JPH0413485B2 - - Google Patents

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JPH0413485B2
JPH0413485B2 JP5747688A JP5747688A JPH0413485B2 JP H0413485 B2 JPH0413485 B2 JP H0413485B2 JP 5747688 A JP5747688 A JP 5747688A JP 5747688 A JP5747688 A JP 5747688A JP H0413485 B2 JPH0413485 B2 JP H0413485B2
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JP
Japan
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cable
steel wire
rust
preventive agent
rust preventive
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Expired
Application number
JP5747688A
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English (en)
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JPH01230802A (ja
Inventor
Taku Tsukada
Shigetaka Ishihara
Masaomi Yokoyama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kajima Corp
Original Assignee
Kajima Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は斜張橋を架設する際の斜材鋼線の防
錆方法に関する。
〔発明が解決しようとする課題〕
斜張橋を支持する斜材の鋼線は、最近の傾向と
しては、鋼線全体を防護管で被覆し、その内部に
グラウト材を充填するグラウト工法が一般であ
る。しかし、グラウトの充填は橋全体の架設が終
了し、張力調整が終了した後に行なうために、長
い場合は斜材鋼線を張渡した後、1年以上にその
ままの状態で放置されるので、結露等による鋼線
の腐食が懸念される。
従来、架設時の鋼線の防錆方法としては、鋼
線に亜鉛メツキを施す、保護管内に乾燥空気を
送る、保護管内に窒素ガス等の不活性ガスを送
る等の方法があつた。
しかし、亜鉛メツキを施した鋼線は、グラウ
ト材として一般に用いるセメントミルクを充填し
た場合、〔Zn+2H2O→Zn(OH)2+H2〕の反応が
起り、鋼線に水素脆性が発生する可能性を生じ
る。この反応を防止するためには亜鉛メツキ表面
をポリエチレン等で被覆したり、グラウト材とし
てポリマーセメントミルクあるいはポリウレタン
等の高分子材料を用いる必要がありコスト高とな
つた。また、の方法は乾燥空気あるいは窒素
ガスを常時送る必要があり、ランニングストが高
くなる欠点があつた。
この発明は上記事情に鑑みなされたものであ
る。その目的は簡易な手段で、低コストで確実に
斜材鋼線の発錆が防止できる斜張橋斜材の架設時
の防錆方法を提案するにある。
〔課題を解決するための手段〕
この斜張橋斜材の架設時の防錆方法は、斜材鋼
線で支持して斜張橋を架設するに際して、保護管
を被せ張渡した斜材鋼線の張力調整が終了する時
点までは、防錆剤を前記斜材鋼線に塗布、あるい
は散布して保護管内に封入しておくことを特徴と
する。
防錆剤としてはジシクロヘキシルアンモニウム
ナイトライト、ジイソプロピルアミンナイトレー
ト、あるいはシクロヘキシルアンモニウムカーボ
ネート等の有機物を用いる。これら防錆剤は粉体
または水溶液となして斜材鋼線に塗布したり、あ
るいは散布したりして保護管内に封入する。
塗布あるいは散布した防錆剤は保護管内にあつ
て管外に散逸せず、徐々に管内で拡散し、斜材鋼
線表面に吸着されて、その表面を被覆し発錆防止
機能を発揮する。また、防錆剤を封入れた保護管
は管外への散逸を防止するためにその開口端をシ
ート等を被せるなどの手段で閉塞しなくてはなら
ない。しかし必ずしも完全密閉までの必要はな
い。
〔実施例〕
以下、ジシクロヘキシルアンモニウムナイトラ
イトを防錆剤として用いた実施例を図面を用い説
明する。
第1図は斜張橋の塔1の上端部と桁2との間に
保護管3を配設しておき、この保護管3の上端開
口部から斜材鋼線4をプツシングマシン5で押込
み、張渡す工程を示す。この工程において、保護
管3の開口端とプツシングマシン5との間に第2
図のごとき、防錆剤6を収納し、開閉弁7を備え
た塗布機8を取付けておき、鋼線4に防錆剤6を
塗布する。防錆剤を粉体で用いる場合は開閉弁を
調節し、鋼線長さ30〜60cm当り1g程度の量を塗
布する。水溶液で用いる場合は2〜4%濃度とな
し連続して塗布する。
第3図は比較的小規模の斜張橋に応用した例で
ある。鋼線4を保護管3内に引込んだ後、保護管
3の上端開口部から散布機9により防錆剤6の粉
体を散布する。この場合、防錆剤6は管内容積1
m3当り70g以上の散布量とした。なお、第3図で
10はアンカーである。
上記2つの実施例では、塗布あるいは散布した
防錆剤の管外への散逸を防止するために、保護管
3の開口端にシートを被せ閉塞した(図示せず)。
〔発明の効果〕
この発明は以上の通りであり、この防錆方法に
よると、亜鉛メツキをしたり、水素脆性を防止す
るためにポリエチレン被覆したり、あるいは乾燥
空気や不活性ガスを送給する等の必要がなく、簡
易、低コストの手段で確実な防錆ができる。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例の防錆方法を示すものであつて、
第1図は斜張橋の塔と桁間に斜材を張渡す状態を
示す縦断面図、第2,3図はそれぞれ防錆剤塗布
機および散布機を取付けた保護管上端部の縦断面
図である。 1……塔、2……桁、3……保護管、4……斜
材鋼線、5……プツシングマシン、6……防錆
剤、7……開閉弁、8……塗布機、9……散布
機、10……アンカー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 斜材鋼線で支持して斜張橋を架設するに際し
    て、保護管を被せ張渡した斜材鋼線の張力調整が
    終了する時点までは、防錆剤を前記斜材鋼線に塗
    布、あるいは散布して保護管内に封入しておくこ
    とを特徴とする斜張橋斜材の架設時の防錆方法。
JP5747688A 1988-03-11 1988-03-11 斜張橋斜材の架設時の防錆方法 Granted JPH01230802A (ja)

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JPH01230802A JPH01230802A (ja) 1989-09-14
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CN106958198B (zh) * 2017-04-13 2019-03-22 深圳市科兰德实业发展有限公司 一种新型斜拉索
CN111827114A (zh) * 2020-08-04 2020-10-27 北京赛亿科技有限公司 一种利用通气钢管结构的斜拉桥拉索除湿系统

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