JPS6026230Y2 - 可搬動力機の長時間運転装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はポンプや発電機等を駆動する可搬動力機の長時
間運転装置に関するものであって、可搬形の原動機本体
１の燃料タンク２とキャブレターとの間に三方弁３を設
け、燃料タンク２とキャブレターとを夫々接続する三方
弁３の第１、第２の接続口４，５の他に外部と接続する
第３の接続口６を有し、燃料タンク２とキャブレターと
の間、キャブレターと外部との間及び燃料タンク２と外
部との間を三方弁３のコツクツ操作にて夫々連通せしめ
て成る可搬動力機の長時間運転装置に係るものである。

従来の可搬動力機においては、原動機本体に設けている
燃料タンクが小さく、原動機本体を長時間運転する場合
に何回も燃料の補給を必要としてて大変わずられしかっ
たり、またどんなに忙しててもその場を離れることがで
きず、原動機本体のそばに居なくてはならないという問
題があった。

本考案は上述の点に鑑みて提供するものであって、原動
機本体を長時間運転する場合に何回も燃料補給すること
なく長時間運転できる可搬動力機の長時間運転装置を提
供することを目的とするものである。

以下本考案の実施例を図面により詳述する。

図中１は２個の枠体８，８の下部間に架設した底板９上
に配設された原動機本体で、この原動機本体１はガソリ
ンを燃料とし、原動機本体１の側方に配置されたポンプ
２２や発電機等の従動機を駆動するものである。

１０は手動で起動させるスタータで、把持１１を引っ張
って起動させるものでその内部にはひもが巻かれている
。

１２はエアーフィルタ、１３はマフラーである。

１４はポンプ２２の吸込口で、１５は吐出口である。

原動機本体２の上部にはやや偏平な燃料タンク２が配置
され、その上面中央部には燃供給口が設けられてキャッ
プ１６が覆設しである。

１７は燃料タンク１内の燃料を確認する液位ゲージで、
この液位ゲージ１７は燃料タンク２の側部に設けている
。

３は燃料タンク２とキャブレターとの間設けた三方弁で
、この三方弁３は第２図に示すように、燃料タンク２と
接続する接続口４、キャブレターと接続する接続口５及
びこれら以外に外部のタンクと接続する接続口６を有し
ている。

７は三方弁３の操作用のコックである。

三方弁３と燃料タンク２との間には燃料タンク２からの
燃料を給油、停止を行うタンクコック１８が燃料タンク
２の下方に設けられている。

また三方弁３は第３図に示すように枠体８に取着された
固定金具１９にボルト２０により固定されている。

三方弁３の接続口６に補助用としてｌ４缶やドラム缶等
の外部のタンクを接続しである。

今正規の運転をする場合には三方弁３のコック７とタン
クコック１８のレバーとを例えは下向きに操作すると、
接続口４，５が夫々連通して燃料タンク２からの燃料が
キャブレターに給油される。

次に外部のタンクから三方弁３を介してキャブレターへ
給油する場合には、三方弁３のコック７とタンクコック
１８のレバーとを例えは横向きにすると、接続口５，６
が連通して燃料タンク２からの給油が停止されるととも
に外部のタンクから燃料がキャブレターに給油されるこ
とになり、外部のタンクに原動機本体１の燃料タンク２
より大きい容量の１斗缶やドラｌ、缶を備えているため
に、原動機本体１の長時間運転が可能となるものである
。

更に三方弁３のコック７を上向きに操作をし、タンクコ
ック１８のレバーを下向きに操作すると接続口４，６が
連通し、原動機本体１の燃料タンク２と外部のタンクと
が三方弁３を介して連通ずることになる。

即ち、この状態で外部のタンクを燃料タンク２より高い
位置に設けて外部のタンクから燃料タンク２へ燃料を補
給でき、また外部のタンクを燃料タンク２よりも低い位
置にせしめると燃料タンク２の燃料を抜き取ることがで
きる。

第４図は枠体８の上部に取着した固定金具１９に固定し
たものであり、２１は三方弁３の接続口６に接続されて
いるホースである。

また第５図は三方弁３を枠体８に直接取付固定した場合
であり、２３は発電機である。

本考案は上述のように、可搬形の原動機本体の燃料タン
クとキャブレターとの間に三方弁を設け、燃料タンクと
キャブレターとを夫々接続する三方弁の第１、第２の接
続口の他に外部と接続する第３の接続口を有し、燃料タ
ンクとキャブレターとの間、キャブレターと外部との間
及び燃料タンクと外部との間を三方弁のコック操作にて
夫々連通操作せしめるようにしたので、原動機本体の燃
料タンクからの燃料による正規の運転の他に、三方弁の
第３の接続口に１斗缶やドラム缶のような大きい容量を
有する外部のタンクを接続することで、この外部のタン
クより三方弁を介してキャブレターに給油して長時間の
運転をすることができ、また、三方弁のコック操作にて
第１の接続口と第３の接続口とを連通せしめることで、
外部のタンクから燃料タンクへ補給でき、また反対に燃
料タンクの燃料を抜き取′ることもできる利点を有し、
従来のように、原動機本体を長時間運転する場合燃料を
何回も補給していたのと比べ、外部の大型タンクから直
接連続給油できるため、他の用事や仕事をしたりするこ
とができて時間の節約になる利点を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の実施例の斜視図、第２図は同上の三方
弁の斜視図、第３図は同上の要部斜視図、第４図及び第
５図は同上の他の鎖実施例の斜視図で、１は原動機本体
、２は燃料タンク、３は三方弁、４．５． ６は第１、
第２及び第３の接続口、７はコックである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 可搬形の原動機本体の燃料タンクとキャブレターとの間
   に三方弁を設け、燃料タンクとキャブレターとを夫々接
   続する三方弁の第１、第２の接続口の他に外部と接続す
   る第３の接続口を有し、燃料タンクとキャブレターとの
   間、キャブレターと外部との間及び燃料タンクと外部と
   の間を三方弁のコック操作にて夫々連通せしめて成る可
   搬動力機の長時間運転装置。