JPH041381Y2 - - Google Patents

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JPH041381Y2
JPH041381Y2 JP5240588U JP5240588U JPH041381Y2 JP H041381 Y2 JPH041381 Y2 JP H041381Y2 JP 5240588 U JP5240588 U JP 5240588U JP 5240588 U JP5240588 U JP 5240588U JP H041381 Y2 JPH041381 Y2 JP H041381Y2
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JP
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piston
insulator
fitting groove
locking
circumferential side
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JP5240588U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、車両に使用されるデイスクブレーキ
のピストン先端に装着され、摩擦パツドからの制
動熱を遮断するインシユレータの取付構造に関す
る。
〔従来の技術〕
例えば、実開昭62−2028号公報に記載されたデ
イスクブレーキのピストンでは、第5図に示され
るように、キヤリパ1のシリンダ孔2内を移動す
るピストン3の摩擦パツド4対向面に凹部5を形
成し、該凹部5に嵌合したインシユレータ6を該
インシユレータ6を覆う保護プレート7によりピ
ストン3に取付けており、該保護プレート7は、
その周辺部に突設した係止爪8をピストン3のは
め合わせ溝9に弾発係止してピストン3に嵌着さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、上記の構造の場合、制動作用の繰り
返しによるピストン3の押圧力で保護プレート7
がたたかれ、係止爪8の弾持力が減少して係止爪
8がはめ合わせ溝9から浮いて保護プレート7と
インシユレータ6との間あるいはインシユレータ
6とピストン3との間に土砂等が侵入し、インシ
ユレータ6を痛めることがある。
そこで本考案は、保護プレートをピストンに確
実に嵌着して保護プレートとインシユレータとの
間あるいはインシユレータとピストンとの間に土
砂等が侵入しないようにしたインシユレータの取
付構造を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的達成のため本考案は、キヤリパのシリ
ンダ孔内を移動するピストンの摩擦パツド対向面
に形成した凹部にインシユレータを嵌合し、該イ
ンシユレータを覆つて前記ピストンに嵌着される
保護プレートでインシユレータをピストンに取付
ける車両用デイスクブレーキのインシユレータ取
付構造において、前記ピストンの摩擦パツド対向
面の前記凹部よりも外周側に前記保護プレートの
嵌着溝を形成し、該嵌着溝のピストン内周側とピ
ストン外周側とにそれぞれ係止段部を設け、一
方、前記保護プレートに前記嵌着溝に挿入される
係止片を設け、該係止片に前記ピストン内周側の
係止段部に係止される段部と、該段部から弯曲し
て延出し先端を前記ピストン外周側に係止段部に
係止される弾性爪を形成したことを特徴としてい
る。
〔作用〕
これにより、保護プレートの係止片の段部と弾
性爪とが弾性爪の付勢力により、ピストンの嵌着
溝内の係止段部にそれぞれ弾発係止されるので、
係止片の浮き上がりがなくなる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図乃至第4図に基
づいて説明する。
第1図乃至第3図は本考案を金属性ピストンに
適用した実施例を示すもので、デイスクブレーキ
10のキヤリパ11は、作用部11aと反作用部
11bとをデイスク12を跨ぐブリツジ部11c
で連結しており、ブリツジ部11cの下方には、
ハンガーピン13によりデイスク12の両側に配
置された摩擦パツド14,15がデイスク12の
軸方向に移動可能に吊持されている。
また、上記作用部11aには、前記デイスク1
2側を開口したシリンダ孔16が形成されてお
り、該シリンダ孔16には、ピストン17が液密
かつ移動可能に嵌挿され、該ピストン17により
シリンダ孔16内に液圧室18が画成され、マス
タシリンダ(図示せず)から液圧室18に供給さ
れる圧液によつて前記ピストン17をデイスク1
2方向へ押動して摩擦パツド14をデイスク12
の一側に圧接させるとともに、ピストン17に働
く反力でキヤリパ11全体を作用部11a側に移
動させ、該キヤリパ11の反作用部11bが他方
の摩擦パツド15を押動してデイスク12の他側
に圧接させ、両摩擦パツド14,15間でデイス
ク12を挟圧して制動作用を行う。
ピストン17は、第2図に示されるように、シ
リンダ孔16の底部にまで挿入された状態で前記
摩擦パツド14との対向面17aがダストシール
19の位置よりも摩擦パツド14側に突出する長
さに形成され、該対向面17aに、断熱材として
のインシユレータ20を装着している。このイン
シユレータ20は円盤状で、ピストン17の摩擦
パツド対向面17aから突出して対向面17aに
形成された凹部17bに嵌合され、該インシユレ
ータ20を覆う保護プレート21によりピストン
17に取付けられている。
また、ピストン17の摩擦パツド対向面17a
には、前記凹部17bの外周に前記保護プレート
21を嵌着する嵌着溝17cが周設されている。
該嵌着溝17cは、その内周側壁面に係止段部1
7dを、また、外周側壁面に係止段部17eをそ
れぞれ形成しており、外周側係止段部17eは内
周側係止段部17dよりも嵌着溝17cの底部よ
りに形成され、底部から外周側係止段部17eに
かけての壁面は湾曲して形成されている。
前記保護プレート21は、第3図に示されるよ
うに、インシユレータ20を覆う小径覆い部21
aと、該小径覆い部21aから連続してピストン
17の摩擦パツド対向面17aを覆う大径覆い部
21bと、該大径覆い部21bから延出する3本
の係止片21cとで構成されており、係止片21
cには、前記ピストン17の嵌着溝17cの内周
側係止段部17dに係止される段部21dと、該
段部21dから湾曲して延出し先端を前記ピスト
ン外周側係止段部17eに係止される弾性爪21
eとがそれぞれ形成されている。
このように構成することにより、保護プレート
21をピストン17に嵌着すると、嵌着溝17c
に挿入された係止片21cの段部21dが嵌着溝
17cの内周側係止段部17dに係止されるとと
もに、弾性爪21eが外周側係止段部17eに係
止される。この際に、段部21dと弾性爪21e
とは、弾性爪21eの付勢力により嵌着溝17c
の内周側係止段部17dと外周側係止段部17e
とに弾発係止されるので、保護プレート21が制
動作用の繰返しによるピストン17の押圧力によ
りたたかれても、係止片21cの浮き上がること
がなくなり、保護プレート21とインシユレータ
20との間あるいはインシユレータ20とピスト
ン17との間に土砂等が侵入することを防止で
き、インシユレータ20の異常摩耗を抑制でき
る。
第4図は本考案を樹脂製ピストンに適用した別
の実施例を示すもので、ピストン30の摩擦パツ
ド対向面30aには、前記実施例と同様に、イン
シユレータ20の嵌合凹部30bが形成され、該
嵌合凹部30bの外周に保護プレート21の嵌着
溝30cが周設されており、該嵌着溝30cは、
その内周側壁面に係止段部30dを、外周側壁面
に係止段部30eをそれぞれ形成し、内周側の係
止段部30dから外周側の係止段部30eにかけ
ての底部を円弧状に形成して保護プレート21の
係止片21c先端の弾性爪21eをガイドしやす
くしている。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように、車両用デイスクブレー
キのインシユレータ取付構造において、ピストン
の摩擦パツド対向面に形成したインシユレータ嵌
合凹部よりも外周側に、インシユレータをピスト
ンに取付ける保護プレートの嵌着溝を形成し、該
嵌着溝のピストン内周側とピストン外周側とにそ
れぞれ係止段部を設け、一方、前記保護プレート
に前記嵌着溝に挿入される係止片を設け、該係止
片に前記ピストン内周側の係止段部に係止される
段部と、該段部から湾曲して延出し先端を前記ピ
ストン外周側の係止段部に係止される弾性爪を形
成したので、保護プレートをピストンに嵌着する
と、嵌着溝に挿入された係止片の段部が嵌着溝の
内周側係止段部に係止されるとともに、弾性爪が
外周側係止段部に係止される。この際に、段部と
弾性爪とは、弾性爪の付勢力により嵌着溝の内周
側係止段部と外周側係止段部とに弾発係止される
ので、保護プレートが制動作用の繰返しによるピ
ストンの押圧力によりたたかれても、係止片が浮
き上がることがなくなり、保護プレートとインシ
ユレータとの間あるいはインシユレータとピスト
ンとの間に土砂等が侵入することを防止でき、イ
ンシユレータの異常摩耗を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案を金属製ピストンに
適用した実施例を示すもので、第1図はデイスク
ブレーキの断面正面図、第2図は要部の拡大断面
図、第3図は保護プレートの斜視図、第4図は本
考案を樹脂製ピストンに適用した実施例を示す断
面図、第5図は従来例を示す断面図である。 10……デイスクブレーキ、11……キヤリ
パ、14,15……摩擦パツド、16……シリン
ダ孔、17,30……ピストン、17a,30a
……摩擦パツド対向面、17b,30b……イン
シユレータ嵌合凹部、17c,30c……嵌着
溝、17d,17e,30d,30e……係止段
部、20……インシユレータ、21……保護プレ
ート、21c……係止片、21d……段部、21
e……弾性爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤリパのシリンダ孔内を移動するピストンの
    摩擦パツド対向面に形成した凹部にインシユレー
    タを嵌合し、該インシユレータを覆つて前記ピス
    トンに嵌着される保護プレートでインシユレータ
    をピストンに取付ける車両用デイスクブレーキの
    インシユレータ取付構造において、前記ピストン
    の摩擦パツド対向面の前記凹部よりも外周側に前
    記保護プレートの嵌着溝を形成し、該嵌着溝にピ
    ストン内周側とピストン外周側とにそれぞれ係止
    段部を設け、一方、前記保護プレートに前記嵌着
    溝に挿入される係止片を設け、該係止片に前記ピ
    ストン内周側の係止段部に係止される段部と、該
    段部から弯曲して延出し先端を前記ピストン外周
    側に係止段部に係止される弾性爪を形成したこと
    を特徴とする車両用デイスクブレーキのインシユ
    レータ取付構造。
JP5240588U 1988-04-19 1988-04-19 Expired JPH041381Y2 (ja)

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JPH01156327U JPH01156327U (ja) 1989-10-27
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