JPH04136Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH04136Y2
JPH04136Y2 JP13524586U JP13524586U JPH04136Y2 JP H04136 Y2 JPH04136 Y2 JP H04136Y2 JP 13524586 U JP13524586 U JP 13524586U JP 13524586 U JP13524586 U JP 13524586U JP H04136 Y2 JPH04136 Y2 JP H04136Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
water meter
opening
meter housing
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13524586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6341663U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13524586U priority Critical patent/JPH04136Y2/ja
Publication of JPS6341663U publication Critical patent/JPS6341663U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH04136Y2 publication Critical patent/JPH04136Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Details Of Measuring And Other Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、地中埋設式量水器筐用上面ケース、
特に作業スペースを確保するための技術に関す
る。
(従来の技術) 地中埋設式量水器筐の設置場所として、使用者
側では土地の有効利用を、また水道局側では検針
作業の合理化という両者のメリツトを生かすもの
として、最近では宅地側で道路(公道)との境界
部分、即ち一般に塀や生け垣等が形成される場所
に設置される例が多くなつている。
そして、家を新築する場合、量水器筐の仮設
置、家屋建築、量水器筐の本設置、塀の建
築の順序で作業が進められるのが一般的であり、
従つて塀を建築する時はその場所には既に量水器
筐が設置されていることになる。
そこで、従来では第5図に示すように、既に設
置された量水器筐Cの上部に貫通穴Dを形成した
状態で塀Eの建築が行なわれていた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この貫通穴Dがあることによつ
て、庭側の土砂が雨水と共に量水器筐C内に流れ
込み、量水器が土砂で埋もれてしまうという問題
があり、更に、この貫通穴Dが小さいと第5図一
点鎖線で示すように上面蓋体52の開放が不十分
となり、定期的に行なわれる検針や補修作業が困
難になるし、以上とは逆に貫通穴Dが大きすぎる
と塀の役目をなくしてしまい、野犬やのら猫等が
侵入するという問題がある。そして一般的には塀
の役目やデザイン性の方が重視され、貫通穴Dが
できるだけ小さ目に形成される例が多く、従つ
て、以下に述べるような問題点があつた。
即ち、上面蓋体52の開度が90度以下である場
合は一方の手で上面蓋体52を支持しておかない
と上面蓋体52がその自重で閉じてしまうので、
検針に伴う記録紙の保持と記録作業とを残りの片
手のみで行なわれなければならず、極めて困難な
作業を強いられるという問題がある。
また、上面蓋体52の開度が極めて小さい場合
には検針の際の読み取り自体が困難な場合もあ
り、誤検針のトラブル発生が多いという問題があ
る。
また、量水器は計量法によつて8年毎の取り替
えが義務付けられているが、上面蓋体52の開度
が不十分であるため、スパナ等の工具操作が困難
若しくは不可能なケースが多発しているという問
題点がある。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、塀
や生け垣等の役目やデザイン性を損うことなく量
水器筐における検針・補修等の必要作業に必要な
スペースを確保することができる地中埋設式量水
器筐用上面ケースの提供にあり、この目的達成の
ために本考案では、地中埋設式量水器筐の上面開
口部上に設けられるケースであつて、 前記ケースの前面部と下面部とがそれぞれ開口
され、かつ該下面開口部が量水器筐の上面開口縁
部に装着可能に形成されると共に、該ケース内に
は量水器筐の上面蓋体の開放維持及び量水器筐内
の検針・補修等の必要作業を支障なく行なえる程
度のスペースを備えた構成となした。
(作用) 従つて、本考案の地中埋設式量水器筐用上面ケ
ースでは、ケースの前面部と下面部とがそれぞれ
開口され、かつ該下面開口部が量水器筐の上面開
口縁部に装着可能に形成されると共に、該ケース
内には量水器筐の上面蓋体の開放維持及び量水器
筐内の検針・補修等の必要作業を支障なく行なえ
る程度のスペースを備えたことで、該ケースの外
周部を塀や生け垣等で完全に覆つても、ケース内
スペースのみで上面蓋体の開放及び開放状態の維
持が行なえるようになるし、該ケースの前面開口
部から量水器筐内の検針・補修等の作業が何ら支
障なく行なえるようになる。
また、ケースによつて塀や生け垣等に貫通穴を
生ぜしめることがないので、該塀や生け垣等の役
目やデザイン性を損うこともないし、庭側の土砂
が量水器筐内に流れ込むこともない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
尚、この実施例を述べるにあたつて、コンクリー
トブロツク塀を建築する場合を例にとる。
まず、実施例の構成を説明する。
この実施例の地中埋設式量水器筐用上面ケース
Aは、第1図〜第4図に示すように、背面板1
と、上面板2と、左右両側面板3,3とによつ
て、前面開口部4と下面開口部5とを備えた箱状
に形成され、かつ、前記下面開口部5には取り付
け手段6を備えている。
尚、この実施例では塀を構成するコンクリート
ブロツクBとして長さ390mm、高さ190mm、厚さ
150mmの空胴コンクリートブロツクを使用し、ま
た量水器筐Cとしてその上面開口縁部50の外形
寸法、特にその長手方向寸法が前記ブロツクBの
長さ(390mm)より少し短めに形成されたものを
使用している。
そして、この実施例の上面ケースAの横幅を前
記コンクリートブロツクBの長さ(390mm)と同
一寸法に、また高さを該コンクリートブロツクB
の2段積み分の高さである190mm×2+10mm(目
地代分)=390mmの寸法にそれぞれ形成されてい
る。
また、上面ケースAの上面板2の奥行寸法が前
記コンクリートブロツクBの厚さ150mmと同一寸
法に形成され、かつ左右両側面板3,3の下側縁
部の奥行寸法が量水器筐Cにおける上面開口縁部
50の外形寸法中、その短手方向寸法よりは少し
長めに形成されると共に、上面ケースAの上下方
向中央部分の奥行が前記左右両側面板3,3にお
ける下側縁部の奥行寸法よりは長くなるように背
面板1が湾曲状に形成されている。
また、前記取り付け手段6は、上面ケースAの
下面開口部5を量水器筐Cにおける上面開口縁部
50の外周面側に装着した状態で固定するための
手段であり、この実施例では、両端に蝶ネジ6
0,60を螺合した両ネジボルト61と、左右両
側面板3,3の下側縁部に沿つて設けられ、その
先端突出部に前記両ネジ61の挿通孔62を備え
た締め付けフランジ63,63とで構成されてお
り、この両蝶ネジ60,60のねじ込みによつて
量水器筐Cの上面開口縁部に対する上面ケースA
における下面開口部5の取り付けが行なわれるよ
うになつている。
また、量水器筐C上面開口縁部50の外周面に
は環状突縁部51を備えており、この実施例では
環状突縁部51の上面が地表面Gと一致するよう
に量水器筐Cが埋設される。
尚、図において7は背面板1の内面に形成され
た指挿入溝であり、これは重量のある上面蓋体5
2の開閉操作を容易かつ安全に行なうためのもの
である。また8は一方の側面板3の内面に形成さ
れた検針票収納ポケツトであり、これは検針票の
紛失によるトラブルを解消する役目をはたすもの
である。また9,9は補強リブであつて、コンク
リートブロツクBの側面に縦方向に形成された鉄
筋挿通溝bと対向する左右両側面板3,3の外面
に突出状に形成されている。また10は量水器、
11は止水栓、12は導水管、13は保温材を示
す。
本実施例の地中埋設式量水器筐用上面ケースA
は上述のように構成されるので、地中に埋設され
本設置された量水器筐Cの上面開口縁部50の外
周面側に上面ケースAの下面開口部5を装着した
後、取り付け手段6で固定することによつて上面
ケースAの取り付け固定が行なわれ、この状態で
は地表面G上にコンクリートブロツクBの2段積
み分の幅及び高さの上面ケースAが突出した状態
となり、従つてこの上面ケースAを中心としてそ
の外周部を囲繞するようにコンクリートブロツク
Bの積み上げを行なうことによつて、コンクリー
トブロツクBと上面ケースAとの間に不自然な隙
間等を生ずることなく、コンクリートブロツクB
の積み上げが何ら支障なく行なえるようになる。
尚、この場合において、上面ケースAの上面及
び左右両側面と各コンクリートブロツクBとの間
は、通常のコンクリートブロツクB,B相互間を
接続する目地材14と同一の目地材、若しくは他
の種類の目地材によつて閉塞されると共に、上面
ケースAの上面側目地空間には、上面ケースAの
左右両側コンクリートブロツクB,B上面間に横
架した状態で2本の補強用鉄筋15を埋設させて
いる。
従つて、この実施例の地中埋設式量水器筐用上
面ケースAでは、該上面ケースAの前面開口部4
が道路(公道)側に大きく開口した状態に設置さ
れることになる。
そこで、この前面開口部4から上面蓋体52を
開放させて検針等の作業が行なわれるが、この場
合において、上面ケースAの上下方向中央部分の
奥行きが、左右両側面板3,3における下側縁部
の奥行寸法よりは長くなるように背面板1が湾曲
状に形成されているので、該上面ケースA内にお
いて上面蓋体52を90度以上の開度に開放させる
ことができ、かつ、上面蓋体52がその自重によ
つて開放状態に維持されるので、検針に伴う記録
作業が両手を使つて容易に行なえるようになる
し、量水器筐C内でのスパナ等の工具操作も何ら
支障なく行なうことができる。
以上説明してきたように本実施例の地中埋設式
量水器筐用上面ケースAでは、ケースの前面部と
下面部とがそれぞれ開口され、かつ該下面開口部
5が量水器筐Cの上面開口縁部50に装着可能に
形成されると共に、該ケース内には量水器筐Cの
上面蓋体52の開放維持及び量水器筐C内の検
針・補修等の必要作業を支障なく行なえる程度の
スペースを備えたことで、該ケースの外周部を塀
で完全に覆つても、ケース内スペースのみで上面
蓋体52の開放及び開放状態の維持が行なえるよ
うになるし、該ケースの前面開口部4から量水器
筐C内の検針・補修等の作業が何ら支障なく行な
えるようになる。
また、ケースによつて塀や生け垣等に貫通穴を
生ぜしめることがないので、該塀や生け垣等の役
目やデザイン性を損うこともないし、庭側の土砂
が量水器筐C内に流れ込むこともない。
また、実施例では上面ケースAの幅及び高さを
コンクリートブロツクBの2段積み分の幅及び高
さと一致させたことで、該コンクリートブロツク
Bと上面ケースAとの間に不自然な隙間等を生ぜ
しめることなく、コンクリートブロツクBの積み
上げが何ら支障なく行なえるようになるし、目地
材14による模様パターンにも合致したものとな
るので塀の美感を損なうこともない。
以上、本考案の実施例を図面により詳述してき
たが、具体的な構成はこの実施例に限られるもの
ではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲におけ
る設計変更等があつても本考案に含まれる。
例えば、実施例では空胴のコンクリートブロツ
クBを用いて塀を建築する場合を例にとつたが、
その素材や形成方法は任意であり、また、生け垣
を形成する場合であつてもよい。
また、実施例では上面ケースAの前面開口部4
を常時開放させているが、不必要時にはこの前面
開口部4を蓋体により閉塞させるようにすれば、
子供等によるいたずらが防止できると共に、冬期
における凍結事故防止にも役立つことになる。
また、実施例では取り付け手段6を用いて上面
ケース1を量水器筐Cに対して固定状態に取り付
けるようにした場合を例にとつたが、上面ケース
Aの装着方法は任意であり、例えば量水器筐C上
に上面ケースAを載置させただけでもよく、また
固定する場合でもその固定手段は任意であり、接
着剤による完全固定であつてもよい。
また、実施例では上面ケースAを構成する背面
板1を湾曲状に形成した場合を示したが、これに
限られず、ただ、このように湾曲させることによ
つて宅地方向への突出量を少なくすることができ
る。
また、上面ケースAの素材は任意であり、例え
ばステンレス鋼板、鉄鋼板等の金属材料や、
FRP、熱可塑性樹脂等の合成樹脂材料の他、コ
ンクリートや陶器等であつてもよい。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の地中埋設式
量水器筐用上面ケースでは、ケースの前面部とが
それぞれ開口され、かつ該下面開口部が量水器筐
の上面開口縁部に装着可能に形成されると共に、
該ケース内には量水器筐の上面蓋体の開放維持及
び量水器筐内の検針・補修等の必要作業を支障な
く行なえる程度のスペースを備えたことで、該ケ
ースの外周部を塀や生け垣等で完全に覆つても、
ケース内スペースのみで上面蓋体の開放及び状態
の維持が行なえるようになるし、該ケースの前面
開口部から量水器筐内の検針・補修等の作業が何
ら支障なく行なえるようになるという効果が得ら
れる。
また、ケースによつて塀や生け垣等に貫通穴を
生ぜしめることがないので、該塀や生け垣等の役
目やデザイン性を損うこともないし、庭側の土砂
が量水器筐内に流れ込むこともない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の上面ケースの使用状態
を示す斜視図、第2図は同正面図、第3図は同縦
断側面図、第4図は同横断平面図、第5図は従来
例を示す説明図である。 C……量水器筐、4……前面開口部、5……下
面開口部、50……上面開口縁部、52……上面
蓋体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 地中埋設式量水器筐の上面開口部上に設けられ
    るケースであつて、 前記ケースの前面部と下面部とがそれぞれ開口
    され、かつ該下面開口部が量水器筐の上面開口縁
    部に装着可能に形成されると共に、該ケース内に
    は量水器筐の上面蓋体の開放維持及び量水器筐内
    の検針・補修等の必要作業を支障なく行なえる程
    度のスペースを備えたことを特徴とする地上埋設
    式量水器筐用上面ケース。
JP13524586U 1986-09-02 1986-09-02 Expired JPH04136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13524586U JPH04136Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13524586U JPH04136Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6341663U JPS6341663U (ja) 1988-03-18
JPH04136Y2 true JPH04136Y2 (ja) 1992-01-06

Family

ID=31037248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13524586U Expired JPH04136Y2 (ja) 1986-09-02 1986-09-02

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04136Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6341663U (ja) 1988-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20210207376A1 (en) Post sleeve assembly
US11035142B2 (en) Post sleeve assembly
US3952908A (en) Meter box and cover
US7770340B2 (en) Method and apparatus for installing egress window steps
US20040031214A1 (en) Discsmark tm marker, a marker to locate and identify objects above and below ground
JPH04136Y2 (ja)
US6651391B2 (en) Shroud for septic tank access opening
JPH0712580U (ja) 側溝用排水管
JPH06117016A (ja) 屋外用床ユニット
JPH0410299Y2 (ja)
JPH0643034Y2 (ja) カルバート構造物の頂版部補強構造
JPH0721744Y2 (ja) 屋根付きプール
JP3037421U (ja) 暗渠排水用バルブ
JP3065680U (ja) 合成2重ぶた
JP3057172U (ja) 家族墓における納骨室構造
JPH0745640Y2 (ja) 排水桝等の蓋
JPH08239891A (ja) ボックスカルバート用ブロック、及びそれを用いたボックスカルバート施工法
JP3281611B2 (ja) ボックスカルバート及び同ボックスカルバートを用いた地下貯水設備構造
JPH0747941Y2 (ja) トラフ継手
JPS584628Y2 (ja) 浄化槽
JPS6011192Y2 (ja) 組立式コンクリ−ト桝
JPS60337Y2 (ja) 河川岸における緑化装置
RU2119031C1 (ru) Тканево-пленочный резервуар для воды
JPH0718888A (ja) ガレージ床下収納庫
JPS5847063Y2 (ja) 畦畔用カバ−