JPH04137514A - 日型コアの製造方法 - Google Patents

日型コアの製造方法

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JPH04137514A
JPH04137514A JP25834490A JP25834490A JPH04137514A JP H04137514 A JPH04137514 A JP H04137514A JP 25834490 A JP25834490 A JP 25834490A JP 25834490 A JP25834490 A JP 25834490A JP H04137514 A JPH04137514 A JP H04137514A
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、 トランス、チョークコイル及びノイズフ
ィルタ等の磁芯に使用されろ磁性材料よりなる日型コア
の製造方法に関し、さらに詳細には簡易な成型加工及び
切削加工を施すことにより、日型コアを製造する日型コ
アの製造方法に関するものである。
(従来の技術) 近年、電子機器への小型化の要求が高まり、殊に、屋外
或いは屋内において、携帯して使用することが可能な薄
型軽量なる電子機器が要望されている。
このため、これらの電子機器に用いられるトランス、チ
ョークコイル及びノイズフィルタ等も小型軽量化が切望
されている。
従って、前記トランス、チョークコイル及びノイズフィ
ルタ等の磁芯として使用されている磁性材料よりなるコ
アに就いても、薄型化及び軽量化が強く求められ、これ
までにも種々の提案がなされてきた。
前記トランス等の磁芯としては、日型形状を有する日型
コアが知られており、該日型コアの従来例を、第6図を
参照しながら説明する。
第6図において、フェライト等の磁性材料よりなる日型
コア1は、略正方形の断面を有する中央FrFi脚2の
両側に、各々第1孔7及び第2孔8を有して一対の第1
側磁11113並びに第2側磁脚4か配置されるととも
に、該中央磁脚2、第1世11磁脚3及び第2(ll1
m脚4の各々の一端が第1ヨーク部5及び第2ヨーク部
6によりそれぞれ連結される二とにより構成されておる
この際、ii′i前記日型コア1の上面視及び下面視形
状は、前記各磁脚より造形された日型をなしてあり、該
日型の上面並びに下面は、各々平面上に形成されている
さらに、前記日型コアlは、一般に磁気的特性を鑑がみ
て、該中央Fa脚2の断面積が、該第1側磁脚3及び第
2側磁脚4の各々の断面積を和したものに等しくなるよ
うに形成されている。
前記日型コア1を使用して、 トランス等を構成するに
は、該日型コアlの中央磁脚2にコイルボビン9を嵌装
し、該コイルボビン9本体を回転させるでエナメル線等
を捲回するようになっている。
上記のようにして、前記日型コアlにコイルボビン9を
嵌装すると 該コイルボビン9の巻線上部及び下部か、
該日型コア1の日型面より2幅突出されるため、該突出
部周囲の空間を有効活用しておらず、しかも該トランス
等を電子回路基板等(図示省略)に搭載する際に、該突
出部が障害となる等の不具合があった。
ここで、中央磁脚の断面積が第1側Mi脚及び第2側磁
脚の断面積の和に等しいという条件を満足しつつ、日型
コアの各部寸法を有効活用した構造設計が行なわれた日
型コアの従来例を、第7区を参照しながら説明する。
日型コア11は、略正方形状を有する中央磁脚12が第
1ヨーク部15及び第2ヨーク部16の略中央部を連結
するとともに、該中央磁脚12の両側に第1孔17及び
第2孔18を有して第1 III磁脚13及び第2側ミ
脚14が配設され、該第1fI!116f[l l 3
並びに第2側磁脚14の各々一端が前記第1ヨーク部1
5及び第2ヨーク部16により連結されることにより構
成されている。
この際 前記日型コア11の中央磁脚12は、第1ヨー
ク部15及び第2ヨーク部16の略中央部を連結するよ
うに構成されているため、該中央fall!]12ノ上
面及ヒ下面ト、第1:l−りm15または第2ヨーク部
16の上面及び下面と の間にはそれぞれ空間が設けら
れている。
つまり、該中央&Fi脚12にコイルボビン19が嵌装
されてエナメル線等が捲回されたI′s合においても、
該コイルボビン19の巻線上部及び下部が、前記空間の
高さ分だけ突出することを抑IJ:1−でいる。
次に、乾式の単動型ブレス装置25により、前記日型コ
ア1を製造する製造方法に就いて、第8図(a)、  
(b)を参照しながら説明する。
第8図(a)は、単動型ブレス装置25の型枠21に下
型23を嵌挿した状態を示す平面図であり、第8図(b
)は、同型枠21の日型成型孔21a内に充填された磁
性材料からなる造粒粉末24が、上型22及び下型23
により加圧された状態を示すA−A断面図である。
型枠21に形成された日型成型孔21aに、下方より下
型23を嵌挿するとともに、該日型成型孔21a内に磁
性材料よりなる造粒粉末24を充填し、上方より上型2
2を嵌挿することにより加圧して、前記日型コア1を成
型加工する。
この際5 該上型22の加圧面及び下型23の加圧面:
ま、前記造粒粉末24を均一に加圧するために、各々平
面上に形成されており、従って成型加工される日型コア
1の各磁脚より造形される上下の日型面がそれぞれ平面
上に形成される。
上記の単動型ブレス装置25によれば、該日型コア1が
各部において均一なT度を有して加圧成型されるととも
に、該羊動型ブレス25が小型且つ簡易な構成であり、
成型速度が早く、しかも大量生産に適しているという特
徴を有している。
なお、前記磁性材料に鉄粉を適用した場合は加圧成型す
ることにより圧粉磁芯が形成され、またフェライト粉を
適用した場合は、該フェライト粉にバインダを加えて造
粒し、加圧成型し、さらに焼成することによりフェライ
トコアが形成される。
次に、複動型ブレス装置35により、前記日型コア11
を製造する製造方法を、第9図(a)及び(b)を参照
して説明する。
第9図(a、 )は、複動型ブレス装置35の型枠31
に下型33を嵌挿した状態を示す平面図であり、第9図
(b)は、同型枠31の日型成型孔31a内に充填され
た磁性材料からなる造粒粉末34が、上型32及び下型
33により加圧された状態を示すB−B断面図である。
型枠31に形成された日型成型孔31aに、下方より下
型33を嵌挿するとともに、該日型成型孔31a内に磁
性材料よりなる造粒粉末34を充填し、上方より上型3
2を嵌挿することにより加圧して、前記日型コア11を
成型加工する。
この際、前記複動型ブレス装置35は、該上型32の第
1上型加圧面32aに対向する下型33の第1下型加圧
面33aと、第2下型加圧面32bに対向する第2下型
加圧面33bと、が複動して動作するように構成されて
おり、このことにより前記中央磁脚12が第1ヨーク部
15及び第2ヨーク部16の略中央部を連結する日型コ
ア11が加圧成型されるようになっている。
上記の複動型ブレス装置35によれば、各々対向する加
圧面同士が他の加圧面に対し複動し7て前記造粒粉末3
4を加圧するため、該造粒粉末34を均一な密度を有す
るように成型加工することが困難であるとともに、前記
日型コア11にマイクロクラック等が発生する恐れがあ
る。
また、前記複動型ブレス装置35は、大型であるととも
に、該装置の動作制御が複雑であり、しかも成型速度が
遅(、大量生産に不向きであった。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記従来の羊動型ブレス装置により成型
することにより日型コアを製造する日型コアの製造方法
によれば、上下の日型面が各々平面上に形成されている
ため、該日型コアの中央磁脚にコイルボビンを嵌装する
と、該コイルボビンの巻線上下部が該日型面より突出し
てしまい、該日型コア等より構成されるコイル等が、他
の電子部品に比較して高背になるとともに、該突出部が
障害となり、前記コイル等を電子回路基板等に安定搭載
することができないという問題点があった。
また、複動型ブレス装置により成型することにより日型
コアを製造する日型コアの製造方法によれば、前記中央
磁脚に嵌装されるコイルボビンが効率良く収容されるも
のの、前記複動型ブレス装置を使用しているため、磁性
材料を均一密度に成型加工することが困難であるととも
に、複動ブレスの際、日型コアに内部応力等が付加され
てマイクロクラック等が発生する恐れがあるという問題
点があった。
さらに、前記日型コアを製造するにあたって、前記複動
型ブレス装置により加圧ブレス成型しようとした場合、
該複動型プレス装置自体が大型であるとともに、動作別
(卸が?1flであり、しがも成型速度が遅く、大量生
産に不向きであるため、生産コストが増大するという間
組点があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、制御
が困難且つ大ががりな成型装置を使用することな(、し
かも簡易な製作工程により、各部寸法を有効活用した構
造設計のなされた日型コアを、マイクロクラック等の発
生を防止して!8!造することができる日型コアの製造
方法を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、中央磁脚と、
該中央磁脚を挟むように対向配置された一対の側磁脚と
2 前記中央磁脚並びに一対の側磁脚の各々の一端をそ
れぞれ連結する一対のヨーク部と、を有する日型コアの
製造方法において、対の側柱と、該一対の側柱の両端部
を各々連結する一対の共通柱と、該一対の共通柱の中央
部を連結する中央柱と、を有する日型形状に磁性(イを
成型加工した後、該成型体の日型面に切削を行うことに
より日型面を複数に分割加工し、これにより日型形状に
成型加工された中央柱に中央磁脚をまた、側柱に側に脚
を形成し、さらに、共通柱をヨーク部としたことにより
、上記目的を達成するものである。
(作用) 本発明においては、雛動型プレス等により磁性材料を一
対の側柱と、該一対の側柱の両端部を各々連結する一対
の共通柱と 該一対の側柱の中央部を連結する中心共通
柱と、を有する日型形状に成型加工し、該成型体の日型
面を複数に分割するように切削加工を行うことにより、
日型形状に成型加工された中央柱に中央磁脚を、また、
側柱に側磁脚を形成し、さらに、共通柱をヨーク部とし
て、中央磁脚と、該中央磁脚を挟むように対向配置され
た一対の側磁脚と、前記中央磁脚並びに一対の側磁脚の
各々の一端をそれぞれ連結する一対のヨーク部と、を有
する日型コアを製造することができる。
前記鮭動型プレス装置は、加圧面が線動するとともに、
該加圧面が平面をなしていることにより、該磁性材料が
均一密度を有して加圧成型されるたぬ、加圧成型の際の
内部応力等によるマイクロクラックの発生を防止できる
また、磁性材料を単動型ブレス等の小型且つ簡易な装置
を使用して旧型形状に成型加工し、該日型形状を切削加
工することにより、日型コアを製造しているため、複動
型ブレス等の大型且つ複雑な装置等を使用する必要がな
くなる。
さらに、前記製造方法による日型コアは、日型成型体の
日型面を複数に分割するように切削加工が行われている
ため、該日型コアの中央磁脚に嵌装されるコイルボビン
の巻線部を、前記側Ff1111!l及びヨーク部の高
さから、該中央磁脚の高さを差弓いた分だけ突出するこ
とを抑止でき、従って該日型コア等により構成されるコ
イル等を低背にすることができる。
また、前記日型コアは、日型成型体の日型面を複数に分
割するように切削加工が行われることにより、該切削部
において磁性材料が切除されるなめ 該切除分だけ日型コア等により構成されるコイル等を軽
量化できる。
(実施例) 本発明の実施例を、図面に基いて詳細に説明する。
第1図(a)は本発明の日型コアの製造方法に係わる成
型加工を示す斜視図、第1図(b)は同実施例に係わる
成型加工により成型された日型成型部材を示す斜視図、
第1図(c)は同実施例に係わる切削加工を示す斜視図
 第1図(d)は同実施例に係わる製造方法により形成
された日型コア1示す斜視図、第2図(a)は同実施例
に係わる製造方法により製造された日型コアを示す平面
図、第2図(b)は同実施例に係わる製造方法により製
造された日型コアのX−X断面を示す断面図、第3図は
本発明に係わる製造方法により形成された他の日型コア
を示す斜視図、第4図は本発明に係わる製造方法により
形成された他の日型コアを示す斜視図、第S図(a)は
本発明に係わる他の製造方法により形成された日型コア
を示す斜視図、第5図(b)は同実施例に係わる!8!
遣方法により製造された日型コアのY−Y断面を示す断
面図が示されている。
第1図(a)に示すように 型枠51の略中央部には、
金型成型等により長方形状の長方型孔51dが形成され
るとともに 該長方型孔51dの内側に第1柱型51b
及び第2柱型51cが配設されることにより1日型孔5
1aが形成されて、該日型孔51aが雌型になっている
該型枠51の日型孔31aの下方からは 該日型孔51
aと同−形状を有する下型53が雄型として 図の矢2
′!1に示すように上部が嵌挿されている。
該日型孔51aには、磁性材料よりなる造粒粉末54が
充填されている。
該造粒粉末54が充填された日型孔51a上方からは、
該日型孔51a並びに下型53と同一形状を有する上型
52が雄型として、図の矢印11に示すように下部が嵌
挿されている。
従って、上記のように構成された筆動型ブレス装置55
の日型孔51aに充填された造粒粉末54は、該上型5
2の上型加圧面52a及び下型53の下型加圧面53a
により加圧されて、第1図(b)に示す日型成型部材6
1に成型加工される。
前記日型成型部材61は、手前及び後方に一対の第1 
(lll+柱63及び第2側柱64が配置され、該第1
側柱63及び第2側柱64の各々端部が対の第1共通柱
65及び第2共通柱66により各々連結され、さらに該
第1共通柱65及び第2共通柱66の中央部が、中央柱
62により連結されることにより構成されでいる。
また、前記日型成型部材61は、前記上型52の上型加
圧面52a及び下型53の下型加圧面53aが平面状を
なしていることにより、各柱により造形される上下の日
型面が、それぞれ平面上に形成されている。
次に、第1図(c)に示すように、研摩材等より形成さ
れた円板型グラインダ72が回転軸73に軸支されたグ
ラインダ装置71は、図示しない駆動装置により 該円
板型グラインダ72を同図の矢印■の方向に回転駆動す
るようになっているとともに、図示しない移動機構によ
り、前記日型成型部材6】を同図の矢印への方向に移動
するようになっている。
従って 該日型成型部材61の中央柱62、第1側柱6
3及び第2側柱64は、該中央柱62の長平方向に沿っ
て 前記グラインダ装置71により切削加工される。
この際、上記切削加工による切削幅は、前記中央柱62
の幅よりも幅広であり、また切削深度は該円板型グライ
ンダ72が軸支された回転軸73の設置高さによってお
り、前記切削幅並びに切削深度は自在に変更することが
できるようになっている。
前記切削加工が行われることにより、前記日型成型部材
61より、第1図(d)に示すように日型コア81が汗
三成される。
前記日型コア81は、手前及び後方に一対の第1側磁脚
83及び第2側磁脚84が配置され、該第1側磁脚83
及び第2側磁脚84の各々端部が一対の第1ヨーク部8
5及び第2ヨーク部86により各々連結され、さらに該
第1ヨーク部85及び第2ヨーク部86の中央部が、中
央&Fi脚82により連結されることにより構成されて
いる。
この際、前記切削加工により、中央磁脚82第1ヨ一ク
部85及び第2ヨーク部86には、 切削部80が形成
されるとともに、前記日型成型部材61の中央柱62が
中央磁脚82に、第1側柱63及び第2側柱64がそれ
ぞれ第1側磁脚83及び第2側磁脚84に、第1共通柱
65及び第2共通柱66がそれぞれ第1ヨーク部85及
び第2ヨーク部86になっている。
前記日型コア81は、第2図(a)がら明らかなように
、上面視及び下面視形状が、各磁脚より造形される日型
をなしている。
また、第2図(b)に示すように、該日型コア81は、
前記日型成型部材61を切削加工することにより形成さ
れているため、該中央磁脚82が第1側田脚83または
第2側磁脚84の高さH2から、該中央Fi11111
1182の高さHlを差引いた分だけ低背に形成されて
いる。
ここで、一般に日型コア81等より構成されるコイル等
の磁気的特性を良好とするために1、該中央磁脚82の
断面積が、該第1側磁脚83及び第2側磁脚84の断面
積の和に等しくなるようになっている。
上記のように形成された巳をコア81は、第2区(b)
にて示すように コイルボビン89が中央磁脚82に嵌
装されるとともに、該コイルボビン89本体を回転させ
ることにより、エナメル線等が捲回されて、コイル等が
II!成されるようになっている。
上記の日型コア81の製造方法によれば、単動型ブレス
装置55により造粒粉末54を、一対の第1側柱63及
び第2側柱64と、該一対の側柱の両端部を各々連結す
る一対の第1共通柱65及び第2共通柱66と、該一対
の側柱の中央部を連結する中央柱62と、を有する日型
成型部材61に成型加工し、しかる後、該日型成型部材
61の中央柱62.第1共通柱65及び第2共通柱66
をグラインダ装置71により切削加工することにより、
中央柱62を中央磁脚82と、第1側柱63及び第2側
柱64をにそれぞれ第1側磁脚83及び第2側磁!1I
III84と、第1共通柱65及び第2共通柱66をそ
れぞれ第1ヨーク部85及び第2ヨーク部86と、して
前記日型コア81を製造することができる。
即ち、前記日型コア81の製造方法は、造粒粉末54を
単動型ブレス装置55等の小型且つ簡易な装置により、
日型成型部材61に成型加工した後、該日型成型部材6
1をグラインダ装置71により切削加工することにより
、該日型コア81を製造しているため、複動型ブレス等
の大型且つ複雑な装置等を使用する必要がなくなり、従
って造粒粉末54が均一密度を有して加圧成型されると
ともに、成型速度が向上され、大量生産が可能となり、
さらに加圧成型の際の内部応力等により発生するマイク
ロクラックを防止することができる。
また、前記製造方法による日型コア81は、日型成型部
材61に成型加工された後、グラインダ装置71により
、中央柱62、第1共通柱65及び第2共通柱66が切
削加工されているため、該日型コア81の中央磁脚82
に嵌装されるコイルボビン89の巻線部を、前記第1側
磁脚83及び第2側磁脚84並びに第1ヨーク部85及
び第2ヨーク部86の高さH2から、該中央磁脚82の
高さHlを差引いた分だけ突出することを抑lトでき、
従って該日型コア81等により構成されるコイル等を低
背にすることができる。
また、前記製造方法による日型コア81は、前記グライ
ンダ装置71により切削加工されることにより、該切削
部において加圧成型された造粒粉末54が切除されるた
め、該切除分だけ日型コア81、ひいては該日型コア8
1等により構成されるコイル等を軽量化できる。
さらに、前記製造方法により製造された日型コア81は
、前記中央磁脚82の高さHlが、第1側6Fi脚83
及び第2側磁脚34並びに第1ヨーク部85及び第2ヨ
ーク部86の高さH2よりも低背に形成されていること
により、コイルボビン89が中央Fal1m82に嵌装
された際に、該コイルボビン89の一方の巻線幅が、該
第1側磁脚83等の高さH2より突出することを防止で
き、従って該日型コア81等より構成されるコイル等を
電子回路基板等に搭載する場合、前記第1側磁脚83等
を該基板との当接部とすることにより、該コイル等を安
定搭載することができる。
なお、前記製造方法において、該グラインダ装置71の
円板型グラインダ72の円板部にテーパ加工を施してお
くと、第3図に示す如く、例えば第1ヨーク部85に第
1テーバ部97a、97b及び第2ヨーク部86に第2
テーバ部98a、98bが形成された日型コア91を製
造することができる。
さらに、前記製造方法において、該円板型グラインダ7
2の稜部に曲面加工を施しておくと、第4図に示す如く
、第1ヨーク部85に第1曲部107a、107b及び
第2ヨーク部86に第2曲部108a、108bが形成
された日型コア101を製造することができる。
次に、本発明に係わる他の実施例を第5図(a)。
(b)を整磁しながら説明する。
先の実施例と同様に、前記造粒粉末54を単動型ブレス
装置55により、一対の側柱と、該一対の側柱の両端部
を各々連結する一対の共通柱と、該一対の共通柱の中央
部を連結する中央柱と、を有する日型成型部材に成型加
工し、グラインダ装置により、該日型成型部材の双方の
日型面における一対の共通柱及び中央柱を切削加工する
ことにより、中央柱を中央磁脚112と、一対の側柱を
それぞれ第1側1ifi脚11.3及び第2側磁脚11
4と、一対の共通柱をそれぞれ第1ヨーク部115及び
第2ヨーク部116と、して第5図(a)に示す日型コ
ア111を製造している。
この際、前記日型コア111の双方の日型面には、上面
に第1切削部121が、下面に第2切削部122がそれ
ぞれ切削加工されており、該双方の切削部により中央磁
脚112の高さが第1側侑脚113等の高さよりも低背
に形成されている。
つまり、前記日型コア111の中央磁脚112に嵌装さ
れるコイルボビン119が、第5図(b)に示すように
、前記第1側磁脚113等により囲まれる内部空間に収
納することができるようになっている。
このことにより、前記日型コア111等より構成される
コイル等を電子回路基板(図示省略)に搭載した際に、
前記中央磁脚112に嵌装さ乙たコイルボビン119が
、第1側磁脚113等::より遮蔽されて他の電子部品
等まり[m障害を被ることを防止できるとともに、該日
型コアI11から発せられる電ri1flが外部に漏洩
することを抑止できる。
なお、前記第1切削部121及び第2切削部122を切
削加工する工程は、円板型グラインダが2基装備された
グラインダ装置を使用して単一工程にて製造してもよく
、また複数の工程に分割してもよい。
また、本実施例に係わる日型コアの製造方法においても
、先の実施例と同様の効果を奏することができる。
なお、前記磁性材料に鉄粉を適用した場合は加圧成型す
ることにより圧粉磁芯が形成され、またフェライト粉を
適用した場合は、該フェライト粉にバインダを加^て造
粒し、加圧成型し、さらに焼成することによりフェライ
トコアが形成される。
また、本実施例においては、造粒粉末を加圧するのに、
単動型ブレス装置を使用したが これ(こ限定するもの
ではなく1 例久ば4式の押出し成型機等を使用しても
よい。
さらに、本実施例においては、 切削加工にて回転円盤
形のグラインダ装置を使用したが、これに限定するもの
ではなく、例えば回転ベルト形のサンダー等を使用して
もよい。
(発明の効果) 本発明に係わる日型コアの製造方法は、上記のように構
成されているため、以下に記載するような効果を有する
(1)単動型ブレス等により磁性材料を一対の側柱と、
該一対の側柱の両端部を各々連結する一対の共通柱と、
該一対の側柱の中央部を連結する中心共通柱と、を有す
る日型形状に成型加工し、該成型体の日型面を複数に分
割するように切削加工を行うことにより、日型形状に成
型加工された中央柱に中央磁脚を、また、側柱に側磁脚
を形成し、さらに、共通柱をヨーク部として、中央に脚
と該中央磁脚を挟むように対向配置された一対の側磁脚
と、前記中央磁脚並びに一対の側磁脚の各々の一端をそ
れぞれ連結する一対のヨーク部と、を有する日型コアを
製造することができるため、複雑な製造工程が不要とな
り、製造工程を簡略化することができるという優れた効
果を有する。
(2)また、コイルボビンが効率よ(収容され、且つ低
背に電子回路基板等に搭載可能に形成された日型コアを
、大型且つ動作制御が複雑な複動型ブレス装置により成
型加工することなく、磁性材料を羊動型ブし・ス装置に
より円型成型部材に成型し、切削加工して、日型コアを
製造しているため、磁性材料が均−冨度を有して加圧成
型されるとともに、成型速度が向上され、大量生産が可
能となり、さらに複動型ブレス装置により加圧すること
によるマイクロクラック等の発生を防止することができ
るという優れた効果を有する。
(3)また、前記製造方法による日型コアは、日型成型
体の日型面を複数に分割するように切削カロ工が行われ
ているため 該日型コアの中央磁脚に嵌装されるコイル
ボビンの巻線部を、前記側磁脚及びヨーク部の高さから
、該中央磁脚の高さを差引いた分だけ突出することを抑
止でき、従って該日型コア等により構成されるコイル等
を低背にすることができ、 ひいては該コイル等が内蔵
された電子機器を小型薄型化することができるという優
れな効果を有する。
(4)また、前記日型コアは、日型成型体の円型面を複
数に分割するように切削加工が行われることにより、該
切削部において磁性材料が切除されるため、該切除分だ
け日型コア等により構成されるコイル等を軽量化するこ
とができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本発明の日型コアの製造方法に係わる成
型加工を示す斜視図 第1図(b)は同実施例に係わる成型加工により成型さ
れた日型成型部材を示す斜視図第1図(c)は同実施例
に係わる切削加工を示す斜視図 第1図(d)は同実施例に係わる製造方法により形成さ
れた日型コアl示す斜視図 第2図(a)は同実施例に係わる製造方法により製造さ
れた日型コアを示す平面図 第2図(b)は同実施例に係わる製造方法により製造さ
れた日型コアのX−X断面を示す断面図、第3図は本発
明に係わる製造方法により形成された他の日型コアを示
す斜視図、 第4図は本発明に係わる製造方法により形成された他の
日型コアを示す斜視図、 第5図(a)は本発明に係わる他の製造方法により形成
された日型コアを示す斜視図、第5図(b)は同実施例
に係わる製造方法により製造された日型コアのY−Y断
面を示す断面図第6図及び第7図 は従来の日型コアを
示す斜視図 第8図(a)は従来の単動型ブレスによる日型コアの製
造方法を説明する説明図、 第8図(b)は羊動型プレスのA−A断面を示す断面図
、 第9図(a)は従来の複動型ブレスによる日型コアの製
造方法を説明する説明図、 第9図(b)は複動型ブレスのB−B断面を示す断面図
である。 51・・ ・型枠、52・ ・ ・上型、53−・・下
型、54・・・造粒粉末、71 ・ 72 ・ 83 ・ ・単動型ブレス装置 ・日型成型部材 ・グラインダ装置 ・円板型グラインダ、 日型コア、82 ・第1側磁脚、84 第1ヨーク部、 ・第2ヨーク部。 ・中央磁脚 ・・第2側磁脚、

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)中央磁脚と、該中央磁脚を挟むように対向配置さ
    れた一対の側磁脚と、前記中央磁脚並びに一対の側磁脚
    の各々の一端をそれぞれ連結する一対のヨーク部と、を
    有する日型コアの製造方法において、一対の側柱と、該
    一対の側柱の両端部を各々連結する一対の共通柱と、該
    一対の共通柱の中央部を連結する中央柱と、を有する日
    型形状に磁性材を成型加工した後、該成型体の日型面に
    切削を行うことにより日型面を複数に分割加工し、これ
    により、日型形状に成型加工された中央柱に中央磁脚を
    、また、側柱に側磁脚を形成し、さらに、共通柱をヨー
    ク部とした日型コアを製造することを特徴とする日型コ
    アの製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5192582B1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-08 Necトーキン株式会社 チョークコイル
JP2017069391A (ja) * 2015-09-30 2017-04-06 太陽誘電株式会社 磁性体の製造方法、及びその磁性体を用いたコイル部品の製造方法

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