JPH04137275A - ピックアップの速度検出装置 - Google Patents

ピックアップの速度検出装置

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JPH04137275A
JPH04137275A JP2256877A JP25687790A JPH04137275A JP H04137275 A JPH04137275 A JP H04137275A JP 2256877 A JP2256877 A JP 2256877A JP 25687790 A JP25687790 A JP 25687790A JP H04137275 A JPH04137275 A JP H04137275A
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JP
Japan
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pickup
speed
signal
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speed detection
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Application number
JP2256877A
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Hiroshi Nakane
博 中根
Taiji Inomata
猪股 泰二
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • G11B7/085Disposition or mounting of heads or light sources relatively to record carriers with provision for moving the light beam into, or out of, its operative position or across tracks, otherwise than during the transducing operation, e.g. for adjustment or preliminary positioning or track change or selection
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    • G11B7/08529Methods and circuits to control the velocity of the head as it traverses the tracks

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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) この発明は、ディスク状記録媒体に対してデータを記録
または再生するピックアップに係り、特にその移動速度
に正確に対応した速度信号を得る速度検出装置に関する
(従来の技術) 周知のように、音響機器や画像機器等の分野では、音声
信号や画像信号等の情報信号をデジタル化データに変換
してディスクや磁気テープ等の記録媒体に記録し、これ
を再生するようにしたデジタル記録再生システムが普及
してきている。このうち、例えば記録媒体としてディス
クを使用するものとしては、コンパクトディスクプレー
ヤやビデオディスクプレーヤ等に代表されるディスク再
生装置が、現在では主流になっている。ところで、近時
では、追記型と称されるデータの書き替えが可能な光デ
ィスクも実用化されてきており、上述したディスク再生
装置に加えて、このような光ディスクに対してデータの
記録や再生を行なうためのディスク記録再生装置の開発
が盛んに行なわれている。
第24図は、従来のコンパクトディスクプレーヤにおけ
る、ピックアップの構造及びその送り機構を示している
。すなわち、このピックアップ11は、略長方形の枠状
に形成されたピックアップ本体11aと、このピックア
ップ本体11 aの空間部中央に4本のワイヤスプリン
グ11bで釣支されることにより、図示しないディスク
のトラッキング方向及びフォーカス方向に移動可能にな
されたピックアップレンズ11cとより構成されている
。なお、このピックアップレンズllcをトラッキング
方向及びフォーカス方向に移動させるための、各アクチ
ュエータコイルについては、第24図では省略している
そして、上記ピックアップ11は、その図中上下部に設
けられた支持具11d、lleに、水平方向に並設され
た一対のシャフト12.13がそれぞれ挿通されること
により、上記トラッキング方向つまり図中矢印A、B方
向に移動自在に支持されている。また、このピックアッ
プ11の図中下部には、周側面にスパイラルギヤ14a
の形成されたギヤシャフト14が、ピックアップ11の
移動方向に沿って設置されている。そして、このギヤシ
ャフト14のスパイラルギヤ14aの溝には、ピックア
ップ11の図中下部に設けられた爪11fが接触されて
おり、モータ15によってギヤシャフト14がその軸心
の回りに回転駆動されることにより、ピックアップ11
が移動されるようになっている。なお、このギヤシャフ
ト14は、パルスジェネレータ16によってその回転数
が計測されるようになっており、ピックアップ11の移
動量の測定に供されている。
ところで、上記のような構成のピックアップ11は、構
成が簡易で経済的に有利である反面、外力が加わるとワ
イヤスプリング11bとピックアップレンズllcとに
よる固有振動数foでピックアップレンズIICが振動
しや°すく、その振動振幅も大きいため、振動が減衰す
るのに長い時間を要するという不都合が生じる。
以下、この不都合について、ピックアップ11を所望の
位置まで高速移動させるサーチ動作を例にとって説明す
る。すなわち、第25図(a)に示すサーチコントロー
ル信号がLレベルからHレベルに立ち上がってサーチ動
作か開始されると、同図(b)に示すトラッキングサー
ボコントロール信号がHレベルからLレベルに反転し、
トラ、。
キングサーボがオン状態からオフ状態になるとともに、
モータ15が高速回転しピツクア・ツブ11が所定の方
向に高速移動される。このとき、第25図(C)に示す
ように、ピックアップレンズ11cは、一定周期(1/
fo)で振動するとともに、同図(d)に示すように、
トラッキングエラー信号は、そのエンベロープ成分が一
定レベルとなる。そして、パルスジェネレータ16から
発生されるパルスを所定数カウントすることにより、ピ
ックアップ11が目標位置に到達したことが判別される
と、サーチコントロール信号がHレベルからLレベルに
反転し、モータ15の回転が停止されてピックアップ1
1が停止される。
ところが、ピックアップ11が停止されても、第25図
(C)に示すように、ピックアップレンズ11cの振動
は上述した理由で減衰されないことになる。そして、こ
のピックアップレンズ11cの振動状態では、トラッキ
ングサーボをオン状態としてもトラッキングサーボを安
定させることができないため、ピックアップ11が停止
されてからピックアップレンズ11Cの振動が自然減衰
されるまでの時間tだけ待って、トラッキングサーボコ
ントロール信号をLレベルからHレベルに反転させトラ
ッキングサーボをオン状態とするようにしている。この
ため、待ち時間tがある分だけ、ピックアップ11が停
止されてから再生動作に移るまでには長い時間を要する
ことになり、サーチ動作に時間がかかることになる。
そこで、従来では、この待ち時間tを極力短くしてサー
チ時間を短縮するために、例えばピ・ツクアップ11が
停止されたときトラッキングアクチュエータコイルに、
ピックアップレンズ11Cを振動方向と逆に移動させる
電流を流して強制的に振動を停止させる方法や、ピック
アップ本体11aとピックアップレンズ11Cとの相互
間の動きを検出するセンサを取り付け、このセンサ出力
に基づいてピックアップレンズ11Cの速度成分を検出
し、その検出結果をトラッキングアクチュエータコイル
にフィードバックする方法等が考えられている。
しかしながら、前者の方法では、ピックアップレンズ1
1Cの振動方向と振幅の大きさとを判別することが難し
いため、ピックアップレンズ11cを逆方向に振動させ
てしまうことかあるとともに、外部から与えられた振動
でピックアップレンズ11Cが振動している場合には、
その振動を抑制することができないという恨みもある。
また、後者の方法では、センサを設ける必要があるため
ピックアツプ11自体の構成が複雑で大型化し、経済的
に不利になるという問題が生じる。
(発明が解決しようとする課題) 以上のように、従来のディスク記録再生装置では、ピッ
クアップレンズが振動しやすいため、サーチ時にピック
アップを停止させてからピックアップレンズの振動が自
然減衰するまで待たないと、トラッキングサーボをかけ
ることができず、サーチ動作に時間がかかるという問題
を有している。また、この問題を解決せんとしてなされ
た従来の手段でも、信頼性が低く実用化には不向きなも
のである。
そこで、この発明は上記事情を考慮してなされたもので
、簡易な構成でピックアップの移動速度に正確に対応し
た速度信号を得ることができ、この速度信号を例えばサ
ーチ動作終了後にピックアップレンズの振動をすみやか
に減衰させることに供させる等、多種類の機能に広く適
用させることができる極めて良好なピックアップの速度
検出装置を提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) この発明に係るピックアップの速度検出装置は、ディス
クに対してピックアップ素子を用いてデータを記録また
は再生する装置を対象としている。そして、ディスクか
ら読み取った高周波信号とトラッキングエラー信号とに
基づいて、ディスクとピックアップ素子との相対移動速
度に比例した速度信号を生成するようにしたものである
(作用) 上記のような構成によれば、別個にビックアフッ素子の
移動速度を検出するためのセンサ等を必要とせず、簡易
な構成でピックアップ素子の移動速度に正確に対応した
速度信号を得ることができ、この速度信号を例えばサー
チ動作終了後にピックアップレンズの振動をすみやかに
減衰させることに供させる等、多種類の機能に広く適用
させることができるものである。
(実施例) 以下、この発明の一実施例について図面を参照して詳細
に説明する。第1図及び第2図は、それぞれこの実施例
で説明する速度検出回路の詳細な構成及びそのサーチ時
における各部の波形を示している。すなわち、第1図中
17は入力端子で、図示しないディスクを再生して得ら
れた、第2図(a)に示すようなRF倍信号供給されて
いる。
この第2図(a)に示すRF信号波形は、図示しないピ
ックアップがディスクのトラックを横切っている状態で
得られるRF倍信号示しており、ピックアップがトラッ
クを横切る速度が速い場合、振幅変化の周期Tは短くな
り、ピックアップがトラックを横切る速度が遅い場合、
振幅変化の周期Tは長くなっている。また、このRF倍
信号振幅の大きい点か、ピックアップから照射された光
ビームがディスクのトラック上に位置しているオントラ
ックの状態を示し、振幅の小さい点が光ビームがトラッ
ク上に位置していないオフトラックの状態を示している
ここで、上記入力端子17に供給されたRF倍信号、抵
抗R1,R2,コンデンサCI、C2及びPNP型のト
ランジスタQ1よりなる検波回路18に供給されて、第
2図(b)に示すように低周波成分が抽出される。そし
て、この検波回路18で抽出されたRF倍信号低周波成
分は、次段の抵抗R3,コンデンサC3及び演算増幅器
OPIよりなる微分回路19に供給されて、第2図(e
)に示すような微分信号となる。なお、この微分回路1
9から出力される微分信号は、第2図(e)に示す波形
とは逆極性になっている。その後、この微分信号は、抵
抗R4〜R6,NPN型のトランジスタQ2及び演算増
幅器OP2よりなる整流回路20に供給される。
一方、第1図中21は入力端子で、第2図(c)に示す
ようなトラッキングエラー信号TEが供給されている。
このトラッキングエラー信号TEは、オントラック点と
オフトラック点とでそれぞれ“0″となり、その振幅変
化は、RF倍信号振幅変化に対して電気的に略90@の
位相差を有している。このため、トラッキングエラー信
号TEと上記微分信号とは、略同位相となされている。
そして、上記入力端子21に供給されたトラッキングエ
ラー信号TEは、抵抗R7,コンデンサC4及び演算増
幅器OP3よりなる比較回路22に供給されて接地レベ
ルとレベル比較されることにより、第2図(d)に示す
ようなパルス信号となる。
このパルス信号は、整流のタイミング信号として、整流
回路20を構成するトランジスタQ2のベースに、抵抗
R8を介して供給される。
そして、整流回路20は、トランジスタQ2がパルス信
号によってオン、オフ制御されることによって、微分回
路19から出力される微分信号を全波整流する。すなわ
ち、整流回路20は、R4−R6に設定されており、パ
ルス信号のHレベル期間つまりトランジスタQ2がオン
状態のとき、演算増幅器OP2が微分信号の極性反転動
作を行ない、パルス信号のLレベル期間つまりトランジ
スタQ2がオフ状態のとき、演算増幅器OP2が非反転
動作を行なうように制御されることによって、微分信号
を全波整流して第2図(f)に示すような速度信号を生
成し、抵抗R9を介して出力端子23から取り出すよう
にしている。そして、この第2図(f)に示す速度信号
は、ディスクのトラックとピックアップレンズとの間の
相対移動速度に比例しており、移動速度が速(RF倍信
号振幅変化が速いつまりRF信号周波数が高いときその
波高値が大きく、RF信号周波数が低いときその波高値
が小さくなるとともに、ピックアップの移動方向が反転
すると、その極性も反転するという特性を有している。
したがって、第1図に示した速度検出回路によれば、従
来のようにセンサ等を用いる必要なく、簡易な構成でピ
ックアップの移動速度に正確に対応した速度信号を得る
ことができる。
ここで、上記速度信号としては、第3図に示すように、
微分信号をパルス信号によりオン、オフ制御されるNP
N型のトランジスタQ3によって半波整流し、第2図(
g)に示すように、パルス信号のHレベル期間にのみ微
分信号を極性反転した信号を用いるようにしてもよいも
のである。この第2図(g)に示す速度信号も、同図(
f)に示す速度信号と同様な特性を有している。
また、上記第1図及び第3図に示した速度検出回路では
、いずれもRF倍信号ら速度信号を生成するようにした
か、この速度信号はトラッキングエラー信号TEからも
生成することができる。第4図及び第5図は、それぞれ
トラッキングエラー信号TEから速度信号を生成するよ
うにした速度検出回路の詳細な構成及びそのサーチ時に
おける各部の波形を示している。すなわち、第4図中2
4は入力端子で、第5図(a)に示すようなRF倍信号
供給されている。この第5図(a)に示すRF信号波形
は、先に第2図(a)で示したRF倍信号同様である。
ここで、上記入力端子24に供給されたRF倍信号、抵
抗RIO,R11,コンデンサC5゜C6及びPNP型
のトランジスタQ4よりなる検波回路25に供給されて
、第5図(b)に示すように低周波成分が抽出される。
そして、この検波回路25で抽出されたRF倍信号低周
波成分は、ディスクの反射率のばらつきや汚れ等により
振幅レベルがばらついているため、ダイオードDI。
抵抗R12及びコンデンサC7よりなるボトムホールド
回路26と、ダイオードD2.抵抗R13及びコンデン
サC8よりなるピークホールド回路27とによって、ボ
トムレベルとピークレベルとをそれぞれホールドし、こ
れらホールドレベルを抵抗R14,R15を介して加算
し、それらの中間レベルを抽出する。そして、比較回路
28によって、この中間レベルで検波回路25から出力
されるRF倍信号低周波成分をレベルスライスすること
により、第5図(d)に示すようなパルス信号を得る。
なお、この場合、R14−Rl5となされている。
一方、第4図中29は入力端子で、第5図(c)に示す
ようなトラッキングエラー信号TEが供給されている。
このトラッキングエラー信号TEは、先に第2図(C)
で示したトラッキングエラー信号TEと同様である。そ
して、上記入力端子29に供給されたトラッキングエラ
ー信号TEは、抵抗R16,コンデンサC9及び演算増
幅器OP4よりなる微分回路30に供給されて、第5図
(e)に示すような微分信号となる。なお、この微分回
路30から出力される微分信号も、第5図(e)に示す
波形とは逆極性になっている。そして、この微分信号は
、抵抗R17〜R19,NPN型のトランジスタQ5及
び演算増幅器OP5よりなる整流回路31に供給される
ここで、この整流回路31は、トランジスタQ5のベー
スに、比較回路28がら出力されるパルス信号が抵抗R
20を介して供給され、オン。
オフ制御されることにより、微分回路3oがら出力され
る微分信号を全波整流して、第5図(f)に示すような
速度信号を生成し、抵抗R21を介して出力端子32か
ら取り出すようにしている。
そして、この第5図(f)に示す速度信号も、先に第2
図(f)に示した速度信号と同様な特性を有している。
なお、上記速度信号としては、第6図に示すように、微
分信号をパルス信号によりオン、オフ制御されるNPN
型のトランジスタQ6によって半波整流し、第5図(g
)に示すように、パルス信号のHレベル期間にのみ微分
信号を取り出すようにしてもよいものである。この第5
図(g)に示す速度信号も、同図(f)に示す速度信号
と同様な特性を有している。
次に、第7図は、上記のようにして得られた速度信号を
用いて、サーチ動作を行なう場合の回路例を示している
。すなわち、図中33はディスクで、モータ34によっ
て回転駆動されることにより、ピックアップ35のピッ
クアップレンズ35aを介して記録データが読み取られ
る。そして、このピックアップ35から得られた信号中
のRF(高周波)成分が、RF増幅回路36で増幅され
る。また、ピックアップ35から得られた信号中のトラ
ッキングエラー成分が、トラッキングエラー信号生成回
路37に供給されてトラッキングエラー信号THの生成
に供される。なお、ピックアップ35が3ビ一ム方式の
場合には、2つのサブビームによって発生される信号が
、トラッキングエラー成分となる。
そして、通常のディスク33の再生状態では、トラッキ
ングエラー信号TEがスイ・フチ381位相補償回路3
9及びアクチュエータ駆動回路40を介して、ピックア
ップレンズ19aをトラッキング方向に駆動させるため
のトラッキングアクチュエータコイル41に供給される
というトラッキングサーボループが構成され、トラッキ
ングサーボが行なわれる。
また、RF増幅回路36から出力されるRF倍信号上記
トラッキングエラー信号TEとは、速度検出回路42に
供給される。この速度検出回路42は、前述したように
、RF倍信号トラッキングエラー信号TEとに基づいて
、ディスク33のトラックとピックアップレンズ35a
との間の相対移動速度に比例した速度信号を生成するも
のである。そして、この速度信号がスイッチ431位相
補償回路39及びアクチュエータ駆動回路40を介して
、トラッキングアクチュエータコイル41に供給される
ことにより、ピックアップレンズ35aにその振動が抑
制される方向に速度制御かかけられるようになる。
そして、第8図(a)に示すサーチコントロール信号が
LレベルからHレベルに立ち上がってサーチ動作が開始
されると、同図(b)に示すトラッキングサーボコント
ロール信号かHレベルからLレベルに反転しスイッチ3
8がオン状態からオフ状態になって、トラッキングサー
ボがオン状態からオフ状態になるとともに、ピックアッ
プ35が所定のトラッキング方向に高速移動される。こ
のとき、第8図(C)に示すように、スイ・ソチコント
ロール信号はLレベルのままで、スイッチ43がオフ状
態に保持される。このため、トラッキングアクチュエー
タコイル41には、トラッキングエラー信号TE及び速
度信号のいずれも加わらないので、ピックアップレンズ
35aは、フリー状態となっている。
そして、ピックアップ35が目標位置に到達したことが
判別されると、サーチコントロール信号がHレベルから
Lレベルに反転し、ピックアップ35の移動が停止され
る。このとき、スイッチコントロール信号がLレベルか
らHレベルに反転しスイッチ43がオフ状態からオン状
態に切り替わるので、速度検出回路42から出力される
速度信号がスイッチ431位相補償回路39及びアクチ
ュエータ駆動回路40を介して、トラッキングアクチュ
エータコイル41に負帰還され、ピックアップレンズ3
5aにその振動が抑制される方向に速度制御がかけられ
る。そして、ピ・ソファ・ツブレンズ35gの振動が速
度制御によって減衰されるまでの時間t1だけ待って、
トラッキングサーボコントロール信号をLレベルからH
レベルに反転させトラッキングサーボをオン状態とする
ようにしている。
上記のような構成によれば、サーチ動作が終了してピッ
クアップ35の移動が停止されたとき、ディスク33の
トラックとピックアップレンズ35aとの間の相対移動
速度に比例した速度信号に基づいて、ピックアップレン
ズ35aにその振動が抑制される方向に速度制御をかけ
るようにしたので、ピックアップ35停止後のピックア
ップレンズ35aの振動をすみやかに減衰させることが
でき、ピックアップ35の移動が停止されてからトラッ
キングサーボをオン状態どするまでの時間t1を、従来
の待ち時間tに比して短くすることができ、すみやかな
サーチ動作を行なわせることができる。
次に、第7図に示した回路例において、各部の信号波形
の具体例について説明する。すなわち、第9図(a)、
(b)は、それぞれスイッチ38゜43を共にオフ状態
として、ピックアップ35に外部振動を与え、ピックア
ップレンズ35aを振動させたときの、RF検波信号と
速度信号とを示している。この場合、ピックアップレン
ズ35aは、固有振動数fOでトラッキング方向に振動
しており、RF検波信号の周波数が高い部分は、変動速
度が速くつまり速度信号の振幅が大きく、RF検波信号
の周波数が低い部分は、変動速度が遅くつまり速度信号
の振幅が小さくなっていることがわかる。また、ピック
アップレンズ35aの移動方向が反転すると、速度信号
の極性も反転することがわかる。この速度信号の極性反
転周期は、1 / f oである。
また、第10図(a)、(b)は、それぞれスイッチ3
8.43を共にオフ状態として、ピックアップ35を一
方向に約160m5ec高速移動させて停止させたとき
の、コントロール信号と速度信号とを示している。この
場合、コントロール信号がLレベルの期間にピックアッ
プ35が高速移動され、コントロール信号がLレベルか
らHレベルに反転したときピックアップ35の移動が停
止されるものとする。そして、第10図の速度信号をみ
ると、ピックアップ35が停止してから約1秒後にピッ
クアップレンズ35aの振動が減衰していることがわか
る。
さらに、第11図(a)、(b)は、それぞれコントロ
ール信号がLレベルからHレベルに反転しピックアップ
35の移動が停止されてから、スイッチ43をオン状態
にして速度制御を行なった場合の、コントロール信号と
速度信号とを示している。この場合、コントロール信号
がLレベルからHレベルに反転しピックアップ35の移
動が停止されると、直ちにピックアップレンズ35aの
振動も減衰していることがわかる。ここで、第12図は
、第11図に示す波形の時間軸を拡大し、同図(a)に
コントロール信号、同図(b)にトラッキングエラー信
号TEを示したもので、ピックアップ35の停止後、約
20m5ecでピックアップレンズ35aの振動が減衰
していることがわかる。
次に、第13図(a)、(b)は、それぞれサチ動作が
終了しピックアップ35の移動が停止されてから、スイ
ッチ43をオン状態にして速度制御を行なった後、スイ
ッチ43をオフ状態スイッチ38をオン状態にしてトラ
ッキングサーボをオン状態にした場合の、RF検波信号
とコントロル信号とを示すもので、速度制御のための速
度信号として、第2図(f)に示した全波整流波形を使
用した場合を示している。この場合、コントロール信号
がHレベルからLレベルに反転したとき、トラッキング
サーボがオン状態となされるが、ピックアップ35の移
動が停止されてから、約20m5ecでトラッキングサ
ーボをオン状態としても可能な状態となることがわかる
また、第14図(a)、(b)も、それぞれサーチ動作
が終了しピックアップ35の移動が停止されてから、ス
イッチ43をオン状態にして速度制御を行なった後、ス
イッチ43をオフ状態スイッチ38をオン状態にしてト
ラッキングサーボをオン状態にした場合の、RF検波信
号とコントロル信号とを示すもので、速度制御のための
速度信号として、第2図(g)に示した半波整流波形を
使用した場合を示している。この場合、コントロール信
号がHレベルからLレベルに反転したとき、トラッキン
グサーボがオン状態となされるが、ピックアップ35の
移動が停止されてから、約30m’secでトラッキン
グサーボをオン状態としても可能な状態となることがわ
かる。
さらに、第15図(a)、(b)は、それぞれサーチ動
作が終了しピックアップ35の移動が停止されても、ス
イッチ43をオン状態にせず速度制御を行なわない場合
の、RF検波信号とコントロール信号とを示すもので、
ピックアップ35の移動が停止された後、ピックアップ
レンズ35aの振動が全く減衰されていないことがわか
る。
次に、上述した速度信号は、積分することにより、ピッ
クアップ35の位置を示す位置信号として使用すること
ができる。第16図は、このような位置信号を用いたト
ラッキングサーボ回路を示している。すなわち、速度検
出回路42から出力される速度信号を、積分回路44に
供給して積分することによって位置信号に変換し、この
位置信号を位相補償回路39に供給して、トラッキング
サーボに供させるようにしたものである。また、第17
図に示すものは、トラッキングエラー信号生成回路37
から出力されるトラッキングエラー信号TEと、速度検
出回路42から出力される速度信号を積分回路44で積
分してなる位置信号とを加算回路45で加算した信号を
位相補償回路39に供給し、トラッキングエラー信号T
Eと位置信号とを併用してトラッキングサーボに供させ
るようにしたものである。
このように、速度信号を積分した位置信号をトラッキン
グサーボに供させることにより、次のような利点を得る
ことができる。すなわち、通常のトラッキングエラー信
号TEは、第18図に示すように、1トラツクの負帰還
領域aにおいてのみトラッキングサーボがかけられるも
ので、光ビームがオントラック点から図中右側に移動す
ると、十のトラッキングエラー信号TEが発生されて光
ビームを左側に移動させるように制御し、光ビームがオ
ントラック点から図中左側に移動すると、−のトラッキ
ングエラー信号TEか発生されて光ビームを右側に移動
させるように制御するものである。そして、外部から与
えられる衝撃または振動等によって、光ビームが負帰還
領域aを越えて例えば図中右側に移動して正帰還領域す
にはいった場合には、光ビームはさらに右側に移動し、
次の負帰還領域aにはいり安定するまで移動を継続する
、いわゆるトラック飛び越しが発生することになり、衝
撃や振動の大きさによっては、飛び越すトラックの数も
多くなるものである。
ところが、上述した位置信号は、速度信号を積分してい
るので、第19図に示すように、オントラック点から連
続したものとなり、衝撃や振動によって光ビームが大き
く移動しても必ず元のトラックに戻すようにトラッキン
グサーボを働かせることができ、耐衝撃・振動性能を大
幅に向上させることができる。
次に、第20図は、速度信号を用いてピックアップ35
の移動速度を制御する場合の回路例を示している。すな
わち、速度検出回路42から出力される速度信号と、ピ
ックアップ35の移動速度を決定する基準値発生回路4
6から出力される基準値信号とを比較回路47で比較し
、その比較出力を駆動回路48を介してピックアップ送
りモータ49に供給することにより、ピックアップ送り
モータ49の回転速度を制御して、ピックアップ35を
上記基準値に対応した速度で移動させるようにしたもの
である。このような構成によれば、ピックアップ35を
低速移動させる場合にも、十分精度の高い速度制御を行
なうことができる。
この点に関し、従来では、先に第24図に示したように
、パルスジェネレータ16から得られるパルスをカウン
トしてピックアップ11の移動速度を検出するようにし
ているが、この移動速度の検出手段はサンプリング方式
であるためパルス間の速度を検出することができず、ピ
ックアップ11を低速移動させる場合に、十分な速度制
御を行なうことができないという問題を有するものであ
った。
次に、第21図は、速度信号を用いてピックアップレン
ズ35aによるトラック飛び越しを制御する場合の回路
例を示している。すなわち、入力端子50.51にそれ
ぞれ供給されたRF倍信号びトラッキングエラー信号T
Eは、速度検出回路42に供給され速度信号の生成に供
される。このとき、速度検出回路42で速度信号を生成
する過程で得られる、ピックアップレンズ35aが横切
ったトラック数に対応するパルス信号[例えば第2図(
d)に示すもの]が、ダウンカウンタ52に供給される
。このダウンカウンタ52には、コントローラ53から
ピックアップレンズ35aのトラック飛び越し量に対応
したプリセットデータが与えられており、ダウンカウン
タ52は、このプリセット値から上記パルス信号が供給
される毎にダウンカウントを行なうものである。
そして、上記ダウンカウンタ52から出力されたカウン
ト値は、コントローラ53に供給されるとともに、D/
A (デジタル/アナログ)変換回路54でアナログ信
号に変換された後、比較回路55によって速度信号と比
較され、その誤差信号かコントローラ53の制御でオン
状態となされたスイッチ56及び出力端子57を介して
、図示しないトラッキングアクチュエータコイルに供給
されて、ピックアップレンズ35aの移動に供される。
ここで、ピックアップレンズ35aによるトラック飛び
越しを行なう場合、まず、コントローラ53は、ピック
アップレンズ35aのトラック飛び越し量に対応したプ
リセットデータをダウンカウンタ52に出力しプリセッ
トさせる。すると、このダウンカウンタ52の内容はプ
リセット値となり、このプリセット値がD/A変換回路
54でアナログ信号に変換されて比較回路55に供給さ
れ、速度信号との誤差信号がトラッキングアクチュエー
タコイルに供給されて、ピックアップレンズ35aの移
動に供されることになるが、トラック飛び越し開始時点
では速度信号がほとんど発生されていないため、ピック
アップレンズ35aは所定方向にフル加速されて移動さ
れる。
このようにして、ピックアップレンズ35aが移動しト
ラックを横切ると、速度検出回路42から速度信号及び
パルス信号が発生される。このため、ダウンカウンタ5
2の内容は順次減少し、その出力に応じたアナログ信号
が速度信号と比較され、比較結果の誤差信号に基づいて
ピックアップレンズ35aの移動が継続される。そして
、パルス信号のパルス数がダウンカウンタ52のプリセ
ット値と同じになったとき、つまり、ダウンカウンタ5
2の内容が“0”になったとき、コントローラ53は、
スイッチ56をオフ状態に切り換え誤差信号のトラッキ
ングアクチュエータコイルへの供給を遮断し、ここに、
トラック飛び越しが終了される。
なお、このトラック飛び越し動作における、上記プリセ
ット値の変化とピックアップレンズ35aの移動速度の
変化とは、第22図(a)。
(b)にそれぞれ示す通りである。
次に、第23図は、速度信号を用いてピックアップ35
によるトラック飛び越しを制御する場合の回路例を示し
ている。この場合、基本的な構成は、先に第21図に示
したものと同様であり、比較回路55から出力される誤
差信号を、コントローラ53によって制御されるスイッ
チ56を介して駆動回路48に供給し、ピックアップ送
りモータ49の回転速度を制御させるようにした点が異
なる部分である。
なお、この発明は上記各実施例に限定されるものではな
く、例えば磁気ヘッドや光磁気ヘッド等を用いた装置に
対しても、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実
施することができる。
[発明の効果] 以上詳述したようにこの発明によれば、簡易な構成でピ
ックアップの移動速度に正確に対応した速度信号を得る
ことができ、この速度信号を例えばサーチ動作終了後に
ピックアップレンズの振動をすみやかに減衰させること
に供させる等、多種類の機能に広く適用させることがで
きる極めて良好なピックアップの速度検出装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれこの発明に係るピックアッ
プの速度検出装置の一実施例を示すブロック回路構成図
及びその動作を説明するための波形図、第3図は同実施
例の変形例を示すブロック回路構成図、第4図及び第5
図はそれぞれこの発明の他の実施例を示すブロック回路
構成図及びその動作を説明するための波形図、第6図は
同地の実施例の変形例を示すブロック回路構成図、第7
図及び第8図はそれぞれこの発明をサーチ機能に適用し
た例を示すブロック構成図及びその動作を説明するため
のタイミング図、第9図乃至第15図はそれぞれ第7図
に示した回路の各部の具体的な波形を示す図、第16図
及び第17図はそれぞれこの発明で得られる速度信号を
積分した位置信号をトラッキングサーボに適用した例を
示すブロック構成図、第18図及び第19図はそれぞれ
トラッキングエラー信号と位置信号との違いを説明する
ための図、第20図はこの発明をピックアップの移動速
度の制御に適用した例を示すブロツク構成図、第21図
及び第22図はそれぞれこの発明をピックアップレンズ
のトラック飛び越しの制御に適用した例を示すブロック
構成図及びその動作を説明するための図、第23図はこ
の発明をピックアップのトラック飛び越しの制御に適用
した例を示すブロック構成図、第24図は従来のピック
アップの構成を示す正面図、第25図はサーチ動作にお
ける従来の問題点を説明するための図である。 11・・・ピックアップ、12.13・・・シャフト、
14・・・ギヤシャフト、15・・・モータ、16・・
・パルスジェネレータ、17・・・入力端子、18・・
・検波回路、19・・・微分回路、20・・・整流回路
、21・・・入力端子、22・・・比較回路、23・・
・出力端子、24・・・入力端子、25・・・検波回路
、26・・・ボトムホールド回路、27・・・ピークホ
ールド回路、28・・・比較回路、29・・・入力端子
、30・・・微分回路、31・・・整流回路、32・・
・出力端子、33・・・ディスク、34・・・モータ、
35・・・ピックアップ、36・・・RF増幅回路、3
7・・・トラッキングエラー信号生成回路、38・・・
スイッチ、39・・・位相補償回路、40・・・アクチ
ュエータ駆動回路、41・・・トラッキングアクチュエ
ータコイル、42・・速度検出回路、43・・・スイッ
チ、44・・・積分回路、45・・・加算回路、46・
・・基準値発生回路、47゛・・・比較回路、48・・
・駆動回路、49・・・ピックアップ送りモータ、50
.51・・・入力端子、52・・・ダウンカウンタ、5
3・・・コントローラ、54・・・D/A変換回路、5
5・・・比較回路、56・・・スイッチ、57・・・出
力端子。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ディスクに対してピックアップ素子を用いてデー
    タを記録または再生する装置において、前記ディスクか
    ら読み取った高周波信号とトラッキングエラー信号とに
    基づいて、前記ディスクとピックアップ素子との相対移
    動速度に比例した速度信号を生成する速度検出回路を備
    えてなることを特徴とするピックアップの速度検出装置
  2. (2)前記速度検出回路は、前記ディスクから読み取っ
    た高周波信号のエンベロープ成分を抽出する検波手段と
    、この検波手段の出力を微分する微分手段と、前記トラ
    ッキングエラー信号を所定の基準レベルでレベルスライ
    スする比較手段と、この比較手段の出力に基づいて前記
    微分手段の出力を整流する整流手段とを具備してなるこ
    とを特徴とする請求項1記載のピックアップの速度検出
    装置。
  3. (3)前記速度検出回路は、前記トラッキングエラー信
    号を微分する微分手段と、前記ディスクから読み取った
    高周波信号のエンベロープ成分を抽出する検波手段と、
    この検波手段の出力をそのピークレベルとボトムレベル
    との中間レベルでレベルスライスする比較手段と、この
    比較手段の出力に基づいて前記微分手段の出力を整流す
    る整流手段とを具備してなることを特徴とする請求項1
    記載のピックアップの速度検出装置。
  4. (4)前記整流手段は、前記微分手段の出力を全波整流
    することを特徴とする請求項2または3記載のピックア
    ップの速度検出装置。
  5. (5)前記整流手段は、前記微分手段の出力を半波整流
    することを特徴とする請求項2または3記載のピックア
    ップの速度検出装置。
  6. (6)前記ピックアップ素子は、光学式ピックアップの
    ピックアップレンズであることを特徴とする請求項1記
    載のピックアップの速度検出装置。
  7. (7)前記速度検出回路から出力される速度信号を、前
    記ピックアップ素子の高速移動が終了した状態で、前記
    ピックアップ素子のトラッキング方向の速度制御用とし
    て送出することを特徴とする請求項1記載のピックアッ
    プの速度検出装置。
  8. (8)前記速度検出回路から出力される速度信号を積分
    する積分手段を有し、この積分手段の出力を前記ピック
    アップ素子のトラッキングサーボ用として送出すること
    を特徴とする請求項1記載のピックアップの速度検出装
    置。
  9. (9)前記速度検出回路から出力される速度信号を基準
    値と比較する比較手段を有し、この比較手段の出力を前
    記ピックアップ素子の移動量の制御用として送出するこ
    とを特徴とする請求項1記載のピックアップの速度検出
    装置。
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