JPH04142603A - 工作機械の制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、工作機械の制御装置に関し、特にそのデータ
の授受に関する。

〔従来の技術〕

自動制御を目的としたＮＣ工作機械においては、工作機
械の可動部を制御してワークを加工するＮＣ部と、工具
の交換や主軸の回転制御あるいはワークの交換制御等を
含めた加工のための補助的な制御を行うＰＭＣ部とを備
えている。このような従来のＮＣ工作機械において近年
のように自動化が進んでくると、ＮＣ部におけるプロセ
ッサの負荷が増大し、またＰＭＣ部のシーケンス処理に
おいて複雑な演算処理や画像部表示が必要となって、そ
の処理が困難になるという問題がある。

そこで、特開昭６２−２３２００４号公報に示されるよ
うに、ＮＣ部とＰＭＣ部に加えて、ＭＭＣ部を備えたＮ
Ｃシステムが既に捷供されている。

前記公報に示されたＮＣシステムを第２図に示す。この
ＮＣシステムは、ＮＣ装置１と、ＰＭＣ装置２と、ＭＭ
Ｃ装置３とを有している。またこのシステムでは、ＰＭ
Ｃ装置２とＮＣ装置１との間、及びＭＭＣ装置３とＮＣ
装置１との間でデータの授受が可能であり、またＭＭＣ
装置３とＰＭＣ装置２との間のデータ授受は、通信制御
部４を介して行うことができるようになっている。そし
て、ＰＭＣ装置２には工作機械５が接続されている。

前記ＭＭＣ装置３は、高級言語プログラムで処理が可能
であり、また対話画面を用いたＮＣプログラムの自動作
成機能を有している。このような装置では、ＰＭＣ装置
におけるラダー言語あるいはパスカル言語で作成された
シーケンスプログラムに含まれる複雑な演算命令や画像
処理命令をＭＭＣ装置３に転送し、ＭＭＣＭＣ装置高級
言語プログラムで演算処理及び画像処理等の複雑な処理
を実行させ、適宜ＭＭＣ装置３からＰＭＣ装置に処理結
果を転送してシーケンス処理が行われる。

〔発明が解決しようとする課題〕

前記のようなＭＭＣ装置３を有するＮＣシステムでは、
ＭＭＣ装置３でＰＭＣ装置２の状態を見るには、通信制
御部４を介して、再装置２，３間のウィンドウ機能を用
いるか、あるいはＭＭＣ装置３のダイアグノーズ機能を
用いる。ところが、ウィンドウ機能を用いてＰ−ＭＣ装
置２の状態を見る場合、通常ＰＭＣ装置２のラダー１ス
キヤンにつき１回程度の周期で行っている。そして、ラ
ダー１スキヤンは、一般のＮＣシステムの場合、１００
ｍｓ　ｅ　ｃ程度の時間がかかってしまう、また、ＭＭ
Ｃ装置３のダイアグノーズ機能を用いてＰＭＣ装置２の
状態を見る場合には、数１０ｍｓ　ｅ　ｃから１００ｍ
ｓ　ｅ　ｃ程度の時間がかかってしまう。

このように、従来のシステムにおいては、ＭＭＣ装置３
とＰＭＣＭＣ装量２間信時間が長くかかってしまうとい
う問題がある。

本発明の目的は、ＭＭＣ装置とＰＭＣ装置間の通信時間
をより短い時間で行うことができる工作機械の制御装置
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る工作機械の制御装置は、ＮＣ部と、ＰＭＣ
部と、ＭＭＣ部とを備えている。前記ＮＣ部は、加工プ
ログラムに基づいて数値制御を行うものであり、ＰＭＣ
部は、ＮＣ部及び工作機械からの入力データに基づいて
工作機械の各部を制御し、データをＮＣ部に転送可能な
ものである。前記ＭＭＣ部は、プロセッサ、表示装置及
びキー入力部を有し、プロセッサとＮＣ部との間でデー
タ転送が可能なものである。そして、ＰＭＣ部とＭＭＣ
部との間のデータ授受は、前記ＮＣ部を介して行われる
ようになっている。

〔作用〕

本発明においては、ＰＭＣ部からＮＣ部に対してデータ
が送られる。この場合、前記従来例のようにラダー１ス
キヤンの周期が１００ｍ５ｅｃ程度であるようなシステ
ムでは、ＰＭＣ部とＮＣ部との間で１６ｍｓ　ｅ　ｃ程
度の周期で通信が行われる。そして、ＮＣ部はＭＭＣ部
に対して、前記のようなシステムでは１６ｍｓ　ｅ　ｃ
程度の周期で情報を送っている。

したがって、ＭＭＣ部は、ＰＭＣ部の状態を、ＮＣ部を
介してたとえば３２ｍｓ　ｅ　ｃ　（１６ｍ５ｅｃ＋１
６ｍ５ｅｃ）の時間でみることができる、従来システム
のように、通信制御部を介して行う場合に比較して通信
時間が短くなる。

〔実施例〕

第１図は本発明の一実施例による工作機械の制御ブロッ
ク図を示している。

この制御装置は、ＮＣＣｌＯ２、ＰＭＣ部１１と、ＭＭ
Ｃ部１２とを備えている。ＰＭＣ部１１とＮＣＣｌＯ２
の間、及びＭＭＣ部１２とＮＣＣｌＯ２の間では、それ
ぞれデータの授受が可能となっている。

ＮＣＣｌＯ２、ＣＰＵ１３と、ＲＯＭ１４と、ＲＡＭ１
５と、インターフェース１６．１７とを含んでいる。ま
たＰＭＣ部１１は、ＰＭＣ制御部１８を含んでおり、工
作機械１９に接続されている。ＰＭＣ部１１は、管理ソ
フトウェア−と、ラダー言語あるいはパスカル言語のシ
ーケンスプログラムとに基づいて加工のための補助的な
制御を実行するものである。ＭＭＣ部１２は、ＭＭＣ制
御部２０と、このＭＭＣ制御部２０に接続されたキーボ
ード２１と、ＣＲＴ２２と、他の入出力部とを含んでい
る。ＭＭＣ制御部２０は、高級言語で作成されたプログ
ラムに基づいて処理を実行するものである。

前記のような構成になる装置では、ＭＭＣ部２０におい
て、例えば対話画面を用いたＮＣプログラムの自動作成
が行われ、ＮＣ部ｌＯは、適宜その処理結果をＭＭＣ部
１２から受信する。

一方、ＰＭＣ部１１からは、そのシーケンスプログラム
に含まれる複雑な演算命令や画像処理命令がＮＣＣｌＯ
２対して送信される。この送信は、１６ｍｓ　ｅ　ｃご
とに行われる。ＰＭＣ部１１からの各データは、インタ
ーフェイス１７を介してＲＡＭ１５内の所定の領域に格
納される。

これに対して、ＮＣＣｌＯ２、インターフェース１６を
介してＭＭＣ部１２に対して１６ｍｓ　ｅｃごとに情報
を送っている。このとき、先にＰＭＣ部１１から送られ
、ＲＡＭ１５の所定の領域に格納されたデータが、ＭＭ
Ｃ部１２に対して送信される。これによりＭＭＣ部１２
は、ＰＭＣ部１１からＮＣＣｌＯ２対して送られた複雑
な演算命令や画像処理命令等を受信し、これらの命令を
高級言語により実行する。

ＭＭＣ部１２での処理結果は、再度Ｎ０部１０のインタ
ーフニス１６を介してＲＡＭ１５の所定領域に格納され
、ＮＣＣｌＯ２、この処理結果をＰＭＣ部１１に送信す
る。

このような実施例では、ＰＭＣ部１１とＭＭＣ部１２と
の間のデータの通信は、３２ｍ５ｅｃ（１６ｍｓ　ｅ　
ｃ＋１６ｍｓ　ｅ　ｃ）で行うことができ、従来のよう
にＰＭＣ部とＭＭＣ部との間に通信制御部を設けて信号
の授受を行う場合に比較して通信時間が短縮される。こ
の結果、ＰＭＣ部１１とＭＭＣ部１２との間でより多く
の信号を同時に送ることが可能となる。

〔発明の効果〕

以上のように本発明では、ＰＭＣ部とＭＭＣ部の間のデ
ータ授受を、ＮＣ部を介して行うので、短時間で多量の
情報を通信することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例による工作機械の制御装置の
ブロック構成図、第２図は従来の工作機械の制御ブロッ
ク図である。 １０・・・ＮＣ部、１１・・・ＰＭＣ部、１２・・・Ｍ
ＭＣ部、１３・・・ＣＰＵ、１５・・・ＲＡＭ５１Ｂ・
・・ＰＭＣ制御部、１９・・・工作制御部、２０・・・
ＭＭＣ制御部、２１・・・キーボード、２２・・・ＣＲ
Ｔ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）加工プログラムに基づいて数値制御を行うＮＣ部
   と、 前記ＮＣ部及び工作機械からの入力データに基づいて工
   作機械の各部を制御し、データを前記ＮＣ部に転送可能
   なＰＭＣ部と、 プロセッサ、表示装置及びキー入力部を有し、前記プロ
   セッサと前記ＮＣ部との間にデータ転送が可能なＭＭＣ
   部とを備え、 前記ＰＭＣ部とＭＭＣ部との間のデータ授受を、前記Ｎ
   Ｃ部を介して行う、工作機械の制御装置。