JPH04141506A - 真空焼結炉 - Google Patents

真空焼結炉

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JPH04141506A
JPH04141506A JP26206190A JP26206190A JPH04141506A JP H04141506 A JPH04141506 A JP H04141506A JP 26206190 A JP26206190 A JP 26206190A JP 26206190 A JP26206190 A JP 26206190A JP H04141506 A JPH04141506 A JP H04141506A
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JP
Japan
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furnace
dewaxing
pressure
vacuum sintering
heating mechanism
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JP26206190A
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JPH0723483B2 (ja
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Ippei Yamauchi
一平 山内
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Shimadzu Corp
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Shimadzu Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、金属射出成形を行う焼結製造分野などに利用
される真空焼結炉における加熱機構に関するものである
[従来の技術] 金属射出成形はデワックス工程と焼結工程とによってな
される。デワックス工程では、ワックスでバインドした
粉末成形品を炉内に入れて例えば10−2〜150To
 r rの間で真空排気し、ソノ上で炉内を低温領域に
おいて徐々に昇温推移させることにより粉末成形品の脱
脂を行うものであって、350℃程度に加熱した段階で
脱脂を完了することができるようにしている。このよう
なデワックス工程が終了した後は、焼結工程に移り、同
等程度の圧力下に更に炉内を加熱、昇温させて、冷却後
に最終的な焼結晶を得ることができるようになっている
[発明が解決しようとする課題] ところで、デワックス圧力をできるだけ高真空側(例え
ば10” 〜10−2To r r程度)に近づけると
、ワックスの抜けが速くなり、・デワックス時間が短縮
される可能性があることが最近間らかになってきた。し
かし、デワックスは粉末成形品を徐々に加熱しながらワ
ックスを溶融させ脱脂を行うものであり、その加熱は低
温領域(高温にするとワックスが一挙に溶融し形が崩れ
る)下のものであることから、本焼結時のような輻射加
熱は殆どなされず、専ら対流加熱が主体をなす。このた
め、炉内をより高真空にすることを試みると、もともと
輻射が期待できない上に対流加熱さえもできなくなり、
デワックス時間を短縮する効果がこれにより相殺されて
しまう。そこで、従来はそれよりも若干デワックス圧力
を低真空側にスライドさせ、ある程度有効な昇温速度が
得られるように対処しているが、それでも現行デワック
ス所要時間は後述の実施例相当のもので30時間程度と
極めて長くなる問題があった。
本発明は、このような課題に着目してなされたものであ
って、デワックス工程に要する時間を有効に短縮するこ
とのできる真空焼結炉における加熱機構を提供すること
を目的としている。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる目的を達成するために、次のような手
段を講じたものである。
すなわち、本発明に係る真空焼結炉における加熱機構は
、真空排気された炉内の温度を徐々に昇温させつつデワ
ックスを行う真空焼結炉において前記炉内に制御手段に
よって制御されるガス給排手段を接続し、これにより間
欠的に炉内を昇圧させて対流加熱を行うようにしたこと
を特徴とする。
[作用] このような加熱機構を設けておくと、炉内を昇圧させた
時に対流加熱によって昇温速度が速められることになる
。この場合、真空焼結炉は炉内が炉外から熱的に遮断さ
れているため、−旦炉内に蓄熱された熱は容易には放熱
しない。この結果、昇圧と減圧のサイクルが繰り返され
ることによって、炉内は終始減圧されている場合に比べ
て確実に速く昇温していくことになる。一方、これによ
ると終始炉内を減圧している場合に比べて炉内の実減圧
時間は短くなるが、この時間は加熱効果を期待できなく
てもよいため、デワックスに必要な本来の真空度まで確
実に炉内を減圧しておくことができる。これらの結果、
本発明の加熱機構を用いると、従来に比べてデワックス
の進行速度を着実に速めることが可能になる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
この加熱機構が適用される真空焼結炉は、第1図に示す
ように内熱式による。すなわち、チャンバ1はその両端
に蓋体1a、laを設けて開閉自在に構成されていると
ともに、その周壁の適宜位置に開口するガス導入口2を
有し、このガス導入口2はバルブ2aを介して後述する
ガス供給部に接続されている。このチャンバ1の内部に
は、図示されていない支持部材によって支持されたタイ
トボックス4が配置され、該ボックス4内に粉末成形品
a等を装入して一連の焼結処理を施すようにしている。
このために、前記タイトボックス4の外周にはヒータ6
が設置され、さらにこれらを囲繞するようにして断熱壁
7が設けられている。
また、前記タイトボックス4はその下部−側に開口する
ガス排出口8を有し、バルブ8aを介して後述するガス
吸引部に接続している。前記タイトボックス4の両端部
は扉5.5によって開閉自在に閉塞させてあり、これら
の扉5は断熱材製の扉本体5aに内張り5bを貼着して
構成されている。
ところで、前記タイトボックス4は、ワックスの除去工
程時に炉壁面や断熱材等の炉内が汚染されるのを防止す
ることを目的としており、特願昭57−129327号
においても示されている如く、その閉状態でチャンバ1
内を該タイトボックス4内と連通する通気系路9をタイ
トボックス4およびこれに取り付けられた扉5の微少間
隙に形成している。すなわち、この通気系路9を介して
タイトボックス4の外側からガスを入れ内側からガスを
排気することにより、該ボックス4の内側を相対的に低
圧とする差圧フローを生せしめ、これによってタイトボ
ックス4からチャンバ1ヘガスを漏出させることなく、
該ボックス4内で成形品から発生するワックスベーパを
雰囲気ガスとともに外部に直接排出できるようになって
いる。10は前記ヒータ6に給電するための電極である
このような構成からなる真空焼結炉において、本実施例
では、ガス給排手段20と制御1手段30とによる加熱
機構を構成している。
ガス給排手段20はガス供給部21とガス吸引部22と
からなる。ガス供給部21は、前述したガス導入口2に
バルブ2aを介してその一端を接続したもので、高圧ガ
ス源21aに備蓄されているN2等のガスを電磁弁21
bおよびバイパス流量計21cを介して送給するように
している。図示例では、電磁弁21M1<OFFのとき
炉内を所定圧力A2  (10−ITorrオーダー。
第2図参照)に減圧するに見合うだけのガスを流通させ
、それがONのとき炉内を所定圧力A1 (300〜7
60Tor rオーダー。同図参照)に昇圧するに見合
うだけのガスを流通させ得るようになっている。また、
ガス吸引部22は、前述したガス排出口8にバルブ8a
を介してその一端を接続したもので、主排気系路11上
に順次ワックストラップ22a1メインバルブ22b1
メカニカルブースタ(MB)ポンプ22cおよび油回転
真空(RP)ポンプ22dを配設するとともに、前記M
B水ポンプ2cをバイパスさせるために電磁バルブ22
eを介設した補助排気系路g2が併設しである。一方、
制御手段30は、マイクロコンピュータシステムやシー
ケンサなどを主体として構成されるもので、圧力センサ
31を付帯している。そして、所定のシーケンス制御に
沿って前記電磁弁21bに0N−OFF信号を出力する
とともに、電磁弁22b、22eに対しては常に互いに
反転したON信号またはOFF信号を出力するようにし
ている。
以下、そのシーケンス制御によってなされるデワックス
工程を第1図および第2図を参照して説明する。先ず、
処理物aをタイトボックス4内に入れ、扉5を閉めてヒ
ータ6を点弧するとともに、電磁弁21b、22eをO
FFにし、電磁弁22bをONにして炉内を1O−IT
orr以上の初期設定圧まで真空排気する。このとき炉
内温度は30℃であったとする。次に、最初の昇圧操作
を行う。このために、電磁弁22bをOFFにし、電磁
弁21b、22eをONにして炉内を所定圧力A1まで
パルス状に昇圧させ、それに達したら一定時間その状態
を保持する。この間、炉内は対流加熱によって昇温速度
が速められるため、比較的早い時期に炉内温度が50℃
に達する。次に、減圧操作を行う。このために、電磁弁
21b、22eをOFFにし、電磁弁22bをONにし
て炉内を初期設定圧よりも若干低い真空度A2までパル
ス状に排気し、それに達したら一定時間その状態を保持
する。この間、タイトボックス4では処理物aからの脱
脂現象が進行する。この場合、真空焼結炉は炉内が炉外
から熱的に遮断されているため、−旦炉内に蓄熱された
熱は容易には放熱しない。この温度においてデワックス
速度が鈍る前に、次の昇圧操作が開始される。その操作
は上記と同様である。そして、その昇圧操作が終わり、
炉内温度が60℃に達するころには、さらに上記と同様
の減圧操作に入ってこの温度下でのデワックスが進行す
る。このようにして、炉内温度を順次高めながら各温度
においてデワックスに必要な真空度にまで一端減圧して
デワックスを行いつつ、同様のサイクルを繰り返してゆ
き、炉内温度がこの実施例では350℃程度に達したら
デワックス工程を完了するようにする。しかして、本発
明者がこの実施例に則して行った試験の結果、従来デワ
ックス所要時間が30時間程度であったものを20時間
以内に短縮できる効果があることを確認した。
なお、前記実施例ではシーケンス制御を行うために圧力
センサを設けているが、圧力センサを設けるかわりに温
度センサを設け、その検出温度に沿って制御を進行させ
るようにしてもよい。また、本発明は対流加熱が期待で
きる圧力まで昇圧することを趣旨とするものであり、前
記実施例における温度推移や炉内設定圧力A1、A2は
その一例であって、それが数値的に限定される性質のも
のではないのは勿論である。その他、ガス給排手段の構
成や制御手段における制御の態様も図示例に限定される
ものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変
形が可能である。
[発明の効果コ 本発明に係る真空焼結炉における加熱機構は、以上のよ
うな構成であるから、デワックスに要する時間を従来に
比べて大幅に短縮できる優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は本発明を真空
焼結炉に適用した状態で示す構成説明図、第2図は制御
の概要を説明する説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 真空排気された炉内の温度を徐々に昇温させつつデワッ
    クスを行う真空焼結炉において、前記炉内に制御手段に
    よって制御されるガス給排手段を接続し、これにより間
    欠的に炉内を昇圧させて対流加熱を行うようにしたこと
    を特徴とする真空焼結炉における加熱機構。
JP26206190A 1990-09-29 1990-09-29 真空焼結炉 Expired - Lifetime JPH0723483B2 (ja)

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JP26206190A JPH0723483B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 真空焼結炉

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JP26206190A JPH0723483B2 (ja) 1990-09-29 1990-09-29 真空焼結炉

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JPH04141506A true JPH04141506A (ja) 1992-05-15
JPH0723483B2 JPH0723483B2 (ja) 1995-03-15

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327102A (ja) * 2006-06-08 2007-12-20 Tdk Corp 潤滑剤の除去方法
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