JPS6032583Y2 - 振動検出器 - Google Patents
振動検出器Info
- Publication number
- JPS6032583Y2 JPS6032583Y2 JP11670080U JP11670080U JPS6032583Y2 JP S6032583 Y2 JPS6032583 Y2 JP S6032583Y2 JP 11670080 U JP11670080 U JP 11670080U JP 11670080 U JP11670080 U JP 11670080U JP S6032583 Y2 JPS6032583 Y2 JP S6032583Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- space
- metal plate
- piezoelectric ceramic
- metal case
- metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は熱膨張係数が大きい金属ケースと、該ケースの
内部で周縁部を接触固定した熱膨張係数が小さい振動板
の金属板の接触部分の熱膨率の差により、環境温度が低
ければ金属ケースがより多く収縮して、金属板を中心方
向に押し、高ければ金属ケースがより多く伸長して金属
板を放射方向に引張し、それによって、一定範囲の被検
出機械振動周波数に比例する共振周波数を変動して、振
動検出の圧電気信号のレベルを不安定にする欠陥をもっ
た振動検出器の改良に係るものである。
内部で周縁部を接触固定した熱膨張係数が小さい振動板
の金属板の接触部分の熱膨率の差により、環境温度が低
ければ金属ケースがより多く収縮して、金属板を中心方
向に押し、高ければ金属ケースがより多く伸長して金属
板を放射方向に引張し、それによって、一定範囲の被検
出機械振動周波数に比例する共振周波数を変動して、振
動検出の圧電気信号のレベルを不安定にする欠陥をもっ
た振動検出器の改良に係るものである。
普通構造の振動検出器は、第１図に示すように金属ケー
スａに形成した凹面す上に信号取出端子ｄを挿通して支
持する絶縁キャップＣをかしめ等で固定し、薄板状の金
属板ｆと薄板状の圧電磁器ｇとを貼合わせた振端子ｅの
周縁を金属ケースａと絶縁キャップＣ間に挟入して固定
した構造になるものである。
スａに形成した凹面す上に信号取出端子ｄを挿通して支
持する絶縁キャップＣをかしめ等で固定し、薄板状の金
属板ｆと薄板状の圧電磁器ｇとを貼合わせた振端子ｅの
周縁を金属ケースａと絶縁キャップＣ間に挟入して固定
した構造になるものである。
而して前記の金属板ｆはＮｉ薄板などの高級板で圧電磁
器板ｇと同じ低い熱膨張係数差４ｐｐｍ・を示している
が、軟鋼材などからなる金属ケースａは熱膨張係数が高
く、例へば軟鋼材金属ケースａの夫れは約１７ｐｐｍ・
程度である。
器板ｇと同じ低い熱膨張係数差４ｐｐｍ・を示している
が、軟鋼材などからなる金属ケースａは熱膨張係数が高
く、例へば軟鋼材金属ケースａの夫れは約１７ｐｐｍ・
程度である。
他方振動検出器は環境温度の変動が激しい部位に装着さ
れることが多く、例へば自動車エンジンのノッキングを
検出するために各シリンダの外側の近傍に装着するもの
にあって、自動車の使用地の気候、エンジン始動初期と
運転中など諸温度に適応させるため一４０’Ｃ〜１５０
℃の環境温度において振動検出信号のレベルをほぼ一定
に安定させることが理想である。
れることが多く、例へば自動車エンジンのノッキングを
検出するために各シリンダの外側の近傍に装着するもの
にあって、自動車の使用地の気候、エンジン始動初期と
運転中など諸温度に適応させるため一４０’Ｃ〜１５０
℃の環境温度において振動検出信号のレベルをほぼ一定
に安定させることが理想である。
然るに前記した振動子ｅの周縁を固定しないで自由状態
にしておくときは、各環境温度での共振周波数はほぼ一
定であるが、第１．２図のとおりに振動子ｅの周縁を金
属ケースａに挟着固定すると、金属板ｆ及び圧電磁器ｇ
の熱膨張係数差により環境温度が常温より著しく低くな
ると金属ケースａの収縮がより多く進んで振動子ｅを中
心方向に押し、環境温度が常温より著しく高くなると金
属ケースａの伸長がより多く進んで振動子ｅを放射方向
に引張する張力作用を生じ、環境温度によって第６図の
グラフの１従来器ヨの曲線に示すように共振周波数（ｆ
ｍ）を変動し、出力電圧レベルも環境温度差により第７
図の１従来器、の曲線に示すように変動して振動検出の
信頼性を不良にしている。
にしておくときは、各環境温度での共振周波数はほぼ一
定であるが、第１．２図のとおりに振動子ｅの周縁を金
属ケースａに挟着固定すると、金属板ｆ及び圧電磁器ｇ
の熱膨張係数差により環境温度が常温より著しく低くな
ると金属ケースａの収縮がより多く進んで振動子ｅを中
心方向に押し、環境温度が常温より著しく高くなると金
属ケースａの伸長がより多く進んで振動子ｅを放射方向
に引張する張力作用を生じ、環境温度によって第６図の
グラフの１従来器ヨの曲線に示すように共振周波数（ｆ
ｍ）を変動し、出力電圧レベルも環境温度差により第７
図の１従来器、の曲線に示すように変動して振動検出の
信頼性を不良にしている。
本考案はかかる欠点を改良することを目的としたもので
ある。
ある。
本考案の一実施例を添付図面について説明する。
第３，４図において１は金属ケースであって、その上面
に振動子を収容する凹面２を設け、その周面３の外周に
かしめ周片４を突出し、低部下面に取付ねじ杆５を一体
に形威してなる。
に振動子を収容する凹面２を設け、その周面３の外周に
かしめ周片４を突出し、低部下面に取付ねじ杆５を一体
に形威してなる。
６は信号取出端子７，８を挿通して支持した耐熱性合成
樹脂材からなる絶縁キャップであって、下面の周縁部を
金属ケース１の凹面２の周面３上に重ね、かしめ周片４
を屈曲したかしめにより固定を施す。
樹脂材からなる絶縁キャップであって、下面の周縁部を
金属ケース１の凹面２の周面３上に重ね、かしめ周片４
を屈曲したかしめにより固定を施す。
９は周縁１０を金属ケース１の周面と絶縁キャップ６の
間に挟入して固定したＮｉ燐青銅などの薄板材料からな
る金属板であって、その中心部に円形の圧電磁器接合ス
ペース１１を設け、該スペース１１の縁辺１２と前記の
周縁１０間に半径線を斜めに横切る直線帯からなる渦形
配置の接続条帯１３をほぼ等間隔に設け、その各接続条
帯１３を前記スペース１１の外周に環状に配置した数個
の透孔１４の切残し部分により構成する。
間に挟入して固定したＮｉ燐青銅などの薄板材料からな
る金属板であって、その中心部に円形の圧電磁器接合ス
ペース１１を設け、該スペース１１の縁辺１２と前記の
周縁１０間に半径線を斜めに横切る直線帯からなる渦形
配置の接続条帯１３をほぼ等間隔に設け、その各接続条
帯１３を前記スペース１１の外周に環状に配置した数個
の透孔１４の切残し部分により構成する。
接続条帯１３は第４図に示すように曲線形に形威し、そ
の各接続条帯１３の周縁１０への接続部分の巾を順次に
広くすることもできる。
の各接続条帯１３の周縁１０への接続部分の巾を順次に
広くすることもできる。
圧電磁器接合スペース１１には薄板状の圧電磁器１５を
貼合わせにより接合し、該磁器１５と一方の信号取出端
子７とをリード線１６により接続し、金属板９と他方の
信号取出端子８とをリード線１７により接続し、金属板
９と圧電磁器１５の貼合わせにより振動子１８を構成す
る。
貼合わせにより接合し、該磁器１５と一方の信号取出端
子７とをリード線１６により接続し、金属板９と他方の
信号取出端子８とをリード線１７により接続し、金属板
９と圧電磁器１５の貼合わせにより振動子１８を構成す
る。
本考案は前記実施例の説明によって明らかなように、圧
電磁器１５を貼着する金属板９の、金属ケース１と絶縁
キャップ６のかしめなどによる接合面に挟入して固定す
る周縁１０が、熱膨張係数の異なった金属ケース１の環
境温度の影響により拡縮して中心方向に押される場合も
放射方向に引かれる場合にも、半径線に対し交わる渦形
の数個の接続条帯１３が伸縮し、圧電磁器接合スペース
１１を回転方向に微回転して、周縁１０に作用する押圧
力若しくは引張力を吸収し、前記スペースに半径方向か
ら押圧若しくは引張の作用を及ぼさない。
電磁器１５を貼着する金属板９の、金属ケース１と絶縁
キャップ６のかしめなどによる接合面に挟入して固定す
る周縁１０が、熱膨張係数の異なった金属ケース１の環
境温度の影響により拡縮して中心方向に押される場合も
放射方向に引かれる場合にも、半径線に対し交わる渦形
の数個の接続条帯１３が伸縮し、圧電磁器接合スペース
１１を回転方向に微回転して、周縁１０に作用する押圧
力若しくは引張力を吸収し、前記スペースに半径方向か
ら押圧若しくは引張の作用を及ぼさない。
このため前記のスペース１１に圧電磁器１５を貼着して
構成した振動子の共振周波数が一り０℃〜１５０’Ｃ！
範囲程度の環境温度変動によって変化したり、振動を検
出して放出する出力レベルを不安定に変動するおそれは
なく、第３，４図の実施例に示した第１実施例器、及び
第５図の実施例に示した第２実施例器について第６図に
示した共振周波数（ｆｍ）の測定結果、並に第７図に示
した出力電圧レベルの測定結果によっても明らかであり
、さらに前記各図の従来品の各曲線との比較によつも進
歩性をもつことが明確である。
構成した振動子の共振周波数が一り０℃〜１５０’Ｃ！
範囲程度の環境温度変動によって変化したり、振動を検
出して放出する出力レベルを不安定に変動するおそれは
なく、第３，４図の実施例に示した第１実施例器、及び
第５図の実施例に示した第２実施例器について第６図に
示した共振周波数（ｆｍ）の測定結果、並に第７図に示
した出力電圧レベルの測定結果によっても明らかであり
、さらに前記各図の従来品の各曲線との比較によつも進
歩性をもつことが明確である。
尚本考案においては接続条帯１３の巾、角度等の調整に
よって各固有の共振周波数を変更することができる。
よって各固有の共振周波数を変更することができる。
第１図は従来の振動検出器の中心部縦断側面図、第２図
は第１図Ａ−Ａ線平断面図、第３図は本考案の一実施例
を示した中心部縦断側面図、第４図は第３図Ｂ−Ｂ線切
断平面図、第５図は金属板９の他の実施例を示した斜視
図、第６図は従来器と本考案の実施例器の振動子ｅ１１
８は共振周波数の環境温度による変動曲線を比較したグ
ラフ、第７図は従来器と本実施例器の振動検出信号レベ
ル（出力電圧）の環境温度による変動曲線を比較したグ
ラフである。 １・・・・・・金属ケース、２・・・・・・凹面、６・
・・・・・絶縁キャップ、９・・・・・・金属板、１０
・・・・・・周縁、１１・・・・・・圧電磁器接合スペ
ース、１２・・・・・・縁辺、１３・・・・・・接続条
帯、１４・・・・・・透孔、１５・・・・・・圧電磁器
、１８・・・・・・振動子。
は第１図Ａ−Ａ線平断面図、第３図は本考案の一実施例
を示した中心部縦断側面図、第４図は第３図Ｂ−Ｂ線切
断平面図、第５図は金属板９の他の実施例を示した斜視
図、第６図は従来器と本考案の実施例器の振動子ｅ１１
８は共振周波数の環境温度による変動曲線を比較したグ
ラフ、第７図は従来器と本実施例器の振動検出信号レベ
ル（出力電圧）の環境温度による変動曲線を比較したグ
ラフである。 １・・・・・・金属ケース、２・・・・・・凹面、６・
・・・・・絶縁キャップ、９・・・・・・金属板、１０
・・・・・・周縁、１１・・・・・・圧電磁器接合スペ
ース、１２・・・・・・縁辺、１３・・・・・・接続条
帯、１４・・・・・・透孔、１５・・・・・・圧電磁器
、１８・・・・・・振動子。
Claims (1)
- 金属ケースに形成した凹面上に、信号取出端子を挿通支
持した絶縁キャップを施し、圧電磁器の貼合わせる金属
板の周縁部を金属ケースと絶縁ケース間に挟合固定する
と共に、その金属板の中心部に圧電磁器接合スペースを
設け、該スペースの縁辺と前記周縁間に渦形配置の接続
条帯をほぼ等間隔に設け、それらの接続条帯を前記スペ
ースの縁辺に環状に形成した数個の透孔の切残し部分で
構成し、かつ前記スペースに圧電磁器を貼合わせて振動
子を構成してなり、金属ケースと金属板の熱膨張係数差
により振動子の金属板に歪みを生ずる傾向を接続条帯の
伸縮により吸収するようにしたことを特徴とする振動検
出器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11670080U JPS6032583Y2 (ja) | 1980-08-18 | 1980-08-18 | 振動検出器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11670080U JPS6032583Y2 (ja) | 1980-08-18 | 1980-08-18 | 振動検出器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5739334U JPS5739334U (ja) | 1982-03-03 |
| JPS6032583Y2 true JPS6032583Y2 (ja) | 1985-09-28 |
Family
ID=29477525
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11670080U Expired JPS6032583Y2 (ja) | 1980-08-18 | 1980-08-18 | 振動検出器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6032583Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018016630A1 (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | 北陸電気工業株式会社 | 圧電振動発生デバイス及び圧電振動発生デバイスを備えた機器 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5113115B2 (ja) * | 2009-04-15 | 2013-01-09 | 特許機器株式会社 | 圧電型加速度センサ |
-
1980
- 1980-08-18 JP JP11670080U patent/JPS6032583Y2/ja not_active Expired
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2018016630A1 (ja) * | 2016-07-21 | 2018-01-25 | 北陸電気工業株式会社 | 圧電振動発生デバイス及び圧電振動発生デバイスを備えた機器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5739334U (ja) | 1982-03-03 |
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