JP2000050369A - リモコン送信機 - Google Patents

リモコン送信機

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JP2000050369A
JP2000050369A JP10213358A JP21335898A JP2000050369A JP 2000050369 A JP2000050369 A JP 2000050369A JP 10213358 A JP10213358 A JP 10213358A JP 21335898 A JP21335898 A JP 21335898A JP 2000050369 A JP2000050369 A JP 2000050369A
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remote control
control transmitter
box
transmitter
bus
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JP10213358A
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Masami Tsugita
雅美 次田
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つのリモコン送信機で複数の機器を制御す
ることができるリモコン送信機を提供することである。 【解決手段】 操作対象機器を遠隔操作するリモコン送
信機14において、前記操作対象機器から、前記操作対
象機器が有する操作対象機能に関する情報を受信する赤
外受光部18と、受信した情報を表示する表示部20と
を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はリモコン送信機に関
し、特にAV機器等を遠隔操作することができる小型の
リモコン送信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、さまざまなAV機器等が小型
のリモコン送信機によって遠隔操作可能となっている。
ところが、このような機器では、機器ごとに専用のリモ
コン送信機が必要なため、機器が増えるごとにリモコン
送信機も増え、使用者は数多くのリモコン送信機を管理
することになり、どのリモコン送信機がどの機器を操作
するためのものかわからなくなったり、リモコン送信機
が数多いためにどこかに置き忘れてしまったりしてしま
うという状況が発生している。
【0003】また、最近では、たとえば、ディジタルカ
メラやVTR、セットトップボックスなどの機器が画像
・音声や制御データをやり取りできるよう高速バスに接
続され、このバス上につながっている機器がどのような
機器なのか別の機器が知ることができ、さらにその機器
において使用できるコマンド(機能)を他の機器が知る
ことができるAVシステムが開発されている。これは、
たとえばIEEE1394バス上に接続された機器で構
成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な機器がバス接続されたAVシステムにおいても、それ
ぞれの機器を操作する際にはそれぞれの機器用のリモコ
ン送信機が必要であり、リモコン送信機の管理上の問題
を解決するものではない。
【0005】図11は、従来のリモコン送信機とこのリ
モコン送信機によって遠隔操作される機器とを示す図で
ある。
【0006】図11においてリモコン送信機39で選択
されたコマンドが赤外線信号41として送信され、機器
38の受光器40で受光され解析され、リモコン送信機
39で選択されたコマンドが機器38にて実行される。
従来の遠隔操作可能なシステムは、機器・メーカーごと
に固定されている。
【0007】このような従来のシステムの第1の問題
は、リモコン送信機から発した信号が機器で解析される
という一方通行であったため、機器とリモコン送信機が
固定化されており、そのため、機器の数だけリモコンが
必要になるという点である。
【0008】第2の問題は、従来、リモコン送信機の数
を減らすために、ユーザーがリモコン送信機に機能を覚
えさせることができる学習リモコンがあるが、この場合
であっても、覚えさせることができるコマンドの量に限
界があるという点である。
【0009】第3の問題は、上記のような学習リモコン
を使っても、機器を購入するたびに、その機器の機能に
ついてリモコン送信機に覚えさせなければならず、非常
に面倒であるという点である。
【0010】第4の問題は、従来、各機器のコマンドが
プリセットされ、各メーカーの機器に対応して機能を切
り替えられるリモコン送信機があるが、この場合であっ
ても、リモコン送信機に表示されているボタンの機能の
説明や、ボタンの数に限界があるため、各機器に共通の
コマンドが、メーカーの種類に左右されないで使えるよ
うになった程度であり、機能の異なる機器間でのリモコ
ンの共有化はできていないという点である。
【0011】本発明は上記の点にかんがみてなされたも
ので、1つのリモコン送信機で複数の機器を制御するこ
とができるリモコン送信機を提供することを目的とす
る。
【0012】また、本発明は、バス上につながるどの機
器でも、MAP上にコマンドを持っている限り、ユーザ
ーが特に設定を行わなくても、メーカーや機種に依存せ
ず、バス上に同じメーカーで同じ機種が複数存在してい
ても、混乱せず確実に遠隔操作ができる環境を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、操作対象機器を遠隔操作するリモコン送
信機において、前記操作対象機器から受信した情報を表
示する表示手段を有することを特徴とする。
【0014】また、請求項1に記載のリモコン送信機に
おいて、前記表示手段によって表示する情報が前記操作
対象機器が有する操作対象機能に関する情報であること
を特徴とする。
【0015】また、遠隔操作システムにおいて、複数の
操作対象機器をバス接続して構成し、該複数の操作対象
機器のうちの1つが、他の操作対象機器の制御を行う制
御手段と、リモコン送信機に対して前記他の操作対象機
器が有する操作対象機能に関する情報を送信する送信手
段と、前記リモコン送信機から信号を受信する受信手段
とを有し、前記制御手段が前記受信手段によって受信し
た信号に基づいて前記他の操作対象機器を制御すること
を特徴とする。
【0016】また、請求項3に記載の遠隔操作システム
において、前記リモコン送信機が、前記送信手段から得
た情報を表示する表示手段を有することを特徴とする。
【0017】また、請求項3または4に記載の遠隔操作
システムにおいて、前記送信手段と前記リモコン送信機
とが、および、前記受信手段と前記リモコン送信機とが
赤外線によって通信することを特徴とする。
【0018】また、操作対象機器の遠隔操作方法におい
て、バス接続された複数の操作対象機器のそれぞれを、
該複数の操作対象機器のうちの1つが、リモコン送信機
からの信号に基づいて制御することを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0020】本発明は、たとえば、ディジタルカメラや
VTR、セットトップボックスなどの機器が画像・音声
や制御データをやり取りできるように高速バスで互いに
接続され、このバスに接続されている機器がどのような
機器なのかをバスに接続されている別の機器が知ること
ができ、さらにこのバスに接続されている機器において
使用できるコマンド(機能)をバスに接続されている別
の機器が知ることができるバス上のシステムにおいて
(たとえばIEEE1394バス上に存在しているAu
dio&Video等々の機材)、リモコン送信機を使
う際に、バス上の機器のうち操作する機器をユーザーが
選択でき、その選択した機器の持っている機能をリモコ
ン送信機上に表示し、その選択した機器に応じたコマン
ドを操作できるように構成したことを特徴としている。
【0021】本実施の形態では、リモコン送信機で操作
する機器がバスに接続され、このバス上に操作対象機器
の動作を制御するコントロールBOX(以下、「C−B
OX」という)が設けられており、このC−BOXとリ
モコン送信機との間で通信が行われる。
【0022】図1は、本発明によるAVシステムの一実
施の形態におけるC−BOXのブロック図である。
【0023】C−BOX13は、図1に示すように、リ
モコン制御部1とバスコントロール部2とより構成され
る。
【0024】バスコントロール部2はバス上の他の機器
(以下、「ノード」ともいう)に対して、制御データな
どから成るパケットを送り、各ノードがどのような機器
であるかをそのノードが送ってきたパケットを解析して
知ることができる。そのために、バスコントロール部2
は、パケット発生部9とパケット通信部10とパケット
認識部11とから成るノード認識部8を有する。
【0025】リモコン制御部1は、内部に、機能マップ
4と、画像データ発生部5と、発光部6と、受光部7
と、受光データ・デコード部3とを有する。機能マップ
4は、AV/C Digital Interface
Command Set(1394 Trade A
ssociation Steering Commi
ttee)に定められているコマンド一覧と、ノードの
機器の機能とを結びつける。画像データ発生部5は、ノ
ードの機器名や、機能、コマンド等のユーザーがリモコ
ンを使って操作をする際に必要な情報を、画像または文
字データとして作成しコード化する。画像データ発生部
5で作成されコード化されたデータは、発光部6からリ
モコン送信機へと送られる。
【0026】リモコン送信機では、C−BOX13から
受け取った情報を基にユーザーがコマンドを選択する。
リモコン送信機からのコマンド情報はリモコン制御部1
の受光部7で受信される。受光データ・デコード部3で
は受信したコマンドが何かを解析し、それによって機能
マップ4に持っているノードのどの機能をユーザーが選
択したかを判断し、バスコントロール部2へ情報を渡
す。バスコントロール部2のパケット発生部9はそのノ
ードのコマンドを意味するパケットを作る。そして、そ
のパケットをパケット通信部10が、バス12を介して
目的のノードに送信する。
【0027】図2は、本発明によるAVシステムの一実
施の形態におけるリモコン送信機のブロック図である。
【0028】リモコン送信機14は、図1に示したC−
BOX13から送られて来た信号を受信する赤外受光部
7と、受信した信号をデコードするデコード部8と、デ
コードした映像または文字を表示する表示部9と、表示
部9を見たユーザーが選択した機能を入力するための入
力部2と、選択された機能をC−BOX13へ送信する
ためにエンコードを行うエンコード部3と、エンコード
された信号をC−BOX13へ送信するための赤外発光
部4とから成る。
【0029】このようにして、本実施の形態では、自動
的にバスに接続されている他の機器が何であるのかを調
べ、その機器の持っている機能に応じた機器特有の制御
コマンドを、リモコン送信機へ映像または文字として送
り、リモコン送信機上でその制御コマンドの情報を表示
し、ユーザーはコマンド情報を目で見て選択してリモコ
ン送信機のボタンを押す。
【0030】選択されたボタン情報は、C−BOXで受
信され、押されたボタンと、リモコン送信機に表示され
ている機器のコマンドの位置から機器のコマンドが関係
づけられて、ユーザーが何を要求しているかを認識し、
機器に対して要求された機器のコマンドを実行するよう
に指示(パケット)を送ることで、ユーザーはバス上に
存在する複数の機器を1つのリモコン送信機だけで簡単
に制御、操作することができるようになる。
【0031】以下、本実施の形態をさらに詳細に説明す
る。
【0032】図10は、本実施の形態において、リモコ
ン送信機で操作される機器がバスで接続されて構成され
るAVシステムを示す図である。
【0033】図10を参照すると、たとえばIEEE1
394シリアルバスであるバス12によって、C−BO
X13と、AV用アンプ(AV AMP)26と、チュ
ーナー(TUNER)21と、VTR装置(VTR)2
5と、VTR装置(VTR)24と、CDプレーヤー
(CD)22と、テレビ(TV)23とが接続されてい
る。
【0034】従来では機器ごとにリモコン送信機が必要
であったため、このAVシステムだけで7台のリモコン
送信機が存在することになる。
【0035】図1に示したように、C−BOX13内の
バスコントロール部2では、電源が投入されたり、バス
12上に新しい機器が接続されたり、バス12上から機
器が取り外された場合、IEEE1394のバス認識手
順に従って各ノードが何であるか、認識するための動作
を開始する。具体的には、バス12上に何台の機器があ
るかを調べ、各ノード(機器)ごとに固有の番号を割り
当てる。この状態になると、各ノードを指定した通信が
行えるようになる。
【0036】C−BOX13は、自分以外のすべてのノ
ードに実装されている、その機器が何であるかを示して
いるレジスタを読む動作を開始する。このようにするこ
とで、C−BOX13は、たとえば、第1のノードがチ
ューナー21であり、第2のノードがCDプレーヤー2
2であり、第3のノードがテレビ23であり、第4のノ
ードがVTR装置24であり、第5のノードがVTR装
置25であり、第6のノードがAV用アンプ26であ
り、第7のノードがC−BOX13であると認識する。
【0037】もし、C−BOX13が、あるノードが何
であるかを認識できない場合は、コントロールできない
機器として認識すればよい。IEEE1394 AV/
CDigital Interface Comman
d Setで用意されているコマンドは、オーディオや
ビデオ、テレビを操作するときに必要なコマンドであ
る。C−BOX13が操作したいノードがテレビ23で
あるならば、IEEE1394のプロトコルを使い、通
信先に第3のノードを特定して、音量の増減や、チャン
ネルの移動等のコマンドを送ればよい。
【0038】C−BOX13は、図1に示したように、
リモコン制御部1とバスコントロール部2とから構成さ
れる。
【0039】バスコントロール部2はバス12上の他の
機器(ノード)に対してパケットを送り、他のノードが
何であるかをそのノードが送ってきたパケットを解析し
て知ることができる。そのために、バスコントロール部
2は、パケット発生部9とパケット通信部10とパケッ
ト認識部11とから成るノード認識部8を有する。
【0040】リモコン制御部1は、内部に、機能マップ
4と、画像データ発生部5と、発光部6と、受光部7
と、受光データ・デコード部3とを有する。機能マップ
4は、AV/C Digital Interface
Command Setに定められているコマンド一
覧と、ノードの機器の機能とを結びつける。画像データ
発生部5は、ノードの機器名や、機能、コマンド等のユ
ーザーがリモコンを使って操作をする際に必要な情報
を、画像または文字データとして作成しコード化する。
画像データ発生部5で作成されコード化されたデータ
は、発光部6からリモコン送信機へと送られる。
【0041】リモコン送信機では、C−BOX13から
受け取った情報を基にユーザーがコマンドを選択する。
リモコン送信機からのコマンド情報はリモコン制御部1
の受光部7で受信される。受光データ・デコード部3で
は受信したコマンドが何かを解析し、それによって機能
マップ4に持っているノードのどの機能をユーザーが選
択したかを判断し、バスコントロール部2へ情報を渡
す。バスコントロール部2のパケット発生部9はそのノ
ードのコマンドを意味するパケットを作る。そして、そ
のパケットをパケット通信部10が、バス12を介して
目的のノードに送信する。
【0042】リモコン送信機14は、図2に示したよう
に、図1に示したC−BOX13から送られて来た信号
を受信する赤外受光部7と、受信した信号をデコードす
るデコード部8と、デコードした映像または文字を表示
する表示部9と、表示部9を見たユーザーが選択した機
能を入力するための入力部2と、選択された機能をC−
BOX13へ送信するためにエンコードを行うエンコー
ド部3と、エンコードされた信号をC−BOX13へ送
信するための赤外発光部4とから成る。
【0043】図3は、図2に示したリモコン送信機14
と図1に示したC−BOX13との信号の関係を示す図
である。
【0044】C−BOX13の発光部6から出力された
赤外線27は、リモコン送信機14の赤外受光部18へ
入力される。リモコン送信機14の赤外発光部17から
出力された赤外線28はC−BOX13の受光部7によ
って受信される。
【0045】図4は、図2に示したリモコン送信機14
の操作面を簡単に表した図である。
【0046】図4に示すように、リモコン送信機14
は、たとえば、操作対象機器の電源を入れるためのボタ
ン32と、画面選択ボタン34と、9分割のタッチパネ
ル33と、たとえば現在リモコン送信機14が操作可能
な機器の名称を表示する表示窓35とを備えている。タ
ッチパネル33は、たとえば、図4に示すように、33
a〜33iの9つのエリアに分割されている。
【0047】図5は、図4に示したリモコン送信機14
の操作面に表示される内容の一例を示す図である。
【0048】この図5は、CDプレーヤーを操作すると
きのタッチパネル33の表示例である。表示窓35には
リモコン送信機14によって現在操作可能な機器の名称
が表示されるので、図5においてはCDと表示されてい
る。この表示窓35は、たとえば液晶等の表示デバイス
によって構成される。
【0049】タッチパネル33は、33a〜33iの9
つのエリアに分割され、この9つのエリアのそれぞれに
はPower on/off、eject、paus
e、Play、Stop等のCDプレーヤーの機能に対
応した図柄が表示される。ユーザーがCDプレーヤーを
操作するときには、このリモコン送信機14のタッチパ
ネル33の該当する機能の図柄が表示されたエリアを押
せばよい。
【0050】図6は、図4に示したリモコン送信機14
の操作面に表示される内容の別の例を示す図である。
【0051】この図6は、VTR装置を操作するときの
タッチパネル33の表示例である。また、この例では、
リモコン送信機14によって現在操作可能な機器の名称
がタッチパネル33に表示される。すなわち、この例で
は図4に示したエリア33cを機器名称の表示用に用い
ており、この場合、表示窓35を不要とすることができ
るし、表示窓35を設けた場合には別の情報を表示させ
ることもできる。この例ではエリア33cにおいて機器
名としてVTRと表示され、エリア33bおよびエリア
33hは未使用になっている。
【0052】なお、上述したように、本実施の形態で
は、リモコン送信機14によって現在操作可能な機器の
名称をリモコン送信機14の操作面に表示させるが、た
とえば図10に示したVTR装置24およびVTR装置
25のようにAVシステムに同じ機器が複数存在すると
きには、リモコン送信機14の操作面を見たユーザーが
これらを区別することができるように、それぞれを区別
することができる予め定めた略称等をリモコン送信機1
4の操作面に表示するようにするとよい。
【0053】図7は、図4に示したリモコン送信機14
の操作面に表示される内容の別の例を示す図である。
【0054】図5および図6に示した例ではリモコン送
信機14のタッチパネル33に、リモコン送信機14に
よって現在操作可能な機器の機能に対応した図柄が表示
されるようにしたが、図7に示す例では、タッチパネル
33に、リモコン送信機14によって現在操作可能な機
器の機能に対応した文字を表示させるようにしている。
【0055】図8は、図4に示したリモコン送信機14
の操作面に表示される内容の別の例を示す図である。
【0056】図6に示した例では、リモコン送信機14
によって現在操作可能な機器の機能の数よりもリモコン
送信機14に設けたタッチパネル33のエリア数のほう
が多い場合に、エリア33bおよびエリア33hのよう
な未使用のエリアが発生していたが、図8に示す例で
は、機器名をエリア33bおよび33cを使って表示
し、VTR装置の機能stopに対応した図柄の表示に
エリア33gおよび33hを使用している。
【0057】このようにすることにより、たとえばよく
使う機能に対するタッチパネル33のエリアを大きくす
ることができ、操作性を向上させることができる。
【0058】図9は、図2に示したリモコン送信機14
の操作面に表示される内容の別の例を示す図である。
【0059】図4〜図8に示した例では、リモコン送信
機14の操作面にタッチパネル33を設け、このタッチ
パネル33にリモコン送信機14によって現在操作可能
な機器の機能を表示したが、図9に示す例では、タッチ
パネル33の代わりに、液晶表示パネル36とボタンス
イッチ37とを設けている。液晶表示パネル36には、
ボタンスイッチ37のそれぞれに対応するリモコン送信
機14によって現在操作可能な機器の機能について表示
する。
【0060】次に、本実施の形態の動作について説明す
る。
【0061】全体の動作は、初期化状態と、実行状態の
二つに分かれる。
【0062】初期化状態では、バス12上に新しい機器
が追加されたり、接続してあった機器が取り除かれた
り、バス12上の機器に電源が入ったり、切れたりとい
う機器情報が変化したときに初期化処理が行われる。バ
ス12が各機器を認識するまでの処理についてはIEE
E1394に示されている通りに処理されるため詳しい
説明は省略する。ここでは、図10のようにバス12上
に機器が接続されたと仮定して動作を説明する。
【0063】IEEE1394で、バス12の認識動作
が終わると、各機器間がパケットを通信できる環境にな
る。ここで、C−BOX13は自分以外の各機器に対し
て、その機器が何であるかを示しているレジスタにアク
セスする。具体的にはリード・リクエスト・パケットを
発行する。
【0064】AV機器のレジスタやコマンドに関する定
義はAV/C Digital Interface
Command Setの仕様にて定義されている。A
V機器から返信されてきたパケットを解析することによ
り、メーカーや、その機器の種類がわかる。そのデータ
から、リモコン送信機14が制御、操作することができ
る機器の一覧とバス12上のアドレスを、図1に示した
機能マップ4に作っておく。
【0065】C−BOX13の機能マップ4には、あら
かじめAV/C DigitalInterface
Command Setの仕様に合わせて機器ごとのコ
マンドの一覧も定義されている。
【0066】C−BOX13で初期化が終わった時点
で、リモコン送信機14に対して接続機器一覧等の初期
情報を送ってもよい。
【0067】実行状態では、ユーザーはまず、リモコン
送信機14で制御、操作することができる機器が何であ
るか、または何を制御、操作したいのかを選択する。リ
モコン送信機14では、画面選択ボタン34を押すと、
一覧表示を要求する信号がC−BOX13へ送られ、C
−BOX13から機器一覧がリモコン送信機14のタッ
チパネル33に表示される。
【0068】C−BOX13では、リモコン送信機14
のタッチパネル33の各エリアに対応した位置と機器名
とを一致させるように画像または文字情報を作り、リモ
コン送信機14に送信し、その情報はリモコン送信機1
4上に表示される。図5〜図8では、タッチパネル33
に機器が選択された後の各器機の機能の一覧が表示され
た例を示したが、ここでは、たとえば図10に示した各
器機のうちのどの機器をリモコン送信機14で操作した
いかをユーザーが選択するために、図10に示した各器
機の名称がリモコン送信機14のタッチパネル33に表
示される。
【0069】ユーザーは、表示されている機器の中から
操作したい機器を選び、タッチパネルを押すことにな
る。ここでは、仮にエリア33aにCDと表示されてい
て、ユーザーがエリア33aを押したとすると、リモコ
ン送信機14からはエリア33aの位置を示す信号がC
−BOX13に向けて発信される。C−BOX13はリ
モコン送信機14でエリア33aが選択されたことを知
り、機能マップ4と照らし合わせる。
【0070】機能マップ4では、エリア33aはCDと
定義づけられているため、今度はリモコン送信機14に
対してCDの機能一覧を示した絵や文字を、タッチパネ
ル33のエリアに定義づけて送信する。リモコン送信機
14側ではたとえばエリア33aから順番に、図5に示
す内容が表示される。
【0071】その内容を見て、ユーザーはさらにそこか
らCDのコマンドを選択し、タッチパネル33を押す
と、たとえばPlayを選択するとエリア33eを示す
信号がC−BOX13に対して送信される。C−BOX
13ではそのときすでにエリア33eとPlayコマン
ドが定義づけられているため、機能マップ4からCDプ
レーヤー22のアドレスを読み出し、Playのコマン
ドを読み出してパケットを作り、CDプレーヤー22に
対してPlayを実行させるコマンドパケットを送信す
る。コマンドパケットを受信したCDプレーヤー22は
Playコマンドを実行する。
【0072】この際、C−BOX13とリモコン送信機
14との間でデータのやりとりをするため、リモコン送
信機14に表示されている機能・機器と、C−BOX1
3が認識している機器・機能との間に差が生じることは
望ましくない。そのため、C−BOX13からリモコン
送信機14へデータを送る場合は、正常に受信できたこ
とをリモコン送信機14からC−BOX13に対して返
信させることで解決できるであろう。
【0073】なお、本実施の形態は、リモコン送信機1
4とC−BOX13とが赤外線を用いて通信する場合に
ついて説明したが、本発明はこれに限られるものではな
く、いかなる無線通信を用いてもよく、さらには有線通
信であっても何ら問題はない。
【0074】
【発明の効果】以上説明したように、本発明において
は、以下に記載するような効果を奏する。
【0075】第1の効果は、C−BOXが各種機器のコ
マンドを持っており、各機器を自動認識するため、複数
の機器がつながっているバス上で、1つのリモコン送信
機で複数の機器を制御、操作することができることであ
る。
【0076】第2の効果は、リモコン送信機上のボタン
の機能を、C−BOXから操作対象機器に合わせて表示
させるため、リモコン送信機上でのボタンの数を最低限
に抑えることができることである。
【0077】第3の効果は、C−BOXが各種機器のコ
マンドをすべて持っているため、後から追加した機器に
対してもコントロールすることができることである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるAVシステムの一実施の形態にお
けるC−BOXのブロック図である。
【図2】本発明によるAVシステムの一実施の形態にお
けるリモコン送信機のブロック図である。
【図3】図2に示したリモコン送信機と図1に示したC
−BOXとの信号の関係を示す図である。
【図4】図2に示したリモコン送信機の操作面を簡単に
表した図である。
【図5】図4に示したリモコン送信機の操作面に表示さ
れる内容の一例を示す図である。
【図6】図4に示したリモコン送信機の操作面に表示さ
れる内容の別の例を示す図である。
【図7】図4に示したリモコン送信機の操作面に表示さ
れる内容の別の例を示す図である。
【図8】図4に示したリモコン送信機の操作面に表示さ
れる内容の別の例を示す図である。
【図9】図2に示したリモコン送信機の操作面に表示さ
れる内容の別の例を示す図である。
【図10】本実施の形態において、リモコン送信機で操
作される機器がバスで接続されて構成されるAVシステ
ムを示す図である。
【図11】従来のリモコン送信機とこのリモコン送信機
によって遠隔操作される機器とを示す図である。
【符号の説明】
1 リモコン制御部 2 バスコントロール部 3 受光データ・デコード部 4 機能マップ 5 画像データ発生部 6 発光部 7 受光部 8 ノード認識部 9 パケット発生部 10 パケット通信部 11 パケット認識部 12 バス 13 C−BOX 14 リモコン送信機 15 入力部 16 エンコード部 17 赤外発光部 18 赤外受光部 19 デコード部 20 表示部 21 チューナー 22 CDプレーヤー 23 テレビ 24、25 VTR装置 26 AVアンプ 27、28 赤外線 32 ボタン 33 タッチパネル 34 画面選択ボタン 35 表示窓 36 液晶表示パネル 37 ボタンスイッチ 38 機器 39 リモコン送信機 40 受光器 41 赤外線信号

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作対象機器を遠隔操作するリモコン送
    信機において、前記操作対象機器から受信した情報を表
    示する表示手段を有することを特徴とするリモコン送信
    機。
  2. 【請求項2】 前記表示手段によって表示する情報が前
    記操作対象機器が有する操作対象機能に関する情報であ
    ることを特徴とする請求項1に記載のリモコン送信機。
  3. 【請求項3】 複数の操作対象機器をバス接続して構成
    し、 該複数の操作対象機器のうちの1つが、他の操作対象機
    器の制御を行う制御手段と、リモコン送信機に対して前
    記他の操作対象機器が有する操作対象機能に関する情報
    を送信する送信手段と、前記リモコン送信機から信号を
    受信する受信手段とを有し、前記制御手段が前記受信手
    段によって受信した信号に基づいて前記他の操作対象機
    器を制御することを特徴とする遠隔操作システム。
  4. 【請求項4】 前記リモコン送信機が、前記送信手段か
    ら得た情報を表示する表示手段を有することを特徴とす
    る請求項3に記載の遠隔操作システム。
  5. 【請求項5】 前記送信手段と前記リモコン送信機と
    が、および、前記受信手段と前記リモコン送信機とが赤
    外線によって通信することを特徴とする請求項3または
    4に記載の遠隔操作システム。
  6. 【請求項6】 バス接続された複数の操作対象機器のそ
    れぞれを、該複数の操作対象機器のうちの1つが、リモ
    コン送信機からの信号に基づいて制御することを特徴と
    する遠隔操作方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010015598A (ja) * 2009-10-13 2010-01-21 Canon Inc ユーザインタフェース制御装置、ユーザインタフェース制御方法
JP2010128632A (ja) * 2008-11-26 2010-06-10 Digital Electronics Corp タッチパネルディスプレイ、コンピュータ本体、コンピュータ、制御方法及び制御プログラム
JP2016066831A (ja) * 2014-09-22 2016-04-28 カシオ計算機株式会社 情報処理システム、情報処理装置、制御装置、通信装置、制御方法、及び、プログラム

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