JPH04137239U - 可変ベンチユリ形気化器 - Google Patents

可変ベンチユリ形気化器

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JPH04137239U
JPH04137239U JP5309591U JP5309591U JPH04137239U JP H04137239 U JPH04137239 U JP H04137239U JP 5309591 U JP5309591 U JP 5309591U JP 5309591 U JP5309591 U JP 5309591U JP H04137239 U JPH04137239 U JP H04137239U
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metering
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浩之 小泉
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株式会社ミクニ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 メータリングニードルの着脱を迅速かつ容易
に行う。 【構成】 メータリングニードル20の基端部の外周面
には、外方に向かって環状の突起部24が形成される。
この突起部24は、押圧部材30をピストンバルブ10
に着脱する際、底面を押圧部材30の支持突起32の上
面に係合・支持される。支持突起32は、押圧部材30
の貫通孔31の内周面における下端部よりやや上部に、
環状に設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、バルブを用いてベンチュリ面積を可変とした可変ベンチュリ形気化 器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ピストンバルブ等のバルブを用いてベンチュリ面積を可変とした可変ベ ンチュリ形気化器においては、メータリングニードルが、押圧部材を介してピス トンバルブに支持される。押圧部材は、メータリングニードルのピストンバルブ に対する相対変位を規制する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の可変ベンチュリ形気化器においては、メータリングニードルお よび押圧部材は、それぞれ単品にてピストンバルブに組み込まれており、メータ リングニードルの着脱を行う際には、気化器自体を逆さ状態にするか、ピストン バルブを全開状態にして1点ずつ取り外す必要がある。このため、メータリング ニードルの着脱には、多く手間と時間を必要としている。 本考案は、メータリングニードルの着脱を迅速かつ容易に行うことができる可 変ベンチュリ形気化器を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案に係る可変ベンチュリ形気化器は、吸気通路内に進退可能なバルブと、 このバルブに着脱自在に支持され、先端部をメータリングジェットに挿入されて 燃料の計量を行うメータリングニードルと、上記バルブに着脱自在に嵌挿され、 上記メータリングニードルの上記バルブに対する相対変位を規制する押圧部材と を備え、上記押圧部材をバルブに着脱する際、上記メータリングニードルが、所 定の位置関係でのみ押圧部材に係合してこの押圧部材とともに移動することを特 徴としている。
【0005】
【実施例】
以下図示実施例により、本考案を説明する。 可変ベンチュリ形気化器の吸気通路1には、ピストンバルブ10が設けられる 。吸気通路1内面には、メータリングニードル20と相対する部位に、メータリ ングジェット2が設けられる。メータリングジェット2は、燃料供給系に連通す る。ピストンバルブ10は、基端部10aをダイヤフラム機構等により支持され て吸気通路1内に進退自在に構成され、吸気通路1内に面積の可変なベンチュリ 部を形成する。ピストンバルブ10には、先端部から吸気通路1内に突出して貫 通するメータリングニードル20が、押圧部材30を介して着脱自在に支持され る。このメータリングニードル20は、メータリングジェット2に挿入された先 端部がピストンバルブ10の上下動とともに移動されることにより、メータリン グジェット2の燃料通路横断面積を制御する。
【0006】 ピストンバルブ10には、図1に示すように、上下方向に渡って貫通するよう に、ニードル取付け孔11が設けられる。このニードル取付け孔11の内周面上 部には、雌ねじ12が設けられる。雌ねじ12には、押圧部材30の外周面に設 けられた雄ねじ35が螺合される。ニードル取付け孔11の内周面下部には、段 付き部13が形成される。段付き部13の上面には、メータリングニードル20 に嵌合されたEリング22が当接・支持される。
【0007】 メータリングニードル20の先端部は、図1に示すように、テーパー状に形成 される。このメータリングニードル20の外周面における基端部から約1/5の 長さの部位には、段部21が上下方向に5段に渡って等間隔に形成される。段部 21には、Eリング22が嵌合される。このEリング22がピストンバルブ10 の段付き部13に係合することにより、メータリングニードル20は、ピストン バルブ10に図1中上方にのみ移動可能に支持される。メータリングジェット2 に挿入されるメータリングニードル20の長さは、Eリング22を嵌合させる段 部21を適宜変更することにより調整される。
【0008】 メータリングニードル20の基端部の外周面には、環状の突起部24が形成さ れる。この突起部24は、押圧部材30をピストンバルブ10に着脱する際、底 面を押圧部材30の支持突起32の上面に係合・支持される。
【0009】 押圧部材30には、図1〜図3に示すように、上下方向に渡って貫通孔31が 設けられる。貫通孔31の上側部分の内周面は6面の平面からなり、六角レンチ を嵌挿可能に形成される。貫通孔31の内周面における下端部よりやや上部には 、環状の支持突起32が設けられる。この支持突起32は、押圧部材30をピス トンバルブ10に着脱する際、上面をメータリングニードル20の突起部24に 係合させ、メータリングニードル20を支持する。この押圧部材30の外周面上 端部には、スプリング用溝33が設けられる。スプリング用溝33は、一部が貫 通孔31に連通するように形成される。このスプリング用溝33には、レンチ保 持用スプリング34が嵌合される。レンチ保持用スプリング34は、ほぼC字状 に折曲された線状スプリングからなる。レンチ保持用スプリング34は、スプリ ング用溝33に嵌合された状態で、六角レンチが貫通孔31に上方から嵌挿され た際、六角レンチの側面に当接し、六角レンチを貫通孔31の内周面に向けて押 圧する。押圧部材30の外周面下部には、雄ねじ35が設けられる。雄ねじ35 は、ピストンバルブ10のニードル取付け孔11の雌ねじ12に螺合される。
【0010】 これらピストンバルブ10、メータリングニードル20および押圧部材30は 、メータリングニードル20の突起部24の直径をC、押圧部材30の支持突起 32の内径をD、メータリングニードル20の基端部の直径をEとした場合、こ れらの間にC>D>Eの関係が成立するように構成される。
【0011】 メータリングニードル20をピストンバルブ10から取り外す際、押圧部材3 0の貫通孔31の上部に六角レンチを嵌挿させる。この際、六角レンチは、レン チ保持用スプリング34により側方から押圧され、貫通孔31の内周面に密着し た状態を保持される。つぎに、六角レンチを回転させてピストンバルブ10と押 圧部材30との螺合を解除した後、六角レンチを上方に引き上げる。すると、六 角レンチがレンチ保持用スプリング34により押圧部材30に保持されているの で、押圧部材30が六角レンチとともに上方に移動する。この移動に伴って、支 持突起32はメータリングニードル20の突起部24に下方から当接し、以後メ ータリングニードル20が押圧部材30とともに上方へ移動する。
【0012】 メータリングニードル20をピストンバルブ10に取り付ける際、メータリン グニードル20の突起部24を押圧部材30の支持突起32の上面に当接・支持 させた状態で、押圧部材30の貫通孔31の上部に六角レンチを嵌挿させる。こ の際、六角レンチは、レンチ保持用スプリング34により側方から押圧され、貫 通孔31の内周面に密着した状態を保持される。つぎに、メータリングニードル 20が支持された押圧部材30を、ピストンバルブ10のニードル取付け孔11 に挿入する。そして、六角レンチを回転させ、押圧部材30の雄ねじ35をニー ドル取付け孔11の雌ねじ12に螺合させる。その後、六角レンチを上方に引き 抜く。
【0013】 以上のように上記実施例によれば、メータリングニードル20を交換等のため 着脱する際、押圧部材30の貫通孔31に上方から六角レンチを嵌挿した状態で 回転させ、押圧部材30とピストンバルブ10との螺合を外した後、そのまま引 き上げるだけで、押圧部材30およびメータリングニードル20を一緒に取り外 すことができる。これにより、メータリングニードル20を迅速かつ容易に取り 外すことができる。また、メータリングニードル20の取り付けも、取外しと同 様にして、迅速かつ容易に行うことができる。
【0014】 なお、図4に示すように、ピストンバルブ10の段付き部13上面の一部に傾 斜用突起40を設けるとともに、メータリングニードル20におけるEリング2 2の両側に支持ワッシャ41、42を取付け、下側の支持ワッシャ42の一部が 傾斜用突起40に乗り上げるように構成してもよい。
【0015】 この場合、メータリングニードル20に嵌合したEリング22の上面と、押圧 部材30の支持突起32の底面との間には、コイルスプリング23が縮設される 。このコイルスプリング23により、下側の支持ワッシャ42は、その一部が傾 斜用突起40に乗り上げるようにして段付き部13の上面に押しつけられる。
【0016】 また、ピストンバルブ10、メータリングニードル20および押圧部材30は 、メータリングニードル20の突起部24の底面から最上部の段部21との間の 距離をA、メータリングニードル20に嵌合させたEリング22の上面と押圧部 材30の支持突起32の底面との間の距離をBとした場合、両者の間にA≧Bの 関係が成立するように構成される。これにより、Eリング22を最下部の段部2 1に嵌合させたメータリングニードル20が、ピストンバルブ10の段付き部1 3に支持された状態で、メータリングニードル20の突起部24はピストンバル ブ10の支持突起32に接触しない。
【0017】 これによると、メータリングニードル20をピストンバルブ10にわずかに傾 斜させた状態で支持させることができ、メータリングジェット2から供給される 燃料量を安定させることができる。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、メータリングニードルの着脱を迅速かつ容易に 行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る可変ベンチュリ形気化
器のピストンバルブおよびメータリングニードルを示す
縦断面図である。
【図2】本考案の一実施例に係る可変ベンチュリ形気化
器の押圧部材を示す斜視図である。
【図3】図2の押圧部材の横断面図である。
【図4】本考案の他の実施例に係る可変ベンチュリ形気
化器のピストンバルブおよびメータリングニードルを示
す縦断面図である。
【符号の説明】
10 ピストンバルブ(バルブ) 20 メータリングニードル 30 押圧部材 31 貫通孔(孔) 34 レンチ保持用スプリング(付勢部材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路内に進退可能なバルブと、この
    バルブに着脱自在に支持され、先端部をメータリングジ
    ェットに挿入されて燃料の計量を行うメータリングニー
    ドルと、上記バルブに着脱自在に嵌挿され、上記メータ
    リングニードルの上記バルブに対する相対変位を規制す
    る押圧部材とを備え、上記押圧部材をバルブに着脱する
    際、上記メータリングニードルが、所定の位置関係での
    み押圧部材に係合してこの押圧部材とともに移動するこ
    とを特徴とする可変ベンチュリ形気化器。
  2. 【請求項2】 上記押圧部材に、着脱用部材を嵌挿可能
    な孔と、この孔に着脱用部材が嵌挿された際、着脱用部
    材を孔の内周面に向けて付勢する付勢部材とを設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の可変ベンチュリ形気化
    器。
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JPS5530918U (ja) * 1978-08-18 1980-02-28

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