JPH0413836Y2 - - Google Patents
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- JPH0413836Y2 JPH0413836Y2 JP1985010473U JP1047385U JPH0413836Y2 JP H0413836 Y2 JPH0413836 Y2 JP H0413836Y2 JP 1985010473 U JP1985010473 U JP 1985010473U JP 1047385 U JP1047385 U JP 1047385U JP H0413836 Y2 JPH0413836 Y2 JP H0413836Y2
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- JP
- Japan
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- holding member
- outer case
- rotary damper
- gear
- side wall
- Prior art date
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Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 10
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 8
- 239000012528 membrane Substances 0.000 description 4
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009429 electrical wiring Methods 0.000 description 1
- 239000004519 grease Substances 0.000 description 1
- 229920001296 polysiloxane Polymers 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この考案は、物品の収納装置に関し、特に収納
装置内に収納される保持部材の開閉の動きを回転
ダンパを利用して制動しようとするものである。
装置内に収納される保持部材の開閉の動きを回転
ダンパを利用して制動しようとするものである。
(従来の技術)
この様に回転ダンパを利用して保持部材などの
開閉の動きを制動する開閉機構としては種々の提
案がなされている。
開閉の動きを制動する開閉機構としては種々の提
案がなされている。
例えば、本体に保持部材を回動可能に軸支し、
本体側に入力ギアを有する回転ダンパを固定し、
保持部材側に該入力ギアと噛み合う出力ギアを設
けている。そして、両ギアは、第9図で示す様
に、保持部材側の出力ギア1が保持部材の回転軸
2を中心とした扇形を成し、円弧状の外側面に沿
つて複数の歯3を形成し、この歯3に回転ダンパ
(図示せず)の入力ギア4の歯5を噛み合わせ、
回転ダンパ中のオイルの粘性抵抗などを利用して
保持部材の動きを制動している。
本体側に入力ギアを有する回転ダンパを固定し、
保持部材側に該入力ギアと噛み合う出力ギアを設
けている。そして、両ギアは、第9図で示す様
に、保持部材側の出力ギア1が保持部材の回転軸
2を中心とした扇形を成し、円弧状の外側面に沿
つて複数の歯3を形成し、この歯3に回転ダンパ
(図示せず)の入力ギア4の歯5を噛み合わせ、
回転ダンパ中のオイルの粘性抵抗などを利用して
保持部材の動きを制動している。
(考案が解決しようとする問題点)
しかし、従来の様な外ギア両志の組み合わせで
は、各ギアの専有スペースが大きく、特に入力ギ
ア4は回転ダンパの軸に固定されているため、回
転ダンパが保持部材の出力ギア1から外側に大き
く突出してしまい、小型の装置の開閉機構として
は適当でなかつた。
は、各ギアの専有スペースが大きく、特に入力ギ
ア4は回転ダンパの軸に固定されているため、回
転ダンパが保持部材の出力ギア1から外側に大き
く突出してしまい、小型の装置の開閉機構として
は適当でなかつた。
又、両ギアの回転方向が互いに逆方向となつて
おり、特に保持部材を急激に閉じたり、開こうと
すると、回転ダンパにより発生するトルクが大き
いため、ギア同志の噛合いが狂い保持部材の円滑
な動きを妨げる原因となつていた。
おり、特に保持部材を急激に閉じたり、開こうと
すると、回転ダンパにより発生するトルクが大き
いため、ギア同志の噛合いが狂い保持部材の円滑
な動きを妨げる原因となつていた。
更に、保持部材の出力ギア1の形状が扇形であ
るため、両ギアの抜けが生じ易かつた。
るため、両ギアの抜けが生じ易かつた。
その上、回転ダンパは保持部材を枢着した本体
の狭い場所に直接、固定するため、組立てライン
での作業が煩雑で、手数がかゝり、作業性が極め
て悪い。
の狭い場所に直接、固定するため、組立てライン
での作業が煩雑で、手数がかゝり、作業性が極め
て悪い。
(問題点を解決するために手段)
そこで本考案は、物品を着脱可能に保持する保
持部材を外ケースの両側壁を貫通して回動可能に
軸支される回転軸で前記外ケースに対して枢着
し、該保持部材をロツク手段の解除動作によりバ
ネの付勢力で外ケースの開口より前方に回動して
開状態とし、開状態となつた保持部材から上記物
品の着脱が可能な物品収納装置において、 前記外ケースの一方の側壁から外に突出した保
持部材の一方の回転軸の外端部に、該回転軸を中
心として円弧状の内側面を有し、且つ該内側面に
沿つて複数の歯を有すると共に、該内側面の両端
部を閉塞してなる内ギアを上記回転軸と一体的に
回動可能に設け、 又、前記内ギアの歯と噛み合つて、保持部材の
開閉の動きを制動する入力ギアを有する回転ダン
パを取付プレートに固定し、この取付プレートを
前記外ケースの一方の側壁の外に固定して回転ダ
ンパの入力ギアと内ギアの歯を噛み合わせたこと
を特徴とする。
持部材を外ケースの両側壁を貫通して回動可能に
軸支される回転軸で前記外ケースに対して枢着
し、該保持部材をロツク手段の解除動作によりバ
ネの付勢力で外ケースの開口より前方に回動して
開状態とし、開状態となつた保持部材から上記物
品の着脱が可能な物品収納装置において、 前記外ケースの一方の側壁から外に突出した保
持部材の一方の回転軸の外端部に、該回転軸を中
心として円弧状の内側面を有し、且つ該内側面に
沿つて複数の歯を有すると共に、該内側面の両端
部を閉塞してなる内ギアを上記回転軸と一体的に
回動可能に設け、 又、前記内ギアの歯と噛み合つて、保持部材の
開閉の動きを制動する入力ギアを有する回転ダン
パを取付プレートに固定し、この取付プレートを
前記外ケースの一方の側壁の外に固定して回転ダ
ンパの入力ギアと内ギアの歯を噛み合わせたこと
を特徴とする。
(実施例)
以下、本考案をオーデオ機器、テレビ、ビデオ
装置を遠隔操作するリモコンの収納装置に実施し
た図示の実施例に基づいて説明すると、10は物
品収納装置を示し、該装置10は上面の略中央部
分が略箱形に大きく窪んだ収納空間11を備えた
外ケース12と、該収納空間11内にすつぽりと
収納され、収納空間11の左右の両側壁13a,
13bに回転可能に軸支される保持部材14と、
保持部材14に着脱可能に保持される物品として
の操作体(リモコン)15とから成り、各部品は
各々プラスチツクにより成形されている。
装置を遠隔操作するリモコンの収納装置に実施し
た図示の実施例に基づいて説明すると、10は物
品収納装置を示し、該装置10は上面の略中央部
分が略箱形に大きく窪んだ収納空間11を備えた
外ケース12と、該収納空間11内にすつぽりと
収納され、収納空間11の左右の両側壁13a,
13bに回転可能に軸支される保持部材14と、
保持部材14に着脱可能に保持される物品として
の操作体(リモコン)15とから成り、各部品は
各々プラスチツクにより成形されている。
そして、前記した外ケース12の両側壁13
a,13bの外面には、保持部材14の開閉の動
きを制動する回転ダンパ16と、保持部材14を
閉状態に係止するロツク手段17と左右に着脱可
能に支持している。
a,13bの外面には、保持部材14の開閉の動
きを制動する回転ダンパ16と、保持部材14を
閉状態に係止するロツク手段17と左右に着脱可
能に支持している。
前記した保持部材14は上面及び前面が開設し
た略箱形を成し、左右の両側片18,18には前
後に略U字状の切欠き19……を形成し、該切欠
きで囲まれた部分の略中央に半球状の突部20…
を内向きに突設し、該突部20により操作体15
を左右から弾性的に挾持する。又、両側片18,
18外面の後方には、外ケース12の両側壁13
a,13bを貫通して回転可能に軸支される左右
の回転軸21a,21bを備え、保持部材14は
該回転軸21a,21bを中心に回動して外ケー
ス12の収納空間11内にスツポリと収納された
閉状態と、該収納空間11の開放上面から大きく
上向きに回動した開状態とに変化する。尚、収納
空間11内の外ケース12の底面22には隆起し
たストツパ部23を形成し、該ストツパ部23が
開状態となつた保持部材14の底部に当接し、保
持部材の最開放位置を規制している。
た略箱形を成し、左右の両側片18,18には前
後に略U字状の切欠き19……を形成し、該切欠
きで囲まれた部分の略中央に半球状の突部20…
を内向きに突設し、該突部20により操作体15
を左右から弾性的に挾持する。又、両側片18,
18外面の後方には、外ケース12の両側壁13
a,13bを貫通して回転可能に軸支される左右
の回転軸21a,21bを備え、保持部材14は
該回転軸21a,21bを中心に回動して外ケー
ス12の収納空間11内にスツポリと収納された
閉状態と、該収納空間11の開放上面から大きく
上向きに回動した開状態とに変化する。尚、収納
空間11内の外ケース12の底面22には隆起し
たストツパ部23を形成し、該ストツパ部23が
開状態となつた保持部材14の底部に当接し、保
持部材の最開放位置を規制している。
そして、一方の回転軸21aの側壁13aから
外に突出した外端部には、回転軸21aと一体的
に回転し、回転軸21aの回転力を回転ダンパ1
6に伝達する内ギア24を設けている。該内ギア
24は、回転軸21aを中心とした略扇形を成
し、内部には少なくとも外側面に開放した略々扇
形の凹部25を有し、凹部25の円弧状を成す内
側面26には複数の歯27…を形成する。また、
該歯27の列の両端部は凹部25の他の両側壁面
28により塞がれており、この側壁面28に内ギ
ア24の歯27に噛み合う回転ダンパ16の入力
ギア29が当接することにより、該入力ギア29
の移動範囲を規制する。
外に突出した外端部には、回転軸21aと一体的
に回転し、回転軸21aの回転力を回転ダンパ1
6に伝達する内ギア24を設けている。該内ギア
24は、回転軸21aを中心とした略扇形を成
し、内部には少なくとも外側面に開放した略々扇
形の凹部25を有し、凹部25の円弧状を成す内
側面26には複数の歯27…を形成する。また、
該歯27の列の両端部は凹部25の他の両側壁面
28により塞がれており、この側壁面28に内ギ
ア24の歯27に噛み合う回転ダンパ16の入力
ギア29が当接することにより、該入力ギア29
の移動範囲を規制する。
一方、内ギア24の開放した外側面からは、回
転ダンパ16の入力ギア29が臨み、回転ダンパ
16は外ケース12の側壁13a外面に固定され
る。
転ダンパ16の入力ギア29が臨み、回転ダンパ
16は外ケース12の側壁13a外面に固定され
る。
こゝで使用する回転ダンパ16は第7,8図に
示すように、浅い皿状の基体30中に、下端から
放射状に制動片31…が複数枚外向きに突出した
回転子32の下端部をシリコングリースなどの粘
性の高いオイル33を塗布して収容し、その上に
回転子32の軸部32aが貫通する中心孔を備え
た可撓膜34、キヤツプ35を嵌め、回転子32
の上端部に上記した入力ギア29を固定する。
示すように、浅い皿状の基体30中に、下端から
放射状に制動片31…が複数枚外向きに突出した
回転子32の下端部をシリコングリースなどの粘
性の高いオイル33を塗布して収容し、その上に
回転子32の軸部32aが貫通する中心孔を備え
た可撓膜34、キヤツプ35を嵌め、回転子32
の上端部に上記した入力ギア29を固定する。
尚、可撓膜34は基体30の内周の段30a上
に受止められ、キヤツプ35には外周に環状突出
部35aを設け、この環状突出部35aを基体3
0の内周の段30a上に形成した環状溝部30b
内にスナツプ係合している。そして、可撓膜34
の上面に凹部を設け、周囲温度が上昇してオイル
33が体積を膨張したときに、可撓膜34が変形
して膨張を吸収する構造とし、オイル33が回転
子32の軸部32aを伝つて洩出するのを防止し
ている。又、回転子32は下端面に同心の窪み3
2bを有し、基体30の底面中心から盛上つた隆
起部30cを上記窪み32b中に嵌合して、回転
子32の横方向の振ら付きを防止する。
に受止められ、キヤツプ35には外周に環状突出
部35aを設け、この環状突出部35aを基体3
0の内周の段30a上に形成した環状溝部30b
内にスナツプ係合している。そして、可撓膜34
の上面に凹部を設け、周囲温度が上昇してオイル
33が体積を膨張したときに、可撓膜34が変形
して膨張を吸収する構造とし、オイル33が回転
子32の軸部32aを伝つて洩出するのを防止し
ている。又、回転子32は下端面に同心の窪み3
2bを有し、基体30の底面中心から盛上つた隆
起部30cを上記窪み32b中に嵌合して、回転
子32の横方向の振ら付きを防止する。
そして、上記構造の回転ダンパ16は、その基
体30から左右に突出した取付片36,36を利
用して、一旦取付プレート37aに固定した上、
該取付プレート37aを介して外ケース12の側
壁13a外面に取付ける構造とする。
体30から左右に突出した取付片36,36を利
用して、一旦取付プレート37aに固定した上、
該取付プレート37aを介して外ケース12の側
壁13a外面に取付ける構造とする。
上記取付プレート37aの一側面には回転ダン
パ16の基体30がスツポリと嵌入する嵌入溝3
8を形成し、該嵌入溝38の中央に回転ダンパ1
6の入力ギア29が嵌入する開口39を開設する
と共に、嵌入溝38の両端部には基体30の取付
片36,36の裏面に引掛る爪40,40を外向
きに突設する。このため、回転ダンパ16の基体
30を嵌入溝38に合せて嵌め付けるだけでよ
く、回転ダンパ16の入力ギア29が取付プレー
ト37aの開口39を通して取付プレート37a
の内側に突出すると共に、爪40,40が基体3
0の取付片36,36の裏面に引掛つて、回転ダ
ンパ16は取付プレート37aに固定される。一
方、外ケース12の側壁13aの外面には一対の
弾性爪片41,41を外向きに突設しておき、こ
の弾性爪片41,41の間に取付プレート37a
の脚片42,42を嵌込んだときに、弾性爪片4
1,41が脚片42の後部段部43,43に掛つ
て、取付プレート37aを介して回転ダンパ16
が外ケース12の側壁13a外面に固定される。
パ16の基体30がスツポリと嵌入する嵌入溝3
8を形成し、該嵌入溝38の中央に回転ダンパ1
6の入力ギア29が嵌入する開口39を開設する
と共に、嵌入溝38の両端部には基体30の取付
片36,36の裏面に引掛る爪40,40を外向
きに突設する。このため、回転ダンパ16の基体
30を嵌入溝38に合せて嵌め付けるだけでよ
く、回転ダンパ16の入力ギア29が取付プレー
ト37aの開口39を通して取付プレート37a
の内側に突出すると共に、爪40,40が基体3
0の取付片36,36の裏面に引掛つて、回転ダ
ンパ16は取付プレート37aに固定される。一
方、外ケース12の側壁13aの外面には一対の
弾性爪片41,41を外向きに突設しておき、こ
の弾性爪片41,41の間に取付プレート37a
の脚片42,42を嵌込んだときに、弾性爪片4
1,41が脚片42の後部段部43,43に掛つ
て、取付プレート37aを介して回転ダンパ16
が外ケース12の側壁13a外面に固定される。
又、前記した保持部材14の他方の回転軸21
bの一端には、つる巻き状のバネ44を嵌入し、
該バネ44の一端を回転軸21bと一体的に回転
するプレート45上に係止すると共に、他端を外
ケース12の側壁13b外面から外向きに突出す
る突起部46に係止し、バネ44により保持部材
14を開方向に常時付勢する。
bの一端には、つる巻き状のバネ44を嵌入し、
該バネ44の一端を回転軸21bと一体的に回転
するプレート45上に係止すると共に、他端を外
ケース12の側壁13b外面から外向きに突出す
る突起部46に係止し、バネ44により保持部材
14を開方向に常時付勢する。
一方、外ケース12の側壁13bには、保持部
材14を閉状態に係止するロツク手段17を設け
てあり、ロツク手段17は第6図で示すように、
筺体47の一側面に横方向にスライドする係止片
48の先端を突出させ、該係止片48を内部のコ
イルバネ49により突出方向に常時付勢すると共
に、筺体47上方に有る押釦50の押圧操作によ
り、上記係止片48がコイルバネ49の付勢に抗
して後退する構造となつている。そして、ロツク
手段17の係止片48は外ケース12の側壁13
bに開設された孔51を通して、外ケース12の
収納空間11内に突出し、保持部材14の側片1
8の切欠き19を利用して形成した係止溝52内
に突入して保持部材14を閉状態に係止する。
尚、係止片48の先端上面にはテーパー面48a
を形成し、保持部材14を開状態から閉じるとき
に、該テーパー面48aが保持部材14の底面1
4aに係合して係止片48が一旦引込んで、保持
部材14の係止溝52内に突入するようにしてい
る。
材14を閉状態に係止するロツク手段17を設け
てあり、ロツク手段17は第6図で示すように、
筺体47の一側面に横方向にスライドする係止片
48の先端を突出させ、該係止片48を内部のコ
イルバネ49により突出方向に常時付勢すると共
に、筺体47上方に有る押釦50の押圧操作によ
り、上記係止片48がコイルバネ49の付勢に抗
して後退する構造となつている。そして、ロツク
手段17の係止片48は外ケース12の側壁13
bに開設された孔51を通して、外ケース12の
収納空間11内に突出し、保持部材14の側片1
8の切欠き19を利用して形成した係止溝52内
に突入して保持部材14を閉状態に係止する。
尚、係止片48の先端上面にはテーパー面48a
を形成し、保持部材14を開状態から閉じるとき
に、該テーパー面48aが保持部材14の底面1
4aに係合して係止片48が一旦引込んで、保持
部材14の係止溝52内に突入するようにしてい
る。
上記したロツク手段17は、外ケース12の側
壁13b外面に直接止着してもよいが、こゝで
は、外ケース12の側壁13b外面にロツク手段
17の筺体47を保持する支持片53,53を外
向きに突設しておき、この支持片53,53の間
に筺体47を嵌込んで仮保持する。この状態では
係止片48が側壁13bの孔51を通して収納空
間11内に突出すると共に、押釦50が外ケース
12上面に開設された開口部54を通して外部に
臨む。次いで、仮保持状態となつている筺体47
を外側から取付プレート37bで押え付けて、外
ケース12の側壁13b外面に固定する。尚取付
プレート37bは先に説明した取付プレート37
aと同じように、側壁13b外面に突出した弾性
爪片41′,41′の間に嵌め込まれることによ
り、弾性爪片41′,41′が後部段部43′,4
3′に掛つてワンタツチで保持される構造となつ
ている。
壁13b外面に直接止着してもよいが、こゝで
は、外ケース12の側壁13b外面にロツク手段
17の筺体47を保持する支持片53,53を外
向きに突設しておき、この支持片53,53の間
に筺体47を嵌込んで仮保持する。この状態では
係止片48が側壁13bの孔51を通して収納空
間11内に突出すると共に、押釦50が外ケース
12上面に開設された開口部54を通して外部に
臨む。次いで、仮保持状態となつている筺体47
を外側から取付プレート37bで押え付けて、外
ケース12の側壁13b外面に固定する。尚取付
プレート37bは先に説明した取付プレート37
aと同じように、側壁13b外面に突出した弾性
爪片41′,41′の間に嵌め込まれることによ
り、弾性爪片41′,41′が後部段部43′,4
3′に掛つてワンタツチで保持される構造となつ
ている。
一方、前記した操作体15は、例えば外ケース
12の取付位置から離れた所に設置されたオーデ
イオ機器、テレビ、ビデオ装置などの本体機構
(図示せず)の遠隔操作用のものであり、本体機
構には受信装置が組込まれている。そして、操作
体15は左右方向に長居箱形のもので、本体機構
の受信装置に対応する送信装置を内蔵し、前面に
は送信装置の輻射窓55を設け、こゝから赤外線
が外ケース12の前面に開設した窓56を介して
外部に投射される。又、操作体15の左右の両側
面57,57には前後方向に延びる一条のガイド
溝58,58を備え、このガイド溝58,58に
保持部材14の両側片18,18の突部20が嵌
り込む。
12の取付位置から離れた所に設置されたオーデ
イオ機器、テレビ、ビデオ装置などの本体機構
(図示せず)の遠隔操作用のものであり、本体機
構には受信装置が組込まれている。そして、操作
体15は左右方向に長居箱形のもので、本体機構
の受信装置に対応する送信装置を内蔵し、前面に
は送信装置の輻射窓55を設け、こゝから赤外線
が外ケース12の前面に開設した窓56を介して
外部に投射される。又、操作体15の左右の両側
面57,57には前後方向に延びる一条のガイド
溝58,58を備え、このガイド溝58,58に
保持部材14の両側片18,18の突部20が嵌
り込む。
尚、操作体15の上面にある押釦式の操作スイ
ツチ59…は本体機構の番組選択、音量調整や電
源用の各種操作スイツチである。
ツチ59…は本体機構の番組選択、音量調整や電
源用の各種操作スイツチである。
上記した収納装置10は、本体機構と対向する
位置に取付けられ、例えば自動車の後部座席のア
ームレストなどに、外ケース12の底部が嵌入で
きる大きさの窪部を設け、該窪部に外ケースの底
部を嵌入して、ビスなどで止着すればよく、操作
体15に送信装置を内蔵しているので、他に電気
的配線は不要である。
位置に取付けられ、例えば自動車の後部座席のア
ームレストなどに、外ケース12の底部が嵌入で
きる大きさの窪部を設け、該窪部に外ケースの底
部を嵌入して、ビスなどで止着すればよく、操作
体15に送信装置を内蔵しているので、他に電気
的配線は不要である。
次いでで、上記実施例の動作について説明する
と、ロツク手段17の押釦50を押圧すると、係
止片48が引込んで保持部材14の係止溝52か
ら係脱してロツクが解除される。このため、保持
部材14はバネの巻解力により回転軸21a,2
1bを中心に上方に回動しながら、内ギア24を
回転する。内ギア24の回転力は入力ギア29を
介して、回転ダンパ16の回転子32を回転する
ので、オイルの粘性抵抗により回転軸21a,2
1bの回転が制動されて、保持部材14が静かに
開くことゝなる。尚、内ギア24の回転により、
入力ギア29は内ギア24の円弧状の内側面26
に設けられた歯27に沿つて回転しながら相対的
に移動し、このときに保持部材14の底部14a
が収納空間11の底面22のストツパ部23に当
接すると、入力ギア29の回転が停止し、保持部
材14の回転軸21a,21bの回転も停止し、
この位置で保持部材14は最開放位置に係止され
る。またこのときに、たとえ入力ギア29が更に
回転しようとしても、歯27の列の一端の側壁面
28に当接し、入力ギア29の回転が阻止され
る。
と、ロツク手段17の押釦50を押圧すると、係
止片48が引込んで保持部材14の係止溝52か
ら係脱してロツクが解除される。このため、保持
部材14はバネの巻解力により回転軸21a,2
1bを中心に上方に回動しながら、内ギア24を
回転する。内ギア24の回転力は入力ギア29を
介して、回転ダンパ16の回転子32を回転する
ので、オイルの粘性抵抗により回転軸21a,2
1bの回転が制動されて、保持部材14が静かに
開くことゝなる。尚、内ギア24の回転により、
入力ギア29は内ギア24の円弧状の内側面26
に設けられた歯27に沿つて回転しながら相対的
に移動し、このときに保持部材14の底部14a
が収納空間11の底面22のストツパ部23に当
接すると、入力ギア29の回転が停止し、保持部
材14の回転軸21a,21bの回転も停止し、
この位置で保持部材14は最開放位置に係止され
る。またこのときに、たとえ入力ギア29が更に
回転しようとしても、歯27の列の一端の側壁面
28に当接し、入力ギア29の回転が阻止され
る。
この開状態においては、保持部材14の開放前
面から操作体15をスライドさせながら引抜くこ
とができ、操作体15の輻射窓55を本体機構に
向け、上面の操作スイツチ59により本体機構の
遠隔操作が可能となる。
面から操作体15をスライドさせながら引抜くこ
とができ、操作体15の輻射窓55を本体機構に
向け、上面の操作スイツチ59により本体機構の
遠隔操作が可能となる。
そして操作が終つたならば、操作体15の輻射
窓55を手前に向け、操作体15のガイド溝5
8,58を保持部材14の突部20に合せて開放
前面から操作体14をスライドさせながら押込め
ばよい。そして、保持部材14を閉じるには操作
体15の上面などを手で押下げればよく、保持部
材14は回転軸21a,21bを中心に下向きに
回動し、プレート45に係止されたバネ44を巻
締めると共に、内ギア24を介して入力ギア29
が回転して、回転ダンパ16のオイルの粘性抵抗
による制動力が働き、保持部材14が急激に、乱
暴に閉められるのを防止する。
窓55を手前に向け、操作体15のガイド溝5
8,58を保持部材14の突部20に合せて開放
前面から操作体14をスライドさせながら押込め
ばよい。そして、保持部材14を閉じるには操作
体15の上面などを手で押下げればよく、保持部
材14は回転軸21a,21bを中心に下向きに
回動し、プレート45に係止されたバネ44を巻
締めると共に、内ギア24を介して入力ギア29
が回転して、回転ダンパ16のオイルの粘性抵抗
による制動力が働き、保持部材14が急激に、乱
暴に閉められるのを防止する。
そして、保持部材14及び操作体15が外ケー
ス12の収納空間11内にスツポリと嵌入された
位置で、ロツク手段17の係止片48が保持部材
14の係止溝52内に突入して、保持部材14は
閉状態に係止される。尚、閉状態においても、操
作体15の輻射窓55が外ケース12の窓56を
通して外部に臨んでいるので、操作体15の上面
の操作スイツチ59を操作することにより本体機
構の遠隔操作を行なうことができる。
ス12の収納空間11内にスツポリと嵌入された
位置で、ロツク手段17の係止片48が保持部材
14の係止溝52内に突入して、保持部材14は
閉状態に係止される。尚、閉状態においても、操
作体15の輻射窓55が外ケース12の窓56を
通して外部に臨んでいるので、操作体15の上面
の操作スイツチ59を操作することにより本体機
構の遠隔操作を行なうことができる。
尚、上記した内ギア24は、回転軸21aを中
心とした円弧状の内側面26を有し、該内側面2
6に沿つて回転ダンパ16の入力ギア29と噛み
合う歯27が形成されていれば足り、実施例で示
した形状に限定されるものでなく、例えば、内ギ
アの左右の両側面が開放された構造のものでもよ
いし、円弧状の内側面を対向状に設け、対向する
内側面に歯を形成してもよい。
心とした円弧状の内側面26を有し、該内側面2
6に沿つて回転ダンパ16の入力ギア29と噛み
合う歯27が形成されていれば足り、実施例で示
した形状に限定されるものでなく、例えば、内ギ
アの左右の両側面が開放された構造のものでもよ
いし、円弧状の内側面を対向状に設け、対向する
内側面に歯を形成してもよい。
(効果)
以上の本考案によれば、内ギアを利用している
ので、従来の外ギア同志の組み合せに比べ、ギア
の組合せによる専有スペースを小さくでき、装置
全体の小型化が図れるばかりでなく、入力ギアの
回転方向に沿つて内ギアの歯を形成しているた
め、保持部材を急激に開閉しても噛合いに狂いが
生ぜず、保持部材の開閉の動きをスムースに行な
うことができる。
ので、従来の外ギア同志の組み合せに比べ、ギア
の組合せによる専有スペースを小さくでき、装置
全体の小型化が図れるばかりでなく、入力ギアの
回転方向に沿つて内ギアの歯を形成しているた
め、保持部材を急激に開閉しても噛合いに狂いが
生ぜず、保持部材の開閉の動きをスムースに行な
うことができる。
また、内ギアの歯列の両端が閉塞されているの
で、内ギアの移動範囲を規制でき、保持部材の開
閉位置を規制するストツパとして機能するばかり
でなく、ギア抜けのおそれがない。更に回転ダン
パは、外ケースの側壁13aに対して固定される
取付プレート37aに保持して置き、この取付プ
レートを側壁13aに固定することにより回転ダ
ンパの入力ギア29と内ギア24は噛合うので組
立てラインでの作業は頗る簡便になり、生産性の
向上に大きく寄与する。
で、内ギアの移動範囲を規制でき、保持部材の開
閉位置を規制するストツパとして機能するばかり
でなく、ギア抜けのおそれがない。更に回転ダン
パは、外ケースの側壁13aに対して固定される
取付プレート37aに保持して置き、この取付プ
レートを側壁13aに固定することにより回転ダ
ンパの入力ギア29と内ギア24は噛合うので組
立てラインでの作業は頗る簡便になり、生産性の
向上に大きく寄与する。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は
分解斜視図、第2図は同上の側面図、第3図は回
転ダンパを支持した取付プレートの側面図、第4
図は組立状態の斜視図、第5図は同上の−線
による断面図、第6図は第4図の−線による
断面図、第7図は回転ダンパの一半を断面にした
側面図、第8図は同上の回転子の斜視図、第9図
は従来例を示す平面図である。 10……物品収納装置、12……外ケース、1
3a,13b……側壁、14……保持部材、15
……操作体、16……回転ダンパ、17……ロツ
ク手段、21a,21b……回転軸、24……内
ギア、26……内側面、27……歯、28……側
壁面、29……入力ギア。
分解斜視図、第2図は同上の側面図、第3図は回
転ダンパを支持した取付プレートの側面図、第4
図は組立状態の斜視図、第5図は同上の−線
による断面図、第6図は第4図の−線による
断面図、第7図は回転ダンパの一半を断面にした
側面図、第8図は同上の回転子の斜視図、第9図
は従来例を示す平面図である。 10……物品収納装置、12……外ケース、1
3a,13b……側壁、14……保持部材、15
……操作体、16……回転ダンパ、17……ロツ
ク手段、21a,21b……回転軸、24……内
ギア、26……内側面、27……歯、28……側
壁面、29……入力ギア。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 物品を着脱可能に保持する保持部材を外ケース
の両側壁を貫通して回動可能に軸支される回転軸
で前記外ケースに対して枢着し、該保持部材をロ
ツク手段の解除動作によりバネの付勢力で外ケー
スの開口より前方に回動して開状態とし、開状態
となつた保持部材から上記物品の着脱が可能な物
品収納装置において、 前記外ケースの一方の側壁から外に突出した保
持部材の一方の回転軸の外端部に、該回転軸を中
心として円弧状の内側面を有し、且つ該内側面に
沿つて複数の歯を有すると共に、該内側面の両端
部を閉塞してなる内ギアを上記回転軸と一体的に
回動可能に設け、 又、前記内ギアの歯と噛み合つて、保持部材の
開閉の動きを制動する入力ギアを有する回転ダン
パを取付プレートに固定し、この取付プレートを
前記外ケースの一方の側壁の外に固定して回転ダ
ンパの入力ギアと内ギアの歯を噛み合わせたこと
を特徴とする物品収納装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985010473U JPH0413836Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985010473U JPH0413836Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61126837U JPS61126837U (ja) | 1986-08-09 |
JPH0413836Y2 true JPH0413836Y2 (ja) | 1992-03-30 |
Family
ID=30491692
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985010473U Expired JPH0413836Y2 (ja) | 1985-01-30 | 1985-01-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0413836Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2558734B2 (ja) * | 1987-09-14 | 1996-11-27 | 松下電器産業株式会社 | ディスク装着装置 |
JPH0715154Y2 (ja) * | 1989-05-25 | 1995-04-10 | アルパイン株式会社 | 可動部を有する操作装置の閉塞機構 |
US8032987B2 (en) * | 2005-09-20 | 2011-10-11 | Nintendo Co., Ltd. | Portable device and hinge assembly |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS578606B2 (ja) * | 1975-12-29 | 1982-02-17 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6029084Y2 (ja) * | 1980-06-17 | 1985-09-03 | シャープ株式会社 | カセツトホルダ−のダンパ−装置 |
-
1985
- 1985-01-30 JP JP1985010473U patent/JPH0413836Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS578606B2 (ja) * | 1975-12-29 | 1982-02-17 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61126837U (ja) | 1986-08-09 |
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