JPH04137565U - カートリツジケースの金型 - Google Patents

カートリツジケースの金型

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JPH04137565U
JPH04137565U JP557492U JP557492U JPH04137565U JP H04137565 U JPH04137565 U JP H04137565U JP 557492 U JP557492 U JP 557492U JP 557492 U JP557492 U JP 557492U JP H04137565 U JPH04137565 U JP H04137565U
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JP
Japan
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mold
eject pin
case
slider
base
Prior art date
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Pending
Application number
JP557492U
Other languages
English (en)
Inventor
登 秋山
克巳 亀田
Original Assignee
大日本印刷株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 大日本印刷株式会社 filed Critical 大日本印刷株式会社
Publication of JPH04137565U publication Critical patent/JPH04137565U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スライダの滑りをよくするとともに、イジェ
クトピンの跡が残らないようにする。 【構成】 一対の半型からなる金型300において、キ
ャビティ形成面をスライダの摺動方向と同じ方向に研磨
した。イジェクトピン500が突設された基台501を
金型300内に挿入して、その金型300のキャビティ
内のケースの半片をイジェクトピン500で押し出す成
形品押出し方法において、金型300内に可動のストッ
パ700を設けて基台501の挿入量を調節し、イジェ
クトピン500の突出量を制御するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、カートリッジケースを製造するための金型に関する。
【0002】
【従来の技術】
ディスクカートリッジのケースは合成樹脂製であって全体が矩形の平板状筐体 の上半片と下半片とからなっている。光ディスクを使用しない場合には、前記回 転穴やヘッド挿入穴から塵埃がケース内に侵入するのを防止するために、このケ ースにはシャッタが取付けられている。
【0003】 断面略コの字形シャッタの折曲部分の内面側にはガイド部に摺接するポリアセ タール等の合成樹脂製のスライダが取り付けられており、このスライダは前記折 曲部分の内面側にタッピングねじ等によって固着されている。
【0004】 前記両半片は金型によって射出成形されるが、この金型は割型をなし、各半型 を組合せて、その中に形成されるキャビティに一つの射出口から射出されるよう になっている。射出成形後、金型内の成形品を金型の背面からイジェクトピンで 押し、成形品を金型内から外す。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、金型のキャビティ形成面の研磨すじがケースのすじになって現れ、 スライダの摺動抵抗になり、スライダが円滑に動かないことがあるとともに、成 形品を金型内からイジェクトピンで押し出す際、半片の表面にイジェクトピンの 跡がついて、バリができ、シャッタの円滑な動きを妨げるという問題があった。
【0006】 この考案はこのような事情に鑑みてなされたもので、その課題はシャッタの動 作を円滑にすることができるカートリッジケースの金型を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の課題を解決するため請求項1の考案は、一対の半型からなるカートリッ ジケースの金型において、キャビティ形成面がスライダ摺動方向と同方向に研磨 されている。
【0008】 また、請求項2の考案は、前記金型は成形品を押出すためのイジェクトピンを 備え、このイジェクトピンの突出量を制御するようにした。
【0009】
【作用】
上述のように金型のキャビティ形成面がスライダの摺動方向と同方向に研磨さ れているので、スライダが円滑に摺動する。
【0010】 また、例えば、金型内のストッパを動かして基台のイジェクトピンを保持した 基台の挿入量を調節し、イジェクトピンの突出量を制御するようにしたので、金 型内の成形品のケース半片を押し出す際、イジェクトピンの跡が残らず、ケース 上にバリができない。
【0011】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明する。 図1および図2において、符号1はディスクカートリッジのケースであり、こ のケース1は合成樹脂製であって全体が矩形の平板状筐体の上半片1aと下半片 1bとからなっている。ケース1内には例えば光学的情報を記録した3.5イン チの光ディスク2(ディスク状記録媒体)が収納されている。ケース1の下半片 1bの中央には、光ディスク2が記録再生装置に装着されたときに、ケース1内 の光ディスク2をスピンドルモータ(図示せず)によって回転させるための回転 穴4が形成され、この回転穴4から光ディスク2の中心部に設けられたハブ部2 aが露出している。またケース1の上・下半片1a,1bには光ディスク2に記 録された情報を読み取るための光ヘッドが接近可能なようにヘッド挿入穴3が形 成されている。
【0012】 光ディスク2を使用しない場合には、前記回転穴4やヘッド挿入穴3から塵埃 がケース1内に侵入するのを防止するために、このケース1にはばね14によっ て閉鎖方向に付勢されたシャッタ5が取付けられている。シャッタ5はステンレ ス鋼等の金属薄板を略中央の折曲部5aから断面略コの字形に折り曲げて形成さ れ、前記回転穴4及びヘッド挿入穴3を開閉するための開閉板部6と、この開閉 板部6よりも折り曲げ長さが短い補助開閉板部7とを有している。前記シャッタ 5の開閉板部6は下半片1bに形成された浅い凹部R1 内を、補助開閉板部7は 、上半片1aに形成された浅い凹部R2 内をそれぞれ摺動可能であり、開閉板部 6の端部は、ステンレス製の押さえ板40によってその浮上りが規制され(図2 参照)、同様に前記補助開閉板部7の先端は、押さえ板41によってその浮上り が規制されている(図1参照)。
【0013】 次に前記両半片1a,1bは金型によって射出成形されるが、この金型は割方 をなし、各半型300を組合せて、その中に形成されるキャビティ内に一つの射 出口gから射出されるようになっている。例えば、下半片1bの場合、その射出 口gはシャッタ5の開閉板部6の先端を押える押さえ板によって被われる位置に 対向配置されている(図2)。このように一点ゲートにより射出成形すれば、射 出樹脂の合わさり目が外観上波形になるといういわゆるウェルドマークの発生と いう欠点を除去できる。
【0014】 更に、図3及び図4に示すように、各半片1a,1bの金型のキャビティ形成 面400の半片のガイド部Gに相当する面はスライダ12の摺動方向、図では左 右方向にバフ600で研磨され、スライダ12の摺動をスムースに行なうように なっている。
【0015】 また、図5に示すように、前記金型300に形成される射出成形後の成形品を 突出するイジェクトピン500,500…500の突出長が変更できるように金 型300内に可動ストッパ700を設け、この可動ストッパ700の位置を適宜 調節することにより基台501の左右移動量を調整し、成形後にイジェクトピン 500,500で押された跡が各半片に残らないようにした。基台501は油圧 シリンダ(空気シリンダ)502により移動してストッパ700により所定位置 で停止する。なお、基台501に対してイジェクトピンをねじ込んでおき(50 0a)、イジェクトピンを基台501に対して移動させてその突出量を調整して もよい。
【0016】 このように、両半片1a,1bをキャビティ形成面がスライダ12の摺動方向 と同方向に研磨された金型300によって成形すれば、スライダ12が円滑に摺 動し、シャッタ5の動作が安定する。また、両半片1a,1bにはバリがないの で、シャッタ5はスムースに摺動するとともに、美観が向上する。
【0017】
【考案の効果】
請求項1の考案によれば、金型のキャビティ形成面がスライダの摺動方向と同 方向に研磨されているので、スライダが円滑に摺動し、シャッタの動作が安定す る。
【0018】 請求項2の考案によれば、金型内のストッパを動かして基台の挿入量を調節し 、イジェクトピンの突出量を制御するようにしたので、金型内の成形品のケース 半片を押し出す際、イジェクトピンの跡が残らず、バリができない。したがって 、ケースの美観が向上するとともに、シャッタがスムースに摺動する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例に係る3.5インチ用のデ
ィスクカートリッジを上半片側から見たときの斜視図で
ある。
【図2】図1に示す3.5インチ用のディスクカートリ
ッジの下半片側から見たときの斜視図である。
【図3】金型の平面図である。
【図4】図3のA−A線に沿う断面図である。
【図5】金型の側面図である。
【符号の説明】
300…金型 400…キャビティ形成面 500…イジェクトピン 501…基台 502…油圧シリンダ 600…バフ 700…ストッパ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の半型からなるカートリッジケース
    の金型において、キャビティ形成面がスライダ摺動方向
    と同方向に研磨されたカートリッジケースの金型。
  2. 【請求項2】 前記金型は成形品を押出すためのイジェ
    クトピンを備え、このイジェクトピンの突出量を制御す
    るようにした請求項1記載のカートリッジケースの金
    型。
JP557492U 1991-02-13 1992-02-13 カートリツジケースの金型 Pending JPH04137565U (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US65489791A 1991-02-13 1991-02-13
US07/654897 1991-02-13

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04137565U true JPH04137565U (ja) 1992-12-22

Family

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JP1992005577U Expired - Fee Related JP2557886Y2 (ja) 1991-02-13 1992-02-13 ディスクカートリッジ
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JP557492U Pending JPH04137565U (ja) 1991-02-13 1992-02-13 カートリツジケースの金型
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Family Applications After (1)

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JPH04132673U (ja) 1992-12-09
JPH054347U (ja) 1993-01-22
JP2592852Y2 (ja) 1999-03-31
JPH10308085A (ja) 1998-11-17
JP2557886Y2 (ja) 1997-12-17
JPH04137562U (ja) 1992-12-22

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