JPH0725154Y2 - バキューム吸引装置 - Google Patents

バキューム吸引装置

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JPH0725154Y2
JPH0725154Y2 JP695090U JP695090U JPH0725154Y2 JP H0725154 Y2 JPH0725154 Y2 JP H0725154Y2 JP 695090 U JP695090 U JP 695090U JP 695090 U JP695090 U JP 695090U JP H0725154 Y2 JPH0725154 Y2 JP H0725154Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、グリース等を含む粘度の高い廃液処理用のバ
キューム吸引装置に関する。
(従来の技術) 従来、水、油及びヘドロ等が混合した廃液を除去するた
めには、一般にバキュームクリーナが用いられている。
このバキュームクリーナの一般的構造を第3図に示す。
バキュームクリーナ30(図中、ペール缶38を除いた部
分)は、圧縮空気入口31から圧縮空気を入れ排気口33か
ら空気を排出することにより、吸気口34から吸引する機
構のものである。そして、このような機構に基づき、吸
気口34に連結された吸引ホース35の先端部の吸引ノズル
36から廃液を吸引処理するものである。こうして吸引さ
れた廃液は、バキュームクリーナ30に取り付けられたペ
ール缶38内部に貯留され、廃棄される。なお、32は空気
バルブであり、バキュームクリーナ30とペール缶38間に
は気密封止用のゴムパッキン(図示せず)が介装されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) 上記した概略構造のバキュームクリーナ30では、次の問
題がある。
即ち、グリースを含む粘度の高い廃液を吸引処理する場
合は、それが吸引ノズル36及び吸引ホース35内部に付着
してしまい吸引処理できないという問題である。
そこで本考案は、上記の問題を解決し、グリースなど含
む粘度の高い廃液であっても、用意に吸引処理できるバ
キューム吸引装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案のバキューム吸引装置は上記目的を達成するため
に、 上方部が開口された缶容器と、その開口部を閉塞するよ
うに封止部材を介して搭載されたバキュームクリーナ本
体部と、前記缶容器の底部よりも下方に設置された水タ
ンクとを備えて構成されており、 前記バキュームクリーナ本体部の吸気口には屈曲可能な
吸引ホースの一端が連結され、該吸引ホースの他端には
ノズルが取付けられており、 前記缶容器内壁にはその底部から一定深さの部位に、そ
の下方に水溜まり空間を、その上方にグリース溜まり空
間を画成するグリース受け板が取付けられ、該グリース
受け板からグリース溜まり空間側に伸び、下端において
前記水溜まり空間とグリース溜まり空間とを連通させる
フィルム部材が取付けられ、 前記水溜まり空間と前記水タンクが開閉バルブを備えた
第1の通路を介して連結されており、 前記水タンクと前記吸引ノズル先端の吸引口近傍が第2
の通路で連結されている構成にする。
(作用) 上記のとおり本考案のバキューム吸引装置にあっては、
前記吸引ノズル先端の吸引口から廃液を吸引する際に
は、バキュームクリーナ本体部の吸引作用により吸引ホ
ースと吸引ノズル内部が減圧状態となる。従って、それ
により水タンクと吸引ノズル先端の吸引口近傍を連結す
るチューブ等の第2の通路内部も減圧されるので水タン
クから吸引された水が第2の通路をとおり、前記吸引ノ
ズル先端の吸引口近傍に噴射される。この場合には、吸
引ノズル内部が減圧に保持されていることから、水は霧
状に噴射される。そして、この霧状に噴射された水が吸
引ノズル及び吸引ホース内部に水の膜を形成し、これが
吸引ノズル及び吸引ホース内部に粘度の高い廃液が付着
することを防止する。
(実施例) 以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1A図は、本考案のバキューム吸引装置の側面図であ
り、便宜上、その外壁の一部は省略されている。
バキューム吸引装置1においては、バキュームクリーナ
本体部2が、図示しないゴムパッキン(封止部材)を介
してペール缶(缶容器)4の上に、その上方開口部を閉
塞するように搭載されている。
バキュームクリーナ本体部2の吸気口3には、耐油性の
屈曲可能な吸引ホース6が連結されている。そして、吸
引ホース6の先端部には、吸引ノズル7が取付けられて
いる。この吸引ノズル7の先端開口部8の大きさは、調
整板7aにより吸引対象により適宜設定される(第1B
図)。
ペール缶4の底部から一定深さの部位には、その下方に
水溜まり室(空間)4aと、その上方にグリース溜まり室
(空間)4bとを区画し、これらの空間を、一部間隙を除
いて完全に分離して形成されるようにペール缶4の底面
と平行に若しくはやや底面側に傾斜するようにペール缶
内壁9に密接してグリース受け板10が設けられている。
そして、グリース受け板10からグリース溜まり室4b側に
延び、その下端において水溜まり室4aとグリース溜まり
室4bとを前記間隙部分で連通するフィルタ11が設けられ
ている。このフィルタ11は、粘度の高い廃液は通過させ
ないが、水は通過させるようにその目の大きさが調節さ
れている。
水タンク5は、ペール缶4の底部よりも下方に位置する
ように設置されている。そして、水タンク5はパイプ
(第1の通路)12を介して前記水溜まり室4aの下部でペ
ール缶4と連結されている。なお、パイプ12の適当な部
位には開閉自在の逆流防止用のバルブ13が設けられてい
る。水タンク5内には水又はセッケン水が満たされてい
る。
水タンク5と吸引ノズル7の吸引口8近傍とは、チュー
ブ(第2の通路)14により連結されている(第1B図参
照)。
次に、本考案のバキューム吸引装置の作動を説明する。
まず、このバキューム吸引装置を作動させるに当たり、
一端バルブ13を開いて、ペール缶4内の水タンク5内に
移しておく。そして、水タンク5内に適量の水が溜まる
とバルブ13を閉じておく。
次に、コック16aを開いてバキュームクリーナ本体部2
に、その圧縮空気注入口16から圧縮空気を注入し、そし
て排気口17からそれを排気し、吸気口5からの吸引作用
を開始する。この吸引作用によって、吸気口5に連結さ
れた吸引ホース6及びその先端に取付けられた吸引ノズ
ル7内部が減圧に保持され、吸引口8が吸引作用をす
る。さらに、それに伴って水タンク5と吸引口8近傍を
連結するチューブ14内部も減圧に保持される。
従って、吸引口8から吸引作用をする際に、水タンク5
内部の水は吸引され、チューブ14をとおり噴射口15から
吸引口8の近傍に霧状に噴射される。この噴射された水
は廃液とともに吸引されるが、その際、この水は吸引ノ
ズル7及び吸引ホース6内部に水の膜を形成する。従っ
て、、この水の膜の形成により、グリースを含む粘度の
高い廃液でも、それが吸引ノズル7及び吸引ホース6内
部に付着することを防止できる。
このようにして吸引された廃液は、吸引ホース6をとお
り、ペール缶4の内部に送られる。そして、この廃液は
グリース受け板10の上部に貯留され、水のみがフィルタ
11をとおり、グリース受け板10下方の水溜まり室4aに貯
留される。この際に廃液は高粘度であるので、フィルタ
11により前記水溜まり室4aへの移行が阻止される。
また、この吸引作業時には開閉バルブ13は閉じられてい
るので、水タンク5内の水が前記水溜まり室4aへ逆流す
ることが防止される。そして、吸引作業が終了した後、
開閉バルブ13を開放すると前記水溜まり室4aに貯留され
た水はパイプ12をとおり水タンク5に移行され再利用さ
れる。
次に、前述の開閉バルブ13の切換操作及びバキュームク
リーナ本体部2への高圧空気の供給を自動的に行わせる
空圧回路を第2図を参照して説明する。
バキュームクリーナ本体部2の圧縮空気注入口16はホー
ス30を介して空気供給源(ショップエア)28に接続さ
れ、ホース30の途中にパイロット圧操作型切換弁21が介
装されている。
水タンク5とペール缶4の水溜まり室4aを接続するパイ
プ12途中には、双方向パイロット圧操作型切換弁13′が
介装されている。この切換弁13′の一方のパイロットポ
ート13′aはホース31を介してパイロット圧操作型切換
弁22のポート22cに、他方のパイロットポート13′bは
ホース32を介して切換弁22のポート22dに夫々接続され
ている。切換弁22のポート22eは前述したホース30の、
切換弁21より空気供給源28側に接続されている。
上述の切換弁21、22の各パイロットポート21b、22bには
ホース33を介して空気供給源28に接続されている。ホー
ス33の途中にはレバー操作型切換弁24が配設されてお
り、この切換弁24はレバー24aを有しており、ホース掛
け23に吸引ノズル7(吸引ホース6)が掛けられるとレ
バー24aが作動して切換弁24を切換え、ホース33を遮断
する。
なお、第2図中、25はフィルタ、26は調圧弁、27は蒸気
トラップである。
まず、バキューム吸引装置が作動中の場合の空圧回路に
ついて説明する。
吸引ノズル7(吸引ホース6)をホース掛け23より取り
外すと、押圧されていた切換レバー24aがはずれ、バネ2
4bの作用により、切換弁24がON状態(空気移動経路が開
放状態)になる。それにより、空気供給源28から供給さ
れた高圧空気がパイロット圧として切換弁21、22に圧送
されて行く。
切換弁24に圧送された高圧空気は、この切換弁21を切換
え、OFF状態(ホース30が閉塞状態)だったバキューム
クリーナ本体部2への経路をON状態にする。そして、こ
こを通過した高圧空気は、空気注入口16よりバキューム
クリーナ本体部2に入り、このバキュームクリーナを作
動させる。
また、切換弁24を経由した高圧空気の一部は、切換弁22
のパイロットポート22bに入り、ポート22bを空気供給源
28側に接続する一方、ポート22cを高圧空気供給源28側
から遮断する。これにより切換弁13はパイプ12を閉塞す
る。
次に、バキューム吸引装置が未作動状態の場合の空圧回
路について説明する。
吸引ノズル7(吸引ホース8)がホース掛け23に掛けら
れると、切換レバー24aが押し下げられ、切換弁24が切
換えられて空気供給源28から供給されていた高圧空気は
遮断されている。これにより切換弁21、22が夫々ばね21
a、22aにより切換えられる。
ここで切換弁22においては、そのポート22cが空気供給
源28側と接続され、切換弁13がパイプ12を閉成するよう
に切換えられる。これにより、ペール缶4内の水溜まり
室4aの水が水タンク5に流出する。
また、切換弁21の切換えによりホース30が遮断され、バ
キュームクリーナ本体部2への高圧空気の供給が停止さ
れる。
(考案の効果) 本考案のバキューム吸引装置は、吸引差時において吸引
口近傍に水を霧状に噴射することができる。そして、こ
の噴射された水は吸引部材及び吸引ホース内部に水の膜
を形成する。
このようにして形成された水の膜により、グリースを含
有している粘度の高い廃液が吸引部材及び吸引ホース内
部に付着することを防止できる。
従って、粘度の高い廃液であっても円滑な吸引処理をす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1A図は本考案のバキューム吸引装置の側面図、第1B図
は吸引ノズル先端部の拡大断面図、第2図は本考案のバ
キューム吸引装置の作動説明図、第3図は従来のバキュ
ーム吸引装置の側面図である。 1……バキューム吸引装置、2……バキュームクリーナ
ー本体部、3……吸気口、4……ペール缶、4a……水溜
まり空間、4b……グリース溜まり空間、5……水タン
ク、6……吸引ホース、7……吸引ノズル、7a……調整
板、8……吸引口、9……ペール缶内壁、10……グリー
ス受け板、11……フィルタ、12……パイプ、13……開閉
バルブ、13′……パイロット圧操作型切換弁、13′a…
…パイロットポート、13′b……パイットポート、14…
…チューブ、15……噴射口、16……圧縮空気注入口、16
a……開閉コック、17……空気排気口、21……パイロッ
ト圧操作型切換弁、21a……ばね、21b……パイロットポ
ート、22……パイロット圧操作型切換弁、22a……ば
ね、22b……パイロットポート、22c,d,e……ポート、23
……定位置ホース掛け、24……レバー操作型切換弁、24
a……レバー、24b……ばね、24b……ばね、25……空気
フィルタ、26……調圧弁、27……トラップ、28……高圧
空気供給源、30……ホース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上方部が開口された缶容器と、その開口部
    を閉塞するように封止部材を介して搭載されたバキュー
    ムクリーナ本体部と、前記缶容器の底部よりも下方に設
    置された水タンクとを備えて構成されており、 前記バキュームクリーナ本体部の吸気口には屈曲可能な
    吸引ホースの一端が連結され、該吸引ホースの他端には
    吸引ノズルが取付けられており、 前記缶容器内壁にはその底部から一定深さの部位に、そ
    の下方に水溜まり空間を、その上方にグリース溜まり空
    間を画成するグリース受け板が取付けられ、該グリース
    受け板からグリース溜まり空間側に伸び、下端において
    前記水溜まり空間とグリース溜まり空間とを連通させる
    フィルタ部材が取付けられ、 前記水溜まり空間と前記水タンクが開閉バルブを備えた
    第1の通路を介して連結されており、 前記水タンクと前記吸引ノズル先端の吸引口近傍が第2
    の通路で連結されていることを特徴とするバキューム吸
    引装置。
JP695090U 1990-01-26 1990-01-26 バキューム吸引装置 Expired - Lifetime JPH0725154Y2 (ja)

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