪が咬合状態であつても隙間が生じているの
で、通気が自由に行われていた。
<考案が解決しようとする問題点> 本考案は、上記従来の技術では解決されなかつ
た広幅シール部内における爪潰し咬合具部分3′
とシール幅外における開閉作動咬合具部分3との
境界に発生する雌爪の広がり7′による通気を防
止することにある。
そしてまた、前記境界における垂直状の段差の
形成をなくすことにより、該個所からの破損を防
止することにある。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記の問題点を解決した袋体を提供
するもので、その特徴とする構成は、左右に広幅
シールが施され、開口部と平行して前記サイドシ
ールと直交する方向に雌雄爪型の咬合具とを設け
た合成樹脂製の袋体において、サイドシール内に
おける咬合具の一部をサイドシールの外端縁に向
けて傾斜状の爪押し溶着部とし、他の部分を平面
状の爪押し溶着部としたものである。
<作用> 本考案は、咬合具3における両端部の一部3′
がサイドシールの幅内でサイドシールの端縁に向
けて傾斜状の溶着部8となり平面状溶着部9に連
続しているので、前記平面状溶着部9において押
潰された雌爪の広がり波動は前記傾斜状の溶着部
8においてゆるやかに吸収され、開閉咬合具部分
3に及ぶことがない。
従つて、開閉咬合具3とシール幅内咬合具3′
との境界に雌爪の広がりによる新たな通気個所
7′の発生が防止され、開閉咬合具部分3は正常
な気密咬合を行うことができる。
また、本考案の場合は従来技術の如く開閉咬合
部分3とシール幅内平面状溶着咬合部分とが直接
的に連続していないので、両者の境界に垂直状の
段差が形成されず、従つて折曲げなどによる破損
が防止される。
<実施例> 以下本考案の実施例を第1図乃至第2図に基づ
いて説明する。第1図において、4は袋体であ
り、その両側端には所定の幅Lのサイドシール1
が施され、開口部2の近傍には前記サイドシール
1と直交する方向に開閉機能を持つた咬合具3が
備えられている。
本考案は、上記の合成樹脂製の袋体4におい
て、シール幅内に咬合具3′を第1図及び第3図
で示すように、サイドシール1の幅L内で、一部
をサイドシール1の端縁に向けて傾斜した傾斜溶
着部8とし、他の部分を平面状に爪押した溶着部
9としたものである。
この傾斜部8並びに平面溶着部9を形成するに
は第2図で示すように、サイドシールのためのヒ
ートシールバー10を傾斜面8aと平坦面9aと
し、このヒートシールバー10にてサイドシール
することにより第3図で示すようなサイドシール
1の幅L内において、その一部のL1幅では傾斜
8が、また他のL2の幅では平面状の溶着部9が
形成される。
本考案は上記したように開閉咬合具部分3の両
端部は傾斜溶着部8の頂部と連続しており、他
方、傾斜部の下端は平面圧着部9に連続している
ため、開閉咬合部分3とシール幅内咬合具との境
界には従来のような垂直状の段差が生じることは
ない。従つて、段差境界からの折れ曲がりや破断
が防止される。
また、平面爪押し溶着部9で押潰されて広げら
れた雌爪の広がり伝播は溶着部8によつて吸収さ
れ、開閉咬合具部分3に及ぶことないので該部に
おける雌爪の広がりが防止され、気密咬合機能を
保持することができる。
<考案の効果> 以上のように本考案によると、咬合具両端部にお
ける破損、破断による通気、あるいは開閉作動部
分3における咬合具の変形となる原因がシール部
内におけて解消されるので、咬合具3を閉じるこ
とにより密封された袋体内の気密性を十分確保す
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による袋体の正面図、第2図は
サイドシール加工状態の第1図−線断面図、
第3図はサイドシール加工後の第1図−線断
面図、第4図は従来の袋体の要部正面図、第5図
はサイドシール加工状態の第4図−線断面
図、第6図はサイドシール加工後の第4図−
線断面図、第7図は従来の袋体の側端断面図であ
る。 1……サイドシール、2……開口部、3……開
閉咬合具、3……シール幅内咬合具、4……袋
体、7……切口穴、7′……通気穴、8……傾斜
溶着部、9……平面溶着部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右に広幅シールが施され、開口部と平行して
    前記サイドシールと直交する方向に雌雄爪型の咬
    合具を設けた合成樹脂製の袋体において、サイド
    シール内における咬合具の一部をサイドシールの
    外端縁に向けて傾斜状の爪押し溶着部とし、他の
    部分を平面状の爪押し溶着部とした咬合具付の袋
    体。
JP12260587U 1987-08-12 1987-08-12 Expired JPH0414372Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12260587U JPH0414372Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12260587U JPH0414372Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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Publication Number Publication Date
JPS6429150U JPS6429150U (ja) 1989-02-21
JPH0414372Y2 true JPH0414372Y2 (ja) 1992-03-31

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ID=31370688

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JP12260587U Expired JPH0414372Y2 (ja) 1987-08-12 1987-08-12

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4675309B2 (ja) * 2006-11-07 2011-04-20 壽一 葛西 プラスチックチャック付袋体の製袋方法
JP6775942B2 (ja) * 2015-12-11 2020-10-28 株式会社生産日本社 開閉具付き合成樹脂系包装用袋

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Publication number Publication date
JPS6429150U (ja) 1989-02-21

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