JPH04143462A - 内燃機関用点火装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、内燃機関用点火装置に関し、特に放電持続
時間を延長させたコンデンサ放電型内燃機関用点火装置
に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は従来の内燃機関用点火装置を示す構成図である
１図において、（１）は直流電源、（２）はこの直流電
源（１）に接続され、駆動パルスを発生する発振回路、
（３）はこの発振回路（２）と直流電源（１）に接続さ
れ、駆動信号を発生するドライブ回路であって、この発
振回路（２）とドライブ回路（３）は駆動手段を構成す
る。（４）はドライブ回路（３）からの駆動信号で駆動
される第１のスイッチング素子例えばトランジスタ、（
５）はこのトランジスタ（４）のコレクタに１次側が接
続されたトランス、（６）、（７）はトランス（５）の
２次側に接続された整流用ダイオード、（８）、（９）
はそれぞれダイオード（６）（７）のカソードと大地間
に接続されたコンデンサ、（１０）は１次側がコンデン
サ（８）の−端に接続された点火コイル、（１１）はこ
の点火コイル（１０）の１次側と大地間に接続された第
２のスイッチング素子例えばサイリスタ、（１２）は点
火コイル（１０）の１次側に並列に接続された電圧電流
の脈流防止用ダイオード、（１３）はダイオード（７）
と（１２）のカソード間に接続された放電時間持続用イ
ンダクタ、（１４）はダイオード（７）のカソードとダ
イオード（１２）のアノード間に接続された放電時間持
続用ダイオード、（１５）は点火コイル（１０）の２次
側に設けられた点火プラグ、（１６）は直流電源（１）
に接続され、内燃機関の回転に同期して点火信号を発生
する点火信号発生回路、（１７）は直流電源（１）と点
火信号発生回路（１６）に接続され、点火信号に応答し
てトリガ信号を発生するトリガ回路である。

次に、第２図に示した従来の内燃機関用点火装置の動作
について説明する１発振回路（２）からの駆動パルスに
応答するドライブ回路（３）からの駆動信号によりトラ
ンジスタ（４）が駆動され、トランス（５）を通電、遮
断する。このときトランス（５）の１次側に発生したエ
ネルギーはトランス（５）の２次側に変換され、更にダ
イオード（６）、（７）を介してそれぞれコンデンサ（
８）（９）に充電される。

点火信号発生回路（１６）はエンジンの点火時期に応じ
て点火信号を発生し、この点火信号に応答してトリガ回
路（１７）がトリガ信号を発生してサイリスタ（１１）
をトリガする。サイリスタ（１１）がトリガされると、
コンデンサ（８）に充電されている電荷はコンデンサ（
８）→点火コイル（１０）の１次側→サイリスタ（１１
）→コンデンサ（８）の径路で放電し、コンデンサ（９
）に充電されていた電荷はコンデンサ（９）→インダク
タ（１３）→点火コイル（１０）の１次側→サイリスタ
（１１）→コンデンサ（９）の径路で放電する。これに
より点火コイル（１０）の２次側に高電圧が発生し、点
火プラグ（１５）が点火する。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の内燃機関用点火装置は以上のように、発振回路（
２）、ドライブ回路（３）、トランジスタ（４）及びト
ランス（５）からなる昇圧用ＤＣＤＣコンバータにトラ
ンス（６）を用いているので、ＤＣ−ＤＣコンバータが
大型となり、またトランス（６）の１次と２次の変換効
率によりコンデンサ（８）、（９）の充電効率が悪くな
るという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、小型で充電効率の優れた内燃機関用点火装置
を得ることを目的とする。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る内燃機関用点火装置は、直流電源に接続
された駆動手段と、この駆動手段により駆動制御される
第１のスイッチング素子と、この第１のスイッチング素
子と接続され、該スイッチング素子のオンオフによりエ
ネルギーを発生するインダクタと、このインダクタと並
列に接続され、該インダクタに発生したエネルギーを充
電するコンデンサと、このコンデンサと接続され、点火
コイルの１次側を通して上記コンデンサの放電径路を形
成する第２のスイッチング素子とを備え、上記コンデン
サと上記第２のスイッチング素子の基準電位を上記直流
電源の正極より取るようにしたものである。

［作用］ この発明においては、駆動手段と第１のスイッチング素
子とインダクタからなるＤＣ−ＤＣコンバータをチョッ
パ方式とすることにより、ＤＣ−ＤＣコンバータの効率
と小型化を図る。ＤＣ−ＤＣコンバータをチョッパ方式
とすることによりコンデンサと第２のスイッチング素子
の基準電位を直流電源の正極より取る。

［実施例］ 以下、この発明の一実施例を図について説明する。第１
図はこの発明の一実施例を示す構成図であり、（１）〜
（４）、（６）〜（１７）は前述と同様のものである０
本実施例ではトランス（５）の代わりにインダクタ（５
Ａ）を用いる。即ち、インダクタ（５Ａ）の一端をトラ
ンジスタ（４）のコレクタに接続し、他端を直流電源（
１）の正極に接続する。そしてトランジスタ（４）のコ
レクタをダイオード（６）、（７）のアノードに接続し
、ダイオード（６）、（７）のカソードをそれぞれコン
デンサ（８）、（９）を介して直流電源（１）の正極に
接続する。又、サイリスタ（１１）のアノードを点火コ
イルの１次側に接続し、カソードを直流電源（１）の正
極に接続する。このようにコンデンサ（８）、（９）と
サイリスタ（１１）の基準電位となる端子側はそれぞれ
直流電源（１）の正極に接続し、サイリスタ（１１）が
トリガされたときにインダクタ（５Ａ）に電流が流れ込
まないようにしている。

次に、第１図に示したこの発明の一実施例の動作につい
て説明する０発振回路（２）からの駆動パルスに応答す
るドライブ回路（３）からの駆動信号によりトランジス
タ（４）が駆動され、インダクタ（５Ａ）を通電、遮断
する。このときインダクタ（５Ａ）に発生したエネルギ
ーはダイオード（６）、（７）を介してそれぞれコンデ
ンサ（８）、（９）に充電される。

点火信号発生回路（１６）はエンジンの点火時期に応じ
て点火信号を発生し、この点火信号に応答してトリガ回
路（１７）がトリガ信号を発生してサイリスタ（１１）
をトリガする。サイリスタ（１１）がトリガされると、
コンデンサ（８）に充電されている電荷はコンデンサ（
８）→点火コイル（１０）の１次側→サイリスタ（１１
）→コンデンサ（８）の径路で放電し、コンデンサ（９
）に充電されていた電荷はコンデンサ（９）→インダク
タ（１３）→点火コイル（１０）の１次側→サイリスタ
（１１）→コンデンサ（９）の径路で放電する。これに
より点火コイル（１０）の２次側に高電圧が発生し、点
火プラグ（１５）が点火する。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、直流電源に接続された
駆動手段と、この駆動手段により駆動制御される第１の
スイッチング素子と、この第１のスイッチング素子と接
続され、該スイッチング素子のオンオフによりエネルギ
ーを発生するインダクタと、このインダクタと並列に接
続され、該インダクタに発生したエネルギーを充電する
コンデンサと、このコンデンサと接続され、点火コイル
の１次側を通して上記コンデンサの放電径路を形成する
第２のスイッチング素子とを備え、上記コンデンサと上
記第２のスイッチング素子の基準電位を上記直流電源の
正極より取るようにしたので、小型化が図れ、又トラン
スのように１次と２次の変換効率がないためコンデンサ
の充電効率を向上出来る内燃機関用点火装置が得られる
効果がある。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの発明の一実施例を示す構成図、第２図は従
来の内燃機関用点火装置を示す構成図である。 図において、（１）は直流電源、（２）は発振回路、（
３）はドライブ回路、（４）はトランジスタ、（５Ａ）
はインダクタ、（８）、（９）はコンデンサ、（１０）
は点火コイル、（１１）はサイリスタである。 尚、 図中、 同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 直流電源に接続された駆動手段と、 この駆動手段により駆動制御される第１のスイッチング
   素子と、 この第１のスイッチング素子と接続され、該スイッチン
   グ素子のオンオフによりエネルギーを発生するインダク
   タと、 このインダクタと並列に接続され、該インダクタに発生
   したエネルギーを充電するコンデンサと、このコンデン
   サと接続され、点火コイルの１次側を通して上記コンデ
   ンサの放電径路を形成する第２のスイッチング素子と を備え、上記コンデンサと上記第２のスイッチング素子
   の基準電位を上記直流電源の正極より取るようにしたこ
   とを特徴とする内燃機関用点火装置。