JPH0413498Y2 - - Google Patents

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JPH0413498Y2
JPH0413498Y2 JP1984054816U JP5481684U JPH0413498Y2 JP H0413498 Y2 JPH0413498 Y2 JP H0413498Y2 JP 1984054816 U JP1984054816 U JP 1984054816U JP 5481684 U JP5481684 U JP 5481684U JP H0413498 Y2 JPH0413498 Y2 JP H0413498Y2
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water
tank
gas
water collection
gas tank
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JP1984054816U
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の目的) この考案は有水式ガスホルダにおける雨水の排
水装置に関するもので、降雨時における雨水の水
槽内への浸入を防止し、汚れた水槽内水がみだり
に外部へ溢流することを防止することを目的とす
る。 (従来技術の問題点) 従来、一般的な有水式ガスホルダは第1図A及
びBで示すように、水封用の水を収容する水槽1
内に、有頂円筒形のガス槽2を浮かべ、水槽1の
まわりに一定間隔で支柱3を立設すると共に、ガ
ス槽2より放射状にガイドアーム4を張り出し、
そのガイドアーム4をローラ5を介して前記支柱
3に接触させ、ガス槽2内に貯蔵ガスを出し入れ
して貯蔵するものである。 なお、第1図においてAはガス槽2が単数の単
槽型の場合を示し、Bはガス槽2が複数の複槽型
の有水式ガスホルダを示す。 複槽型の場合は上段ガス槽2aと下段ガス槽
bとの間にシール部9が設けてある。すなわち、
上段ガス槽2aに下端周縁部にシール水留め10
を設け、このシール水留め10に下段ガス槽2b
の上端周縁部に形成したフランジ部11を係合さ
せ、上段ガス槽2aが貯蔵ガスの導入に伴い上昇
するに応じて自動的に下段ガス槽2bを係合して
引上げるようになつている。 図中12は貯蔵ガスが導入管、13は払出管で
ある。 以上のように従来の有水式ガスホルダは構成さ
れているため、降雨の場合ガス槽2に降りかかつ
た雨が、ガス槽2の屋根周壁を伝つて水槽1内に
浸入する。 その結果、水槽1内のシール水がオーバフロー
し、外部へ流出する。 ところで水槽1内のシール水は、常に貯蔵ガス
と接触し、しかも長期間入れ替えすることなく使
用するのが一般であるため、貯蔵ガス中に含まれ
ているダストその他有形・無形の不純物を吸収
し、きわめて汚れているのが普通である。 特に製鉄所やガス会社等において使用されてい
る有水式ガスホルダの水槽水の汚れはひどく、雨
水によつて稀釈されたとしてもそのまま溢水放出
させると公害防止の観点から問題である。 本考案は、このような観点から降雨時、雨水の
水槽1内への浸入を可能な限り排除し、水槽1内
のシール水の外部への流出を少なくし、前記問題
の発生を抑止することにある。 (考案の構成) 本考案は、平行辺部材の一方がガス槽2の側壁
に対向する如く配したH型材にて形成した支柱3
と、ガス槽2の上端外周に樋状に形成した集水堰
6と、当該集水堰6より一本の支柱3に対して2
個の張り出して設けた矩形開渠状の集水誘導樋
7,7と、当該集水誘導樋7の排水口8周辺及び
下方に平板状の飛散防止板15とを設けてなり、
当該集水誘導樋7の排水口8を支柱3におけるH
型材の両溝にそれぞれ対向させて形成したことを
特徴とするものである。 すなわち、ガス槽2の屋根に降つた雨をガス槽
2の上端外周に設けた樋状の集水堰6に受け、そ
れを支柱3にそつて下部へ誘導し、水槽1への浸
入を排除するようにしたものである。 第2図は、ガス槽2の複数の複槽型の場合の実
施例を示すもので各段ガス槽2a2bの上端外
周にアングル材からなる集水堰6をそれぞれ取付
け、各集水堰6より集水誘導樋7を張り出し、各
段ガス槽2a2bのシール部9への雨水の浸入
を防止したものである。また、第3図の平面図で
示すように水槽1のまわりに立設したH型材より
なる支柱3の両溝面に排水口8を対向するように
して取付けてある。 なお、支柱3は水槽1のまわりに一定間隔で立
設されているので、集水誘導樋7はその各支柱3
に前記要領で集水堰6側より張り出してある。し
たがつて集水堰6に集まつた雨水は均等に分配さ
れ支柱3の両溝にそれぞれ放流されることにな
る。 また、第4図に示すように集水誘導樋7の排水
口8より放流された雨水が支柱3の溝面にあたり
飛散するのを防止するため、排水口8のまわりに
ゴム板などからなる可撓性の飛散防止板15が取
付けてある。 さらに支柱3の下端には、第2図で示すように
集水箱16を設け、これより共同排溝14へ誘導
し排出させる構造となつている。 (考案の作用効果) 本考案は以上説明したような構造であるため、
次のような特有の効果を奏する。 排水用のパイプを別体に立設する必要がな
く、H型材よりなる支柱の両方の溝を利用して
直接沿わせて流下、排出させることができる。 さらに、雨水が排水管からあふれたり飛散す
ることもなく、排水管のつまりも心配する必要
が全くない。 その結果、水槽内の汚れたシール水を外部へ
溢流させることがなく、公害発生の心配がな
い。 ガス槽が浮上又は降下する際、H型材よりな
る支柱に沿つて集水誘導樋が上から下まで何ら
抵抗なくスムーズに稼働することができる。 集水誘導樋および排水口を矩形開渠状の樋に
形成してあるため、排水路の掃除も容易とな
る。 複槽型の有水式ガスホルダにおいても、各段
ガス槽の上端外周にそれぞれ集水堰を取付け
て、雨水を取水し排出するように形成している
ため、ガス槽外周のシール部や水槽内へ侵入す
ることがなく、より有効性の高い排出装置が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは単槽型の有水式ガスホルダ、Bは複
槽型の有水式ガスホルダで、それぞれガスを満杯
に収容した状態を示す正面図、第2図は本考案に
係る排水装置を組込んだ複槽型の有水式ガスホル
ダの左半分を縦断して示す正面図、第3図は第2
図におけるX−X線拡大横断平面図、第4図は第
3図のX″−X″線縦断側面図である。 1……水槽、2……ガス槽、2a……上段ガス
槽、2b……下段ガス槽、3……支柱、4……ガ
イドアーム、5……ローラ、6……集水堰、77
……集水誘導樋、8……排水口、9……シール
部、10……シール水溜め、11……フランジ
部、12……ガス導入管、13……払出管、14
……共同排水溝、15……飛散防止板、16……
集水箱。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水槽内に単数又は複数のガス槽を浮かべ、水槽
    のまわりに一定間隔で支柱を立設すると共に、ガ
    ス槽より放射状にガイドアームを張り出し、当該
    ガイドアームをローラを介して前記支柱に接触し
    てなるテレスコープ型の有水式ガスホルダにおい
    て、平行辺部材の一方がガス槽2の側壁に対向す
    る如く配したH型材にて形成した支柱3と、ガス
    槽2の上端外周に樋状に形成した集水堰6と、当
    該集水堰6より一本の支柱3に対して2個の張り
    出して設けた矩形開渠状の集水誘導樋7,7と、
    当該集水誘導樋7の排水口8周辺及び下方に平板
    状の飛散防止板15とを設けてなり、当該集水誘
    導樋7の排水口8を支柱3におけるH型材の両溝
    にそれぞれ対向させて形成したことを特徴とする
    有水式ガスホルダにおける雨水の排水装置。
JP5481684U 1984-04-16 1984-04-16 有水式ガスホルダにおける雨水の排水装置 Granted JPS60167895U (ja)

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JPS60167895U JPS60167895U (ja) 1985-11-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5246051B2 (ja) * 2009-06-16 2013-07-24 新日鐵住金株式会社 有水式ガスホルダ及びその内部集塵装置並びに有水式ガスホルダ内部における集塵方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6028698B2 (ja) * 1978-03-20 1985-07-06 新明和工業株式会社 トラツク等におけるパレツトの搬出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6028698U (ja) * 1983-08-03 1985-02-26 株式会社 城水鐵工所 有水ガスホルダ−

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