JPH04135848A - 繊維複合塩化ビニール樹脂シート - Google Patents

繊維複合塩化ビニール樹脂シート

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JPH04135848A
JPH04135848A JP25746490A JP25746490A JPH04135848A JP H04135848 A JPH04135848 A JP H04135848A JP 25746490 A JP25746490 A JP 25746490A JP 25746490 A JP25746490 A JP 25746490A JP H04135848 A JPH04135848 A JP H04135848A
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JP
Japan
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vinyl chloride
sheet
resin
nonwoven cloth
chloride resin
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JP25746490A
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English (en)
Inventor
Yuuji Ikeda
池田 祐詞
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Individual
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  • Manufacturing Of Multi-Layer Textile Fabrics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はビニール系のタイル、壁装材等の分野に於い
てデザイン性に富んだより重厚感に優れた製品を提供す
ることを可能にしたものである。
〔従来の技術〕
近年、店舗等商業施設の改装需要の増大、一般住宅の高
級化等により、ビニール系のタイル、壁装材市場も需要
が増大する一方で、多様化、高級化に対するニーズも日
毎に増大してきている。
このような市場背景の中で、従来のビニールタイル壁装
材の製法は、写真製版により天然の石、木材等の模様を
ビニールシートの表面にグラビヤ印刷し、その表面をビ
ニール系の保護シートでラミネートしたものが一般的で
ある。この処方による製品の利点は、極めて天然の模様
に近い柄表現が得られることであるが、欠点として、第
一に絵柄が平面的で深み、重量感に欠けること、第二に
生産ロットが大きく、小ロットのユーザーニーズに対応
出来ないこと、第三に柔らかさ、暖かみ等の表現が困難
なことなどがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上記3つの欠点を解決し、より高級感かある
製品を供給すると共に゛、多様化時代に適応した小ロツ
ト生産を経済的に可能とするものである。
この課題は、織物等の繊維状シートを使用し、カーテン
地等への模様ずけに使用されている、捺染プリント方式
を採用することによって解決される。しかしながら通常
の繊維状シートは塩化ビニール樹脂との親和性がない為
に、接着剤によるバツカー材、保護シート等との複合一
体化を行わざるを得ない。この処方の問題点は耐水性と
耐久性にある。特に歩行頻度が高く、定期的な洗浄、メ
ンテナンスが実施されるタイルの場合には、接着剤方式
によって作られた製品は、汚水や洗浄剤等の浸透によっ
て剥離し易く、実用的でない。
本発明は、この問題点を解決し、繊維状シートと塩化ビ
ニール系樹脂シートを容易に複合一体化することを可能
にする技術に関するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の繊維複合塩化ビニール樹脂シートは、第一に、
繊維状シートとして織布を除き、樹脂シトと複合化し易
い、不織布又は紙状の繊維シートを使用し、第二に、こ
のシートの全体に塩化ビニール系のホットメルト性樹脂
エマルジョンを含浸付着させた繊維状シートを使用する
ことを特徴としている。
本発明に使用される繊維状シートは、構成される繊維の
全表面に塩化ビニール系のホットメルト性樹脂が付着し
ている為、対象となる塩化ビニル系の樹脂シートと熱圧
着によって容易に複合−体化させることが可能である。
この場合に使用される不織状シートの繊維組成は、耐水
性、耐候性等を向上させる目的から、ポリエステル繊維
、アクリル繊維等の合成繊維が望ましい。又、塩化ビニ
ール系樹脂の付着量は、繊維重量比20%以上であるこ
とが望ましい。20%以下では熱圧着による接着性が不
充分である。
塩化ビニール樹脂を付着させた当該繊維シートは、樹脂
エマルジョンをリッピング処理した後、乾熱処理により
乾燥固着される。
この様にして作られたシートは、適度の柔軟性を有し、
操作性も良いことから、捺染方式により絵模様を自在に
プリント加工することが可能である。この場合の捺染処
決としては、固着された塩化ビニール樹脂が、プリント
の後処理工程て脱落しないようにする為に、塩化ビニー
ル系のバインダーを使用した顔料系のインクを着色剤と
して使用することが望ましい。顔料の場合は、後処理工
程で洗浄の必要がなく、乾燥だけですむこと、又、塩化
ビニール系のバインダーを使用することによって塩化ビ
ニール樹脂と顔料か固着し易くなることと同時に後のタ
イル等の複合加工工程で塩化ビニール樹脂シートと着色
顔料が固着し易くなるためである。さらに繊維混入の特
徴を製品に生かす為には不織布状のシートを作成する時
にあらかじめ着色された繊維を混入することも得策であ
る。又、着色繊維が混入された不織布状シートの上に捺
染方式により、図柄を着色することも可能であり、この
ような複合着色繊維シートを使用して作成された製品は
、より重厚で深みのある表現が可能となる上に、繊維特
有のソフト感と暖かみをかもしだすことも可能とする。
〔発明の作用〕
本発明は、以上のように、本発明の不織布等のシートは
、塩化ビニールシートと複合性の悪い織布を排し、不織
布、紙等であって然もポリエステル繊維、アクリル繊維
等の合成繊維を使用し、この両面に塩化ビニール系のホ
ットメルト樹脂を含浸させであるから、塩化ビニール系
樹脂シートと加圧、熱融着により、よ(一体化し、耐水
性、耐候性にも富む。
又、不織布等のシートには、樹脂エマルジョンをリッピ
ング処理した後、乾熱処理により乾燥固着したもので、
適度の柔軟性を有し、操作性もよいので、捺染方式によ
り、自在にプリント加工することが可能になった。
〔実施例 l〕
太さ2デニール、長さ51m/mのポリエステル繊維を
使用し、ニードルパンチ方式により80g / rdの
不織布を作成した。この不織布をあらかしめ用意した塩
化ビニール/酢酸ビニール共重合樹脂エマルジョン溶液
にリッピング方式により含浸処理し、熱風乾燥後、付着
量45g/rrfの樹脂付着不織布を得た。
この不織布に捺染プリント方式により塩ビ系バインダー
による顔料プリントを行い絵柄シートを作成した。
次にこの絵柄シートの裏面に炭酸カルシューム等の無機
物200重量部/塩化ビニール樹脂100重量部で構成
された暑さ2m/mのバッカー材3を置き、表面に0.
25m/mの可塑剤20、重量部を含む透明塩化ビニー
ルシート1を重ね、図1に示すように絵柄シート2をサ
ンドイッチ構造にして、熱プレス機により140℃xl
O分加圧60kg/cdの条件で熱圧着処理し、タイル
を作成した。
このタイルは、鮮明で深みのある色調の絵柄が表現され
、従来のグラビヤ印刷方式による同種の製品にくらべて
高級感のあるものであった。
〔実施例 2〕 太さ2デニール長さ51m/mのポリエステル繊維50
%に太さ5デニール長さ40m/mのポリエステル原綿
着色繊維、紺色15%、灰色25%、薄茶色10%を混
合し、ニードルパンチ方式により90g/rrfの不織
布を作成し、実施例1と同様の処方により塩化ビニール
樹脂付着不織布を作成した。
この不織布に捺染プリント方式により、実施例1と同様
の処方により顔料プリントを行い、絵柄シートを得た。
次に図2に示す如く、この絵柄シート4の裏面に90g
/rrfの白色の軟質塩化ビニールシート5を置き、そ
の下に実施例1で使用したバッカー材3を置き、表層に
実施例2の透明クリヤーシート1を置いて、実施例1と
同様の処法にて、熱圧着処理し、タイルを作成した。
このタイルは顔料プリントによる絵柄の下から着色繊維
が見えることから、重量感と繊維特有の質感が表現され
たものであった。
又、タイル表面の質感を変える為には、熱圧着時に使用
する表層のプレス板にニンボス加工品を用いることによ
り多様な凹凸表現を出すことも可能である。
このようにして着色繊維シートと捺染による絵柄づけ、
さらにエンボス加工との組み合わせにより、極めて多様
なタイルを自在に作成することか出来るようになり、小
ロット・ニーす−オリジナルという市場ニーズに適応す
ることが可能となった。
〔実施例 3〕 太さ1.0デニール、繊維長5m/mのポリエステル繊
維40%、太さ1.5デニール、繊維長6m/mの原綿
着色ポリエステル繊維10%、パルプ40%、ビニール
バインダー10%混合により坪量40g/rrfの着色
抄紙シートを作成した。
この抄紙シートを実施例1の処法にて、塩化ビニール系
樹脂を乾燥後、20 g/rr?固着させて、塩化ビニ
ール樹脂付着紙を得た。
この紙にグラビヤ方式により絵柄を印刷して、絵柄シー
ト7を作成し、図3の如く表層に50μmの半硬質塩化
ビニール透明シート6を置き、裏面に70μmの半硬質
白色塩化ビニールシート8を置いてサンドイッチ構造と
し、150℃X3分、30kg/ciの条件でカレレダ
ーにより熱圧着ラミネートし、厚さ180μmの繊維混
入塩化ビニール加飾シートを作成した。
次にこの加飾シートの裏面に接着剤9を塗工し離型紙1
0を重ねて接着剤付きの壁装材とした。
こうして得られた壁装材は、従来の塩化ビニール製の製
品に比へて、ソフトで暖かみのある質感か表現されてお
り、塩化ビニール特有のプラスチック感がなくなり、深
みのある高級な製品となっている。
〔発明の効果〕
本発明は、以上のような素材と、工程により製造され、
不織布等に塩化ビニール系ホットメルト樹脂を含浸付着
させたものと、塩化ビニール系樹脂シートを加圧熱融着
させて、複合一体止したものであり、耐水性、耐久性に
富む。また不織布等に塩化ビニール系樹脂を含浸付着さ
せた本発明のシートは、適度の柔軟性を有して、操作性
もよいから、捺染方式により自在に所望の模様をプリン
ト加工することが可能であり、実施例にみられるように
、壁装材、床タイル等の本発明による製品は、デザイン
性に富み、従来の製品より重厚感にあふれた優れたもの
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例1の構造を示し、第2図は第2実施例、
第3図は第3実施例を示す。尚、図中1は透明ビニール
シート、2は絵柄シート、3はバッカー材、4は絵柄シ
ート、5は軟質塩化ビニールシート、6は半硬質塩化ビ
ニール透明シート、7は絵柄シート、8は半硬質白色塩
化ビニールシト。である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  塩化ビニール系ホットメルト樹脂を30w%以上含浸
    付着させた、不織布並びに紙等の繊維系シート状物の両
    面に、塩化ビニール系樹脂シートを積層し、加圧熱溶着
    した繊維複合塩化ビニールシート。
JP25746490A 1990-09-28 1990-09-28 繊維複合塩化ビニール樹脂シート Pending JPH04135848A (ja)

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JP25746490A JPH04135848A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 繊維複合塩化ビニール樹脂シート

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JP25746490A JPH04135848A (ja) 1990-09-28 1990-09-28 繊維複合塩化ビニール樹脂シート

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JPH04135848A true JPH04135848A (ja) 1992-05-11

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ID=17306681

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57176265A (en) * 1981-04-20 1982-10-29 Kohkoku Chem Ind Polyvinyl chloride leather for integral molding and production thereof
JPS5935032B2 (ja) * 1976-02-06 1984-08-25 ヤマハ株式会社 電子楽器

Patent Citations (2)

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