JPH04139242A - 抗菌性ポリオレフィン樹脂組成物 - Google Patents

抗菌性ポリオレフィン樹脂組成物

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JPH04139242A
JPH04139242A JP26220790A JP26220790A JPH04139242A JP H04139242 A JPH04139242 A JP H04139242A JP 26220790 A JP26220790 A JP 26220790A JP 26220790 A JP26220790 A JP 26220790A JP H04139242 A JPH04139242 A JP H04139242A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyolefin resin
resin composition
hydroxy
antibacterial
tert
Prior art date
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Pending
Application number
JP26220790A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazumitsu Ueno
員充 植野
Rika Oosuga
大須賀 理佳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinto Paint Co Ltd
Original Assignee
Shinto Paint Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は抗菌性をもち、尚且つ抗菌剤による経時的着色
を防いだポリオレフィン樹脂組成物に関するものである
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
近年、気密度の高い住宅やマンションの増加と生活の向
上に伴う暖房の普及に伴い、住宅内におけるカビの被害
が急激に増えている。このような環境下で使用されるポ
リオレフィン樹脂製の食品容器、家庭用品、電化製品等
において、防カビ性や防菌性が要求される場合が著しく
増加している。
一般にポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂などのポ
リオレフィン樹脂そのものは比較的カビや細菌が発生し
難いが、これらの樹脂に安定剤等を配合したポリオレフ
ィン樹脂組成物においては、これら安定剤等がカビの栄
養源となり、さらにポリオレフィン樹脂組成物の表面に
付着したよごれがカビや細菌の栄養源となるため、常に
カビや細菌の発生という問題点をかかえている。
これらのカビは美観を損ねるばかりでなく、カビの胞子
による小児器官支喘息や、カビを餌とするダニ類による
アトピー性皮膚疾患やその他のアレルギー症状が大きな
社会問題となっている。このため、このようなポリオレ
フィン樹脂組成物にカビや細菌が発生、繁殖することを
防ぐため、抗菌剤をポリオレフィン樹脂組成物に配合す
るが、これらが原因となり経時的に着色、劣化が生じる
という問題がある。これらの用途では、直接人体に触れ
る機会が多いため人畜に対し高い安全性が要求される反
面、確実で長期間有効な効果が期待されることは言うま
でもない。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、前記のように従来の技術のもつ問題に対し、
ポリオレフィン樹脂組成物に特定の抗菌剤及び安定剤を
選択配合することにより、抗菌剤による経時的な着色を
防ぎ、広範囲のカビ、細菌に対し、優れた抗菌力を示す
ポリオレフィン樹脂組成物を得ることができることを見
出した。
すなわち本発明はポリオレフィン樹脂に2−(−4−チ
アゾリル)−ベンズイミダゾール、2−ピリジンチオー
ル−1−オキシド又はその金属塩、(アルカリ又はアル
カリ土類金属の)アルミケイ酸塩、2−メトキシカルボ
ニルベンズイミダゾールから選択される抗菌剤及び2−
ヒドロキシ−4−オクトキシベンゾフェノン、2 (−
2’ −ヒドロキシ−3′5°−ジ−上アルミフェニル
)−ベンゾトリアゾール、2゜4ジ−t−ブチルフェニ
ル−3°5゛−ジ−t−ブチル−4°−ヒドロキシベン
ゾエート、ビス(2,2,6,6−テトラメチル−4−
ピペリジル)セベケートから選択される安定剤を配合し
てなることを特徴とする抗菌性ポリオレフィン樹脂組成
物である。以下に本発明の詳細な説明する。
本発明に用いられるポリオレフィン樹脂は、ポリスチレ
ン、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリブテン−1、
ポリアクリロニトリル、ナイロン、ポリビニールアルコ
ール、ポリカーボネイト、AS樹脂、ABS樹脂などで
あり、オレフィンの単独重合体ならびにこれらのランダ
ム及びブロック共重合体である。特に好ましいポリオレ
フィン樹脂としては、プロピレンと他のオレフィンとの
ブロック共重合体があげられる。また、これらポリオレ
フィン樹脂に可塑剤、安定剤、酸化防止剤、難燃剤、発
泡剤、着色剤、充填剤、帯電防止剤、滑剤、架橋剤等を
必要に応じて添加されたものでも良い。
本発明に用いられる抗菌剤としては2−(4−チアゾリ
ル)−ベンズイミダゾール、2ピリジンチオール−1−
オキシド又はその金属塩、〈アルカリ又はアルカリ土類
金属の)アルミケイ酸塩、2−メトキシカルボニルベン
ズイミダゾールから選択される1種又は2種以上が使用
される。これらの抗菌剤はポリオレフィン樹脂の一般的
成形温度では化学的に安定であり、低濃度で優れた防カ
ビ効果を発揮する。最も好ましくは2− (−4−チア
ゾリル)−ベンズイミダゾール及び2−ピリジンチオー
ル−1−オキシドの亜鉛塩の2種の併用であり、広範囲
のカビ及び細菌に対し有効である。
ポリオレフィン樹脂組成物に配合される抗菌剤の添加量
はポリオレフィン樹脂100重量部に対して0.01〜
20重量部であり、好まししくは0.05〜2重量部で
ある。
また本発明に用いられる安定剤としては2ヒドロキシ−
4−オクトキシベンゾフェノン、2 (−2’−ヒドロ
キシ−3°5′−ジ−上アルミフェニル)−ベンゾトリ
アゾール、2゜4ジ−t−ブチルフェニル−3°5′−
ジ−t−ブチル−4°−ヒドロキシベンゾエート、ビス
(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セ
ベケートから選択される1種又は2種以上が使用される
。これら安定剤は、前記抗菌剤をポリオレフィン樹脂に
添加したときに経時的に起こる着色及び劣化を防止する
。また経時的に抗菌剤の一定量とポリオレフィン樹脂組
成物表面にブリードさせ、抗菌性能を増加させる効果を
発揮する。ポリオレフィン樹脂に配合される安定側の添
加量は、ポリオレフィン樹脂100重量部に対して0.
01〜20重量部であり、好ましくは0.05〜2重量
部である。
抗菌剤及び安定側の添加量は前記のとおりであるが、添
加量が下限に満たない場合はいずれも目的とする効果が
発揮されなく、また上限をする場合、金型を汚染し、成
形品の表面の光沢がなくなる。
本発明の抗菌性ポリオレフィン樹脂組成物はヘンシェル
ミキサー、リボンブレンダー、バンバリーミキサ−等の
通常の混合装置で配合混練され、押出成形機でベレット
とし、このベレットを射出成形機、圧縮成形機、3本ロ
ール、射出ブロー成形などの成形機により加工されるの
が一般的である。又、本発明の配合を高濃度にしたマス
ターバッチを作り、これを成形時に他のベレットに添加
する方法でも成形できる。
本発明の抗菌性ポリオレフィン樹脂組成物の用途は防カ
ビ、抗菌効果を必要とする用途であれば限定されないが
、例えば、洗濯機およびその部品、冷蔵庫の内装部、そ
の他の家庭用電化製品、ごみ箱、流しコーナー、台所用
品、浴室用品、クーラーの放熱板などの用途があげられ
る。
〔実施例〕
MFRが9 g/ 10分(230℃、2160g荷重
)のプロピレンの単独重合体100重量部に対して、第
1表に示す配合を加えてヘンシェルミキサーで十分混合
し、230℃に調節したミキシングロールで10分間混
線後、220℃に調節したプレス成形機で1100Kg
/c m”の圧力を7分間かけて厚さ2mmのポリプロ
ピレンシートを成形した。
第1表 実施例1 第1表の配合で上記方法で成形したポリプロピレンシー
トを5cm平方に切り、これをポテトデキストロース平
板寒天倍地上に載せ、この上から下記カビの胞子の懸濁
したグルコースペプトン液体借地をシート全面に噴霧し
、28℃、28日間型養した。下記判定基準により各シ
ートの防カビ性能を評価した。結果を第2表に示す。
く供試カビ〉^spergillus nigerPe
nicillin citrioomPenieill
am  citrioamChaetomium  g
lobosai+^urcobasidium pal
lulansGlioclidiom virens〈
評価基準〉 0  ・試料全面にカビの育成を認めない。
1・・・試料1/4面以下にカビの成育が認められた。
2・・ 試料1/4面以上にカビの成育が認められな。
実施例2 第1表の配合で上記方法で成形したボ1ノプロピレンシ
一トを30m平方番こ切り、このシート表面に下記細菌
を懸濁した生理食塩水を均−C二噴霧し、湿度90%、
28℃でt音養しO17,24時間後にシートを301
の滅菌水中で振盪し菌数を測定した。測定結果を第3表
に示す。
く供試細菌> Esberichia coilSta
phylococcus anreus実施例3 MFRが15 g / 10分く230℃、2160g
荷重)エチレン含有量10重量%のプロピレンとエチレ
ンのブロック共重合体100重量部に対して、第1表に
示す配合を加えてヘンシェルミキサーで十分混合し、2
20℃に調節したミキシングロールで10分間混線後、
220℃に調節したプレス成形機で1100kg/C♂
の圧力を7分閏かけてポリプロシートを成形した。この
シートをウェザ−メーター(スガ試験機(株)サンシャ
インスーパーロングライフウェザ−メーター)にて20
0時間処理(処理条件:サンシャイン、63±3℃、1
2分/60分水噴射)を行い、これらのシートの変色の
度合いを色差計で測定し、劣化の程度はクラック数の有
無により判定した。結果を第4表に示す。
第4表 実施例4 実施例3で成形したポリプロピレンシートを0cm平方
に切り、 それら各5枚を浴室(広 さ25 m” )の壁に並べて張り、6力月間観察した
結果は試料各5枚を下記評価基準で評価し、その平均を
第5表に示した。
〈評価基準〉 0 ・ 試料全面に生物による汚れ(ぬめり)を認めな
い。
1・・・試料1/4面以下に生物による汚れが認められ
た。
2・・ 試料】/4面以上1/2面以下に生物よる汚れ
が認められた。
3   試料1/2面以上に生物による汚れが認められ
た。
〔発明の効果〕
本発明のとおり、本発明の抗菌剤と安定側を併用するこ
とにより、従来のものより抗菌効果が数段向上するうえ
に、従来の欠点である抗菌剤添加によるポリオレフィン
樹脂の経時的着色及び劣化をも防ぐことができる。
特許出願人  神東塗料株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、ポリオレフィン樹脂に2−(−4−チアゾリル)−
    ベンズイミダゾール、2−ピリジンチオール−1−オキ
    シド又はその金属塩、(アルカリ又はアルカリ土類金属
    の)アルミケイ酸塩、2−メトキシカルボニルベンズイ
    ミダゾールから選択される抗菌剤及び2−ヒドロキシ−
    4−オクトキシベンゾフェノン、2(−2’−ヒドロキ
    シ−3’5’−ジ−t−アルミフェニル)ベンゾトリア
    ゾール、2,4ジ−t−ブチルフェニル−3’5’−ジ
    −t−ブチル−4’−ヒドロキシベンゾエート、ビス(
    2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジル)セベ
    ケートから選択される安定剤を配合してなることを特徴
    とする抗菌性ポリオレフィン樹脂組成物。
JP26220790A 1990-09-28 1990-09-28 抗菌性ポリオレフィン樹脂組成物 Pending JPH04139242A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020050718A (ja) * 2018-09-25 2020-04-02 アロン化成株式会社 浴室用品用エラストマー組成物及び浴室用品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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