JPH0413485B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0413485B2 JPH0413485B2 JP5747688A JP5747688A JPH0413485B2 JP H0413485 B2 JPH0413485 B2 JP H0413485B2 JP 5747688 A JP5747688 A JP 5747688A JP 5747688 A JP5747688 A JP 5747688A JP H0413485 B2 JPH0413485 B2 JP H0413485B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- steel wire
- rust
- preventive agent
- rust preventive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N iron(III) oxide Inorganic materials O=[Fe]O[Fe]=O JEIPFZHSYJVQDO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 25
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 21
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 21
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 claims description 15
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 11
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 7
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 238000010276 construction Methods 0.000 claims description 4
- 238000005507 spraying Methods 0.000 claims description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 12
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 5
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 4
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 4
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 3
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N Hydrogen Chemical compound [H][H] UFHFLCQGNIYNRP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 239000004698 Polyethylene Substances 0.000 description 2
- 239000007864 aqueous solution Substances 0.000 description 2
- ZFAKTZXUUNBLEB-UHFFFAOYSA-N dicyclohexylazanium;nitrite Chemical compound [O-]N=O.C1CCCCC1[NH2+]C1CCCCC1 ZFAKTZXUUNBLEB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910001873 dinitrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000005246 galvanizing Methods 0.000 description 2
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 description 2
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 2
- 239000008267 milk Substances 0.000 description 2
- 210000004080 milk Anatomy 0.000 description 2
- 235000013336 milk Nutrition 0.000 description 2
- -1 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229920000573 polyethylene Polymers 0.000 description 2
- 229910001335 Galvanized steel Inorganic materials 0.000 description 1
- GTLQZNKUEFUUIS-UHFFFAOYSA-N carbonic acid;cyclohexanamine Chemical compound OC(O)=O.NC1CCCCC1 GTLQZNKUEFUUIS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004568 cement Substances 0.000 description 1
- 238000009833 condensation Methods 0.000 description 1
- 230000005494 condensation Effects 0.000 description 1
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 1
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000008397 galvanized steel Substances 0.000 description 1
- 239000011440 grout Substances 0.000 description 1
- ATRJUGQFMHVSMJ-UHFFFAOYSA-N nitric acid;n-propan-2-ylpropan-2-amine Chemical compound O[N+]([O-])=O.CC(C)NC(C)C ATRJUGQFMHVSMJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000011414 polymer cement Substances 0.000 description 1
- 229920002635 polyurethane Polymers 0.000 description 1
- 239000004814 polyurethane Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は斜張橋を架設する際の斜材鋼線の防
錆方法に関する。
錆方法に関する。
斜張橋を支持する斜材の鋼線は、最近の傾向と
しては、鋼線全体を防護管で被覆し、その内部に
グラウト材を充填するグラウト工法が一般であ
る。しかし、グラウトの充填は橋全体の架設が終
了し、張力調整が終了した後に行なうために、長
い場合は斜材鋼線を張渡した後、1年以上にその
ままの状態で放置されるので、結露等による鋼線
の腐食が懸念される。
しては、鋼線全体を防護管で被覆し、その内部に
グラウト材を充填するグラウト工法が一般であ
る。しかし、グラウトの充填は橋全体の架設が終
了し、張力調整が終了した後に行なうために、長
い場合は斜材鋼線を張渡した後、1年以上にその
ままの状態で放置されるので、結露等による鋼線
の腐食が懸念される。
従来、架設時の鋼線の防錆方法としては、鋼
線に亜鉛メツキを施す、保護管内に乾燥空気を
送る、保護管内に窒素ガス等の不活性ガスを送
る等の方法があつた。
線に亜鉛メツキを施す、保護管内に乾燥空気を
送る、保護管内に窒素ガス等の不活性ガスを送
る等の方法があつた。
しかし、亜鉛メツキを施した鋼線は、グラウ
ト材として一般に用いるセメントミルクを充填し
た場合、〔Zn+2H2O→Zn(OH)2+H2〕の反応が
起り、鋼線に水素脆性が発生する可能性を生じ
る。この反応を防止するためには亜鉛メツキ表面
をポリエチレン等で被覆したり、グラウト材とし
てポリマーセメントミルクあるいはポリウレタン
等の高分子材料を用いる必要がありコスト高とな
つた。また、の方法は乾燥空気あるいは窒素
ガスを常時送る必要があり、ランニングストが高
くなる欠点があつた。
ト材として一般に用いるセメントミルクを充填し
た場合、〔Zn+2H2O→Zn(OH)2+H2〕の反応が
起り、鋼線に水素脆性が発生する可能性を生じ
る。この反応を防止するためには亜鉛メツキ表面
をポリエチレン等で被覆したり、グラウト材とし
てポリマーセメントミルクあるいはポリウレタン
等の高分子材料を用いる必要がありコスト高とな
つた。また、の方法は乾燥空気あるいは窒素
ガスを常時送る必要があり、ランニングストが高
くなる欠点があつた。
この発明は上記事情に鑑みなされたものであ
る。その目的は簡易な手段で、低コストで確実に
斜材鋼線の発錆が防止できる斜張橋斜材の架設時
の防錆方法を提案するにある。
る。その目的は簡易な手段で、低コストで確実に
斜材鋼線の発錆が防止できる斜張橋斜材の架設時
の防錆方法を提案するにある。
この斜張橋斜材の架設時の防錆方法は、斜材鋼
線で支持して斜張橋を架設するに際して、保護管
を被せ張渡した斜材鋼線の張力調整が終了する時
点までは、防錆剤を前記斜材鋼線に塗布、あるい
は散布して保護管内に封入しておくことを特徴と
する。
線で支持して斜張橋を架設するに際して、保護管
を被せ張渡した斜材鋼線の張力調整が終了する時
点までは、防錆剤を前記斜材鋼線に塗布、あるい
は散布して保護管内に封入しておくことを特徴と
する。
防錆剤としてはジシクロヘキシルアンモニウム
ナイトライト、ジイソプロピルアミンナイトレー
ト、あるいはシクロヘキシルアンモニウムカーボ
ネート等の有機物を用いる。これら防錆剤は粉体
または水溶液となして斜材鋼線に塗布したり、あ
るいは散布したりして保護管内に封入する。
ナイトライト、ジイソプロピルアミンナイトレー
ト、あるいはシクロヘキシルアンモニウムカーボ
ネート等の有機物を用いる。これら防錆剤は粉体
または水溶液となして斜材鋼線に塗布したり、あ
るいは散布したりして保護管内に封入する。
塗布あるいは散布した防錆剤は保護管内にあつ
て管外に散逸せず、徐々に管内で拡散し、斜材鋼
線表面に吸着されて、その表面を被覆し発錆防止
機能を発揮する。また、防錆剤を封入れた保護管
は管外への散逸を防止するためにその開口端をシ
ート等を被せるなどの手段で閉塞しなくてはなら
ない。しかし必ずしも完全密閉までの必要はな
い。
て管外に散逸せず、徐々に管内で拡散し、斜材鋼
線表面に吸着されて、その表面を被覆し発錆防止
機能を発揮する。また、防錆剤を封入れた保護管
は管外への散逸を防止するためにその開口端をシ
ート等を被せるなどの手段で閉塞しなくてはなら
ない。しかし必ずしも完全密閉までの必要はな
い。
以下、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトラ
イトを防錆剤として用いた実施例を図面を用い説
明する。
イトを防錆剤として用いた実施例を図面を用い説
明する。
第1図は斜張橋の塔1の上端部と桁2との間に
保護管3を配設しておき、この保護管3の上端開
口部から斜材鋼線4をプツシングマシン5で押込
み、張渡す工程を示す。この工程において、保護
管3の開口端とプツシングマシン5との間に第2
図のごとき、防錆剤6を収納し、開閉弁7を備え
た塗布機8を取付けておき、鋼線4に防錆剤6を
塗布する。防錆剤を粉体で用いる場合は開閉弁を
調節し、鋼線長さ30〜60cm当り1g程度の量を塗
布する。水溶液で用いる場合は2〜4%濃度とな
し連続して塗布する。
保護管3を配設しておき、この保護管3の上端開
口部から斜材鋼線4をプツシングマシン5で押込
み、張渡す工程を示す。この工程において、保護
管3の開口端とプツシングマシン5との間に第2
図のごとき、防錆剤6を収納し、開閉弁7を備え
た塗布機8を取付けておき、鋼線4に防錆剤6を
塗布する。防錆剤を粉体で用いる場合は開閉弁を
調節し、鋼線長さ30〜60cm当り1g程度の量を塗
布する。水溶液で用いる場合は2〜4%濃度とな
し連続して塗布する。
第3図は比較的小規模の斜張橋に応用した例で
ある。鋼線4を保護管3内に引込んだ後、保護管
3の上端開口部から散布機9により防錆剤6の粉
体を散布する。この場合、防錆剤6は管内容積1
m3当り70g以上の散布量とした。なお、第3図で
10はアンカーである。
ある。鋼線4を保護管3内に引込んだ後、保護管
3の上端開口部から散布機9により防錆剤6の粉
体を散布する。この場合、防錆剤6は管内容積1
m3当り70g以上の散布量とした。なお、第3図で
10はアンカーである。
上記2つの実施例では、塗布あるいは散布した
防錆剤の管外への散逸を防止するために、保護管
3の開口端にシートを被せ閉塞した(図示せず)。
防錆剤の管外への散逸を防止するために、保護管
3の開口端にシートを被せ閉塞した(図示せず)。
この発明は以上の通りであり、この防錆方法に
よると、亜鉛メツキをしたり、水素脆性を防止す
るためにポリエチレン被覆したり、あるいは乾燥
空気や不活性ガスを送給する等の必要がなく、簡
易、低コストの手段で確実な防錆ができる。
よると、亜鉛メツキをしたり、水素脆性を防止す
るためにポリエチレン被覆したり、あるいは乾燥
空気や不活性ガスを送給する等の必要がなく、簡
易、低コストの手段で確実な防錆ができる。
図面は実施例の防錆方法を示すものであつて、
第1図は斜張橋の塔と桁間に斜材を張渡す状態を
示す縦断面図、第2,3図はそれぞれ防錆剤塗布
機および散布機を取付けた保護管上端部の縦断面
図である。 1……塔、2……桁、3……保護管、4……斜
材鋼線、5……プツシングマシン、6……防錆
剤、7……開閉弁、8……塗布機、9……散布
機、10……アンカー。
第1図は斜張橋の塔と桁間に斜材を張渡す状態を
示す縦断面図、第2,3図はそれぞれ防錆剤塗布
機および散布機を取付けた保護管上端部の縦断面
図である。 1……塔、2……桁、3……保護管、4……斜
材鋼線、5……プツシングマシン、6……防錆
剤、7……開閉弁、8……塗布機、9……散布
機、10……アンカー。
Claims (1)
- 1 斜材鋼線で支持して斜張橋を架設するに際し
て、保護管を被せ張渡した斜材鋼線の張力調整が
終了する時点までは、防錆剤を前記斜材鋼線に塗
布、あるいは散布して保護管内に封入しておくこ
とを特徴とする斜張橋斜材の架設時の防錆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5747688A JPH01230802A (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 斜張橋斜材の架設時の防錆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5747688A JPH01230802A (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 斜張橋斜材の架設時の防錆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01230802A JPH01230802A (ja) | 1989-09-14 |
JPH0413485B2 true JPH0413485B2 (ja) | 1992-03-09 |
Family
ID=13056758
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5747688A Granted JPH01230802A (ja) | 1988-03-11 | 1988-03-11 | 斜張橋斜材の架設時の防錆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH01230802A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5861963B2 (ja) * | 2012-05-18 | 2016-02-16 | 株式会社ピーエス三菱 | 既設pc構造物における密閉されたpc緊張材挿通シース内空洞への防錆剤水溶液注入方法 |
CN106958198B (zh) * | 2017-04-13 | 2019-03-22 | 深圳市科兰德实业发展有限公司 | 一种新型斜拉索 |
CN111827114A (zh) * | 2020-08-04 | 2020-10-27 | 北京赛亿科技有限公司 | 一种利用通气钢管结构的斜拉桥拉索除湿系统 |
-
1988
- 1988-03-11 JP JP5747688A patent/JPH01230802A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01230802A (ja) | 1989-09-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5049412A (en) | Method of realkalizing concrete in which carbonation has occurred | |
CZ285435B6 (cs) | Prvek pro potrubí | |
CN103174092A (zh) | 一种可充入干空气的拉索结构及其实现方法 | |
JPH0413485B2 (ja) | ||
US8603603B2 (en) | Corrosion inhibiting systems | |
JP3180117B2 (ja) | 吊構造用ケーブルの防食方法 | |
US5683748A (en) | Process for protecting concrete sewer pipes | |
JP3971143B2 (ja) | 鋼製箱形状構造物内部の防食方法及びその防食構造 | |
JPH05125566A (ja) | 重防食pc鋼撚り線 | |
CN107237958A (zh) | 城市天然气长输管道的防腐方法 | |
CN109931076A (zh) | 一种预埋槽道 | |
CN219804847U (zh) | 一种防腐喷涂设备 | |
US7892601B1 (en) | Corrosion inhibiting powders and processes employing powders | |
JPS6350501B2 (ja) | ||
CN208457449U (zh) | 一种架空输油管道防腐保温结构 | |
CN217978854U (zh) | 一种分段式金属预制烟囱法兰连接处的防腐结构 | |
JPH04157291A (ja) | 多条管の充填型防食工法 | |
JPH08277505A (ja) | ケーブル防食方法 | |
KR200362160Y1 (ko) | 철근 녹 방지 방청 비닐 덮개 | |
EP0697557A3 (de) | Verfahren zur Beschichtung und Schnellabdichtung von undichten Rohrleitungen, insbesondere Trinkwasserleitungen | |
DE19709915C1 (de) | Verfahren zur Erhöhung der Dichtigkeit von Gebäuden bei Begasungen | |
JPH0841822A (ja) | 架設ケーブルの定着部における防錆方法と防錆構造 | |
JPS61199927A (ja) | 防食施工法 | |
JPH0120986B2 (ja) | ||
JPH0530915B2 (ja) |