JP3638725B2 - 液体吐出器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヘッド押下げ式の液体吐出器に係る。
【0002】
【従来の技術】
【発明が解決しようとする課題】
この種液体吐出器として、例えば、実開昭64‐25366号公報の吐出器が知られている。
該吐出器は、シリンダ内に嵌合させた筒状ピストンからステムを起立し、かつ該ステム上端にノズル付きヘッドを装着させた作動部材を上方付勢し、また、該作動部材を付勢に抗して押下げ、かつシリンダの上部に嵌合させた雌螺子筒の内面へ、ステムの上部外面に形成した雄螺子を螺合させることで、ヘッドを押下げた状態を保持するよう設けている。
【0003】
しかしながら、上記従来吐出器では、ステムの上部を雌螺子筒から螺脱させてヘッドを上昇させると、その雌螺子筒の雌ねじ内面とステムの外面との間に隙間ができ、浴場等で使用すると、その隙間から湯水が容器体内へ流入して収納液体が希薄化する等の虞があった。
【0004】
このような虞は、例えば図3,図4が示す構造とした吐出器によって解消することができる。該吐出器は、シリンダ40の上部外面に嵌着させた、上記雌螺子筒に代わるステム係合筒41のフランジ状頂壁42上面から雄螺子筒部43を起立し、かつ図4が示すように、該雄螺子筒部の内面にステム44の中間部外面を水密に嵌合させ、また、ヘッド45の下面から垂設した雌螺子筒部46に上記雄螺子筒部43を、図3が示すようにヘッド45を押下げることで螺合させるよう形成している。しかしながら、該吐出器には、別の不具合があり、上記従来例では、当該吐出器でいうフランジ状頂壁42の内周縁からステム螺合用の雌螺子筒部をシリンダ内上部へ垂設したのに対して、当該吐出器では、雌螺子筒部を垂設することに代えて雄螺子筒部43をフランジ状頂壁42の内周縁から起立したから、上記従来例に比して雄螺子筒部43を設けた分だけ、ヘッド45が上方へ位置することになり、よって、当該吐出器を装着させた容器がやや嵩張ることとなった。
【0005】
本発明は、容器体内に液体が流入することを阻止でき、かつ図3, 図4が示す吐出器に比して嵩張らないよう設けた。
【0006】
【課題を解決するための手段】
シリンダと、該シリンダ内に嵌合させた筒状ピストンからステムを起立し、かつ該ステム上端にノズル付きヘッドを装着させて上方付勢させた作動部材とで縦型ポンプを形成した液体吐出器において、
上記ステム20の中間部を上下摺動自在かつ水密に挿通させて、上記シリンダ3上端部にステム係合筒25を嵌着させ、
また、上記ステム20の下端から雄螺子筒29を垂設し、該雄螺子筒を、上記シリンダ3の下部内面に形成した雌螺子30に、上記作動部材18を付勢に抗して押下げることで螺合させ、
更にシリンダ3に付設した弁座5直ぐ上方のシリンダ部分内面に縦設した複数の縦板部9上面へ、基筒部 15 内面から起立させた複数の支持柱 16 上端へ有底栓筒 17 を付設した筒状体 14 を載置して、作動部材押下げ状態で有底栓筒 17 をステム 20 の下部内面へ着脱自在に嵌合させ、
上記作動部材 18 の上方付勢を、基筒部 15 上面とステム内面との間に設けた第2スプリング 24 で行うと共に、
吸込み弁8の筒状弁体7と筒状体 14 内面との間に設けた第1スプリング6で筒状弁体7を弁座5へ押圧させた。
【0009】
【発明の実施の形態】
先ず、本実施形態の概略を説明すると、1は、口頸部2を起立する容器体である。
3は、後述作動部材18とで縦型ポンプを形成するシリンダであり、該シリンダは、上部に有する外向きフランジ4の下面を容器体1口頸部2の上端面へ係合させて容器体1内の上部に垂設し、かつ底部に付設した下方小径テ−パ状の弁座5と、該弁座上面に着座しかつ後述筒状体14下面に上端を支持させた第1スプリング6で下方付勢させた筒状弁体7とによって吸込み弁8を形成し、また、その弁座5直ぐ上方のシリンダ部分内面に縦板部9を複数付設し、更に、上記外向きフランジ4直ぐ下方のシリンダ部分に吸気孔10を穿設している。
【0010】
12は装着筒であり、該装着筒は、上記容器体口頸部2の外面に螺合され、かつ上端に付設した内向きフランジ13下面と、容器体口頸部2の上端面とで、上記シリンダ3の外向きフランジ4を挟持させている。
【0011】
14は筒状体であり、該筒状体は、上記シリンダ3の縦板部9上端面に基筒部15の下端面を載置させて、該基筒部の下端部外面を、上記縦板部9直ぐ上方のシリンダ部分内面へ嵌着させ、また、上記基筒部15内面から複数の支持柱16を略等間隔に起立して、これ等支持柱上端に付設した有底栓筒17の外面を後述ステム20の下端部内面へ嵌合させ、更に、その有底栓筒17下面からは、横断面形状十字形等に交叉させたリブを垂下し、該リブ下面に設けた溝内へ上記第1スプリング6上端を係止させている。
【0012】
18は作動部材であり、該作動部材は、上記シリンダ3内に嵌合させた筒状ピストン19からステム20を起立すると共に、該ステム上端にノズル21付きヘッド22を装着させ、また、そのステム20内上部に玉弁で吐出弁23を形成し、かつ上記筒状体14の基筒部15上端面とステム20の下部内面に設けた下向き段部との間に設けた第2スプリング24によって上方へ付勢させている。
【0013】
本発明では、上記外向きフランジ4上方のシリンダ部分にステム係合筒25を嵌着させている。該ステム係合筒は、シリンダ嵌合用の外筒部27上端からフランジ状頂壁26を介して垂設する内筒部28内へ、図2が示すように上記ステム20の中間部を、通気性を有して水密にかつ上下摺動自在に挿通させ、また、上記フランジ状頂壁26の下面から垂設した中間筒部の外面を上記シリンダ3の上部内面に嵌合させ、かつその中間筒部の上部外面と、上記外向きフランジ4上方のシリンダ部分内面に、それぞれ形成した縦溝部と縦突部を係合させて、シリンダ3に対して当該ステム係合筒25が回動することを阻止している。
【0014】
上記ステム20の下端からは、下部外面に螺条を周設した雄螺子筒29を垂設し、図2が示す状態から図1が示すように、上記作動部材18を付勢に抗して押下げることで、その雄螺子筒29を、シリンダ3の下部内面に形成した雌螺子30に螺合させ、ヘッド22を押下げた状態を保持するよう形成している。
【0015】
本実施形態の容器は、図1が示す状態から、上記雄螺子筒29の下部を雌螺子30から螺脱させて使用し、また、収納液体減少による容器体1内の負圧化は、図2が示す状態で、外気がステム20の中間部外面とステム係合筒25の内筒部28内面との間、筒状ピストン19上方のシリンダ3内上部および吸気孔10を通って容器体1内へ流入することで解消する。
【0016】
【発明の効果】
本発明は上記構成とするものであり、ステム20の下端から垂設した雄螺子筒29を、シリンダ3の下部内面に形成した雌螺子30に、作動部材18を付勢に抗して押下げることで螺合させたから、ヘッド22を押下げた状態を保持することができると共に、ステム係合筒25にステム20の中間部を水密に挿通させることによって、液体が容器体1内へ流入することを阻止できる。即ち、既述従来例では、本発明が云うステム係合筒25のフランジ状頂壁26内周縁から雌螺子筒を垂設し、かつ該雌螺子筒にステムの上部外面を螺合させたから、その雌螺子とステム外面との間に隙間があいて湯水等が容器体1内へ流入する虞があったが、本発明では、雌螺子30をシリンダ3の下部内面に形成し、かつ雄螺子筒29をステム20下端から垂設したので、ステム係合筒25にステム20の中間部を水密に挿通させることができ、よって、既述のように容器体1内に液体が流入することを阻止できる。更に、雄螺子筒29をステム20下端から垂設し、かつ雌螺子30をシリンダ3の下部内面に形成したから、図3, 図4が示す吐出器、即ち、フランジ状頂壁42の内周縁から雄螺子筒部43を起立した吐出器のように、ヘッド22の位置が高くなって嵩張る不具合がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明吐出器の一実施形態を作動部材押下げ状態で示す縦断面図である。
【図2】 同実施形態を作動部材上昇状態で示す縦断面図である。
【図3】 参考吐出器を作動部材押下げ状態で示す縦断面図である。
【図4】 同吐出器を作動部材上昇状態で示す縦断面図である。
【符号の説明】
29…雄螺子筒 30…雌螺子
Claims (1)
- シリンダと、該シリンダ内に嵌合させた筒状ピストンからステムを起立し、かつ該ステム上端にノズル付きヘッドを装着させて上方付勢させた作動部材とで縦型ポンプを形成した液体吐出器において、
上記ステム20の中間部を上下摺動自在かつ水密に挿通させて、上記シリンダ3上端部にステム係合筒25を嵌着させ、
また、上記ステム20の下端から雄螺子筒29を垂設し、該雄螺子筒を、上記シリンダ3の下部内面に形成した雌螺子30に、上記作動部材18を付勢に抗して押下げることで螺合させ、
更にシリンダ3底部に付設した弁座5直ぐ上方のシリンダ部分内面に縦設した複数の縦板部9上面へ、基筒部 15 内面から起立させた複数の支持柱 16 上端へ有底栓筒 17 を付設した筒状体 14 を載置して、作動部材押下げ状態で有底栓筒 17 をステム 20 の下部内面へ着脱自在に嵌合させ、
上記作動部材 18 の上方付勢を、基筒部 15 上面とステム内面との間に設けた第2スプリング 24 で行うと共に、
吸込み弁8の筒状弁体7と筒状体 14 内面との間に設けた第1スプリング6で筒状弁体7を弁座5へ押圧させた
ことを特徴とする液体吐出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18885096A JP3638725B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 液体吐出器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18885096A JP3638725B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 液体吐出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH105641A JPH105641A (ja) | 1998-01-13 |
JP3638725B2 true JP3638725B2 (ja) | 2005-04-13 |
Family
ID=16230941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18885096A Expired - Fee Related JP3638725B2 (ja) | 1996-06-27 | 1996-06-27 | 液体吐出器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3638725B2 (ja) |
-
1996
- 1996-06-27 JP JP18885096A patent/JP3638725B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH105641A (ja) | 1998-01-13 |
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Legal Events
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