JPH04143375A - 構造物の耐震架構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は構造物に地Ｒ（又は風圧等）による水平荷重が
作用した場合、この水平荷重を負担する構造物の耐震架
構に関するものである。

（従来の技術） 構造物に地震や大風等による水平荷重が作用すると、こ
の水平荷重を負担して壁面の崩壊を防止するために、壁
面の架楕内にはプレースが交差状に架け渡されている。

従来、このプレースは第３図に示すようなものが一般的
である。

これは一対の柱１０と、該柱１０の上下に架け渡された
梁材２０とによりなる架構Ｍ内の対角に夫々プレース３
０を架け渡したものであり、地震等の水平荷重が作用す
ると、この水平荷重を前記プレース３０の引張耐力或は
圧縮耐力で負担して架ＩＭが変形するのを防止している
。

（発明が解決しようとする課題） しかし、構造物に水平荷重が作用した場合、上記プレー
スの引張耐力或は圧縮耐力で前記水平荷重を負担すると
、該プレースが破断又は座屈崩壊等の脆性的な破壊を起
こすという欠点があった。

本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、地震等による水平荷重に対して靭性の
ある耐震架構を提供することである。

（課題を達成するための手段） 以上の課題を達成するための、本発明の構造物の耐震架
構は、一対の柱と、該柱の上下に架け渡された梁材とに
よりなる外架構の対角に斜材が交蓋状に架け渡され、該
斜材の交差部に前記外架構より小さな内架構が配置され
、該内架構が夫々剛接合して形成されたことを特徴とす
る構成にすることである。

（作用） 而して、上記構成によれば、地震等による水平荷重が構
造物に作用すると、内架構がその水平荷重で変形してエ
ネルギーを吸収することにより、架構全体に靭性をもた
せる。

（実施例） 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図は本発明の構造物の耐震架構の正面図である。

構造物の耐震架構Ａは外架構１と、該外架構１の対角に
交差状に架け渡された斜材２ａ、２ｂと、該斜材２ａ、
２ｂの交差部に配置した内架構３とにより構成されてい
る。

外架構１は所定の間隔をもって立設された柱１ａと、該
柱１ａにおける各階の床部分に架け渡された梁材１ｂと
により構成される。

また外架構１の対角には斜材２ａ、２ｂが交差状に架け
渡され、先端部が内架構３の角部に剛接合されている。

内架構３はＨ形鋼、角形鋼管、丸形鋼管等を剛接合して
方形に形成している。

よって構造物に地震等による水平荷重Ｐが作用して外架
構１が、第２図に示すように変形しようとすると、一方
の斜材２ａには引張力が作用すると共に、他方の斜材２
ｂには圧縮力が作用する。

そして、これらの引張力及び圧縮力で内架構３が菱形に
変形することにより、エネルギーを吸収して地震等によ
る水平荷重に抵抗する。

（発明の効果） 本発明は以上の様な構成にしたことにより下記の効果を
有する。

■　一対の柱と、該柱の上下に架け渡された梁とにより
なる外架構の対角に斜材が交差状に架け渡され、該斜材
の交差部に前記外架構より小さな内架構が配置され、該
内架構が夫々剛接合して形成されたことにより、地震等
の大きな水平荷重を前記内架構の変形で吸収することが
できるので靭性のある、エネルギー吸収能力の大きな復
元力特性を備えた構造物の耐震架構を提供することがで
きる。

■　内架構の形状及び部材の断面形状を変更することに
より、必要に応じて自由な復元力特性を得ることができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構造物の耐震架構の正面図、第２図は
同変形した状態の模式図、第３図は従来の構造物の耐震
架構の正面図である。 尚、図中、 Ａ：構造物の耐震架構 １：外架構 １ａ：柱 １ｂ＝梁材 ２ａ、２ｂ：斜材 ３二内架構 である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 一対の柱と、該柱の上下に架け渡された梁材とによりな
   る外架構の対角に斜材が交差状に架け渡され、該斜材の
   交差部に前記外架構より小さな内架構が配置され、該内
   架構が夫々剛接合して形成されたことを特徴とする構造
   物の耐震架構。