JPH04137088A - 自動領収書発行車載端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はタクシ−等の営業用車両に搭載して使用される
領収書発行車載端末装置に係り、特に乗客の多様な精算
手段に対応しかつ適正な経理処理（税法等関係法令）に
適合した領収書または明細書（利用書）を自動的に発行
し得るようにした自動領収書発行車載端末装置に関する
ものである。

［従来の技術］ 従来から、タクシ−等の営業用車両においては、料金メ
ータとオンライン接続し、一営業毎における諸料金の精
算時に領収書を発行するようにした領収書発行車載端末
装置が用いられてきている。

第３図は、この種の従来の領収書発行車載端末装置の代
表的な構成例を示すブロック図である。

従来の車載端末装置は、第３図に示すように、料金メー
タ１と、インタフェース回路２と、料金明細式カキ−３
と、数字キー４と、デイスプレィ５と、プリンター６と
、制御部７とから構成されている。

ここで、料金メータ１は、空車釦、賃走釦、迎車釦、割
増釦、支払釦等の操作釦群と、デイスプレィと、主制御
部とからなるものである。また、インタフェース回路２
は、料金メータ１とオンラインで接続されて、料金デー
タを受信するだめのものである。さらに、料金明細式カ
キ−３は、メタ料金（料金メータ１とオンラインで接続
されている場合は自動入力される）、およびメータ外料
金項目を入力するためのものである。さらにまた、数字
キー４は、料金等を入力するためのものである。

一方、デイスプレィ５は、メータ料金、料金明細式カキ
−３および数字キー４の入力による確定値（合計等）や
、必要なガイダンス等を表示するためのものである。ま
た、プリンター６は、精算結果の領収書または明細書（
利用＠）を印字出力して発行するためのものである。さ
らに、制御部７は、上記各要素をそれぞれ制御するため
のものである。

ところで、このような領収書発行車載端末装置において
は、乗客が乗車すると、料金メータ１の賃走釦の操作に
よって料金積算を開始し、料金精算時には料金メータ１
の支払釦を操作して料金メータ１の積算を停止し、料金
メータ１のデイスプレィに表示されたメータ料金、およ
びメータ外料金がある場合は、これにメータ外料金を加
算して積算を行なう。この場合、領収書の発行は、料金
メータ１の支払釦を操作した時に、料金メータ１のデイ
スプレィに表示されたメータ料金のみを発行したり、あ
るいはメータ料金は自動または料金明細式カキ−３と数
字キー４で入力し、メータ外料金がある場合には、同じ
く料金明細式カキ−３と数字キー４で入力し、この合計
金額に対する領収書を発行するようにしている。また、
料金メタ１の支払釦は、時間および距離併用料金積算の
時間料金を停止する機能を有しており、一般に有料道路
を使用する場合の入口、および料金精算のために停車し
た時に操作される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、この種の領収書発行車載端末装置におい
ては、次のような問題かある。

すなわち、まず、タクシ−の精算料金は、大きくメータ
料金とメータ外料金とに分けられる。メータ料金は、タ
クシ−メータで計測される料金で、タクシ−会社の営業
収入となるものである。また、メータ外料金は、乗客を
運送するのに要した諸施設の利用立替料金で、通行料、
駐車料、その他の料金である。

一方、乗客の精算手段は、一般に営業収入項目と称され
、大きく現金と非現金とに分けられる。

また、非現金には、利用回数または金額を表示した、利
用前に販売される前払系（プリペイドカード、クーポン
券等）と、顧客に対する有限または無限の与信に基づき
、利用後にに請求される後払系（アフターベイトカード
、クレジットカード、チケット等）とがある。

以上のように、乗客の精算手段としては、現金、非現金
と多種に亘っているが、従来の領収書発行車載端末装置
では、これらに対して一律に領収書または明細書（利用
書）という表題で発行されていることから、現金受領に
対する領収書の発行（税法等関係法令）という経理処理
上の厳密性に欠けるばかりでなく、支払釦の操作での発
行に対しては、高速利用等の料金精算時でない時にも発
行されてしまうという問題がある。

本発明は、上記のような問題を解決するために成された
もので、その目的は乗客から精算時に受取る多種に亘る
精算手段に対応しかつ適正な経理処理（税法等関係法令
）に適合した領収書または明細書（利用書）を自動的に
発行することが可能な極めて信頼性の高い自動領収書発
行車載端末装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記の目的を達成するために本発明では、タクシ−等の
営業用車両に搭載し、一営業毎における諸料金の精算時
に領収書を発行するようにした領収書発行車載端末装置
において、精算手段である営業収入項目情報を入力する
営業収入項目情報入力手段と、営業収入項目情報入力手
段からの営業収入項目情報に基づいて精算手段の内訳を
判別し、その判別結果に応じて領収書または明細書（利
用書）の発行を制御する現金／非現金判別処理手段と、
現金／非現金判別処理手段からの制御により印字手段へ
印字情報を出力する印字制御手段とを備えて構成してい
る。

［作用］ 従って、本発明の自動領収書発行車載端末装置において
は、精算手段である営業収入項目情報が入力されると、
この営業収入項目情報に基づいて精算手段の内訳か判別
される。そして、この判別結果に応して、領収書または
明細書（利用書）の発行か制御され、この制御によって
印字手段へ印字情報が出力される。これにより、多種に
亘る精算手段の内訳を判別し、それに対応しかつ適正な
経理処理（税法等関係法令）に適合した領収書または明
細書（利用書）を発行することかできる。

［実施例コ 以下、本発明の一実施例について図面を参照して詳細に
説明する。

第１図は、本発明による自動領収書発行車載端末装置の
構成例を示すブロック図であり、第３図と同一要素には
同一符号を付してその説明を省略し、ここでは異なる要
素についてのみ述べる。

すなわち、本実施例の自動領収書発行車載端末装置は、
営業収入項目情報入力手段であるカードリーダー・ライ
ター８および営業収入項目入カキ−９と、現金／非現金
判別処理手段１０と、印字制御手段１１とを、第３図に
付加して構成したものである。

ここで、カードリーダー・ライター８は、最近普及して
きている磁気カード等からなるカード（プリペイドカー
ド、アフターペイカード、クレジットカード等）に対し
て、データの読取り・書き込みを行なうと共に、精算手
段である営業収入項目を自動識別入力するためのもので
ある。また、営業収入項目入カキ−９は、精算手段であ
る営業収入項目を入力するためのものである。さらに、
現金／非現金判別処理手段１０は、カートリーダー・ラ
イター８および営業収入項目入カキ−９からの営業収入
項目情報に基づいて精算手段の内訳を判別し、その判別
結果に応して領収書または明細書（利用書）の発行を制
御するためのものである。さらにまた、印字制御手段１
１は、現金／非現金判別手段１０からの制御により、印
字手段であるプリンター６へ印字情報を出力するための
ものである。

第２図は、本発明に適用される料金メータ１の代表的な
構成例を示すブロック図である。料金メータ１は、第２
図に示すように、空車釦２１Ａ５賃走釦２１Ｂ１迎車釦
２１Ｃ１割増釦２１Ｄ１支払釦２１Ｅよりなる操作釦群
２１と、インタフェース回路２２と、デイスプレィ２４
と、主制御部２５とから構成している。

ここで、空車釦２１Ａは、車両が空車状態で走行する際
に乗務員により押操作されるものである。

賃走釦２１Ｂは、車両が乗客を乗せた状態で走行する際
に乗務員により押操作されるものである。

迎車釦２１Ｃは、車両が迎車状態で走行する際に乗務員
により押操作されるものである。割増釦２１Ｄは、車両
が深夜、早朝等に乗客を乗せた状態で走行する際に乗務
員により押操作されるものである。支払釦２１Ｅは、乗
客が精算して車両から降りる際に乗務員により押操作さ
れるものである。

一方、インタフェース回路２２は、メータ料金のデ、−
夕を外部へ出力するためのものである。また、デイスプ
レィ２４は、料金を表示するためのものである。さらに
、主制御部２５は、上記各要素をそれぞれ制御するため
のものである。

次に、以上のように構成した本実施例の自動領収書発行
車載端末装置の作用について説明する。

まず、タクシ−が、乗客を乗せて営業状態に入る時、乗
務員は、第２図に示す料金メータ１の操作釦群２１を押
操作して料金メータを動作させる。

すなわち、賃走釦２１Ｂ、迎車釦２１Ｃ１割増釦２１Ｄ
のうちいずれかを操作することによって、いわゆる“実
車状態”となって料金メータ１が料金の積算を開始する
。なお、非営業時には、空車釦２１Ａを操作することに
より、料金メータ１は動作せずに“空車状態“となる。

次に、乗客が降車する場合の精算時においては、乗務員
は車両を停止させ、乗務員が料金メータ１の支払釦２１
Ｅを操作して精算操作に入るが、まず精算金額の決定を
行なう。すなわち、メータ料金は、料金メータ１とオン
ラインで接続されている場合には自動的に入力され、料
金メータ１と非接続の場合には数字キー４により手入力
される。

また、メータ外料金は、同様に料金明細式カキ−３と数
字キー４により手入力され、その結果がデイスプレィ５
に表示される。

一例として、メータ料金が１０００円、高速通行料が６
００円の場合の入力操作は、次のようになる。すなわち
、料金メータ１とオンラインで接続されている場合には
、メータ料金が自動的にデイスプレィ５に表示されてお
り、料金明細式カキ−３と数字キー４により［通行料Ｊ
　−ｒ６００Ｊと入力することにより、また料金メータ
１と非接続の場合には、料金明細式カキ−３と数字キー
４によりｒｌｏｏＯＪ−ｒ通行料Ｊ−ｒ６００Ｊと入力
することにより、積算合計金額がｒ１６００ｊとデイス
プレィ５に表示されて確定される。

一方、精算手段としては、前述したように現金、プリペ
イドカード・アフターベイカード・クレジットカード等
のカード系、チケット・クーポン等があり、これらに対
応した営業収入項目式カキ−９によりその営業収入項目
名を入力した後、数字キー４により金額を入力する。本
実施例構成では、カード系については営業収入項目を自
動識別入力し、他の営業収入項目については営業収入項
目式カキ−９により入力する。

一例として、上記精算金額１６００円を各種の精算手段
で精算する場合の操作は、次のようになる。

（１）全額現金の時 営業収入項目式カキ−９の現金釦を操作する。

（２）現金６００円とカードで１０００円の時営業収入
項目入カキ−９の現金釦を操作し、数字キー４によりｒ
６００Ｊと入力し、カードリーダー・ライター８にカー
ド１２を挿入する。

（３）クーポン券１０００円とカードで６００円の時 営業収入項目式カキ−９のクーポン券釦を操作し、数字
キー４によりｒｌ　ＯＯＯＪと入力し、カードリーダー
・ライター８にカード１２を挿入する。

（４）全額クーポン券、またはチケット、またはカード
の時 営業収入項目式カキ−９のクーポン券釦、またはチケッ
ト釦を操作するか、またはカードリーダー・ライター８
にカード１２を挿入する。

以上のいずれかの操作を行なった後に、精算実行指令釦
の実行を操作することによって精算が実行され、領収書
または明細書（利用１１）が発行される。この場合、経
理処理上の領収書発行の対象となるのは、上記精算手段
のうち現金営業収入項目のみであり、その他の営業収入
項目については明細！（利用１！Ｆ）が発行される。

すなわち、現金／非現金判別処理手段１０では、カード
リーダー・ライター８および営業収入項目式カキ−９か
らの入力情報と、料金明細式カキ−３および料金メータ
１と数字キー４からの入力情報とに基づいて、営業収入
項目データと料金明細デτりとが作成され、印字制御手
段１１に与えられる。これにより、受領すべき料金明細
と営業収入項目別金額を所定のフォーマットでプリンタ
ー６により印字出力すると共に、上記精算例（１）の場
合には領収書を、（３）および（４）の場合には明細書
を、（２）の場合には現金６００円については領収書、
カードの１０００円については明細書をそれぞれ発行す
る。

以上のようにして、精算が終了して乗客が車両から降り
た後に、乗務員は料金メータ１の空車釦２１Ａを操作す
ることにより、料金メータ１は動作せずに“空車状態”
となり、この状態で次の営業に移行する。この時、空車
釦２１Ａの操作により、前の料金メータ１の金額はリセ
ットされる。

上述したように、本実施例では、タクシ−等の営業用車
両に搭載し、一営業毎における諸料金の精算時に領収書
を発行するようにした領収書発行車載端末装置において
、精算手段である営業収入項目情報を入力する営業収入
項目情報入力手段であるカードリーダー・ライター８お
よび営業収入項目式カキ−９と、カートリーダー・ライ
ター８および営業収入項目式カキ−９がらの営業収入項
目情報に基づいて精算手段の内訳を判別し、その判別結
果に応して領収書または明細書（利用書）の発行を制御
する現金／非現金判別処理手段１゜と、現金／非現金判
別処理手段１ｏからの制御により印字手段であるプリン
ター６へ印字情報を出力する印字制御手段１１とを備え
て構成したものである。

従って、乗客から精算時に受取る多種に亘る精算手段が
あり、かつこれらが複合使用されつつある現状において
、精算手段の内訳を判別してそれに対応し、かつ現金受
領に対する領収書の発行という適正な経理処理（税法等
関係法令）に適合した領収書または明細書（利用書）を
、自動的に発行することか可能となる。さらに、支払釦
の操作での発行に対して、高速利用等の料金精算時でな
い時にも、領収書または明細！！（利用書）が発行され
てしまうということもなくすることか可能となる。

〔発明の効果コ 以上説明したように本発明によれば、乗客から精算時に
受取る多種に亘る精算手段に対応しかつ適正な経理処理
（税法等関係法令）に適合した領収書または明細書（利
用書）を自動的に発行することが可能な極めて信頼性の
高い自動領収書発行車載端末装置が提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による自動領収書発行車載端末装置の一
実施例を示すブロック図、 第２図は本発明に適用される料金メータの代表的な構成
例を示すブロック図、 第３図は従来の車載端末装置の代表的な構成例を示すブ
ロック図である。 １・・・料金メータ、２・・・インタフェース回路、３
・・・料金明細入カキ−１４・数字キー　５・・デイス
プレィ、６・・・プリンター　７・・制御部、８・・・
カードリーダー・ライター　９・・・営業収入項目式カ
キ１０・・・現金／非現金判別処理手段、１１・・・印
字制御手段、１２・・・カード、２１・・・操作釦群、
２１Ａ・・・空車釦、２１Ｂ・・・賃走釦、２１Ｃ・・
迎車釦、２１Ｄ・・・割増釦、２１Ｅ・・・支払釦、２
２・・インタフェース回路、２４・・・デイスプレィ、
２５・・・主制御部。 出願人代理人　　弁理士　鈴　江　武　彦第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）タクシー等の営業用車両に搭載し、一営業毎にお
   ける諸料金の精算時に領収書を発行するようにした領収
   書発行車載端末装置において、精算手段である営業収入
   項目情報を入力する営業収入項目情報入力手段と、 前記営業収入項目情報入力手段からの営業収入項目情報
   に基づいて精算手段の内訳を判別し、その判別結果に応
   じて領収書または明細書（利用書）の発行を制御する現
   金／非現金判別処理手段と、前記現金／非現金判別処理
   手段からの制御により印字手段へ印字情報を出力する印
   字制御手段と、を備えて成ることを特徴とする自動領収
   書発行車載端末装置。（２）前記現金／非現金判別処理
   手段としては、精算手段の内訳が現金系営業収入項目の
   場合には領収書を、また非現金系営業収入項目の場合に
   は明細書（利用書）を発行するべく制御するようにした
   ことを特徴とする請求項（１）項に記載の自動領収書発
   行車載端末装置。