JPH04136698U - シート打抜き装置 - Google Patents

シート打抜き装置

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JPH04136698U
JPH04136698U JP1991043899U JP4389991U JPH04136698U JP H04136698 U JPH04136698 U JP H04136698U JP 1991043899 U JP1991043899 U JP 1991043899U JP 4389991 U JP4389991 U JP 4389991U JP H04136698 U JPH04136698 U JP H04136698U
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JP
Japan
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punching blade
sheet
punching
plate
mold
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JP1991043899U
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一幸 水野
邦洋 西山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 上型、打抜き刃および下型の高低差の調整作
業が不要で、しかも製品の仕上がりを向上させる。 【構成】 打抜き刃33の刃先より軟らかい硬度の置版
5を下型の上面に載置して、打抜き作業時に一部の打抜
き刃33の刃先を置版5に食い込ませることによって打
抜き刃33と下型4との高低差を吸収し、且つ打抜き刃
33の刃先の潰れを防いだ。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、板紙や段ボールシート等の紙類、樹脂、鋼板等のシート打抜き装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、板紙や段ボールシートを打ち抜くシート打抜き装置においては、下 型の上面に載置した置版上にシートを配置してそのまま打ち抜くわけにはいかな かった。この理由は、上型の製作上の精度誤差と、上型と打抜き刃との高低差と 、打抜き刃と下型との間に高低差とがあるからである。
【0003】 したがって、シート打抜き装置で板紙や段ボールシートを打ち抜く際には、上 型、上型および下型間に高低差をなくす作業を行わなければならなかった。その 作業は、打抜き刃の切れ味の悪い部分に相当する置版の裏側にテープを貼り付け て下型の表面から少しずつ高低差を取り付けたり、打抜き刃の上型側端部にテー プを貼り付けて上型の表面から少しずつ高低差を取り付けたりすることによって 、全ての打抜き刃の刃先が置版の表面に均等に当接するように高低差を調整して いる。
【0004】 また、製品の仕上がり状態の善し悪しは、一般的に、打抜き刃の切れ味が良い か否かで決まる。そして、切れ味を良くするためには、打抜き刃の刃先を置版の 表面に過剰に当接させて潰さないことである。そこで、従来のシート打抜き装置 においては、置版の表面が打抜き刃の刃先によって傷がつかないように打抜き刃 の刃先より硬度を上げておき、一方、上型側ではできる限り打抜き刃の刃先の硬 度を上げておき、さらに打抜き刃の刃先に高周波処理を施して打抜き刃の刃先が 置版の表面に過剰に当接しても容易に潰れないようにしていた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 ところが、従来のシート打抜き装置においては、使用者が精度の要求される上 型、打抜き刃および下型の高低差の調整作業を省いて、その代わりに装置全体を 上型の圧力でシートの打抜き箇所が全て裁断できるまで下型に接近させていく方 法が用いられている。このため、打抜き刃の刃先が潰れてしまうため、短期間で 打抜き刃の切れ味が悪くなり、製品の仕上がりが悪化するという課題があった。 本考案は、上型、打抜き刃および下型の高低差の調整作業が不要で、しかも製 品の仕上がりを向上したシート打抜き装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シートを裁断して製品形状に打ち抜く打抜き刃、および前記シート を押圧して前記製品に折り目を付ける突起部を有する上型と、この上型に対向し て配置され、前記上型に対して相対的に接近および離間する相対往復運動を行う 下型と、この下型の上面に載置され、前記上型と前記下型とが接近した時に前記 打抜き刃が当接する置版とを備え、 前記置版は、前記打抜き刃の刃先より軟らかい硬度で、しかも前記打抜き刃と 前記下型との誤差を吸収することが可能な所定の厚みを持つ技術手段を採用した 。
【0007】
【作用】
本考案は、打抜き刃の刃先より軟らかい硬度で、しかも打抜き刃と下型との誤 差を吸収することが可能な所定の厚みを持つ置版を下型の上面に載置しているの で、上型、上型および下型間に高低差をなくす作業が不要となる。さらに、打抜 き刃の刃先が置版に食い込んでも刃先が潰れることはないので、打抜き刃の刃先 の損傷を防げる。
【0008】
【実施例】
本考案のシート打抜き装置を図1ないし図6に示す一実施例に基づき説明する 。図1ないし図3はシート打抜き装置の主要部を示した図である。
【0009】 シート打抜き装置1は、例えば厚みが0.5mm〜1.0mmの板紙シート2を所 定の箱体形状に裁断するもので、上型3、この上型3に対向して配置された下型 4、この下型4上に載置された置版5、この置版5の表面に載置された折り目形 成板6、および上型3および下型4との間に板紙シート2を供給するシート移送 装置7を備える。
【0010】 上型3は、型枠31の下部にねじ32により締結され、駆動装置(図示せず) により下型4に対して接近したり、離れたりするように上下方向に往復運動を行 う。この上型3は、図4および図6に示したように、板紙シート2に裁断線21 を形成する金属製の打抜き刃33、および板紙シート2を押圧して製品に折り目 線22を形成する金属製の突起部34を保持している。打抜き刃33は、刃先が 鋭利な形状をしている。突起部34は、先端が球面状をしている。下型4は、固 定された基台41上に取り付けられている。
【0011】 置版5は、例えば鉄板やステンレス板等の打抜き刃33の刃先より軟らかい硬 度のブリキ板等の方形状の鋼板製で、上型3の製作上の精度誤差と、上型3と打 抜き刃33との高低誤差と、打抜き刃33と下型4との間に高低誤差とを吸収す ることが可能な0.2mm〜0.4mmの厚みを持つ。この置版5は、折り目形成板 6を貼り付けるための接着剤の付きを良くするために表面に油が付着していない ものが使用される。また、置版5は、図5に破線で示したように、上型3が下型 4に接近した時に打抜き刃33が当たる製品の外形形状と同一の被接触部51を 備える。
【0012】 折り目形成板6は、厚みが0.6mm〜0.8mmの板紙シートで、製品形状に応 じた形状に形成されている。この折り目形成板6の形成方法は、裏面に接着剤を 塗布した板紙シートを置版5上に張りつけた後に、上型3を下げて裁断線21お よび折り目線22を付け、裁断線21から外側のシート、裁断線21および折り 目線22の周囲をカッター等で削り取ることによってなされる。このため、折り 目形成板6には、打抜き刃33との接触を避けるために多数切り取られた湾曲状 の切取り部61、および突起部34との接触を避けるために多数切り取られた方 形状の貫通穴部62が形成される。なお、切取り部61の周縁部分は、テーパー 状に形成されている。貫通穴部62内には、上型3が下型4に接近した時に突起 部34が挿通する。
【0013】 シート移送装置7は、板紙シート2を折り目形成板6の表面を摺動するように 、折り目形成板6の表面上に板紙シート2を供給するものである。
【0014】 このシート打抜き装置1の作用を図1ないし図6に基づき説明する。 まず、打抜き刃33および突起部34を埋設した上型3を装置本体に組み付け られた型枠31の下部に装着する。そして、装置本体の圧力を置版5の厚み分( 例えば0.2mm〜0.4mm下げて、試し打ちをしながら除々に圧力を上げていき 、全ての打抜き刃33の内一番切れ味の悪い打抜き刃33が当接する置版5の被 接触部51を0点にして切れ味の良い打抜き刃33がその被接触部51に食い込 むようにセットする。
【0015】 そして、シート移送装置7によって板紙シート2を折り目形成板6の表面に沿 って水平方向に移送して折り目形成板6の表面上に板紙シート2を供給する。こ のとき、板紙シート2に折り目線22を付けるための貫通穴部62が折り目形成 板6内に形成されており、板紙シート2より上方に突出した部分が設けられてい ないため、板紙シート2が折り目形成板6に引っ掛からずに所定の場所に供給さ れる。
【0016】 そして、図1に示したように、切れ味の一番悪い打抜き刃33が置版5の被接 触部51に当接するまで上型3を下方に移動させることによって、打抜き刃33 により板紙シート2を突き通すことにより裁断線21が形成される。このとき、 切れ味の良い打抜き刃33は置版5内に食い込むが、置版5が打抜き刃33の刃 先より軟らかいので、刃先が潰れることなく、裁断線21が形成される。また、 図2に示したように、折り目形成板6の貫通穴部62に突起部34を挿入させて 、突起部34の先端と折り目形成板6の貫通穴部62の側壁との間でダンボール シートを押圧することにより折り目線22が形成される。
【0017】 さらに、仮に板紙シート2が折り目形成板6の表面を摺動するようにして折り 目形成板6上に板紙シート2が供給されるときでも、板紙シート2が折り目形成 板6に引っ掛かることはないので、図6に示したように、板紙シート2を所定の 製品形状に打ち抜くことができ、さらに、製品の所定の位置に折り目線22を形 成することができる。この結果、製品の寸法誤差を防ぐことができ、仕上がり状 態を向上させることができる。
【0018】 したがって、たとえ上型3の製作上の精度誤差、上型3と打抜き刃33との高 低誤差、および打抜き刃33と下型4との間に高低誤差が生じていても、前述の ように、切れ味の良い打抜き刃33がその被接触部51に食い込むようにセット することによって高低差の調整が不要となり、人員を削減できる。さらに、打抜 き刃33の刃先が損傷することはないので、常にシャープな切れ味を保つことが できる。このため、板紙シート2の裁断線21付近から発生する糸屑や紙粉が極 めて減少するので、板紙シート2を薬品や食品向けの箱製品として使用すること ができる。
【0019】 また、折り目形成板6が置版5の表面において被接触部51よりある程度内側 に載置され、且つ突起部34に対向した位置に貫通穴部62を形成している。こ のため、折り目形成板6が打抜き刃33および突起部34に接触しないので、折 り目形成板6が損傷することなく、折り目形成板6を半永久的に取り替える必要 はない。
【0020】 ここで、置版5の厚みは、例えば0.2mmより厚くすることが望ましい。この 理由は、通常の場合、0.1mmから0.2mmの高低範囲で、打抜き刃33と下型 4との高低差の調整が可能なためで、これ以上の高低差がある場合は上型3の製 作上の精度を追求すべきである。また、上型3と打抜き刃33との高低差や、打 抜き刃33と下型4との高低差が上記以上の高低差がある場合は装置1全体のバ ランス調整を行うべきである。以上のことは、できる限り打抜き刃33の刃先を 置版5に食い込ませないほうが置版5を長持ちさせることができるためである。 打抜き刃33の刃先の食い込みが深いほど置版5自身に負担がかかり波うち等の 不具合が発生し易くなるので避けた方が良い。
【0021】 (変形例) 折り目形成板は、紙、紙の両面に特殊薬品加工が施されている加工紙、あるい は紙の両面に金属を被着させた加工紙等で形成されている。また、折り目形成板 の凹所は、折り目形成板の長寿命化を考慮すると、上型の突起部と接触しないよ うな穴部、溝部または窪み部等が望ましい。そして、折り目形成板の周縁部分は 、テーパー状に形成しておくと良い。さらに、置版は、打抜き刃より軟らかい材 質、例えばブリキ以外の鋼板、樹脂または合成ゴムで形成されている。
【0022】
【考案の効果】
本考案は、上型、打抜き刃および置版の高低差の調整作業を行わなくても、打 抜き刃の刃先が潰れることはないので、製品の仕上がりを向上することができる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】シート打抜き装置の主要部を示した断面図であ
る。
【図2】シート打抜き装置の主要部を示した断面図であ
る。
【図3】シート打抜き装置の主要部を示した断面図であ
る。
【図4】打抜き刃および突起部を示した斜視図である。
【図5】置版および折り目形成板を示した平面図であ
る。
【図6】シート打抜き装置により裁断された製品形状を
示した平面図である。
【符号の説明】
1 シート打抜き装置 2 板紙シート 3 上型 4 下型 5 置版 33 打抜き刃 34 突起部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを裁断して製品形状に打ち抜く打
    抜き刃、および前記シートを押圧して前記製品に折り目
    を付ける突起部を有する上型と、この上型に対向して配
    置され、前記上型に対して相対的に接近および離間する
    相対往復運動を行う下型と、この下型の上面に載置さ
    れ、前記上型と前記下型とが接近した時に前記打抜き刃
    が当接する置版とを備え、前記置版は、前記打抜き刃の
    刃先より軟らかい硬度で、しかも前記打抜き刃と前記下
    型との誤差を吸収することが可能な所定の厚みを持つこ
    とを特徴とするシート打抜き装置。
JP1991043899U 1991-06-12 1991-06-12 シート打抜き装置 Pending JPH04136698U (ja)

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JPH04136698U true JPH04136698U (ja) 1992-12-18

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004011211A1 (ja) * 2002-07-25 2004-02-05 Toyo Seikan Kaisha,Ltd. 多層体の切断方法および多層容器の成形方法並びに多層成型品

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WO2004011211A1 (ja) * 2002-07-25 2004-02-05 Toyo Seikan Kaisha,Ltd. 多層体の切断方法および多層容器の成形方法並びに多層成型品

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