JPH04137646U - 電話制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】種々の被制御装置を、電話コントローラに接続
される専用のまたは内蔵のリモコンが無くても電話回線
によって外部からリモコン制御できる装置を提供するこ
とを目的とする。 【構成】電話回線と送受話器とを接続した電話コントロ
ーラは、受信部と、メモリと、送信部とを具備し、受診
部にて予め各リモコンからのリモコン信号を読取り、メ
モリに記憶する。また、メモリには、電話回線からの制
御信号と、各リモコンの命令とを対応させたマイクロプ
ログラム命令が記憶されている。そして、電話回線から
特定のリモコンの制御信号が入力すると、メモリのマイ
クロプログラムを実行して、記憶された特定のリモコン
のデータが読み出され、送信部からは、特定のリモコン
の赤外線信号と同一の信号が発射され、該当する被制御
装置のすべての遠隔制御がなされる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、電話回線によって外部から種々の電気製品をリモートコントロール 可能な電話制御装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、電話回線によって種々の電気製品をリモートコントロール可能な電話制 御装置として、図２や図３に示すものが知られている。

【０００３】 図２に示すものは、送受話器１４を結合した電話コントローラ１２に、ＴＶ１ ５ａ，ビデオプレーヤ１５ｂ，ＣＤプレーヤ１５ｃ，エアコン１５ｄ…などの被 制御装置１５の電源コードを接続しておくとともに、電源１３を接続しておく。 そして、被制御装置１５と電源１３とのオン、オフを、電話回線１０によって外 部から電話をかけて制御するものである。

【０００４】 図３に示すものは、電話コントローラ１２に、この電話コントローラ１２専用 のリモコン１６を接続しておき、または、点線で示すように、電話コントローラ １２にリモコン１６を内蔵しておく。そして、被制御装置１５と電源１３とのオ ン、オフなどを、電話回線１０によって外部から電話をかけて制御するものであ る。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

図２の装置では、すべての被制御装置１５の電源コードを予め電話コントロー ラ１２に接続しておかなければならず、しかも電源のオン、オフ以外の制御は電 話回線１０を介在してはできない。 また、図３の装置では、電話コントローラ１２に接続される専用のまたは内蔵 のリモコン１６が無いと被制御装置１５の制御ができないという問題があった。

【０００６】 本考案は、種々の被制御装置を、電話コントローラに接続される専用のまたは 内蔵のリモコンが無くても電話回線によってリモコン制御できる装置を提供する ことを目的とするものである。

【０００７】

【課題を解決するための手段】

本考案は、外部の電話回線と、送受話器とを電話コントローラに接続してなる 電話制御装置において、前記電話コントローラは、各種のリモコンの発信信号を 受信する受信部と、受信されたデータによるリモコンの命令と、電話回線からの 制御信号とを対応させたマイクロプログラム命令を記憶するメモリと、各リモコ ンの命令に対応してリモコン信号を発射する送信部とを具備してなることを特徴 とする電話制御装置である。

【０００８】

【作用】

まず、各リモコンからのリモコン信号を受信部で読取り、メモリに記憶する。 また、ＲＯＭには、電話回線からの制御信号と、各リモコンの命令とを対応させ たマイクロプログラム命令が記憶されている。 ここで、電話回線から特定のリモコンの制御信号が電話コントローラに入力す ると、ＣＰＵにてＲＯＭのマイクロプログラムを実行して、ＲＡＭ内に記憶され た特定のリモコンのデータが読み出され、送信部に送られる。すると、この送信 部からは、特定のリモコンの赤外線信号と同一の信号が発射され、該当する被制 御装置の電源のオン、オフ、強弱のセット、タイマーの設定など、リモコンでで きるリモコン制御がすべて可能である。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面に基づき説明する。 図１において、１２は本考案による電話コントローラである。電話回線１０は 、電話コントローラ１２の入出力回路１１、変調復調回路２０、インターフェー ス２１を介してＣＰＵ３０に接続されている。また、このＣＰＵ３０には、各種 のデータを記憶するためのＲＡＭ２４、プログラムを記憶したＲＯＭ２５が接続 されるとともに、インターフェース２２、２３が接続されている。さらに、前記 ＲＯＭ２５は、エミュレーション可能なマイクロプログラム機能を有する。

【００１０】 前記インターフェース２２には、表示部２６、入力用キーボード２７が接続さ れ、また、前記インターフェース２３には、送信部２８、受信部２９が接続され ている。 このうち、受信部２９は、各種のリモコン１６から発信される赤外線信号を受 信するもので、それぞれのリモコン１６のデータは、公知の学習機能（例えば、 特開昭６０−ＲＯＭ２５４８９８号公報）により前記ＲＡＭ２４に記憶される。 前記送信部２８は、ＲＡＭ２４に記憶されたデータに基づき各被制御装置１５ へ赤外線などの制御信号を発射するものである。

【００１１】 以上のような構成における作用を説明する。 まず、各リモコン１６からのリモコン信号を受信部２９で読取り、ＲＡＭ２４ に記憶するが、このとき、各リモコン１６の命令に対応する動作を実行するマイ クロプログラムが前記ＲＯＭ２５に構成してある。また、電話回線１０からの制 御信号と、各リモコン１６の命令とを対応させたマイクロプログラム命令も前記 ＲＯＭ２５に記憶されている。

【００１２】 ここで、電話回線１０から特定のリモコン１６の制御信号が入力すると、入出 力回路１１、変調復調回路２０、インターフェース２１を介してＣＰＵ３０に入 力し、ＲＯＭ２５のマイクロプログラムを実行して、ＲＡＭ２４内に記憶された 特定のリモコン１６のデータがＣＰＵ３０にて読み出され、インターフェース２ ３を介して送信部２８に送られる。すると、この送信部２８からは、特定のリモ コン１６の赤外線信号と同一の信号が発射され、該当する被制御装置１５の電源 のオン、オフ、強弱のセット、タイマーの設定など、リモコン１６でできるリモ コン制御がすべて可能となる。

【００１３】 なお、電話回線１０からの制御信号としては、例えば、一定回数の呼出し音で 電話コントローラ１２を作動状態とし、この電話コントローラ１２が作動したら 、音声の組み合わせやプッシュ釦による数字の組み合わせを各リモコン１６のプ ログラム命令とする。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、電話コントローラは、各種のリモコンの発信信号を受信する受信部 と、受信されたデータによるリモコンの命令と、電話回線からの制御信号とを対 応させたマイクロプログラム命令を記憶するメモリと、各リモコンの命令に対応 してリモコン信号を発射する送信部とを具備したので、外出先から各種の電気製 品のあらゆるリモコン制御ができる。しかも、電話コントローラが学習機能を有 するので、装置が簡単で、かつ特別な接続も不要であるというすぐれた効果を有 する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案による電話制御装置の一実施例を示すブ
ロック図である。

【図２】従来の電話制御装置のブロック図である。

【図３】従来の他の電話制御装置のブロック図である。

【符号の説明】

１０…電話回線、１１…入出力回路、１２…電話コント
ローラ、１３…電源、１４…送受話器、１５…被制御装
置、１６…リモコン、１７…受信部、２０…変調復調回
路、２１…インターフェース、２２…インターフェー
ス、２３…インターフェース、２４…ＲＡＭ、２５…Ｒ
ＯＭ、２６…表示部、２７…入力用キーボード、２８…
送信部、２９…受信部、３０…ＣＰＵ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】外部の電話回線と、送受話器とを電話コン
   トローラに接続してなる電話制御装置において、前記電
   話コントローラは、各種のリモコンの発信信号を受信す
   る受信部と、受信されたデータによるリモコンの命令
   と、電話回線からの制御信号とを対応させたマイクロプ
   ログラム命令を記憶するメモリと、各リモコンの命令に
   対応してリモコン信号を発射する送信部とを具備してな
   ることを特徴とする電話制御装置。