JP2510668Y2 - タンク車 - Google Patents

タンク車

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JP2510668Y2
JP2510668Y2 JP343991U JP343991U JP2510668Y2 JP 2510668 Y2 JP2510668 Y2 JP 2510668Y2 JP 343991 U JP343991 U JP 343991U JP 343991 U JP343991 U JP 343991U JP 2510668 Y2 JP2510668 Y2 JP 2510668Y2
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JP
Japan
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tank
pipe
water
pump
priming
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JP343991U
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English (en)
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JPH0493227U (ja
Inventor
望 戸塚
信夫 佐野
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Shinmaywa Industries Ltd
Original Assignee
Shinmaywa Industries Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タンク車、特にタンク
に給水する際の始動時に呼び水が必要なポンプが設けら
れたタンク車に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来のタンク車を示している。
【0003】このタンク車は、車体枠a上にタンクbが
載置されるとともに、タンクbへの液体の給水及びタン
クbからの液体の散水を行うポンプcが設けられてい
る。このポンプcはタンクbに液体を給水する際の始動
時に呼び水が必要なものが用いられており、従って、タ
ンクbへの液体の給水作業開始時にはポンプcを作動さ
せる都度、呼び水口dから呼び水を供給していた。な
お、図中の符号eは吸排口である。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のものでは、タンクbへ液体を給水する際にポンプc
を始動させようとする都度、呼び水を呼び水口dからポ
ンプcに供給しなければならず手間がかかるとともに、
予め呼び水を別途用意しておく必要があり、この呼び水
の保管に苦慮するという問題があった。また、呼び水を
きらした場合には新たに呼び水を調達しなければなら
ず、時間がかかり作業能率の低下を招くという問題があ
った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のタンク車は、車
体枠上にタンクが載置されるとともに、タンクに液体を
給水する際の始動時に呼び水が必要なポンプが設けら
れ、このポンプの作動により液体をタンクに給水及びタ
ンクから散水可能に配管により切換弁を介して配設され
たタンク車において、前記タンク内に呼び水用貯留槽が
設けられ、この呼び水用貯留槽が開閉弁を有する配管を
介してポンプに接続されたものである。
【0006】
【作用】タンクへ液体を給水する際には、タンク内に設
けられた呼び水用貯留槽に貯留された液体を呼び水とし
て使用し、これをポンプに供給することでポンプを始動
可能にする。
【0007】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0008】図1は本考案に係るタンク車の概略構成を
示している。図1において、1は車体枠で、この車体枠
1上にタンク2が搭載されるとともに、タンク2への水
等の液体(以下、単に水という。)の給水及びタンク2
からの水の散水を行うポンプ3が設けられている。
【0009】前記ポンプ3は、タンク2に水を給水する
際の始動時において呼び水が必要なように構成されたも
のである。
【0010】ここで、タンク2内には、図2に示すよう
に、呼び水用貯留槽5が設けられている。この呼び水用
貯留槽5は、タンク2の内壁面2aの一部を利用して構
成したもので、タンク2内に水を供給しこの水の水位が
呼び水用貯留槽5の上部よりも高くなった時にその水の
一部が貯留されるように構成されるとともに、タンク2
内の水を外部に散水した時にこの呼び水用貯留槽5に貯
留された水が残るように構成されている。
【0011】図3はタンク車の配管の一例を示してい
る。図3において、10は四方コックであって、この四
方コック10にはタンク2内に連通された配管11、ポ
ンプ3の吸水口に連通された配管12、ポンプ3の吐出
口に連通された配管13、及び散水ノズル15,15と
吸排口16,16に連通された配管17が連通されてい
る。この四方コック10は、操作によりタンク2からの
水の散水時においては配管11と配管12とを、及び配
管13と配管17とを連通させるとともに、タンク2へ
の水の給水時においては配管17と配管12とを、及び
配管13と配管11とを連通させるように構成されてい
る。また、呼び水用貯留槽5と配管13との間には二方
コック20を有する呼び水用配管18が接続されてい
る。
【0012】なお、図3における符号21は散水ノズル
側二方コック、22は吸排口側二方コック、23はチェ
ック弁25を有するバイパス管である。
【0013】次に、このように構成されたタンク車の使
用態様について説明する。まず、タンク車のタンク2か
ら水を散水する場合について説明する。
【0014】四方コック10を操作して、配管11と配
管12とを、及び配管13と配管17とを連通させると
ともに、散水ノズル側二方コック21を開き、さらに二
方コック20及び吸排口側二方コック22を閉じる。こ
の後、ポンプ3を駆動させることでタンク2内の水が配
管11、配管12、配管13、配管17、散水ノズル側
二方コック21を経て散水ノズル15から散水される。
この時、タンク2内の水を最後まで散水したとしても、
呼び水用貯留槽5には水が貯留されて残っている。
【0015】次に、タンク2へ水を給水する場合につい
て説明する。吸排口16に水の供給源に接続されたホー
スを接続し、四方コック10を操作して、配管17と配
管12とを、及び配管13と配管11とを連通させると
ともに、吸排口側二方コック22を開き、さらに散水ノ
ズル側二方コック21を閉じる。そして、二方コック2
0を開いて呼び水用貯留槽5の水を呼び水用配管18か
らポンプ3側に供給し、ポンプ3内及び各配管に充填さ
せる。
【0016】この後、二方コック20を閉じ、ポンプ3
を駆動させることで、供給源から配管17、配管12、
配管13、配管11を経てタンク2に水を給水する。こ
のようにタンク2に水が給水され、タンク2内の水位が
呼び水用貯留槽5の上部よりも高くなると、呼び水用貯
留槽5内に水が入り満杯に貯留される。
【0017】図4はタンク2内に設けられた呼び水用貯
留槽の他の実施例を示している。これは、タンク2内に
呼び水用貯留槽30を独立した形で設けたものである。
なお、他の構成及び作用は前記実施例と同様であり、同
部材には同符号を付し、ここでは説明を省略する。
【0018】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、タ
ンクへ液体を給水する際には、タンク内に設けられた呼
び水用貯留槽に貯留された液体を呼び水として使用し、
これをポンプに供給することでポンプを始動させること
ができ、従って、タンクへ給水する都度、作業者が呼び
水を呼び水口からポンプに供給する必要がなく、簡単に
ポンプを始動させることができ、作業能率の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るタンク車の概略構成を示す側面図
である。
【図2】タンク内に設けられた呼び水用貯留槽を示す断
面図である。
【図3】タンク車の配管図である。
【図4】タンク内に設けられた呼び水用貯留槽の他の実
施例を示す断面図である。
【図5】従来のタンク車の概略構成を示す側面図であ
る。
【符号の説明】 1 車体枠 2 タンク 3 ポンプ 5,30 呼び水用貯留槽 18 呼び水用配管 20 二方コック(開閉弁)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体枠上にタンクが載置されるととも
    に、タンクに液体を給水する際の始動時に呼び水が必要
    なポンプが設けられ、このポンプの作動により液体をタ
    ンクに給水及びタンクから散水可能に配管により切換弁
    を介して配設されたタンク車において、前記タンク内に
    呼び水用貯留槽が設けられ、この呼び水用貯留槽が開閉
    弁を有する配管を介してポンプに接続されたことを特徴
    とするタンク車。
JP343991U 1991-01-08 1991-01-08 タンク車 Expired - Lifetime JP2510668Y2 (ja)

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JPH0493227U JPH0493227U (ja) 1992-08-13
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