JPH04134544U - 鋼管杭圧入引抜機のチヤツク装置 - Google Patents

鋼管杭圧入引抜機のチヤツク装置

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JPH04134544U
JPH04134544U JP7285891U JP7285891U JPH04134544U JP H04134544 U JPH04134544 U JP H04134544U JP 7285891 U JP7285891 U JP 7285891U JP 7285891 U JP7285891 U JP 7285891U JP H04134544 U JPH04134544 U JP H04134544U
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精男 北村
哲夫 南
正明 大野
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株式会社技研製作所
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Abstract

(57)【要約】 【目的】鋼管杭の圧入の最終段階にヤットコを用いるこ
となく、鋼管杭の高さを整えるような圧入を可能とす
る。 【構成】サドル4に設けた昇降機構5にチャック装置2
0を取り付ける。チャック装置20を鋼管杭が貫通する
チャックヘッド21と、貫通した鋼管杭を挟持する挟持
板23と、挟持板23に挟持力を付与する流体圧シリン
ダ22とにより構成する。挟持板23の下端部を延設し
て延設部分24を形成する。鋼管杭圧入の最終段階に、
延設部24で鋼管杭を内側または外側から挟持し圧入を
続行する。チャックヘッド21が既設の鋼管杭P3に干
渉しないため、新たな鋼管杭Pnの高さを既設の鋼管杭
P1、P2、P3に整えるまで圧入できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は鋼管杭からなる杭列を施工する鋼管杭圧入引抜機において、鋼管杭の 圧入および引抜きを行うチャック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
鋼管杭圧入引抜機は既設鋼管杭列上を自走しながら鋼管杭の圧入および引抜き を行う。図8および図9に示すように、サドル1の下面に複数のクランプ2を設 けると共に、サドル1の上面には前後方向にスライドするスライドベース3を設 け、このスライドベース3にマスト4を立設してなる。またマスト4の前面部分 には昇降機構5を設けている。チャック装置10はこの昇降機構5に固定され、 鋼管杭を貫通して挿入可能なチャックヘッド11と、チャックヘッド11内に設 けられ径方向に進退する流体圧シリンダ12と、この流体圧シリンダ12の先端 部に固定され、鋼管杭の周囲を押圧して挟持する挟持板13とを備えている。流 体圧シリンダ12はその作動によって挟持板13の挟持径を拡縮すると共に、挟 持板13を鋼管杭の外面に押圧して挟持力を付与する。
【0003】 次に、鋼管杭圧入引抜機を使用した鋼管杭の杭列の構築について説明する。鋼 管杭P1、P2およびP3は側方に継手Gが設けられており、それぞれの継手G を隣接する鋼管杭P1、P2、P3の継手Gに互に嵌合させながら鋼管杭を圧入 し杭列を形成する。鋼管杭圧入引抜機はクランプ2をこの既設の各鋼管杭P1、 P2、P3内に挿入し、鋼管杭の内面を押圧して鋼管杭上に固定立設する。この 状態で、新たな鋼管杭Pnをクレーンで吊り下げながらチャック装置10のチャ ックヘッド11内に挿入し、次に流体圧シリンダ12を作動させて挟持する。そ して、図8に示すようにチャック装置10を下降させて鋼管杭Pnを圧入する。 この圧入は、鋼管杭Pnの上端部Bが鋼管杭P1、P2、P3の上端面Aと同一 高さとなるまで行う必要がある。ところが鋼管杭Pnの圧入の最終段階では、チ ャック装置10のチャックヘッド11の下端部が最前列の既設杭P3の上端に接 触するため、そのまま圧入を続行することができない。このため従来のチャック 装置10では、鋼管杭Pnの圧入を一旦中断して、図9に示すようにチャック装 置10内にヤットコYを挿入し、このヤットコYを挟持板13で挟持して再度圧 入を行い杭列の高さを整えるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来装置では、ヤットコを使用するため作業が煩雑となっていた。また、ヤッ トコは重量が大きく、その装着および撤去のいずれにおいても、クレーン等で吊 り下げおよび吊り上げる必要があるため、ヤットコの装着、撤去に多大の労力と 時間を費やしていた。本考案は上記事情を考慮してなされたものであり、面倒な 作業の原因となるヤットコの使用を不要として作業の能率向上を図ることが可能 な鋼管杭圧入引抜機のチャック装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案のチャック装置は、鋼管杭圧入引抜機の前方に 昇降自在に取り付けられたチャックヘッドと、このチャックヘッド内に配置され 鋼管杭外周を押圧挟持する挟持板と、この挟持板を鋼管杭方向に進退移動させる シリンダとを備えたチャック装置において、前記挟持板の下端部を延設すると共 に、この延設部が鋼管杭の上端部に内接または外接可能となっていることを特徴 とする。また本考案では、前記挟持板の下端部を延設し、この延設部に鋼管杭を 挿入可能なスリットを形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
挟持板の延設部を鋼管杭に内接または外接させて内側あるいは外側から押圧挟 持する。この状態ではチャック装置が既設の鋼管杭に干渉しないため、延設部の 長さ分だけ鋼管杭を深く圧入することができ杭列の高さを整えることができる。 また、延設部にスリットを形成した構成では、このスリットに鋼管杭を挿入して 圧入できるため、同様に作用することができる。
【0007】
【実施例】
図1ないし図3は本考案の第1実施例を示し、従来技術と同一の要素は同一の 符号を付してある。本実施例のチャック装置20は、昇降機構5に固定され筒状 に成形されたチャックヘッド21と、このチャックヘッド21の下部内側に設け た流体圧シリンダ22と、この流体圧シリンダ22の先端部に取り付けた挟持板 23からなる。流体圧シリンダ22と挟持板23はチャックヘッド21の円周方 向に対し等間隔で8基設けられており、流体圧シリンダ22が作動して挟持板2 3が進出して鋼管杭を周囲から押圧し鋼管杭の挟持を行う。一方、挟持板23が 退縮すると鋼管杭は挟持から解放される。この場合、挟持される鋼管杭の外形に 合わせて、各挟持板23は円弧状に湾曲した形状となっている。この挟持板23 の下端部は、チャックヘッド21よりも所定の長さ突出して延設部24を形成し ている。こ延設部24の長さは新たな鋼管杭Pnの圧入時にチャックヘッド21 が鋼管杭P3と干渉せず、しかも新たな鋼管杭Pnが既設の鋼管杭P1、P2、 P3と同一高さとなるまで圧入できる範囲となるように設定される。また、この 延設部24の上部の外周面には段部25が形成されている。この段部25は後述 するように、新たな鋼管杭Pnの圧入時に鋼管杭Pnの上端面が当接し、挟持板 23の滑りを防止する。
【0008】 次に本実施例の作用を説明する。既設の鋼管杭P1、P2、P3に続く新たな 鋼管杭Pnの圧入は、図3に示すように新たな鋼管杭Pnをチャック装置20の チャックヘッド21内に挿入した後、流体圧シリンダ22を作動させて挟持板2 3を鋼管杭Pnの周囲に押圧して挟持する。そして、昇降機構5を作動してチャ ック装置20全体を下降させ、新たな鋼管杭Pnを既設の鋼管杭P3の隣接位置 に圧入する。この圧入の最終段階では、チャックヘッド21が鋼管杭P3に接近 するが、この鋼管杭P3との干渉直前に圧入を停止する。そしてチャック装置2 0による挟持を解除してチャック装置20を上昇させる。その後、挟持板23の 延設部24が鋼管杭Pnの内方に位置するように流体圧シリンダ22を作動し、 さらに昇降機構5を作動させチャックヘッド20を下降させる。これにより挟持 板23の延設部24が鋼管杭Pn内に挿入される。この後、流体圧シリンダ22 を退縮させ挟持板23を外方向に移動させ延設部24で鋼管杭Pnを内側から押 圧挟持する。この状態で再び圧入を行うと、チャックヘッド21が鋼管杭P3に 干渉することなく鋼管杭Pnが圧入されるため、杭列上端の高さを整えることが できる。この再度の圧入時には段部25が鋼管杭Pnの上端面に当接し挟持板2 3の滑りを防止するため良好な圧入力を作用させることができる(図1参照)。 このように本実施例では、挟持板23の延設部分24が鋼管杭Pnを内側から挟 持して圧入を続行するため、重量の大きなヤットコが不要となり、その装着、撤 去の作業がなくなり作業性が向上する。
【0009】 図4は本考案の第2実施例を示す。この実施例においては、挟持板23から鋼 管杭Pn方向に延びる延設部34にスリット26を形成した。このスリット26 は延設部34の下端部から軸方向に形成されており、その幅が鋼管杭Pnの肉厚 と同程度か、あるいはそれ以上となっている。このスリット26には鋼管杭の上 端部を挿入し、この挿入状態で鋼管杭の圧入が行われる。また、このスリット2 6との対向部位にはサブシリンダ27を配設している。サブシリンダ27は鋼管 杭の外側から、その径方向に進退するように設けられ、スリット26内に挿入さ しても同様に適用することができる。また本考案では、サブシリンダ27は必須 要件でなく、省いても良い。このような構成の本実施例は流体圧シリンダ22に よって挟持板23を進退移動させて、そのスリット26を鋼管杭Pnの上端部と 一致させた後、チャックヘッド21を下降させてスリット26内に鋼管杭Pnの 上端部を挿入することができる。そして、この状態で最終段階の圧入を続行する ことにより、銅管杭Pnの高さを既設の鋼管杭P1、P2、P3と同一となるよ うに整えることができる。この圧入時において、サブシリンダ27による挟持は 任意であるが、このサブシリンダ27による挟持は鋼管杭の引抜きの際に特に有 効となっている。
【0010】 なお、本考案の実施例は鋼管杭の圧入について説明したが、鋼管杭の引抜きに 対しても同様に適用できる。また本考案では、挟持板23の延設部24の内側に 段部25を形成することができ、また段部25を省いても構成してもよい。さら には延設部24により鋼管杭の外側を挟持して圧入することもできる。すなわち 図5に示す第3実施例では段部45を延設部44の内側に形成し、この延設部4 4で鋼管杭Pnの上端部を外側から挟持することができる。また、図6、図7に 示す第4実施例のチャック装置50は、延設部54に段部を形成しないものであ り、上記の実施例と同様に延設部54で鋼管杭Pnの上端部を内側あるいは外側 から挟持することができる。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、ヤットコを使用することなく鋼管杭の高さを整 えた圧入ができるため、作業が簡単となり省力化した迅速な作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の一部断面正面図
【図2】図1のII−II線断面図
【図3】第1実施例の圧入当初を示す一部断面正面図
【図4】本考案の第2実施例の要部を示す断面正面図
【図5】本考案の第3実施例の挟持状態を示す断面正面
【図6】本考案の第4実施例の挟持状態を示す断面正面
【図7】本考案の第4実施例の挟持状態を示す断面正面
【図8】従来装置の一部断面正面図
【図9】従来装置の作動を示す一部断面正面図
【符号の説明】
20 チャック装置 21 チャックヘッド 22 流体圧シリンダ 23 挟持板 24 延設部 25 段部 26 スリット 27 サブシリンダ 40 チャック装置 44 延設部

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】鋼管杭圧入引抜機の前方に昇降自在に取り
    付けられたチャックヘッドと、このチャックヘッド内に
    配置され鋼管杭外周を押圧挟持する挟持板と、この挟持
    板を鋼管杭方向に進退移動させるシリンダとを備えたチ
    ャック装置において、前記挟持板の下端部を延設すると
    共に、この延設部が鋼管杭の上端部に内接または外接可
    能となっていることを特徴とする鋼管杭圧入引抜機のチ
    ャック装置。
  2. 【請求項2】前記挟持板の延設部に鋼管杭の上端面に当
    接する段部が形成されていることを特徴とする請求項1
    記載の鋼管杭圧入引抜機のチャック装置。
  3. 【請求項3】鋼管杭圧入引抜機の前方に昇降自在に取り
    付けられたチャックヘッドと、このチャックヘッド内に
    配置され鋼管杭外周を押圧挟持する挟持板と、この挟持
    板を鋼管杭方向に進退移動させるシリンダとを備えたチ
    ャック装置において、前記挟持板の下端部を延設し、こ
    の延設部に鋼管杭を挿入可能なスリットを形成したこと
    を特徴とする鋼管杭圧入引抜機のチャック装置。
  4. 【請求項4】前記挟持板の延設部に、前記鋼管杭のスリ
    ットへの挿入部分を挟持するサブシリンダを設けたこと
    を特徴とする請求項3記載の鋼管杭圧入引抜機のチャッ
    ク装置。
JP7285891U 1991-06-05 1991-06-05 鋼管杭圧入引抜機のチャック装置 Expired - Lifetime JPH076196Y2 (ja)

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JPH076196Y2 JPH076196Y2 (ja) 1995-02-15

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006161477A (ja) 2004-12-09 2006-06-22 Giken Seisakusho Co Ltd 閉塞部材アタッチメント及び閉塞部材の圧入方法
JP4694728B2 (ja) * 2001-07-19 2011-06-08 株式会社技研製作所 杭の載荷試験方法及び載荷試験用アタッチメント
JP2016069937A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 日本車輌製造株式会社 杭打機
JP2018003362A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 株式会社技研製作所 杭構成部材の継手方法、杭体の構築方法、圧入機、及び爪部材

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