JPH04135701A - 寸法安定性向上木材の製法 - Google Patents
寸法安定性向上木材の製法Info
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- JPH04135701A JPH04135701A JP25950590A JP25950590A JPH04135701A JP H04135701 A JPH04135701 A JP H04135701A JP 25950590 A JP25950590 A JP 25950590A JP 25950590 A JP25950590 A JP 25950590A JP H04135701 A JPH04135701 A JP H04135701A
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Landscapes
- Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、木材の寸法安定性向上に関する。
（発明の開示）
本出願人らは、先に特開昭６２−２０２９８６号公報に
て、加熱加圧操作により木材の抗膨張能を向上させる改
良木材の製法を開示したが、本発明は、上記改良７木材
の製法に関して、更にその性能を改良することを目的と
し探究したところ１、上記改良木材の抗膨澗能（Ａｎｔ
ｉ Ｓｗｅｎｇ Ｅｆｆｉｃｉｅｎｃｙ：ＡＳＥ）
を更に向上させる寸法安定性向上木材の製法を見いだし
た。
て、加熱加圧操作により木材の抗膨張能を向上させる改
良木材の製法を開示したが、本発明は、上記改良７木材
の製法に関して、更にその性能を改良することを目的と
し探究したところ１、上記改良木材の抗膨澗能（Ａｎｔ
ｉ Ｓｗｅｎｇ Ｅｆｆｉｃｉｅｎｃｙ：ＡＳＥ）
を更に向上させる寸法安定性向上木材の製法を見いだし
た。
（目的を達成するための手段）
上記目的を達成するために、本発明は、蒸気加熱加圧処
理を施した木材に、加熱硬化性の合成樹脂を含浸し、し
かる後に加熱加圧処理するもめである。
理を施した木材に、加熱硬化性の合成樹脂を含浸し、し
かる後に加熱加圧処理するもめである。
ここで実施する蒸気加圧加熱処理は、時開ＩＩ？１１６
２−２０２９８６号公報にて開示された方法が採用され
る。
２−２０２９８６号公報にて開示された方法が採用され
る。
ついで蒸気加熱加圧処理木材に含浸する加熱硬化性の合
成樹脂とは、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂
、フェノール樹脂あるいはこれらの共縮合樹脂などのホ
ルムアルデヒド系樹脂、あるいはエーテル化メラミン樹
脂、不飽和メラミン樹脂、エーテル化グアナミン樹脂な
との変性ホルムアルデヒド系樹脂や、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂なとの
熱硬化性樹脂、あるいはポリメチルメタクリレート、ポ
リエチレングリコールメタクリレート、ポリプロピレン
グリコ−ルアグリレートなとの（メタ）アクリレート樹
脂なとがあり、これらの中でも合成が容易で樹脂保存性
や耐候性等の特性に優れ、しかも含浸の容易なエーテル
化メラミン樹脂が適している。含浸処理に当たっては、
通常の含浸方法が採用され、木材１００％に対しての含
浸率（固形分換算での樹脂付着ｆＸ）は１０〜１００％
、好ましくは２０〜５０％である。
成樹脂とは、メラミン樹脂、尿素樹脂、グアナミン樹脂
、フェノール樹脂あるいはこれらの共縮合樹脂などのホ
ルムアルデヒド系樹脂、あるいはエーテル化メラミン樹
脂、不飽和メラミン樹脂、エーテル化グアナミン樹脂な
との変性ホルムアルデヒド系樹脂や、エポキシ樹脂、不
飽和ポリエステル樹脂、ジアリルフタレート樹脂なとの
熱硬化性樹脂、あるいはポリメチルメタクリレート、ポ
リエチレングリコールメタクリレート、ポリプロピレン
グリコ−ルアグリレートなとの（メタ）アクリレート樹
脂なとがあり、これらの中でも合成が容易で樹脂保存性
や耐候性等の特性に優れ、しかも含浸の容易なエーテル
化メラミン樹脂が適している。含浸処理に当たっては、
通常の含浸方法が採用され、木材１００％に対しての含
浸率（固形分換算での樹脂付着ｆＸ）は１０〜１００％
、好ましくは２０〜５０％である。
樹脂含浸後に実施する加熱加圧処理とは、温度１００〜
２５０℃、圧力２〜３０Ｋｇ／ｃｍ３、時間１〜６０分
の熱圧条件で実施され、樹脂含浸された木材を蒸気加熱
プレス、電気加熱プレス、オイル加熱プレスなとのプレ
ス機の熱板間内や、電気ヒーターやオイルヒーター、あ
るいは蒸気ヒーターなどにより加熱可能で、またコンプ
レッサーなと］こよる加圧可能な加熱圧力タンク内など
に挿入し、処理するものである。
２５０℃、圧力２〜３０Ｋｇ／ｃｍ３、時間１〜６０分
の熱圧条件で実施され、樹脂含浸された木材を蒸気加熱
プレス、電気加熱プレス、オイル加熱プレスなとのプレ
ス機の熱板間内や、電気ヒーターやオイルヒーター、あ
るいは蒸気ヒーターなどにより加熱可能で、またコンプ
レッサーなと］こよる加圧可能な加熱圧力タンク内など
に挿入し、処理するものである。
その熱圧条件は、処理する木材１こより異なるが、通常
は、温度１３０〜２００℃、圧力３〜１５に９７ｃｍ’
、時間ｌＯ〜３０分であることが好ましく、高温では木
材の変色や木材組織の破壊、高圧では木材の変形や木材
組織の破壊、長時間では温度にも依るが木材の変色や木
材組織の破壊が進み、外観異常、物理的強度の低下など
が発生し好ましくない。また、低温、低圧、短時間では
効果が現れ１こくい。加熱加圧処理は、上記のごとくプ
レスや圧力タンクを用いて行われるが、処理された木材
に反りや捻れの発生し難いプレス方式が通している。
は、温度１３０〜２００℃、圧力３〜１５に９７ｃｍ’
、時間ｌＯ〜３０分であることが好ましく、高温では木
材の変色や木材組織の破壊、高圧では木材の変形や木材
組織の破壊、長時間では温度にも依るが木材の変色や木
材組織の破壊が進み、外観異常、物理的強度の低下など
が発生し好ましくない。また、低温、低圧、短時間では
効果が現れ１こくい。加熱加圧処理は、上記のごとくプ
レスや圧力タンクを用いて行われるが、処理された木材
に反りや捻れの発生し難いプレス方式が通している。
上記のごとく処理された木材は、蒸気加熱加圧処理（こ
より、平衡含水率が低下すると共に、抗膨張能が向上さ
れる。これは、蒸気加熱加圧処理により、木材中で平衡
含水率の高いヘミセルロースが分解したり、吸湿性の非
結品領域が結晶化して非吸湿性となり、平衡含水率の低
下並びに抗膨張率の向上すなわち寸法変化率の低減化を
もたらすものと考えらる。そして次の合成樹脂含浸処理
により、木材中に該合成樹脂が充填され、更に加熱加圧
処理により該合成樹脂の硬化が促進され３次元構造とな
り、木材の寸法安定性を向上させる。
より、平衡含水率が低下すると共に、抗膨張能が向上さ
れる。これは、蒸気加熱加圧処理により、木材中で平衡
含水率の高いヘミセルロースが分解したり、吸湿性の非
結品領域が結晶化して非吸湿性となり、平衡含水率の低
下並びに抗膨張率の向上すなわち寸法変化率の低減化を
もたらすものと考えらる。そして次の合成樹脂含浸処理
により、木材中に該合成樹脂が充填され、更に加熱加圧
処理により該合成樹脂の硬化が促進され３次元構造とな
り、木材の寸法安定性を向上させる。
（実施例）
ニーチル化メラミン樹脂の合成
メラミン２モルに対して、ホルムアルデヒド２゜５モル
及びメチルアルコール４．０モルとを還流装置、撹拌装
置及び温度計のついた合成反応装置ｌこ仕込み、水酸化
ナトリウム溶液１こてｐＨを１１〜１２１こ調整して加
熱し、温度７０〜８０℃にて２時間反応させて、固形分
５８％、粘度７０センチボイスのメチルエーテル化メラ
ミン樹脂を得た。
及びメチルアルコール４．０モルとを還流装置、撹拌装
置及び温度計のついた合成反応装置ｌこ仕込み、水酸化
ナトリウム溶液１こてｐＨを１１〜１２１こ調整して加
熱し、温度７０〜８０℃にて２時間反応させて、固形分
５８％、粘度７０センチボイスのメチルエーテル化メラ
ミン樹脂を得た。
ａ 蒸気加熱加圧処理
温度３０℃、湿度７０％で平衡含水率１０％の２０ｍｍ
厚のゴム材を圧力容器にいれ、５Ｋｇ／ｃｍの飽和水蒸
気で１５０℃に調整して６時間処理し、平衡含水率７％
、抗膨張能３０％の処理木材を得た。
厚のゴム材を圧力容器にいれ、５Ｋｇ／ｃｍの飽和水蒸
気で１５０℃に調整して６時間処理し、平衡含水率７％
、抗膨張能３０％の処理木材を得た。
ｂ 樹脂含浸処理
上記の蒸気加熱加圧処理木材に、上記のメチルエーテル
化メラミン樹脂を減圧加圧法により含浸し、風乾して含
浸率３０％の樹脂含浸木材を得た。
化メラミン樹脂を減圧加圧法により含浸し、風乾して含
浸率３０％の樹脂含浸木材を得た。
Ｃ加熱加圧処理
上記の樹脂含浸木材を、蒸気加熱プレスの熱板間に挿入
し、温度１７０℃、圧力１０Ｋｇ／ｃｍ時間２０分の熱
圧条件１こて加熱加圧処理し、ａの蒸気加熱加圧処理木
材に対して、抗膨張能４６％の寸法安定性向上木材を得
た。
し、温度１７０℃、圧力１０Ｋｇ／ｃｍ時間２０分の熱
圧条件１こて加熱加圧処理し、ａの蒸気加熱加圧処理木
材に対して、抗膨張能４６％の寸法安定性向上木材を得
た。
比較としてｂの樹脂含浸木材を１７０℃の乾燥器内に４
時間放置した処理木材の抗膨張能は３０％であった。
時間放置した処理木材の抗膨張能は３０％であった。
（効 果）
本発明によれは、木材の寸法安定性を容易に効率よく向
上させることが可能であり、しかも木材が合成樹脂にて
固定化されているために曲げ強さなどの物理的強度に優
れるばかりか耐久性にも優れ、従来木材が使用されなか
った洗面台のカウンタートツブなとの水廻り商品にも使
用可能である。
上させることが可能であり、しかも木材が合成樹脂にて
固定化されているために曲げ強さなどの物理的強度に優
れるばかりか耐久性にも優れ、従来木材が使用されなか
った洗面台のカウンタートツブなとの水廻り商品にも使
用可能である。
また、木材に合成樹脂の含浸されたＷＰＣ木材では、通
常、樹脂含浸率は５０％以上でないとその特性が発揮さ
れないが、本発明によれは比較的低含浸率でも充分な効
果が得られる効果もある。
常、樹脂含浸率は５０％以上でないとその特性が発揮さ
れないが、本発明によれは比較的低含浸率でも充分な効
果が得られる効果もある。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 蒸気加熱加圧処理を施した木材に、加熱硬化性の合
成樹脂を含浸し、しかる後加熱加圧処理することを特徴
とする寸法安定性向上木材の製法。 ２ 該加熱硬化性の合成樹脂がエーテル化メラミン樹脂
である特許請求の範囲第１項記載の寸法安定性向上木材
の製法。 ３ 合成樹脂含浸後の加熱加圧処理を、温度１００〜２
５０℃、圧力２〜３０Ｋｇ／ｃｍ＾３、時間１〜６０分
の熱圧条件で実施する特許請求の範囲第１項あるいは第
２項記載の寸法安定性向上木材の製法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25950590A JPH04135701A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 寸法安定性向上木材の製法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25950590A JPH04135701A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 寸法安定性向上木材の製法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04135701A true JPH04135701A (ja) | 1992-05-11 |
Family
ID=17335036
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25950590A Pending JPH04135701A (ja) | 1990-09-27 | 1990-09-27 | 寸法安定性向上木材の製法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH04135701A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09174514A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-07-08 | Jiyuuken Sangyo:Kk | 木材の表面強化方法 |
| DE10030254B4 (de) * | 2000-06-20 | 2005-09-29 | Agrolinz Melamin Gmbh | Holz-Duroplast-Verbunde, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung |
| CN103017485A (zh) * | 2011-09-24 | 2013-04-03 | 潘成锋 | 一种木材高温高湿快速干燥工艺方法 |
| US10493588B2 (en) | 2011-03-25 | 2019-12-03 | Ebara Corporation | Polishing apparatus and polishing method |
-
1990
- 1990-09-27 JP JP25950590A patent/JPH04135701A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH09174514A (ja) * | 1995-12-27 | 1997-07-08 | Jiyuuken Sangyo:Kk | 木材の表面強化方法 |
| DE10030254B4 (de) * | 2000-06-20 | 2005-09-29 | Agrolinz Melamin Gmbh | Holz-Duroplast-Verbunde, Verfahren zu deren Herstellung und deren Verwendung |
| US10493588B2 (en) | 2011-03-25 | 2019-12-03 | Ebara Corporation | Polishing apparatus and polishing method |
| CN103017485A (zh) * | 2011-09-24 | 2013-04-03 | 潘成锋 | 一种木材高温高湿快速干燥工艺方法 |
| CN103017485B (zh) * | 2011-09-24 | 2016-11-02 | 潘成锋 | 一种木材高温高湿快速干燥工艺方法 |
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