JPH04134999U - 液体圧送装置 - Google Patents

液体圧送装置

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JPH04134999U
JPH04134999U JP5039691U JP5039691U JPH04134999U JP H04134999 U JPH04134999 U JP H04134999U JP 5039691 U JP5039691 U JP 5039691U JP 5039691 U JP5039691 U JP 5039691U JP H04134999 U JPH04134999 U JP H04134999U
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piping
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勘次 佐藤
和男 川村
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株式会社ニレコ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧送中止中や、タンク蓋を取り外し時でも配
管内の液体の圧送圧力を保持する。 【構成】 タンク9内の液体10面下に配管1の一端の開
口部2を設置し、配管1の他端にノズルなどを持つ吐出
部14を設け、この開口部2に開閉装置を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、糊、塗料、インキ等の液体を吐出ノズルなどに対して圧送する液体 圧送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
糊、塗料、インキ等の粘度の高い液体をノズルから吐出する装置として、これ らの液体を入れるタンクと、このタンクの液面下に一端を設定し、他端にノズル を有する配管と、このタンク内を加圧して内部の液体を圧送する加圧機構からな る液体圧送装置が用いられている。通常配管はタンクの蓋を貫通して設けられて いる。タンクへの液体の補給は、配管の貫通した蓋を配管と共に取り外して行う のが普通である。つまり補給は、連続的でなく、間歇的に行われる。液体の圧送 は加圧機構によりタンク内を加圧し、液体を配管を通してノズルより吐出するこ とで行われる。装置運転中はノズルからの吐出はプログラム制御装置やコンピュ ータなどからの信号により開閉され、運転を中止するときにはタンクへの加圧を 中止する。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上述のような状態で液体への加圧を中止した場合、次の理由により配管内に気 泡を発生させる原因が生じる。 つまり、配管はタンクの蓋を貫通して配置されるため、タンクの液面より高い 位置となっている部分が存在する。配管の一端はタンク液面下にあり、他端のノ ズル端は閉鎖されている。液体への加圧を中止するとタンク内は大気圧になる。 液面より高い位置にある配管内には液体が充満しているが、液面に対してhだけ 高い位置における圧力は、液体の比重をγとしてγhだけ大気圧より低い圧力と なっている。このため、 液体内に溶存している気体が分離しやすくなる。 配管路を構成する、継手、コック類、フィルタ、ノズルなどの部品にリーク個 所がある場合、大気を管路内に吸い込む。
【0004】 また、液体をタンク内に補充するときタンクの蓋と共に配管も取り外されるが 、このとき、液面下にあった配管の一端は空気中に露出することにより、管路内 の液体が流出し、同時に管路内に大気が侵入する。
【0005】 以上のような原因により配管内に気泡が発生または侵入すると液体と気泡の接 触面において、液体の材質の変質、硬化を生じ、例えば、接着力が弱くなる等、 液体の材質本来の特性を失う。また、硬化した液体の一部が管路を閉塞したり、 吐出ノズルの微小な流路が詰まったりする。
【0006】 本考案は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、液体への加圧を中止し たり、タンクに液体を補充するときでも配管内に気泡を発生させたり、侵入させ たりしない液体圧送装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、タンクと、このタンクを加圧する加圧機構と、前記 タンク内の液面下に一端が開口し、他端に開閉機構を有する配管とを備えた液体 圧送装置において、前記配管の一端の開口に開閉機構を設けたものである。
【0008】 また、前記配管の一端の開口が開いている時のみ、前記他端の開閉機構を開と するようにしたものである。
【0009】 また、タンクと、このタンクを加圧する加圧機構と、前記タンク内の液面下に 一端が開口し、他端に開閉機構を有する配管とを備えた液体圧送装置において、 前記配管の一端の開口に開閉機構を設け、この開閉機構は、前記配管と前記タン クが液体を加圧可能な状態にセットされたときは開となり、前記配管を前記タン クから取り外した状態にあるときは閉鎖するようにしたものである。
【0010】
【作用】
タンク内を加圧しないときには配管の両端が開閉機構によってに閉鎖される。 閉鎖をすれば中の液体は圧送圧力に近い状態で保持されるので、配管内に気泡が 発生する恐れはなくなる。またタンクに液体を補充するとき、タンクの蓋を配管 と共に取り外しても、両端の開閉機構が共に閉鎖されているので配管内に気泡が 侵入する恐れがなくなる。運転を休止しているときにはノズルなどの他端の吐出 部は閉じており、一方流入側の一端も閉じられるので、管内の圧力を保持しやす くなる。
【0011】 また、タンクが密閉されており加圧されているか加圧可能な状態にセットされ ているとき、すなわち、装置運転中または装置休止中でもタンクが密閉されてい るときには配管の一端は常時開とし、タンク蓋と配管を取り外すときには、流入 側の一端を自動的に閉鎖するようにすれば、ノズルなどの他端の吐出部は閉じて いるので、タンクに液体を補充するとき管内に気泡が侵入するのを防止できる。 しかし加圧を中止したときに管内に気泡の発生する恐れはあるが、配管の一端の 開閉機構が単純となる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は第1実施例の構成図である。同図において、1は配管、2は配管1の一 端の開口部、3はこの開口部2の開閉をする球、4はこの球3と接合し球3を上 下に移動して開口部2の開閉を行うプッシュロッド、5はこのプッシュロッド4 の上端と接合し、配管1とを仕切るベローフラム、6はこのベローフラム5を押 し上げるスプリング、7はシリンダ、8はシリンダ7に嵌合するピストン、9は 液体を貯える耐圧タンク、10はタンク9に貯えられた液体、11はタンクの蓋で配 管1が貫通し、その一端の開口部2が液面下になるように配置されている。12は タンク9の蓋のシール部でタンク9内の圧力が減少しないようにOリングでシー ルする。13はタンク蓋11とタンク9とを着脱可能に接合する固着部、14は配管1 の他端に設けられた吐出部で、ノズルとこのノズル開口を開閉するソレノイドと スプリングからなるノズル開閉部から構成されている。
【0013】 次に動作について説明する。 まず、吐出部14から、対象物に液体10、例えば糊を吐出する場合につき説明す る。タンク9には糊10が所定量充填されているものとする。タンク9を圧力P1 で加圧すると共にシリンダ7に圧力P2を加えると、ピストン8がスプリング6 の反力に抗して降下し、プッシュロッド4を押し下げ球3を降下させ、球3と開 口部2の間を開放して流路を形成する。次いで吐出部14のソレノイドを作動させ てノズル開口を開放するとノズルより糊10が吐出する。
【0014】 装置を運転する時にはタンク9内を加圧すると共に、シリンダ7に信号圧力を 加えてピストン8を下降させて開口部2を開く。ノズルの吐出部14はソレノイド をプログラム制御装置やコンピュータなどの指令により所望の時間にオン・オフ を繰り返すことにより開閉し、吐出部14のノズルより対象物の所定の位置に糊を 吐出する。一方、運転を休止する時には、タンク9への加圧を休止すると共に、 シリンダ7への信号圧力もオフにして開口部2を閉鎖する。
【0015】 これにより配管1の中には糊10がほぼ圧力P1に近い圧力で密閉される。この ため配管1内の糊10に気泡が発生することもなくなり、また大気と接触しないの で硬化することもない。また、配管1の継手等から少量のリークがあっても管内 の圧力の方が大気圧より高いので気泡が管内に侵入することを防止することがで きる。なお、本実施例のように配管の一端に開閉機構を有しない従来装置で上記 と同じ状態を実現するには、タンク9内を持続的に加圧するためには装置の運転 休止中も圧縮機を連続して運転しなければならない。
【0016】 次ににタンク9に糊10を補充する場合は、装置の運転を中止した状態で、つま り開口部2と吐出部14を閉鎖した状態でタンク9を大気圧とし、固着部13を解放 して蓋11を配管1と共に取り外し、糊10を注入すればよい。これにより、タンク 9に糊10を注入する作業によって、配管1内の加圧状態は変わらない。
【0017】 本実施例は、配管1の一端の開口部2に球3を用いて開閉機構を構成している 。このように配管1の最先端部に開閉機構を設けているが、この開閉機構を開口 部2より吐出部14側にある程度移動した位置に設けても、その開閉機構位置と吐 出部14間の配管1については、上述した効果が得られる。しかし、開口部2とそ の開閉機構位置との間の配管1については、上述の効果は得られない。この場合 、その開閉機構を開として糊10を送り込むと、同時に気泡を送り込むことになる 。従ってこの間の気泡抜き作業が必要となる。本実施例のように開口部2に開閉 機構を設けることにより、このような不具合も防止することができる。
【0018】 なお、本実施例では配管1の開口部2は、自動的に装置運転中は開とし、運転 休止時は閉としたが、装置の運転を休止し、次に開口部2を閉鎖して最後に加圧 P1を解放するようにし、装置の運転を開始する時は、この逆の順、つまり加圧 P1を行い、開口部2を開として運転を開始し、吐出部14は運転中に別の制御信 号で開閉してもよい。
【0019】 次に第2実施例を説明する。 図2は第2実施例の構成図である。本実施例は第1実施例に対して、配管1の 一端の開口部2の開閉機構を簡易化したもので、タンク9の蓋11を取り外す時、 閉となり、加圧可能状態にセットしたとき開となるようにしたものである。図2 ,図3において、図1と同じ符号は同じ機能を有する部品を示す。図2において 、16は球3の下方に取り付けられたプッシュロッドで、タンク9の蓋11を加圧可 能状態にセットしたとき、タンク9の底に当たり、球3を押し上げ、開口部2を 開とする。16は球3を押し下げるよう付勢したスプリング、17はスプリング16を 支持する支持板である。
【0020】 図3は、第2実施例のタンク9の蓋11を配管1と共に取り外した状態を示す。 蓋11を上げると、プッシュロッド15がタンク9の底から離れるので、スプリング 16と球3の自重により球3は開口部2に押し付けられ閉鎖する。
【0021】 第2実施例は加圧中止中の配管1内の加圧液体保持の能力はないが、液体10を 補充する時、管内の液体10を保持し流出と大気の侵入を防止することができる。
【0022】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案はタンク側の配管の開口部に開閉機構 を設けることにより、加圧中止時およびタンク蓋取り外し時に管内の加圧液体を 保持するので管内の気泡の発生または侵入を防止する。 また、この開口部がタンクの蓋を取り外す時、閉となるように性能を限定する ことによって、開閉機構が簡単な構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の構成図である。
【図2】本考案の第2実施例の構成図である。
【図3】第2実施例においてタンクの蓋を外した状態を
示す図である。
【符号の説明】
1 配管 2 開口部 3 球 4,15 プッシュロッド 5 ベローフラム 6,16 スプリング 7 シリンダ 8 ピストン 9 タンク 10 液体 11 タンクの蓋 12 シール部 13 固着部 14 吐出部 17 支持板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タンクと、このタンクを加圧する加圧機
    構と、前記タンク内の液面下に一端が開口し、他端に開
    閉機構を有する配管とを備えた液体圧送装置において、
    前記配管の一端の開口に開閉機構を設けたことを特徴と
    する液体圧送装置。
  2. 【請求項2】 前記配管の一端の開口が開いている時の
    み、前記他端の開閉機構を開とすることを特徴とする請
    求項1記載の液体圧送装置。
  3. 【請求項3】 タンクと、このタンクを加圧する加圧機
    構と、前記タンク内の液面下に一端が開口し、他端に開
    閉機構を有する配管とを備えた液体圧送装置において、
    前記配管の一端の開口に開閉機構を設け、この開閉機構
    は、前記配管と前記タンクが液体を加圧可能な状態にセ
    ットされたときは開となり、前記配管を前記タンクから
    取り外した状態にあるときは閉鎖するようにしたことを
    特徴とする液体圧送装置。
JP1991050396U 1991-06-03 1991-06-03 液体圧送装置 Expired - Lifetime JPH0754720Y2 (ja)

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JPH0754720Y2 JPH0754720Y2 (ja) 1995-12-18

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6138302U (ja) * 1984-08-14 1986-03-10 株式会社東芝 圧油装置
JPS62136601U (ja) * 1986-02-24 1987-08-28

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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