JPH04136376U - クイツクリリースバルブ - Google Patents
クイツクリリースバルブInfo
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- JPH04136376U JPH04136376U JP5334091U JP5334091U JPH04136376U JP H04136376 U JPH04136376 U JP H04136376U JP 5334091 U JP5334091 U JP 5334091U JP 5334091 U JP5334091 U JP 5334091U JP H04136376 U JPH04136376 U JP H04136376U
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- diaphragm
- retainer
- quick release
- release valve
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- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 8
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 abstract description 4
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
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- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Details Of Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 クイックリリースバルブの排気に際して生じ
る異音を無くす。 【構成】 ダイヤフラム12の柱状部12aの周面にO
リング14を装着し、該Oリング14にリテーナ15の
筒状部15aを摺接させている。
る異音を無くす。 【構成】 ダイヤフラム12の柱状部12aの周面にO
リング14を装着し、該Oリング14にリテーナ15の
筒状部15aを摺接させている。
Description
【0001】
本考案は、クイックリリースバルブに関するもので、詳しくは排気時の異音を
解消するための構造に関するものである。
【0002】
従来よりクイックリリースバルブは、例えばエアブレーキ回路におけるブレー
キバルブとブレーキチャンバとの間に配設されており、ブレーキ解除に際してブ
レーキチャンバのエアーをブレーキバルブを経ることなく外部へ排出させ、もっ
てブレーキ解放を迅速に行わせるために採用されている。
【0003】
図5および図6は、このような従来のクイックリリースバルブを示している。
このクイックリリースバルブのハウジング1は、上記ブレーキバルブに連通する
インレットポート1aと、上記ブレーキチャンバに連通するアウトレットポート
1bと、外部(大気)に連通するエキゾーストポート1cとをそれぞれ有してい
る。また、これらの各ポート1a,1b,1c間にリテーナ2にて支持されたダ
イヤフラム3が配装されている。ダイヤフラム3はブレーキバルブの非作動状態
において、リテーナ2の周縁部2aを介してスプリング4の付勢力を受けるフラ
ンジ部3aが、インレットポート1aの開口周縁に当接してインレットポート1
aを閉塞する一方、柱状部3bがエキゾーストポート1cの開口周縁に当接して
エキゾーストポート1cを閉塞している。
【0004】
そして、上記クイックリリースバルブでは、ブレーキバルブが作動され、圧縮
エアーがインレットポート1aに供給されると、該圧縮エアーはダイヤフラム3
のフランジ部3aを押し下げてアウトレットポート1bに流入し、該アウトレッ
トポート1bを経てブレーキチャンバへ達する。この圧縮エアーは、リテーナ2
の筒状部2bに形成した切欠5を経てダイヤフラム3の下面に作用し、インレッ
トポート1aの圧力に対してアウトレットポート1bの圧力が一定の大きさに達
すると、ダイヤフラム3のフランジ部3aは、図5に示した状態に復帰する。こ
のようなブレーキ作動状態で、ブレーキバルブの操作力を解除すると、インレッ
トポート1aの圧縮エアーはブレーキバルブから外部へ排出されるため、アウト
レットポート1bの圧縮エアーは、図6に示したようにダイヤフラム3を押上げ
て柱状部3bをエキゾーストポート1cの開口周縁から離反させ、エキゾースト
ポート1cを経て外部へ出る。そして、アウトレットポート1cの圧力が低下す
ると、ダイヤフラム3は再び図5に示した状態に復帰する。
【0005】
ところで、上記クイックリリースバルブでは、排気動作に際して、異音(グー
ン音)が発生する。これは、排気に際し、ダイヤフラム3の柱状部3bが振動す
るためと思われる。上記クイックリリースバルブでは、ダイヤフラム3の柱状部
3bが滑らかに上下動できるように、柱状部3bの周面に金属製のカラー6を焼
付け等によって嵌着し、該カラー6にリテーナ2の筒状部2bを遊嵌させている
。したがって、ダイヤフラム3の柱状部3bは、リテーナ2の筒状部2b内で振
動し得る状態にある。
【0006】
そこで、本考案の目的は、排気時の異音発生を防止したクイックリリースバル
ブを提供することにある。
【0007】
本考案のクイックリリースバルブは、中央に柱状部を有し、該柱状部でエキゾ
ーストポートを閉塞するダイヤフラムを使用し、上記柱状部にリテーナの筒状部
を嵌合させ、上記ダイヤフラムのフランジ部に上記リテーナの周縁部を対向させ
るとともに、該周縁部を介し、スプリングの付勢力によって上記ダイヤフラムを
ハウジングに位置決めしたクイックリリースバルブにおいて、上記柱状部の周面
にOリングを配装し、該Oリングに上記リテーナの筒状部を摺接させ、かつ上記
リテーナのフランジ部に通気孔を形成している。
【0008】
また、本考案の他のクイックリリースバルブでは、 中央に柱状部を有し、該
柱状部でエキゾーストポートを閉塞するダイヤフラムを使用し、上記柱状部にリ
テーナの筒状部を嵌合させ、上記ダイヤフラムのフランジ部に上記リテーナの周
縁部を対向させるとともに、該周縁部を介し、スプリングの付勢力によって上記
ダイヤフラムをハウジングに位置決めしたクイックリリースバルブにおいて、上
記柱状部の周面にその全周に亘って複数個の突起を形成し、該突起に上記リテー
ナの筒状部を摺接させ、かつ上記突起間を通気孔にしている。
【0009】
本考案のクイックリリースバルブでは、ダイヤフラムの柱状部がOリングまた
は突起を介してリテーナの筒状部に常に当接している。したがって、ダイヤフラ
ムの柱状部が振動しようとしても、その振動はリテーナによって阻止される。
【0010】
図1および図2は本考案に係るクイックリリースバルブの一実施例を示してい
る。
【0011】
このクイックリリースバルブ10は、図示しないブレーキバルブとブレーキチ
ャンバとの間に配設され、ブレーキ解放を迅速化するために設けられるものであ
る。そして、クイックリリースバルブ10のハウジング11には、同一軸心上に
配置されるインレットポート11aとエキゾーストポート11bが形成され、か
つ上記軸心と直交する軸心上にアウトレットポート11c,11cが形成されて
いる。また、これらインレットポート11a,エキゾーストポート11bおよび
アウトレットポート11c,11c間は、互いに連通している。
【0012】
上記ハウジング11内には、各ポート11a,11b,11c間に関連させて
ダイヤフラム12が配設されている。ダイヤフラム12は、ゴムなどの弾性材料
にて成形されており、中央に形成した柱状部12aと、該柱状部12aの上部に
設けたフランジ部12bとを備えている。このダイヤフラム12の柱状部12a
には、当該柱状部の腰を強くするために、カラー13が焼付け等によって嵌着さ
れている。このカラー13の周面には環状に凹部13aが形成されており、該凹
部には、Oリング14が装着されている。
【0013】
このように形成されたダイヤフラム12のフランジ部12bの周縁部は、一枚
の金属板を一体的に加工成形してなるリテーナ15によって支持されている。こ
のリテーナ15は、全体形状がほぼ皿状に形成され、中央位置にはダイヤフラム
12の柱状部12aに摺動自在に嵌合させるための筒状部15aが設けられてい
る。この筒状部15aは、ダイヤフラム12のOリング14に摺接され、リテー
ナ15を上下方向に案内する役割をもつ。また、このリテーナ15の周縁部15
bには、通気孔16が形成されている。
【0014】
そして、上記リテーナ15の周縁部とハウジング11の内部底壁11dとの間
には、リテーナ15を一方向に付勢するスプリング17が介装され、該スプリン
グ17の付勢力によって、ダイヤフラム12のフランジ部12bの周縁ガハウジ
ング11の内部天井壁11eに当接し、インレットポート11aとアウトレット
ポート11cとの間を遮断している。
【0015】
このように構成したクイックリリースバルブ10においては、ハウジング11
のインレットポート11aに圧縮エアーが送給されると、その圧力によってダイ
ヤフラム12のフランジ部12bの周縁部がスプリング17の付勢力に抗して押
下され、インレットポート11aとアウトレットポート11cとを連通させる。
すなわち、リテーナ15は、その筒状部15aがダイヤフラム12のOリング1
4に案内されて下降する。
【0016】
圧縮エアーがアウトレットポート11c側に流れるのに伴って、アウトレット
ポート11cの圧力がインレットポート11aの圧力に対し一定の大きさに達す
ると、リテーナ15およびダイヤフラム12のフランジ部12bの周縁部はスプ
リング17の付勢力によって押上げられる。そして、ダイヤフラム12の周縁部
がハウジング11の内部天井壁11eに当接され、インレットポート11aとア
ウトレットポート11cとの間の連通が遮断される。
【0017】
このような状態から、インレットポート11aの圧力が排除されると、通気孔
16を介してダイヤフラム12のフランジ部12bの下面に作用している圧力に
よってダイヤフラム12の柱状部12aが上動され、エキゾーストポート11b
を解放する。そして、アウトレットポート11cの圧縮エアーがエキゾーストポ
ート11bから排出されると、ダイヤフラム12は再び図1に示す状態に復帰す
る。その際、ダイヤフラム12の柱状部12aは、リテーナ15の筒状部15a
によって案内されて下降する。
【0018】
図3および図4は本考案に係るクイックリリースバルブの他の実施例を示して
いる。
【0019】
このクイックリリースバルブ20のハウジング21は、上記第1実施例のハウ
ジング11と同一で、インレットポート21a、エキゾーストポート21bおよ
びアウトレットポート21cを有している。
【0020】
ハウジング21内には、上記第1実施例とほぼ同様なダイヤフラム22が配設
れている。このダイヤフラム22の柱状部22aには、周面に複数個の孔23a
をもったカラー23が嵌着されている。また、柱状部22aには、突起24が形
成されており、該突起24は、上記孔23aを介して外方へ突出されている。
【0021】
このように形成されたダイヤフラム22のフランジ部22bの周縁部は、上記
第1実施例とほぼ同様なリテーナ25によって支持されている。そして、リテー
ナ25の筒状部25aは、上記ダイヤフラム22の突起24に摺接されている。
したがって、このクイックリリースバルブ20では、突起24,24とリテーナ
25の筒状部25aとの間に間隙が形成され、この間隙を通気孔26としている
。
【0022】
そして、リテーナ25の周縁部とハウジング11の内部底壁21dとの間には
、スプリング27が介装されている。このスプリング27は、リテーナ25の周
縁部25bを上方に付勢し、該周縁部25を介してダイヤフラム22のフランジ
部22bをハウジング21の内部天井壁21eに当接させ、それによってインレ
ットポート21aとアウトレットポート21cとの間を遮断している。
【0023】
このように構成されたクイックリリースバルブ20は、上記第1実施例と同様
に作動される。したがって、その作動の説明は省略する。
【0024】
上記したように、本考案に係るクイックリリースバルブでは、Oリングまたは
突起を介してダイヤフラムの柱状部がリテーナに常時接触している。このような
クイックリリースバルブによって実験をした結果、排気時の異音発生は殆んどみ
られなくなった。これは、ダイヤフラムの柱状部の振動がリテーナによって抑え
られることによると思われる。
【図1】本考案に係るクイックリリースバルブの第1実
施例を示した縦断面図である。
施例を示した縦断面図である。
【図2】本考案に係るクイックリリースバルブの第1実
施例におけるダイヤフラムとリテーナとを示した底面図
である。
施例におけるダイヤフラムとリテーナとを示した底面図
である。
【図3】本考案に係るクイックリリースバルブの第2実
施例を示した縦断面図である。
施例を示した縦断面図である。
【図4】本考案に係るクイックリリースバルブの第2実
施例におけるダイヤフラムとリテーナとを示した底面図
である。
施例におけるダイヤフラムとリテーナとを示した底面図
である。
【図5】従来のクイックリリースバルブの非作動状態を
示した縦断面図である。
示した縦断面図である。
【図6】従来のクイックリリースバルブの排気状態を示
した縦断面図である。
した縦断面図である。
【符号の説明】
10 クイックリリースバルブ
11 ハウジング
11a インレットポート
11b エキゾーストポート
11c アウトレットポート
11d 内部底壁
11e 内部天井壁
12 ダイヤフラム
12a 柱状部
12b フランジ部
13 カラー
13a 環状凹部
14 Oリング
15 リテーナ
15a 筒状部
15b 周縁部
16 通気孔
17 スプリング
20 クイックリリースバルブ
21 ハウジング
21a インレットポート
21b エキゾーストポート
21c アウトレットポート
21d 内部底壁
21e 内部天井壁
22 ダイヤフラム
22a 柱状部
22b フランジ部
23 カラー
23a 孔
24 突起
25 リテーナ
25a 筒状部
25b 周縁部
26 通気孔
27 スプリング
Claims (2)
- 【請求項1】 中央に柱状部を有し、該柱状部でエキゾ
ーストポートを閉塞するダイヤフラムを使用し、上記柱
状部にリテーナの筒状部を嵌合させ、上記ダイヤフラム
のフランジ部に上記リテーナの周縁部を対向させるとと
もに、該周縁部を介し、スプリングの付勢力によって上
記ダイヤフラムをハウジングに位置決めしたクイックリ
リースバルブにおいて、上記柱状部の周面にOリングを
配装し、該Oリングに上記リテーナの筒状部を摺接さ
せ、かつ上記リテーナのフランジ部に通気孔を形成した
ことを特徴とするクイックリリースバルブ。 - 【請求項2】 中央に柱状部を有し、該柱状部でエキゾ
ーストポートを閉塞するダイヤフラムを使用し、上記柱
状部にリテーナの筒状部を嵌合させ、上記ダイヤフラム
のフランジ部に上記リテーナの周縁部を対向させるとと
もに、該周縁部を介し、スプリングの付勢力によって上
記ダイヤフラムをハウジングに位置決めしたクイックリ
リースバルブにおいて、上記柱状部の周面にその全周に
亘って複数個の突起を形成し、該突起に上記リテーナの
筒状部を摺接させ、かつ上記突起間を通気孔にしたこと
を特徴とするクイックリリースバルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334091U JP2561372Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クイックリリースバルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5334091U JP2561372Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クイックリリースバルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04136376U true JPH04136376U (ja) | 1992-12-18 |
JP2561372Y2 JP2561372Y2 (ja) | 1998-01-28 |
Family
ID=31929257
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5334091U Expired - Lifetime JP2561372Y2 (ja) | 1991-06-14 | 1991-06-14 | クイックリリースバルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2561372Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-06-14 JP JP5334091U patent/JP2561372Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2561372Y2 (ja) | 1998-01-28 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |