JPH04134386A - 定着装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 巖ｌ上例五反更更 本発明は、プリンタや複写機やファクシミリ等の電子写
真装置において、帯電トナーを転写紙に定着させる定着
装置、特にトナーのオフセット防止技術に関する。

丈来立伎拵 従来、定着ローラへのトナーのオフセットを防止する装
置として、クリーニングパッドを設けたり、または特開
昭６２−１０５１７７号公報に記載されているように、
定着ローラ表面に、用紙通過枚数が一定値に達するまで
、または一定値に達した後バイアス電圧を印加し、定着
ローラ表面の電極極性とトナーの帯電極性が常に同じに
なるようにしてオフセットを防止するようにしたオフセ
ット防止装置があった。

日が　　しようとする しかし、従来のクリーニングパッドによるものは、クリ
ーングパットを頻繁に交換しなければならず、その費用
が高くしかもオペレータの手を煩わす機会が多い問題が
ある。また、バイアス電圧を印加するものは、構成が複
雑でコスト高であった。

本発明の目的は、クリーングパクドを頻繁に交換する必
要なく、しかも簡素な構成でオフセットを的確に防止で
きる定着装置を提供することにある。

課　を　決するための手 本発明は、転写紙を挟持してトナーを定着させるヒート
ローラ及び加圧ローラと、ヒートローラに圧接するクリ
ーニングパッドとで構成される定着装置において、ヒー
トローラと加圧ローラとクリーニングパッドをそれぞれ
次のような構成にしたものである。

すなわち、本発明では、ヒートローラは、中空の芯金の
表面を離型性の良い高抵抗のフッ素樹脂で被覆され、加
圧ローラは、芯金を高抵抗の弾性部材で覆いさらにその
表面を離型性の良い高抵抗のフッ素樹脂で被覆され、ク
リーニングパッドは高抵抗のフェルト部材で構成される
。そして、これらヒートローラ、加圧ローラ及びクリー
ニングパッドをそれぞれ非接地状態にしたものである。

ヒートローラの表面のフッ素樹脂及び加圧ローラの表面
のフッ素樹脂はいずれも抵抗が１０１２Ω以上であり、
加圧ローラの芯金を覆う前記弾性部材は抵抗１０１２Ω
以上のシリコーンゴムであり、前記フェルト部材は抵抗
１０９Ω以上であることが好ましい。

也−一肛 ヒートローラ及び加圧ローラは、いずれもその表面が離
型性の良いしかも高抵抗のフッ素樹脂で被覆され、また
ヒートローラに圧接するクリーニングパッドも高抵抗の
フェルト部材で構成されているので、ヒートローラには
常にマイナスの電荷が誘起され、しかも転写紙がたとえ
プラス帯電してもマイナス電位を保ち、かつヒートロー
ラ及び加圧ローラは共に離型性が良いので、マイナス帯
電のトナーのオフセントを的確に防止できる。

夫−１御■ 次に、本発明の一実施例を図面に従い詳細に説明する。

第２図は、本発明による定着装置を備えるレーザプリン
タの概要構成図である。感光体ベルト１０は帯電チャー
ジャ１１によって表面を帯電され、レーザ光学系１２か
らのレーザ光を照射されて静電潜像を形成する。この潜
像は、現像器１３によって可視像化される。給紙カセッ
ト１４から給紙される転写紙はレジストローラ対１５に
よってタイミングを合わせて感光体ベルト１０へ搬送さ
れ、転写チャージャ１６により可視像を転写された後、
本発明による定着装置１７によって定着される。

一方、転写後の感光体ベルト１０は除電装置１８によっ
て除電後、クリーニング装置１９によって残留トナーを
除去される。

第３図は、定着装置１７の全体構成の一例である。定着
器１７は、ヒータ２０を内蔵したヒートローラ２１と、
これに圧接する加圧ローラ２２と、クリーニングパッド
２３と、該クリーニングパッド２３をヒートローラ２１
へ圧接させる加圧バネ２４と、定着入口ガイド板２５と
、定着出口ガイド板２６と、分離爪２７と、サーミスタ
２８等で構成される。

第４図は、ヒートローラ２１及び加圧ローラ２２の斜視
図である。ヒートローラ２１は駆動ギヤによって矢印方
向に回転され、これに従動して加圧ローラ２２も回転す
る。加圧ローラ２２は、非接地状態とするため非導電性
のプラスチック軸受３０を介して軸受アーム３１に軸受
けされ、加圧バネ３２によってヒートローラ２１に圧接
される。

なお、ヒートローラ２１も、非接地状態となっている。

第１図に、ヒートローラ２１と加圧ローラ２２とクリー
ニングパッド２３の具体的な断面構造を示す。ヒートロ
ーラ２１は、中空なアルミニューム製の芯金３３の表面
を離型性の良い表面抵抗１０１２Ω以上の高抵抗のフッ
素樹脂（例えばＰＦＡ）３４で被覆してなる。また、加
圧ローラ２２は。

アルミニューム製の芯金３５を表面抵抗１０゛２Ω以上
の高抵抗の弾性部材であるシリコーンゴム３６で覆いさ
らにその表面をヒートローラ２１と同じフッ素樹脂３７
で被覆してなる。シリコーンゴム３６の硬度は４０±１
０（実使用時の温度１８０℃の時）である。クリーニン
グパッド２３は、抵抗１０ｇΩ以上のフェルト部材（例
えば日本フェルト工業製コーネックスフェルト等）３８
を、非接地状態とするためプラスチック製ホルダ３９で
保持してなる。フェルト部材３８は、この例では、板金
４０を埋設した上側部分３８ａとこれを埋設しない下側
部分３８ｈ＋とからなる。

ヒートローラ２１が時計方向に回転し、これに従動して
加圧ローラ２２が反時計方向に回転すると、フッ素樹脂
はマイナス帯電する性質があるため、ヒートローラ２１
上のフッ素樹脂３４は高抵抗の加圧ローラ２２及び高抵
抗のフェルト部材３８により積極的にマイナス帯電（−
２５０〜−４００ｖ程度）される。従って、マイナス帯
電しているトナーは、ヒートローラ２１がこのようにマ
イナス帯電しているため、ヒートローラ２１に付着しに
くくなる。しかも、ヒートローラ２１の表面及び加圧ロ
ーラ２２の表面はいずれも離型性の良いフッ素樹脂で構
成され、表面の研磨加工がされていないため、細かい傷
等がなく、トナーがそもそも付着しにくくなっているの
で、オフセット防止効果が一層良い。

第５図は第１図とはクリーニングパッド２３の構造が異
なる例を示し、フェルト部材３８及び板金４０をく字状
にしたものである。

第６図（Ａ）　　・　（Ｂ）は、ヒートローラの別実施
例を示す。このヒートローラ４１は、中空なアルミニュ
ーム製の芯金３３の表面に螺旋状の溝４２を設け、この
溝４２内に電熱線４３を配置し、その上から上記と同様
のフッ素樹脂３４で被覆し′てなるものである。この場
合、芯金３３はヒータを収容する必要がないので、中空
である必要はないが、中空にするとコスト的に有利であ
るばかりでなく、直ぐに温まるため、ウオーミングアツ
プ時間を短くできる。

発Ｊ紹υ佐釆− 本発明によれば、ヒートローラ及び加圧ローラの表面が
いずれも離型性の良いしかも高抵抗のフッ素樹脂で被覆
され、またヒートローラに圧接するクリーニングパッド
も高抵抗のフェルト部材で構成されているので、ヒート
ローラには常にマイナスの電荷が誘起され、しかも転写
紙がたとえプラス帯電してもマイナス電位を保ち、かつ
ヒートローラ及び加圧ローラは共に離型性が良いので、
マイナス帯電のトナーのオフセットを的確に防止できる
。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による定着装置の要部断面図、第２図は
該定着装置を適用するレーザプリンタの概要構成図、第
３図は該定着装置の全体構成図。 第４図はそのヒートローラと加圧ローラの斜視図、第５
図はクリーニングパッドの構造が第１図とは異なる例の
定着装置の断面図、第６図（Ａ）（Ｂ）はヒートローラ
の別実施例を示し、（Ａ）は断面図、（Ｂ）は展開斜視
図である。 １７・・・・・・・定着装置、２１・４１・・・・・・
・・・ヒートローラ、２２・・・・・・・・・加圧ロー
ラ、２３・・・・・・・・クリニングパッド、３３・・
・・・・・芯金、３４・・・・・・・フッ素樹脂、３５
・・・・・・・・・芯金、３６・・・・・・・シリコン
ゴム（弾性部材）、３７・・・・・・・・フッ素樹脂、
３８・・・・・・・・フェルト部材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、転写紙を挟持してトナーを定着させるヒートローラ
   及び加圧ローラと、ヒートローラに圧接するクリーニン
   グパッドとで構成される定着装置において、前記ヒート
   ローラは、中空の芯金の表面を離型性の良い高抵抗のフ
   ッ素樹脂で被覆され、前記加圧ローラは、芯金を高抵抗
   の弾性部材で覆いさらにその表面を離型性の良い高抵抗
   のフッ素樹脂で被覆され、前記クリーニングパッドは高
   抵抗のフェルト部材で構成され、これらヒートローラ、
   加圧ローラ及びクリーニングパッドはそれぞれ非接地状
   態にされていることを特徴とする、定着装置。 ２、前記ヒートローラの表面のフッ素樹脂及び加圧ロー
   ラの表面のフッ素樹脂はいずれも抵抗が１０１＾１＾２
   Ω以上であり、加圧ローラの芯金を覆う前記弾性部材は
   抵抗１０＾１＾２Ω以上のシリコーンゴムであり、前記
   フェルト部材は抵抗１０＾９Ω以上であることを特徴と
   する、請求項１に記載の定着装置。