JPH04138918A - サンルーフ開閉制御装置 - Google Patents

サンルーフ開閉制御装置

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JPH04138918A
JPH04138918A JP26213490A JP26213490A JPH04138918A JP H04138918 A JPH04138918 A JP H04138918A JP 26213490 A JP26213490 A JP 26213490A JP 26213490 A JP26213490 A JP 26213490A JP H04138918 A JPH04138918 A JP H04138918A
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opening
switch
closing
sunroof
vehicle
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Hiroyuki Komori
小森 啓行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、サンルーフを自動的に開閉することのできる
サンルーフの開閉制御装置に関する。
(従来の技術) 従来の、サンルーフの開閉制御装置として、ニラサンサ
ービス同報 第563号 Nl5SAN  キャラパン
・ホーミー E24型系車の紹介(発行昭和61年9月
 発行所1日産自動車株式会社)のD−15及び16頁
に開示されているものが知られている。
この従来技術は、サンルーフがアクチュエータの駆動に
より開閉可能に設けられ、アクチュエータの駆動制御を
行う制御回路が設けられ、この制御回路が、ダッシュパ
ネル等の運転席近傍位置に設けられたフロントサンルー
フスイッチと後席のサイドパネル等に設けられたリヤサ
ンルーフスイッチの操作に基づき駆動制御を行うように
構成されている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、この従来技術にあっては、サンルーフの
スイッチ(開閉操作手段)が車体に固定されていたため
、このスイッチに手の届く範囲にいる乗員しか、サンル
ーフの開閉を行なうことができず、不便である。
しかも、この従来技術では、車外から開閉操作ができな
いものでもあり、例えば、乗員が車両から降りてサンル
ーフを閉め忘れたことに気付いた場合等には、乗員はも
う一度車室内に入り込んでイグニッションスイッチを操
作すると共にフロント・リヤのいずれかのスイッチを操
作しなければ閉じることができず不便であり、また、夏
の暑い日に長時間駐停車して車室が高温になった場合に
は、サンルーフを含め車両の開口部を開いて空気を入れ
換えてから乗り込むようにすることがあるが、このよう
な場合にも、同様に一旦車内に入ってから各スイッチを
操作する必要があり、不便である。
従って、このような不便を解消していっそうの使い勝手
の向上が望まれていた。
そこで、本願出願人は、上述のような使い勝手の問題を
全て解決する手段の第1段階として、開閉操作を行うス
イッチ(開閉操作手段)を、無線信号を送信するいわゆ
るリモコンスイッチを用いることとして遠隔操作を可能
とし、さらに、このリモコンスイッチを、車室内用のス
イッチと車外用のスイッチとの2種類を設定する手段を
提案した。
この手段によれば、開閉操作手段が無線信号を送信する
から、自在に移動させることができ、車室内のどの位置
にいても開閉操作することができるし、また、車外から
でも開閉操作できる。
しかしながら、このような手段にあっては、以下に列挙
する問題がある。
■ 乗車状態において、車内側で操作を行っていないの
に、外部からの操作によりサンルーフを開閉させると、
乗員を脅かす場合がある。
■ 車室外と車室内から2つのリモコンスイッチ(開閉
操作手段)をそれぞれ同時に操作してしまうと、両操作
者の意図する開閉作動が成されないという不具合が生じ
る。特に、車外側から操作した人間には、開閉作動の確
認をし難いため、この不具合は問題となる。
本発明は、上述のような問題に着目してなされたもので
、車内のいずれの位置からでもサンルーフの開閉操作を
可能とすると共に、車外からでもこの開閉操作を可能と
し、しかも、不意の開閉操作により乗員を脅かすことが
なく、かつ、車内用の開閉操作手段と車外用の開閉操作
手段とを同時に操作することによる不具合が生じること
のないサンルーフ開閉制御装置を提供することを目的と
する。
(課題を解決するための手段) 本発明のサンルーフ開閉制御装置では、制御手段を、イ
グニッションスイッチが乗車ポジションである時には、
第1の無線開閉信号に基づきアクチュエータの駆動制御
を行い、イグニッションスイッチが降車ポジションであ
る時には、第2の無線開閉信号に基づきアクチュエータ
の駆動制御を行う構成として、上記問題を解決すること
にした。
即ち、車体に、制御手段により駆動制御されるアクチュ
エータの駆動に基づき開閉するサンルーフが設けられ、
前記制御手段に対し第1の無線開閉信号を送信する車室
内用開閉操作手段及び第2の無線開閉信号を送信する車
外用開閉操作手段が設けられ、前記制御手段に、イグニ
ッションスイッチが接続され、前記制御手段が、イグニ
ッションスイッチが乗車状態を示す所定の乗車ポジショ
ンである時には、第1の無線開閉信号に基づきアクチュ
エータの駆動制御を行い、イグニッションスイッチが降
車状態を示す所定の降車ポジションである時には、第2
の無線開閉信号に基づきアクチュエータの駆動制御を行
う構成とした。
また、制御手段は、イグニッションスイッチが乗車ポジ
ションである時にのみ、第1の無線開閉信号に基づきア
クチュエータの駆動制御を行う第1のコントロール部と
、イグニッションスイッチが降車ポジションである時に
のみ、第2の無線開閉信号に基づきアクチュエータの駆
動制御を行う第2のコントロール部とを設けた構成にし
てもよい。
また、イグニッションスイッチの乗車ポジションを、エ
ンジンを駆動状態に保つオンポジションとし、一方、降
車ポジションを、エンジンを停止させるアクセサリポジ
ション及オフポジションとしてもよい。
また、イグニッションスイッチの乗車ポジションを、電
装品の使用が可能なオンポジション及びアクセサリポジ
ションとし、一方、降車ポジションを電装品の使用が不
可能なオフポジションとしてもよい。
(作 用) イグニッションスイッチが乗車状態を示す乗車ポジショ
ンである時には、制御手段は、第1の無線信号に基づき
アクチュエータの駆動制御を行つ。
従って、車両に大が乗車している時には、車室内用開閉
操作手段により開閉操作を行うもので、この車室内用開
閉操作手段は無線開閉信号を送信するから、車内を自在
に移動させることができ、車内のどの位置からでも開閉
操作することができる。
一方、イグニッションスイッチが降車状態を示す降車ポ
ジションである時には、制御手段は、第2の無線信号に
基づきアクチュエータの駆動制御を行う。
従って、車両に人が乗車していない時には、車外用開閉
操作手段により車外から開閉操作を行うことができる。
このように、車内用・車外用両操作手段は、それぞれ開
閉操作を行うことができる条件が異なるため、両操作手
段を同時に操作して、両操作者の操作意図と異なる開閉
作動状態となるといった不具合が生じることがない。
また、乗車時には、車外用開閉操作手段では開閉操作を
行うことができないから、車内で操作を行っていないの
に不意にサンルーフが開閉されるといった不具合が生じ
ない。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
尚、実施例を説明するにあたり、ワンボックスタイプの
車両に適用した例を示す。
まず、実施例の構成を説明する。
第3図は本発明一実施例のサンルーフ開閉制御装置を適
用した自動車Cを示す斜視図であって、この自動車Cの
ルーフにはサンルーフ1が前後方向に開閉スライド可能
に設けられている。
また、この自動車Cには、座席S、  S、 Sが前後
方向に3列設けられており、前記サンルーフ1は、2列
目の座席Sの上方位置に配置されている。
前記サンルーフ1の開閉スライドは、モータ2(アクチ
ュエータ)を正転及び逆転方向に駆動させることにより
成される。
次に、第1図の回路図に基づき、モータ2の駆動制御を
行うための構成について説明する。
前記サンルーフ1の開閉を操作するための手段として、
本実施例では、後席リモコンスイッチc車室内用開閉操
作手段)3とキーレスリモコンスイッチ(車外用開閉操
作手段)4とフロント開閉スイッチ5が設けられている
前記後席リモコンスイ・ンチ3は、サンルーフ1の開閉
操作を行うための開スイッチ31.閉スイッチ32及び
、図外の空調装置の作動をコントロールするためのスイ
ッチ群33が設けられており、スイッチ操作に応じて、
赤外線信号(第1の無線開閉信号)slを送信する構成
となっており、後側の座席Sの所定位置に着脱自在に設
けられている。
前言己キーレスリモコンスイ・ンチ4は、サンル−フ1
の開閉操作を行うための開スイッチ41.閉スイッチ4
2及び図外のドアロック装置のロック及びロック解除を
行うためのドアロックスイッチ43、ドアロック解除ス
イッチ44が設けられ、スイッチ操作に応じて電波信号
(第2の無線開閉信号)s2を送信する構成となってい
るもので、ポケット等に入るサイズに形成されている。
前記フロント開閉スイッチ5は、従来技術で示したもの
と同様のもので、上記2つのスイッチ3.4とは異なリ
ハーネスを介した有線信号s3を出力するもので、運転
席(1列目の座席S)近傍位置に設けられている。
これら3つのスイッチ3,4.5からの信号に基づき、
モータ2の駆動制御を行う制御回路6が設けられている
即ち、制御回路6は、後席リモコンコントローラ(第1
のコントロール部)61とキーレスコントローラ(第2
のコントロール部)62とが、それぞれバッテリBに接
続されて並設されている。
前記後席リモコンコントローラ61は、後席リモコンス
イッチ3からの赤外線信号s1を受信する受光センサ6
11を有し、この赤外線信号81及びフロント開閉スイ
ッチ5からの有線信号s3に基づきモータ2の駆動制御
を行う構成となっている。
前記キーレスコントローラ62は、キーレスリモコンス
イッチ4からの電波信号s2を受信するアンテナ621
を有し、この信号s2に基づきモータ2の駆動制御を行
う構成となっている。
尚、両コントローラ61 62ともモータ2を正逆に駆
動させる制御の部分について構成は従来と同様であり、
マイクロコンピュータ(以後、マイコンという)を用い
て制御を行うようになっている。
また、制御回路6の両コント0−ラ61.62には、入
力側にイグニッションスイッチ7、全開リミットスイッ
チ81.全閉リミットスイッチ82及び中間リミットス
イ・ンチ83が接続され、また、キーレスコントローラ
62には出力側にブザー9が接続されている。
前記イグニッションスイッチ7は、周知のように、エン
ジンをスタートさせるスタートポジション、エンジンの
駆動状態を維持するオンポジション、エンジンは停止さ
せるがラジオ等の電装品は使用可能なアクセサリポジシ
ョン、エンジンを停止させると共に電装品の使用もでき
ないオフポジションを有している。尚、アクセサリポジ
ションが設定されていないものもある。
そして、本実施例では、このイグニッションスイッチ7
を、車両に人が乗車しているかどうかを判断するための
手段として用いており、オンポジション及びスタートポ
ジションを乗車状態を示すポジションとし、アクセサリ
ポジション及びオフポジションを降車状態を示す降車ポ
ジションとしている。つまり、エンジンが駆動している
か否かで乗車及び降車状態を判断することとしているも
のである。
前記全開リミットスイッチ81は、サンルーフ1の全開
時に閉成されるように配設された常開のスイッチである
また、前記全閉リミットスイッチ82は、サンルーフ1
の全閉時に開成されるように配設された常開のスイッチ
である。
また、前記中間リミットスイッチ83は、サンルーフ1
の閉時においてサンルーフ1が全閉となる手前250m
mの位置から全閉までの範囲(全閉を含む)で閉成され
るように配設された常開のスイッチである。
前記ブザー9は、サンルーフ1の作動をモニタするため
のもので、サンルーフ1が閉スライド中であることを知
らせる断続音と、サンルーフ1が全閉状態となったとき
に切り換わる連続音の2種類の音を発する。
次に、第2図の回路図に基づき、キーレスコントローラ
62の構成について説明を加える。
この図に示すように、キーレスコントローラ62には、
アンテナ621との間に信号変換器622を介して駆動
制御用のマイコン623が設けられている。そして、こ
のマイコン623に、トランジスタ624及びリレース
イッチ625が接続され、前記マイコン623からHi
倍信号出力があるとリレースイッチ625が閉じてバッ
テリBからモータ2へ電力供給される構成となっている
そして、リレースイッチ625のモータ2側には前記各
リミットスイッチ81.82.83も接続されていて、
部ち、リレースイッチ625が閉成した時のみ、各リミ
ットスイッチ81.82.83に電力供給可能となる。
次に、制御回路6の作動について、第4図及び第5図の
フローチャートに基づき説明する。
第4図は、両コントローラ61.62の作動切換の作動
流れを示している。
この流れの場合、ステップ101において、イグニッシ
ョンスイッチ了がオンポジションもしくはスタートポジ
ションの乗車ポジションであるかどうかを判断する。Y
ESの場合ステップ102に進みNOの場合ステップ1
03に進む。
ステップ102では後席リモコンコントローラ61を起
動させる制御を行い、次の開閉制御200に進み、その
後、リターンする。
そして、開閉制御200では、後席リモコンコントロー
ラ61により後席リモコンスイッチ3及びフロント開閉
スイッチ5の操作及び各リミットスイッチ81〜82の
開閉に基づいてモータ2の駆動を制御するもので、この
制御は従来と同様であり、また、後述の開閉及びブザー
制御300を簡略化したものであるので、説明を省略す
る。
一方、ステップ103では、キーレスリモコンコントロ
ーラ62を起動させ、次の、キーレスコントローラ62
による開閉及びブザー制御300へ進み、その後、リタ
ーンする。
次に、開閉及びブザー制御300について説明する。
この制御の作動流れを示すのが、第5図であって、まず
、ステップ301において、キーレスリモコンスイッチ
4の操作が成されたかどうか判定し、NOであれば、こ
の判定を繰り返し、YESであればステップ302に進
む。
ステップ302では、トランジスタ624にHi倍信号
出力する処理を行い、各リミットスイッチ81〜83に
電力供給状態としてステップ303に進む。
ステップ303では、操作されたスイ・ンチが開スイッ
チ41であるか閉スィッチ42であるかの開閉判定を行
い、開スイッチ41の場合ステップ304に進み、閉ス
ィッチ42の場合ステップ3o5に進む。
ステップ304では、全開リミットスイッチ81が閉成
されているかどうかを判定し、YESであればステップ
306に進み、Noであればステ・ンプ307に進む。
ステップ307では、モータ2を開側に駆動させる処理
を行いステップ308に進む。
ステップ308では、開スイッチ41を離したかどうか
を判定し、NOであればステップ304に戻り、YES
であれば、ステップ306に進む。
ステップ306では、モータ2の駆動を停止させる処理
を行った後、リターンする。
一方、ステップ303からステップ305に進んだ場合
、ステ・ンプ305では全閉リミットスイッチ82が開
成状態であるかどうかを判定し、YESであれば、ステ
ップ306に進みモータ2の駆動を停止し、NOであれ
ば、ステップ309に進む。
ステ・ンブ309では、中間スイッチ83が閉成状態で
あるかどうかを判定し、YESであれば、ステップ31
0に進み、Noであればステップ311に進む。
ステップ310では、モータ2を閉側に駆動させると共
にブザー9により断続音を発生させる処理を行い、ステ
ップ312に進む。
ステップ312では、全閉リミットスイッチ83が開成
されているかどうかを判定し、YESであれば、ステッ
プ313に進み、Noであればステップ314に進む。
YES側のステップ313では、モータ2の閉駆動を停
止させると共にブザー9により連続音を発生させる処理
を・行いステップ315に進む。
ステップ315では、閉スィッチ42の操作をやめたか
どうかを判定し、Noであればステップ313に戻り、
YESであれば、ステップ316に進む。
ステップ316では、ブザー9の作動を停止した後、リ
ターンする。
ステップ312のNo側のステップ314では、閉スィ
ッチ42の操作をやめたかどうかを判定し、NOであれ
ばステップ310に戻り、YESであればステップ31
7に進みブザー9の作動を停止させる処理を行った後、
ステップ306に進みモータ2を停止させリターンする
また、ステップ309のNoに連続するステップ311
では、モータ2を閉駆動する処理及びブザー9により断
続音を発する処理を行い、ステップ318に進む。
ステップ318では、中間リミットスイッチ83が閉成
状態であるかどうかを判定し、YESであれば前記ステ
ップ317に進み、NOであればステップ319に進む
ステップ319では、閉スィッチ42の操作をやめたか
どうかを判定し、Noであればステップ311に戻り、
YESであればステップ317に進む。その後前記ステ
ップ306に進みモータを停止させる処理を行った後リ
ターンする。
次に、実施例装置の作用について説明する。
(イ)乗車時 運転者が乗車してエンジンを始動させると、イグニッシ
ョンスイッチ7はスタートポジションからオンポジショ
ンとなる。
従って、第4図の切換制御に示すように、後席リモコン
コントローラ61が起動して、後席リモコンスイッチ3
及びフロント開閉スイッチ5によりサンルーフ1の開閉
操作が成される状態となる。
従って、このようにエンジンを駆動させている時に、キ
ーレスリモコンスイッチ4により開閉操作してもサンル
ーフ1の開閉は成されない。
(ロ)降車時 イグニッションスイッチ7をアクセサリポジションもし
くはオフポジションとしてエンジンの駆動を停止すると
、後席リモコンコントローラ61の作動が停止されると
共に、キーレスコントローラ62が起動される。
従って、この場合には、キーレスリモコンスイッチ4に
よってのみしかサンルーフ1の開閉制御を行うことがで
きない。
次に、サンルーフ1を開閉させる際の作動について、キ
ーレスリモコンスイッチ4を操作した場合を例にとり説
明する。
(ハ)サンルーフ開時 キーレスリモコンスイッチ4を操作すると、開閉にかか
わらず、トランジスタ624にHi信号が出力され、こ
れにより、各リミットスイッチ81〜83に暗電流が供
給された状態となり、サンルーフ1の状態を検出可能と
なる。
そこで、この開閉操作において開スイッチ41を操作し
た場合、モータ2を開駆動させる。
そして、この開駆動は、開スイッチ41の操作を途中で
やめるか、全開リミットスイッチ81が閉成されるかす
るまで維持される。
(ニ)サンルーフ閉時 キーレスリモコンスイッチ4の閉スィッチ42を操作す
ると、モータ2の閉駆動が成される(全閉スイッチ82
が開成されていない場合)。
また、このようにモータ2の閉駆動によりサンルーフ1
の閉スライドが成されると、ブザー9から断続音が発せ
られる。
従って、車外においてサンルーフ1を黙視できない位置
にいてもサンルーフ1の閉スライドが成されていること
を確認することができる。
そして、サンルーフ1が、全開の手前250mm位置ま
でスライドして中間リミットスイッチ83が閉成される
と、−旦、ブザー9の作動が停止されると共に、モータ
2の閉駆動が停止される。
従って、この時に、安全確認を行うことができる。
そして、閉スィッチ42の操作を続けると、再びブザー
9が断続音を発生させると共にモータ2が閉駆動して、
サンルーフ1の閉スライドが成される。
その後、全問リミットスイッチ82が開成されると、モ
ータ2の閉駆動が停止され、かつ、ブザー9は連続音に
切り換わる。
尚、このブザー9の作動は、閉スィッチ42の操作をや
めると停止される。
従って、この場合も、黙視によらずにサンルーフ1が全
閉位置まで閉じたことを確認することができる。
以上説明してきたように、本実施例のサンルーフ開閉制
御装置にあっては、以下に列挙する効果が得られる。
■ 非固定式の後席用の後席リモコンスイッチ3と、車
外用のキーレスリモコンスイッチ4とを設けたため、室
内では、3列の座席Sのどの位置からでもサンルーフ1
の開閉操作を行うことができ、また、車外からでもサン
ルーフ1の開閉操作を行うことができるため、使い勝手
が非常に高いものとなる。
尚、後席リモコンスイッチ3は、最前列の座席Sで使用
することもできる。
■ 後席リモコンスイッチ3とキーレスリモコンスイッ
チ4との2つの無線による開閉操作手段を設けながら、
イグニッションスイッチ7のポジションに応じて、乗車
状態か降車状態かを判定して、いずれか一方のリモコン
スイッチによる開閉操作でしかサンルーフ1の開閉を行
わない手段としたため、同時に2つのリモコンスイッチ
3.4を操作することにより、操作意図と異なる開閉が
成されるといった不具合が生じない。
しかも、車内から遠隔操作を行う場合には乗員が存在し
て安全確認することができ、車外から遠隔操作を行う場
合には、降車した状態であるので、いずれの場合にも安
全性を確保することができる。
■ 上記乗車状態と降車状態の判定を、イグニッション
スイッチ7のポジションにより行う手段としたため、新
たにセンサ等を追加することなく、的確に上記判定を行
うことができ、コストダウンを図ることができる。
■ イグニッションスイッチ7をアクセサリもしくはオ
フポジションとした時に起動されるキーレスコントロー
ラ62にあっては、リレースイッチ625を設け、キー
レスリモコンスイッチ4により開閉操作を行わなければ
、各リミットスイッチ81〜83に電力が供給されない
ようにしたため、リミットスイッチ81〜83のいずれ
かが閉成した状態であってもエンジンが駆動していない
時に暗電流が流れるのを防止してバッテリBの負担を軽
減できる。
■ サンルーフ1が閉スライドしている際には、ブザー
7が断続音を発し、全閉となった時には連続音に切り換
わるようにしたため、サンルーフ1のスライド状況を黙
視し難い車外から遠隔操作した際に、サンルーフ1のス
ライド状態を的確に把握することができる。
特に、装置の故障等で意図通りに作動が成されていない
ときにそれを知ることができることは有効である。
加えて、万一、乗員がいる際に、音により安全を即すこ
ともできる。
以上、実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的
な構成はこの実施例に限られるものではなく、例えば、
本実施例では、イグニッションスイッチ7における、乗
車と降車の判定をエンジンが駆動している側のポジショ
ンかエンジンが停止している側のポジションかで行うよ
うにしたが、電装品を使用可能なポジションか電装品が
使用不可能なポジションかで判定するようにしても乗車
・降車の状態を高い精度で判定することができるもので
、具体的には、スタートポジション。
オンポジション及びアクセサリポジションを乗車ポジシ
ョンとし、オフポジションを降車ポジションとしてもよ
い。
また、実施例では、後席リモコンスイッチ(車室用開閉
操作手段)3として赤外線による無線信号を送出するも
のを用い、キーレスリモコンスイッチ(車外用開閉操作
手段)4として電波による無線信号を送出するものを示
したが、赤外線と電波との組み合わせを逆にしてもよい
し、また、いずれか一方のみを用いるようにしてもよい
し、音波などこれら以外の無線信号を用いるようにして
もよい。
また、実施例では、制御回路6を、キーレスリモコンス
イッチ4からの信号に基づきモータ2の駆動制御を行う
キーレスコントローラ(第1のコントロール部)62と
、後席リモコンスイッチ3からの信号に基づきモータ2
の駆動制御を行う後席リモコンコントローラ(第2のコ
ントロール部)61と、2つの駆動制御回路を設けた構
成を示したが、駆動制御を行う部分は1つだけとし、こ
の駆動制御回路に、イグニッションスイッチのポジショ
ンに応じて、キーレスリモコンスイッチからの信号と後
席リモコンスイッチからの信号との一方のみを入力させ
るようにする切換手段を設けるようにしてもよい。
(発明の効果) 以上説明してきたように、本発明のサンルーフ開閉制御
装置にあっては、第1の無線開閉信号を送信する車室内
用開閉操作手段及び第2の無線開閉信号を送信する車外
用開閉操作手段を設け、制御手段を、イグニッションス
イッチが乗車ポジションである時には、第1の無線開閉
信号に基づきアクチュエータの駆動制御を行い、イグニ
ッションスイッチが降車ポジションである時には、第2
の無線開閉信号に基づきアクチュエータの駆動制御を行
う構成としたため、車内のいずれの位置からも開閉操作
を行うことができると共に、車外からも開閉操作を行う
こともでき、使い勝手が向上するという効果が得られ、
さらに、このように使い勝手の向上を図るべく車内用・
車外用2つの無線信号による開閉操作手段を設けながら
、両操作手段は、それぞれ開閉操作を行うことができる
条件が異なるため、両操作手段を同時に操作して、開操
作者の操作意図と異なる開閉作動状態となるといった不
具合が生じることがないという効果が得られ、かつ、乗
車時には、車外用開閉操作手段では開閉操作を行うこと
ができないから、車内で操作を行っていないのに不意に
サンルーフが開閉されるといった不具合が生じないとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施例のサンルーフ開閉制御装置を示す
回路図、第2図は実施例装置の要部を示す回路図、第3
図は実施例装置を設けた自動車を示す斜視図、第4図は
実施例装置の制御回路における切換制御の作動流れを示
すフローチャート第5図は実施例装置のキーレスコント
ローラによる制御の作動流れを示すフローチャートであ
る。 1・・・サンルーフ 2・・・モータ(アクチュエータ) 3・・・後席リモコンスイッチ (車室内用開閉操作手段) 4・・・キーレスリモコンスイッチ (車外用開閉操作手段) 6・・・制御回路(制御手段) 61・・・後席リモートコントローラ (第1のコントロール部) 62・・・キーレスコントローラ (第2のコントロール部) 7・・・イグニッションスイッチ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)制御手段により駆動制御されるアクチュエータの駆
    動に基づき開閉するサンルーフが車体に設けられ、 前記制御手段に対し第1の無線開閉信号を送信する車室
    内用開閉操作手段及び第2の無線開閉信号を送信する車
    外用開閉操作手段が設けられ、前記制御手段にイグニッ
    ションスイッチが接続され、 前記制御手段が、イグニッションスイッチが乗車状態を
    示す所定の乗車ポジションである時には、第1の無線開
    閉信号に基づきアクチュエータの駆動制御を行い、イグ
    ニッションスイッチが降車状態を示す所定の降車ポジシ
    ョンである時には、第2の無線開閉信号に基づきアクチ
    ュエータの駆動制御を行う構成であることを特徴とする
    サンルーフ開閉制御装置。 2)制御手段に、イグニッションスイッチが乗車ポジシ
    ョンである時にのみ、第1の無線開閉信号に基づきアク
    チュエータの駆動制御を行う第1のコントロール部と、
    イグニッションスイッチが降車ポジションである時にの
    み、第2の無線開閉信号に基づきアクチュエータの駆動
    制御を行う第2のコントロール部とが設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載のサンルーフ開閉制御装置
    。 3)乗車ポジションを、エンジンを駆動状態に保つオン
    ポジションとし、前記降車ポジションを、エンジンを停
    止させるアクセサリポジション及びオフポジションとし
    たことを特徴とする請求項1または2記載のサンルーフ
    開閉制御装置。 4)乗車ポジションを、電装品の使用が可能なオンポジ
    ション及びアクセサリポジションとし、前記降車ポジシ
    ョンを電装品の使用が不可能なオフポジションとしたこ
    とを特徴とする請求項1または2記載のサンルーフ開閉
    制御装置。
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