JPH04135317U - テンタークリツプ用チエーンリンク - Google Patents
テンタークリツプ用チエーンリンクInfo
- Publication number
- JPH04135317U JPH04135317U JP5196091U JP5196091U JPH04135317U JP H04135317 U JPH04135317 U JP H04135317U JP 5196091 U JP5196091 U JP 5196091U JP 5196091 U JP5196091 U JP 5196091U JP H04135317 U JPH04135317 U JP H04135317U
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- chain link
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- clip
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- bearings
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- Withdrawn
Links
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Chain Conveyers (AREA)
- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 すべり軸受の材料特性とグリースの効果によ
り、グリースの量が少なくてもチェーンリンクピンとす
べり軸受の軸受面に摩耗や焼き付きが生じないようにす
る。 【構成】 テンタークリップ用チェーンリンクにおい
て、チェーンリンク15の穴部に、鋼裏金上に鉛青銅を
ポーラスに焼結した中間層を有し、表面、中間層内に四
弗化エチレン等を含浸させたすべり軸受16,17を設
け、同すべり軸受16,17の軸受面16a,17aに
グリース26を塗布すると共に、上下に設けたすべり軸
受16,17間の隙間27にもグリース26を塗布して
グリース溜としてなるものである。
り、グリースの量が少なくてもチェーンリンクピンとす
べり軸受の軸受面に摩耗や焼き付きが生じないようにす
る。 【構成】 テンタークリップ用チェーンリンクにおい
て、チェーンリンク15の穴部に、鋼裏金上に鉛青銅を
ポーラスに焼結した中間層を有し、表面、中間層内に四
弗化エチレン等を含浸させたすべり軸受16,17を設
け、同すべり軸受16,17の軸受面16a,17aに
グリース26を塗布すると共に、上下に設けたすべり軸
受16,17間の隙間27にもグリース26を塗布して
グリース溜としてなるものである。
Description
【0001】
本考案はプラスチックフィルム横延伸機、布用幅出機に利用できるテンターク
リップ用チェーンリンクに関するものである。
【0002】
図3は従来特開昭63−275831号公報で提案されているテンタークリッ
プ用駆動チェーンを示し、連結ピン51は直径約18mmの鋼製であって、焼入
により硬度を高くしてあり、その中央部には表面から深さが0.25mm程度の
グリース溜り52が設けてあり、同グリース溜り52の上下の表面には複数本の
溝又は条こん53が設けてある。この溝等53は深さが約0.25mmで、溝直
角方向のピッチは1.5mm程度であり、傾斜角度は約30°である。
【0003】
またグリース溜り52と溝等53を含む連結ピン51の全体にはフッソ素パウ
ダーを配合した耐熱グリースが塗布されており、この耐熱グリースにより潤滑さ
れている。なお、54はブッシュ36に設けたローラ34の内周面に対する給油
穴、55は連結ピン51をクリップベース32へ固定するためのピンである。
【0004】
このように構成されているため、駆動チェーン31は耐熱グリースにより連結
ピン51と、ブッシュ36の内面及びブッシュ36とローラ34の内周面との潤
滑が行なわれ、かつローラ34の外周面に対する潤滑はスプロケットの歯部に耐
熱グリースを塗布することにより行なわれている。
【0005】
また図4において、クリップベース62に固定されている連結ピン61に係合
されたチェーンリンク60の穴部に、鋼裏金上に鉛青銅をポーラスに焼結した中
間層を有し、表面、中間層内に四弗化エチレン、鉛を含浸させたすべり軸受63
を設けて、軸受部を無給油としているものが従来提案されている。
【0006】
前記従来において、チェーンリンクピンとチェーンリンク軸受部が共に鋼製で
ある場合には、その両者間の焼き付きや摩耗を、グリース塗布によって防止する
為には、グリース切れが生じないように、チェーンリンクピンとチェーンリンク
軸受部の嵌合い隙間を大きくして多量のグリースを塗布するか、グリース交換の
頻度を多くする必要があった。しかしチェーンリンク部に多量のグリースを塗布
すると、テンタークリップの走行時にチェーンリンク部よりグリースが飛散し易
く、フィルムを汚す危険性が高くなる。またグリース交換の頻度を多くする事は
、メインテナンスコストが高くなり好ましくなかった。
【0007】
更に従来の無給油すべり軸受を使用してチェーンリンク軸受部を無給油化する
前記方法では、すべり軸受の軸受面の摩耗寿命が十分でなかった。またテンター
が高速化され、チェーンリンクピンと無給油すべり軸受間のすべり回数が増えて
来る場合には、益々寿命が短くなってしまい、無給油すべり軸受を短期間で交換
しなければならなくなる欠点があった。
本考案は前記従来の課題を解決しようとするものである。
【0008】
このため本考案は、テンタークリップ用チェーンリンクにおいて、チェーンリ
ンク穴部に、鋼裏金上に鉛青銅をポーラスに焼結した中間層を有し、表面、中間
層内に四弗化エチレン等を含浸させたすべり軸受を設け、同すべり軸受の軸受面
にグリースを塗布すると共に、上下に設けたすべり軸受間の隙間にもグリースを
塗布してグリース溜としてなるもので、これを課題解決のための手段とするもの
である。
【0009】
鋼裏金上に鉛青銅をポーラスに焼結した中間層を有し、表面、中間層内に四弗
化エチレン等を含浸させたすべり軸受は、表面に四弗化エチレン層を有している
為、無潤滑で鋼製のチェーンリンクピンと接触しても焼き付き現象が生じるよう
なことはない。また軸受面にグリースを併用する事により、摩耗寿命が永くなる
と共に、塗布するグリース量も小量で済む。更に上下に設けたすべり軸受間の隙
間をグリース溜りとすることにより、軸受面へのグリースの補給が可能となり、
軸受面の摩耗寿命が一段と延びる。
【0010】
以下本考案を図面の実施例について説明すると、図1及び図2は本考案の実施
例を示し、図1はチェーンリンクを装備したテンタークリップ走行装置の側面図
である。図1において、1はクリップ本体で、同クリップ本体1は下部にフィル
ム受面1aを有し、また同フィルム受面1a部よりアーチ形に起立した形状の起
立部1bを有している。起立部1bの先端部には、クリップレバー2がレバーピ
ン4により回転可能に軸支されており、同クリップレバー2の下部2aと、前記
クリップ本体1のフィルム受面1aとの間でフィルム5を把持する。
【0011】
3はクリップベースで、チェーンリンクピン14とチェーンリンク15により
隣接のクリップベースと連結されてチェーン状態を形成している。18,19は
クリップベース3とチェーンリンク15の間の摺動を円滑にするために設けられ
た四弗化エチレン樹脂製のスラストワッシャである。またクリップ本体1とクリ
ップベース3にはそれぞれに固定された軸10,11,12,13で軸支された
ベアリング6,7,8,9が、レール21に固定されたトラック20を囲うよう
に取り付けられており、その結果クリップ25は同トラック20に案内されて走
行する。22はトラック20の表面に給油された潤滑油がフィルム5側に飛散す
るのを防止するカバーである。
【0012】
また前記チェーンリンク15の穴部には、鋼裏金上に鉛青銅をポーラスに焼結
した中間層を有し、表面、中間層内に四弗化エチレン等を含浸したすべり軸受1
6,17(例えば大同メタル社製の商品名“ダイダインII”)が、隙間27を
形成して圧入されており、同すべり軸受16,17の軸受面16a,17aには
グリース26が外部にはみ出さない程度の量塗布されており、隙間27にもグリ
ース26が溜められている。グリース26は耐熱度の高いフッ素系か、シリコン
系のものが使用されている。
【0013】
ここでチェーンリンク15により連結されたクリップ25が、トラック20に
案内されて走行する際、トラック20の湾曲部や、テンターの出入口ターン部(
図示せず)で、クリップベース3とチェーンリンク15の位置関係に変化が生じ
ることにより、チェーンリンクピン14とチェーンリンク15内のすべり軸受1
6,17の間で、クリップ25を引張る荷重を受けながらすべりが生じる。その
すべり回数はクリップ25がテンターを1周する間で約10回、1年間の稼動で
約8×105 回となり、軸受面は高い耐摩耗性が要求される。
【0014】
以上詳細に説明した如く本考案は構成されているので、チェーンリンクピンと
すべり軸受の間で荷重を伴ったすべりが生じても同すべり軸受の材料特性とすべ
り軸受面に塗布されたグリースの効果により、チェーンリンクピンとすべり軸受
の軸受面に殆ど摩耗や焼き付きが生じる事がない。またすべり軸受の材料特性に
より、チェーンリンクピンとすべり軸受の間の焼き付きの心配がない為、グリー
スの塗布量を大幅に少なくする事が出来る。その為チェーンリンク部からのグリ
ース飛散の危険性が殆ど無くなる。
【図1】本考案の実施例に係るテンタークリップ用チェ
ーンリンクを装備したテンタークリップ走行装置の側面
図である。
ーンリンクを装備したテンタークリップ走行装置の側面
図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】従来のチェーンリンク部の断面図である。
【図4】従来の他のチェーンリンク部の側断面図であ
る。
る。
1 クリップ本体
2 クリップレバー
3 クリップベース
4 レバーピン
5 フィルム
14 チェーンリンクピン
15 チェーンリンク
16,17 すべり軸受
16a,17a 軸受面
25 クリップ
26 グリース
27 隙間
Claims (1)
- 【請求項1】 テンタークリップ用チェーンリンクにお
いて、チェーンリンク穴部に、鋼裏金上に鉛青銅をポー
ラスに焼結した中間層を有し、表面、中間層内に四弗化
エチレン等を含浸させたすべり軸受を設け、同すべり軸
受の軸受面にグリースを塗布すると共に、上下に設けた
すべり軸受間の隙間にもグリースを塗布してグリース溜
としてなることを特徴とするテンタークリップ用チェー
ンリンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5196091U JPH04135317U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | テンタークリツプ用チエーンリンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5196091U JPH04135317U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | テンタークリツプ用チエーンリンク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04135317U true JPH04135317U (ja) | 1992-12-16 |
Family
ID=31928606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5196091U Withdrawn JPH04135317U (ja) | 1991-06-11 | 1991-06-11 | テンタークリツプ用チエーンリンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04135317U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507401A (ja) * | 2012-12-20 | 2016-03-10 | ブリュックナー・マシーネンバウ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー | 延伸装置 |
-
1991
- 1991-06-11 JP JP5196091U patent/JPH04135317U/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016507401A (ja) * | 2012-12-20 | 2016-03-10 | ブリュックナー・マシーネンバウ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー | 延伸装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19950907 |