JP3161726B2 - 自動車用多重通信システム - Google Patents

自動車用多重通信システム

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清 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車に搭載した各種電装品の操作,調整
を中央処理装置からの指令により可能にした自動車用多
重通信システムに係り、特に、システムに故障が生じた
ときのフェールセーフ対策を施した自動車用多重通信シ
ステムに関する。
[従来の技術] 近年の自動車は、エアコン,パワーシート,パワーウ
インドウなど数十種類の電装品を搭載するようになって
きている。これらの電装品をその設置場所で一々操作,
調整するのは面倒であるため、操作スイッチ類を運転席
にまとめ、ドライバーによるそのスイッチ指令を中央処
理装置が識別し、中央処理装置と各種電装品とを接続す
る多重通信ケーブルを介して中央処理装置が該当電装品
の操作器に指令を出力するようになっている。
斯かる自動車用多重通信システムにおいては、信頼性
を向上させるために、特開昭61−220953号公報記載の様
に、多重回線等に障害が発生した場合には、制御部から
の出力信号を正常時の最終状態に固定するフェールセー
フを図るようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、固定した最終状態の信号が電装品の動
作を許容する信号となる虞があり、フェールセーフとし
ては十分なものでない。
本発明の目的は、安全性を重んじなければならない特
定電装品に対して特別のフェールセーフ対策を施し安全
度の高い自動車用多重通信システムを提供することにあ
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、車両に搭載した各種の電装品と中央処理
装置とを多重通信ケーブルで接続し、乗車員の操作指令
入力に基づいて前記中央処理装置が前記多重通信ケーブ
ルを通して該当電装品を調整させる自動車用多重通信シ
ステムにおいて、車両の運転状態が所定運転状態のとき
のみ特定電装品への中央処理装置からの通信を可能とし
前記所定運転状態の時のみ特定電装品の調整を可能にす
るか、または車両の運転状態が所定運転状態のとき以外
は特定電装品への中央処理装置からの通信を禁止し前記
所定運転状態以外の時は特定電装品の調整を不可能にす
ることで達成される。
[作用] パワーシート等の特定電装品は、所定運転状態(具体
的には、走行停止状態等)でないと操作不可とされてい
るので、走行運転状態でパワーシートが移動されること
はないものである。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、本発明の第1実施例に係る自動車用多重通
信システムの要部構成図である。本実施例での特定の電
装品例えばパワーシートの駆動用モータ1は端末装置2
により制御され、運転席に設けられたパワーシート操作
スイッチ3は端末装置4に接続され、その他の電装品等
も他の端末装置5等に接続されている。これらの端末装
置2,4,5,…は、多重通信ケーブル6を介して中央処理装
置7に接続されている。この中央処理装置7の電源はバ
ッテリ8であり、このバッテリ8にイグニッションスイ
ッチ9が接続され、そのイグニッションスイッチ9に接
続されたモータ1の電源供給線の途中に該電源供給線を
遮断,接続するスイッチ10が設けられている。このスイ
ッチ10は、オートマチック車であればパーキング或いは
ニュートラルのときのみ電源供給線を接続し、それ以外
の運転状態では遮断する様になっている。
今、ドライバーがシートを前方或いは後方に移動させ
ようとして運転席の操作スイッチ3を一方側或いは他方
側にオンすると、その信号は端末装置4に取込まれ、端
末装置4はその信号をシリアル信号として多重通信ケー
ブル6を通し中央処理装置7に伝送する。この信号を受
信した中央処理装置7は、その信号に応じた制御信号を
シリアル信号として多重通信ケーブル6を通し端末装置
2に伝送する。端末装置2は、この制御信号に基づき、
モータ1を正転或いは逆転させる指令をモータ1に対し
出力する。ここで、この操作スイッチ3の操作を、自動
車がパーキング或いはニュートラル状態以外の時に行な
った場合、スイッチ10が開放されているので、幾ら端末
装置2がモータ1に対し指令を出力しても、モータ1に
は電力が供給されないので回転せず、シートは移動しな
い。
パーキング或いはニュートラル状態のときに操作スイ
ッチ3を操作したときは、スイッチ10が閉成されている
ので、モータ1は回転し、シートは移動する。希望する
位置まで移動したときドライバーが操作スイッチ3をオ
フすると、前記と同様にその信号が中央処理装置7に伝
送され、中央処理装置7はモータ1を停止させる信号を
端末装置2に伝送する。これにより、モータ1は停止す
る。
上述した実施例によれば、オートマチックトランスミ
ッションのパーキング位置またはニュートラル位置でな
いとモータ1への電力供給が遮断されるので、走行中に
ドライバーがシートを動かすことはできない。また、走
行中に伝送系に障害が生じノイズ等を端末装置2がシー
ト移動指令と間違えても、モータ1が回転することはな
い。
第2図は、本発明の第2実施例に係る自動車用多重通
信システムの要部構成図である。本実施例では、マニュ
アルミッション車が対象であり、車速検出センサ12と、
ニュートラル検出スイッチNと、パーキング検出スイッ
チPが設けられている。そして、中央処理装置7は、こ
れらのスイッチN,P及び車速センサ12の状態に応じて、
モータ1の電源供給線を遮断,接続するスイッチ11の開
閉を制御するようになっている。第1実施例では、車速
を検出していないので、ニュートラル時でも車が動いて
いる可能性がある。従って、スイッチN,Pがオンされて
シュートラル或いはパーキングであっても、本実施例で
は、車速センサが車の動きを検出した場合には、スイッ
チ11を開放して、シートの移動を不可能にする。
第3の実施例として、第2図のスイッチN,Pによりニ
ュートラル或いはパーキングが検出されたとき以外に、
車速をセンサ12が検出した場合には、中央処理装置7が
判定することで、特定電装品例えばパワーシート駆動用
モータ1に接続された端末装置2との通信を禁止する。
この様にすることで、伝送系に異常が生じた場合に前記
第1,第2実施例と同様にモータ1がスイッチ3の操作と
無関係な動作はしないようにすることができる。中央処
理装置7からのシリアル信号により、端末装置2はモー
タ1を動作させているので、モータ1が停止状態になっ
た後に上記判定条件で通信を停止させれば、通信回線等
の異常に対し、モータ1が回転することはない。
[発明の効果] 本発明によれば、車両が移動している状態において
は、パワーシート等の特定電装品の動作を不可能にする
ので、システムの信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例に係る自動車用多重通信シ
ステムの要部構成図、第2図は本発明の第2実施例に係
る自動車用多重通信システムの要部構成図である。 1……パワーシート駆動用モータ、2,4,5……端末装
置、3……パワーシート操作スイッチ、6……多重通信
ケーブル、7……中央処理装置、8……バッテリ、9…
…イグニッションスイッチ、10,11……パワーシート駆
動用モータ電源供給線スイッチ、12……車速センサ、N
……ニュートラルスイッチ、P……パーキングスイッ
チ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 於保 茂 茨城県日立市久慈町4026番地 株式会社 日立製作所日立研究所内 (72)発明者 藤木 憲夫 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 木村 隆志 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 吉田 清 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 坂上 敦 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−146745(JP,A) 特開 昭57−158141(JP,A) 実開 昭56−131234(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/28 B60R 16/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載した各種の電装品と中央処理装
    置とを多重通信ケーブルで接続し、乗車員の操作指令入
    力に基づいて前記中央処理装置が前記多重通信ケーブル
    を通して該当電装品を調整させる自動車用多重通信シス
    テムにおいて、車両の運転状態が所定運転状態のときの
    み特定電装品への中央処理装置からの通信を可能とし前
    記所定運転状態の時のみ特定電装品の調整を可能にした
    ことを特徴とする自動車用多重通信システム。
  2. 【請求項2】車両に搭載した各種の電装品と中央処理装
    置とを多重通信ケーブルで接続し、乗車員の操作指令入
    力に基づいて前記中央処理装置が前記多重通信ケーブル
    を通して該当電装品を調整させる自動車用多重通信シス
    テムにおいて、車両の運転状態が所定運転状態のとき以
    外は特定電装品への中央処理装置からの通信を禁止し前
    記所定運転状態以外の時は特定電装品の調整を不可能に
    したことを特徴とする自動車用多重通信システム。
  3. 【請求項3】パワーシート操作用のスイッチの状態を検
    知して前記パワーシートを駆動するモータへの電力の供
    給を制御するモータ制御信号を生成する処理装置と、前
    記モータを駆動制御するモータ制御処理装置とを通信ケ
    ーブルで接続し、前記処理装置は前記パワーシート操作
    用のスイッチが操作されているときモータ駆動制御信号
    を前記モータ制御処理装置へ送信し、前記パワーシート
    操作用のスイッチが操作されていないときにはモータ停
    止信号を前記モータ制御処理装置へ送信し、前記モータ
    制御処理装置は受信したモータ駆動制御信号もしくはモ
    ータ停止信号にしたがって前記パワーシートを駆動する
    モータを制御すると共に、前記モータへの電力供給回路
    にスイッチを設け、前記通信制御によるモータへの制御
    とは別に前記スイッチの開閉制御によって前記パワーシ
    ート用モータへの通電を停止できるようにしたことを特
    徴とする自動車用多重通信システム。
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