JPH04138239U - 振動検出器 - Google Patents

振動検出器

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Publication number
JPH04138239U
JPH04138239U JP4671291U JP4671291U JPH04138239U JP H04138239 U JPH04138239 U JP H04138239U JP 4671291 U JP4671291 U JP 4671291U JP 4671291 U JP4671291 U JP 4671291U JP H04138239 U JPH04138239 U JP H04138239U
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JP
Japan
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thickness
diaphragm
piezoelectric element
vibration
vibration detector
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Pending
Application number
JP4671291U
Other languages
English (en)
Inventor
悟 小紫
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Publication date
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動周波数の温度特性が優れ、かつコストが
低減される振動検出器を得ることを目的とする。 【構成】 圧電素子3の厚さT2と振動板2の厚さT1
の比(T2/T1)を1よりも小さくしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、振動板を収納したベースケースの周辺部に形成されたカシメ部を カシメることによりベースケースに組み付けられたカバーを有する振動検出器に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図2は従来の振動検出器の一例を示す半断面図であり、図において、1は平面 形状が正六角形のベースケースで、内燃機関(図示せず)に取り付けるためにね じ部1a、底面1bおよび受け部1gを有している。2は金属製の振動板、3は 振動板2と同心で振動板2に接着され振動を電気信号に変換する圧電素子、4は 圧電素子3に一端部が接続されたリード線、5は圧電素子3を閉じ込めるための 樹脂製カバー、6はカバー5の成形時にカバー5と一体成形され、また先端部が リード線4に接続された端子である。 1cはベースケース1のカシメ部、5aはカバー5の外周部に形成されたつば 部、7はつば部5aと振動板2の外周部2aとの間で挟持されたワッシャである 。
【0003】 従来の振動検出器は上記のように構成され、ベースケース1のねじ部1aによ り、内燃機関に底面1bが接して固定される。内燃機関の運転状態に応じて生じ る振動は、底面1bから振動板2および圧電素子3に振動が伝わり、圧電素子3 は振動により応力を受けると、これに比例した検出信号を発生し、振動板2側の 電極を基準にリード線4を介して端子6に出力する。
【0004】 図3は振動板2の振動周波数と出力電圧との関係を示す図であり、出力電圧が 最大となる振動周波数を共振周波数f0、そのときの電圧をV0、電圧V0に対し てー3db低い出力の二点間の振動周波数の幅をBW(band width)で表す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のように構成された振動検出器においては、雰囲気の温度変化でベースケ ース1に膨張変化による歪みが生じ、そして例えば圧電素子3の厚さT2と振動 板2の厚さT1との比T2/T1が1.4の場合には、25℃から80℃に雰囲気が 変化したときには共振周波数f0の値が5%増大してしまうという課題があった 。
【0006】 この考案は、かかる課題を解決するためになされたもので、振動周波数の温度 特性が優れ、かつコストが低減される振動検出器を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る振動検出器は、圧電素子の厚さT2と振動板の厚さT1との比( T2/T1)を1よりも小さくしたものである。
【0008】
【作用】
この考案においては、圧電素子の厚さT2と振動板の厚さT1との比(T2/T1 )が1よりも小さく、共振周波数f0の温度特性変化が小さい。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図について説明する。図1は圧電素子3の厚さT2 と振動板2の厚さT1との比T2/T1と、共振周波数f0の温度特性変化(25 ℃から120℃に温度上昇)との関係を示した図である。図において、例えばT1 =0.25mm、T2=0.45mmの場合(図中A点)と、T1=0.31mm、 T2=0.35mmの場合(図中B点)とでは実験的に同じ共振周波数f0=9K Hを有するが、圧電素子3の厚さT2と振動板2の厚さT1との比T2/T1が小 さいB点の方が共振周波数f0の温度特性変化が小さいことがわかる。また、T2 /T1の値が1以下のときに温度特性変化が安定していることもわかる。
【0010】 また、共振周波数f0が異なる振動検出器を設計するときには、一定厚みの圧 電素子3を基準にT2/T1が1以下になるように振動板2を組み合わせることに より、コスト低減を図ることができる。なぜならば、振動板2のコストは圧電素 子3の数分の1であり、コストの高い圧電素子3を標準化し、その圧電素子3の 種類の削減およびその生産量の増大によりコスト低減が達成でき、振動板2の標 準化によるよりもコストが低減されるからである。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように、この考案の振動検出装置によれば、圧電素子の厚さT2 と振動板の厚さT1との比(T2/T1)を1よりも小さくしたことにより、振動周 波数の温度特性が向上し、またコストが低減されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】圧電素子の厚さT2と振動板の厚さT1との比
と、共振周波数の温度特性変化との関係を示す図であ
る。
【図2】従来の振動検出器の一例を示す半断面図であ
る。
【図3】振動周波数と出力電圧との関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ベースケース 2 振動板 3 圧電素子 5 カバー

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースケースと、このベースケースに収
    納された振動板と、この振動板に接着され振動応力を電
    気信号に変換する圧電素子とを備えた振動検出器におい
    て、前記圧電素子の厚さT2と前記振動板の厚さT1との
    比(T2/T1)を1よりも小さくしたことを特徴とする
    振動検出器。
JP4671291U 1991-06-21 1991-06-21 振動検出器 Pending JPH04138239U (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58165067A (ja) * 1982-03-25 1983-09-30 Nec Corp 集積回路の診断装置
JPS6117028A (ja) * 1984-04-20 1986-01-25 ユナイテツド・テクノロジ−ズ・オ−トモ−テイブ・インコ−ポレイテツド 振動センサ並びにその製造方法および製造装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58165067A (ja) * 1982-03-25 1983-09-30 Nec Corp 集積回路の診断装置
JPS6117028A (ja) * 1984-04-20 1986-01-25 ユナイテツド・テクノロジ−ズ・オ−トモ−テイブ・インコ−ポレイテツド 振動センサ並びにその製造方法および製造装置

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