JPH04134734U - プロペラシヤフトの支持装置 - Google Patents

プロペラシヤフトの支持装置

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Publication number
JPH04134734U
JPH04134734U JP5227391U JP5227391U JPH04134734U JP H04134734 U JPH04134734 U JP H04134734U JP 5227391 U JP5227391 U JP 5227391U JP 5227391 U JP5227391 U JP 5227391U JP H04134734 U JPH04134734 U JP H04134734U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
elastic
propeller shaft
base
support device
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Pending
Application number
JP5227391U
Other languages
English (en)
Inventor
雄一 平田
邦夫 坂原
Original Assignee
中央発條株式会社
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 中央発條株式会社, トヨタ自動車株式会社 filed Critical 中央発條株式会社
Priority to JP5227391U priority Critical patent/JPH04134734U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 弾性保持体によるシヤフトの振動吸収効果が
熱のために低下するのを防止する。 【構成】 車体に固定された基体2とベアリング3との
間に装着された圧縮コイルばね(弾性保持体)11、1
1は金属製であるため、ゴムのように熱により劣化して
へたるということがない。よつて、高温に曝されても長
期間にわたつてシヤフト1の振動を吸収する効果を発揮
し続ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、複数本のシヤフトをジヨイントを介して直列に連結したプロペラシ ヤフトの中間に配置されたシヤフトを、車体に固定された基体に振動吸収用の弾 性保持体を介して装着したベアリングの中心孔に嵌入することにより支持するよ うにしたプロペラシヤフトの支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
上記のようなプロペラシヤフトの支持装置の一つとして、特開平1−3178 31号公報に開示されているものがあり、この支持装置においては、弾性保持体 に相当する部材としてゴム製のものが用いられていた。
【0003】 しかし、このゴム製の弾性保持体を用いた従来の支持装置では、プロペラシヤ フトの近傍に排気管が配管されている場合に、弾性保持体が高温に曝されるため に長期の使用においてゴムの劣化によりへたりを生じ、そのために、シヤフトの 振動が、弾力を失つた弾性保持体では吸収されなくなつて車体に伝達されたり、 弾性保持体が潰されることによりベアリングが基体に当たつて異音が生じたりす るという問題があつた。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案のプロペラシヤフトの支持装置は、上記課題を解決するための手段とし て、弾性保持体を金属製のばねとした。
【0005】
【考案の作用及び効果】
本考案は上記構成になり、シヤフトの振動は弾性保持体の弾性変形によつて吸 収されるため、車体に伝達されるのが防止される。
【0006】 本考案の支持装置は、振動吸収用の弾力保持体としてゴムよりも耐熱性が高い 金属製のばねを用いたから、プロペラシヤフトの近傍に排気管が配管される場合 のように弾性保持体が高温に曝される状況においても、弾性保持体がへたつて弾 力性を失う恐れがなく、長期間にわたり、シヤフトの振動を弾性保持体によつて 確実に吸収することができるとともに、シヤフトの振動時にベアリングが基体に 当たつて異音が発生するのを防止することができる効果がある。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の第1実施例を図1に基づいて説明する。 図において、符号1は、複数本のシヤフトを図示しないジヨイントを介すこと によつて直列に連結したプロペラシヤフトの中間に配置されたシヤフトを示す。
【0008】 符号2は、シヤフト1を同心に貫通させた円筒形の基体であつて、図示しない 車体に固定されている。基体2の中空内においては、その軸線方向の中央に位置 する環形のベアリング3の中心孔4にシヤフト1が緊密に嵌入されている。ベア リング3の外周に嵌装した環形のストツパガイド5の外周に形成した取付溝6に は、外周面を基体2の内周面に対応させた環形をなすゴム製のストツパ7が嵌装 されている。
【0009】 ストツパガイド5の両側面には、夫々、その内周縁部を軸線方向に突出させる ことによつてばね受け部8、8が同心円状に形成されている。一方、基体2の両 側の開口端縁には、夫々、その内向きの突環9、9と基体2の内周とに整合する L字形断面の環形をなすばね受け体10、10が嵌装されている。ストツパガイ ド5の一方のばね受け部8とこれに対応する基体2側のばね受け体10との間に は、金属材料からなり、円錐形をなす振動吸収用の圧縮コイルばね(本考案の構 成要素である弾性保持体に相当する)11が、コイル径の小さい側の座巻き部1 1aをストツパガイド5のばね受け部8に弾接させるとともにコイル径の大きい 側の座巻き部11bを基体2のばね受け体10に弾接させることによつて装着さ れている。また、これと反対側においても同様に、他方のばね受け部8とばね受 け体10との間に振動吸収用の円錐形の圧縮コイルばね(弾性保持体)11が装 着されている。
【0010】 本第1実施例の支持装置Aは上記構成になり、シヤフト1は、2つの圧縮コイ ルばね11、11の弾拡力の釣り合いによつてベアリング3とともに基体2と同 心の位置に保持される。シヤフト1が振動すると、その振動は両圧縮コイルばね 11、11が弾性変形を生じることによつて吸収されるために基体2及び車体に 伝達されるのが防止される。なお、その振動の振幅が大きくなつた場合には、ベ アリング3に外装したゴム製のストツパ7が基体2の内周に当接することにより 、ベアリング3が基体2に直接接触してその衝撃が基体2に伝わつたり異音が発 生したりするのが防止される。一方、振動の振幅が小さい場合には、ゴム製スト ツパ7を除いてもよい。
【0011】 基体2とベアリング3との間に装着された振動吸収用の圧縮コイルばね11、 11は、金属製であるから耐熱性が高い。したがつて、プロペラシヤフトの近傍 に排気管が配管されている場合でも、圧縮コイルばね11、11はゴムのように 熱のために劣化してへたりを生じるという恐れがなく、長期間にわたつて弾力性 を保ち、良好な振動吸収効果を発揮し続ける。
【0012】 次に、本考案の第2実施例を図2に基づいて説明する。 車体に固定された環形をなす基体12の中空内においては、基体2と同心のシ ヤフト11がベアリング13の中心孔14に嵌入されているとともに、ベアリン グ13の外周に、環形をなすベアリングホルダ15が基体12との間に間隔を空 けた状態で外嵌されている。
【0013】 基体12とベアリングホルダ15との間の空間内には、金属材料からなり、周 方向に沿つて渦巻き状に回曲された一対の板ばね(本考案の構成要素である弾性 保持体に相当する)21、21が、基体12の中心について互いに対称な配置で 、夫々、一端21aを基体12の内周面にリベツト16で固定するとともに他端 21bをベアリングホルダ15の外周面にリベツト17で固定することによつて 装着されている。
【0014】 また、両板ばね21、21の基体12に固定された一端21a、21aの内周 面には、夫々、他方の板ばね21の外周面と対応するゴム製のストツパ18が装 着されている。
【0015】 本第2実施例の支持装置Bは上記構成になり、シヤフト11の振動は両板ばね 21、21の弾性変形によつて吸収される。振動の振幅が大きい場合には、ゴム 製のストツパ18により、板ばね21、21同士が接触して新たな振動や異音が 発生するのが防止される。一方、振動の振幅が小さい場合には、ゴム製ストツパ 18を除いてもよい。
【0016】 板ばね21は金属製であることから、高温に曝されても弾力性を保ち続け、良 好な振動吸収効果を発揮する。
【0017】 本考案によれば、上記実施例において説明した円錐形の圧縮コイルばね11や 渦巻き状の板ばね21に限らず、円筒形の圧縮コイルばね等の金属材料からなる 他のばねを弾性保持体として用いることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の断面図である。
【図2】本考案の第2実施例の一部切欠正面図である。
【符号の説明】
A、B:支持装置 1、11:シヤフト 2、12:基
体 3、13:ベアリング 4、14:(ベアリング
の)中心孔 11:圧縮コイルばね(弾性保持体) 2
1:板ばね(弾性保持体)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のシヤフトをジヨイントを介して
    直列に連結したプロペラシヤフトの中間に配置された前
    記シヤフトを、車体に固定された基体に振動吸収用の弾
    性保持体を介して装着したベアリングの中心孔に嵌入す
    ることによつて支持するようにしたプロペラシヤフトの
    支持装置において、前記弾性保持体を金属製のばねとし
    たことを特徴とするプロペラシヤフトの支持装置。
JP5227391U 1991-06-10 1991-06-10 プロペラシヤフトの支持装置 Pending JPH04134734U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227391U JPH04134734U (ja) 1991-06-10 1991-06-10 プロペラシヤフトの支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5227391U JPH04134734U (ja) 1991-06-10 1991-06-10 プロペラシヤフトの支持装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04134734U true JPH04134734U (ja) 1992-12-15

Family

ID=31928709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5227391U Pending JPH04134734U (ja) 1991-06-10 1991-06-10 プロペラシヤフトの支持装置

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JP (1) JPH04134734U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012508134A (ja) * 2008-11-11 2012-04-05 ビッグ タイア プロプライエタリー リミテッド スプリングサスペンションアセンブリ

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