JPH04136820U - 耐屈曲性電線 - Google Patents
耐屈曲性電線Info
- Publication number
- JPH04136820U JPH04136820U JP5236991U JP5236991U JPH04136820U JP H04136820 U JPH04136820 U JP H04136820U JP 5236991 U JP5236991 U JP 5236991U JP 5236991 U JP5236991 U JP 5236991U JP H04136820 U JPH04136820 U JP H04136820U
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- JP
- Japan
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- core
- conductor
- stranded wire
- twisted
- twisted together
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- Pending
Links
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐屈曲性電線の端末加工性を改善し抗張力を
高くすること。 【構成】 可撓性に富み、抗張力の高い繊維を撚り合せ
て中芯1を構成し、この中芯1の表面に導体2を重合さ
せて撚り合わせることにより、糸入り撚り線3を形成
し、該糸入り撚り線3を複数本撚り合わせて全体として
一本の複合撚り線とする。
高くすること。 【構成】 可撓性に富み、抗張力の高い繊維を撚り合せ
て中芯1を構成し、この中芯1の表面に導体2を重合さ
せて撚り合わせることにより、糸入り撚り線3を形成
し、該糸入り撚り線3を複数本撚り合わせて全体として
一本の複合撚り線とする。
Description
【0001】
本考案は、電話、医療用機器あるいはバーコードリーダ等における本体とハン
ドセットとの接続コード等に適した耐屈曲性電線に関するものである。
【0002】
従来のこの種の電線としては、例えば図2に示したように多数本の導体Aを撚
り合わせて撚り線Bを構成し、該撚り線Bを複数本さらに撚り合わせて構成した
複合撚り線があり、あるいは、図3に示したように可撓性に富み抗張力の高い多
数本の繊維を撚り合わせて中芯Cを構成し、この中芯Cの表面に多数本の導体D
を重合させてこれを撚り合わせた糸入り撚り線がある。
【0003】
このような従来の耐屈曲電線において、通常は図2に示すような複合撚り線あ
るいは図3に示すような糸入り撚り線に絶縁被覆を施し、その端部に端子を圧着
保持させた状態で用いられるが、図2に示された複合撚り線の場合は、糸による
補強作用が行われないために必ずしも抗張力が高くないという問題がある。
【0004】
さらに、図3に示された糸入り撚り線の場合は、端子の圧着時に中芯Cと端子
との間に挟まれた導体Dに逃げ場がないために、この導体Dが断線しやすく、し
かも、切断時には中芯Cに切り残しが出るという問題がある。
【0005】
本考案が解決しようとする課題は、取り扱い性に優れかつ抗張力の高い耐屈曲
性電線を提供することである。
【0006】
本考案において課題を解決するための手段は、可撓性に富み抗張力の高い多数
本の繊維を撚って構成した中芯の表面に導体を重合して撚り合わせて糸入り撚り
線を形成し、該糸入り撚り線を複数本撚り合わせて複合撚り線を構成したことを
特徴とするものである。
【0007】
可撓性に富み抗張力が高い繊維を撚り合わせて構成した中芯1を中心とし導体
2を撚り合わせていわゆる糸入り撚り線3を構成し、この糸入り撚り線3をさら
に複数本撚り合わせることにより、切断時には中芯1の間に導体2が残されるよ
うにしている。
【0008】
図1は本考案に係る耐屈曲電線の実施例を示す断面図であり、可撓性に富み抗
張力の高い多数本の繊維を撚り合わせて中芯1を構成し、この中芯1の表面に導
体2を二層に重合させてこれらを撚り合わせることにより、糸入り撚り線3を構
成している。
【0009】
そして、上記のようにして構成された糸入り撚り線3を複数本使用し、これら
をさらに撚り合わせることにより、全体として一本の複合撚り線を構成している
。なお、上記中芯1を構成する繊維としては、従来の糸入り撚り線の場合と同様
にポリエステル繊維等を用いることができ、個々の導体2の直径は例えば0.0
5mm程度であり、複数本(実施例では3本)の糸入り撚り線3を撚り合わせる
ことにより、0.5mm程度の直径の撚り線が形成されるようになっている。
【0010】
従って、全体としては複数本の糸入り撚り線3をさらに撚り合わせた構造とし
ている。このために、切断時には撚り合わせに伴って中芯1の間に位置する導体
2が最後に残される状態となり、従来の糸入り撚り線の場合のような中芯の切り
残しが回避される。
【0011】
又、端子の圧着時においても、全体としては複合撚りの構造となって内部に空
間が確保されているために、端子の圧着時における導体の移動の自由度が高く、
圧着に伴う導体の断線を抑制できる。
【0012】
なお、実施例では中芯1の表面に導体2を二層に重合させて撚り合わせること
により、従来の糸入り撚り線に比較して中芯の断面積の比率が小さい糸入り撚り
線を構成し、この糸入り撚り線をさらに撚り合わせて全体として一本の撚り線を
構成するようにしているが、中芯1を構成する繊維の物理特性、要求される通電
容量あるいは抗張力に応じて中芯1と導体2との面積比を任意に変化させること
ができる。
【0013】
本考案は、中芯(糸)の切り残しが回避され、しかも、端子の圧着時において
も各糸入り撚り線の間に空間(導体の逃げ場)が確保されるために、従来の糸入
り撚り線の場合のような導体の断線が見られず、しかも、可撓性に富み抗張力の
高い繊維を撚り合わせて構成した中芯を備えているために全体として端末加工性
、抗張力、可撓性並びに耐屈曲性に優れた電線が得られる。
【図1】図1は本考案に係る耐屈曲性電線の実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】図2は従来の複合撚り線の構造を示す断面図で
ある。
ある。
【図3】図3は従来の糸入り撚り線の構造を示す断面図
である。
である。
1 中芯
2 導体
3 糸入り撚り線
Claims (1)
- 【請求項1】 可撓性に富み抗張力の高い多数本の繊維
を撚って構成した中芯の表面に導体を重合して撚り合わ
せて糸入り撚り線を形成し、該糸入り撚り線を複数本撚
り合わせて複合撚り線を構成したことを特徴とする耐屈
曲性電線。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5236991U JPH04136820U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 耐屈曲性電線 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5236991U JPH04136820U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 耐屈曲性電線 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136820U true JPH04136820U (ja) | 1992-12-21 |
Family
ID=31928797
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5236991U Pending JPH04136820U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | 耐屈曲性電線 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04136820U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325805A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-04 | Norichika Takebe | 電線用導体 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP5236991U patent/JPH04136820U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0325805A (ja) * | 1989-06-23 | 1991-02-04 | Norichika Takebe | 電線用導体 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19950110 |