JPH04134289U - レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク回転原点位置設定機構 - Google Patents

レーザ加工機用ワーク回転装置のワーク回転原点位置設定機構

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JPH04134289U
JPH04134289U JP4825791U JP4825791U JPH04134289U JP H04134289 U JPH04134289 U JP H04134289U JP 4825791 U JP4825791 U JP 4825791U JP 4825791 U JP4825791 U JP 4825791U JP H04134289 U JPH04134289 U JP H04134289U
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JP
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rotation
motor
work rotation
reducer
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JP4825791U
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孝一 佐枝
俊児 佐倉
達也 平井
有康 真田
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株式会社椿本チエイン
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザ加工機用のワーク回転装置において、
ワークの回転原点位置を設定するための機構を提供する
こと。 【構成】 ワーク回転原点設定機構は、モータによって
回転する入力軸と、ワーク設置台を回転させる出力軸と
を有するワーク回転用減速機のハウジング内に、前記ワ
ーク回転用減速機の減速機構を構成する回転体の回転を
検知するセンサーを具えている。ワーク設置台にワーク
を具え、モータを回転させると、モータの回転力が入力
軸と減速機構とを介して出力軸に伝達され、ワークはモ
ータより遅く回転させられる。減速機構を構成する回転
体も回転し、回転体上のある一点がセンサーによって検
知される。センサーが作動したときのワークの位置が加
工原点となり、レーザ加工機によってワークに加工が施
される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、レーザ加工機用のワーク回転装置において、ワークの回転原点位置 を設定するための機構に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、レーザ加工機においては、ワークの回転原点位置設定機構は、減速機の ハウジング外に別途設けられるのが普通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような方式であると、装置が全体的に複雑となり、余分のスペー スを必要とする問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、モータによって回転する入力軸と、ワーク設置台を回転させる出力 軸とを有するワーク回転用減速機のハウジング内に、前記ワーク回転用減速機の 減速機構を構成する回転体の回転位置を検知するセンサーを具えるという構成に より、前記の課題を解決したものである。
【0005】
【作用】
ワーク設置台にワークを具え、モータを回転させると、モータの回転力が入力 軸と減速機構とを介して出力軸に伝達され、ワークはモータより遅く回転させら れる。 減速機構を構成する回転体も回転するから、回転体上のある一点をセンサーに よって検知する。従って、センサーが作動したときのワークの位置が加工原点と なる。
【0006】
【実施例】 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 ワーク回転装置20は、レーザ加工機のテーブルTに設置され、ワークを保持 し回転させる装置であり、フレーム21と、ワーク回転用減速機22と、ワーク 設置台23と、サーボモータ(モータ)24と、手動回転軸25と、ワーク回転 原点設定機構27とを有している。
【0007】 フレーム21は、図1に示すように、レーザ加工機のテーブルTに設置される 設置面31を具えており、L字状に形成されている。フレーム21の立ち上がり 部32に形成された孔33には一対のベアリング34,34によって手動回転軸 25が回転自在に支持されている。 フレーム21の立ち上がり部32には、図2、図3に示すように、手動回転軸 25をフレーム21にロックするためのロックレバー35が設けられている。
【0008】 図1において、手動回転軸25の右端にはボルト36によってブラケット37 が設けられている。 ブラケット37の右端にはボルト38によってワーク回転用減速機22が設け られている。
【0009】 ワーク回転用減速機22は、図4に示すように、ワークWを回転させるための 減速機であり、入力軸41と出力軸42とが直交状態でアルミ製のハウジング4 3に支持された構造になっている。入力軸41と出力軸42との間には、減速機 構44が設けられている。入力軸41は、減速機構44によってバックラッシュ が生じないように、通常の軸間距離よりも僅かに短くすべく出力軸42に近付け て設けられている。なお、出力軸42は手動回転軸25とも直交している。
【0010】 減速機構44は、入力軸41に設けられたウォーム45と、出力軸42に設け られたカムフォロア46から放射状に設けられた複数のニードルローラ47とで 構成されている。ウォーム45とニードルローラ47は互いに噛合し出力軸42 を入力軸41より遅く回転させている。 ニードルローラ47はカムフォロア46から放射状に突出した複数の各軸48 に回転自在に設けられている。複数の軸48の内、1本の軸481は、図5に示 すように他の軸48よりやや長くなっており、ハウジング43内に突出したセン サー49と接近して対向しうるようになっている。 この長い軸481を具えたカムフォロア46とセンサー49とによってワーク 回転原点設定機構50を構成している。 このワーク回転原点設定機構50は、ワークWの回転原点位置を設定するとと もに、ワーク設置台23の過回転を検出するものである。
【0011】 ワーク回転用減速機22のハウジング43には、図2に示すように、サーボモ ータ24を具えた側板61が取付けられている。 サーボモータ24の出力軸62は、側板61の内側に位置する歯付ベルト63 とアルミ製のプーリ64,69とによってワーク回転用減速機22の入力軸41 に連結されている。この歯付ベルト63の歯(図示省略)とプーリ64,69の 歯(図示省略)は、互いに噛合したとき、密着係合し、バックラッシュが殆ど生 じない歯形に形成されている。
【0012】 ワーク設置台23は、図1に示すように、ワーク回転用減速機22の出力軸4 2に設けられたチャック支持体65と、この支持体65にボルト66によって設 けられた公知のチャック67とで構成されている。チャック67には、図4に示 すように、ワークを掴むことのできる3本の爪68,68,68が設けられてい る。
【0013】 フレーム21の立ち上がり部32の側面と手動回転軸25の左端との間には、 ワーク設置台23に保持されたワークの傾斜角を設定するワーク傾斜角設定機構 26が設けられている。 ワーク傾斜角設定機構26は、角度目盛板71と、角度割出板72と、角度割 出ピン73とで構成されている。 角度目盛板71は手動回転軸25の左端にボルト76によって設けられ、レバ ー77と角度目盛78を具えている。 角度割出板72は、フレーム21の側面にボルト81によって固定され、角度 目盛78を指示する溝80と、角度割出ピン73がコイルスプリング75に付勢 されて係合する複数の孔74(図1においては、1つのみ図示)を具えている。 孔74は手動回転軸25を中心とした円上に、例えば、90度間隔に複数形成さ れている。
【0014】 次に動作を説明する。 先ず、図3に示すように、水平状態のワーク設置台23のチャック67にワー クWを掴ませる。 ロックレバー35を傾動させ、手動回転軸25のロックを解除し、角度割出ピ ン73を孔74から抜く。その後、レバー77によって手動回転軸25を手動回 転させる。すると、水平状態のワーク傾斜用減速機22がワークWと一体に傾く 。角度割出ピン73を他の孔74に挿入し、ロックレバー35をロックする。 これによって、ワーク設置台23とワークは手動回転軸25を中心にして一体 90度回転したことになる。又、ワークの傾き角は溝80によって角度目盛78 から読み取ることができる。
【0015】 次に、サーボモータ24を駆動すると、回転力は、モータ24の出力軸62、 プーリ64、歯付ベルト63、プーリ69、ワーク回転用減速機22の入力軸4 1を経て出力軸42に伝達され、ワーク設置台23が回転する。この間、サーボ モータ24の回転数が減速機22によって減速されるため、ワーク設置台23は 傾いたままサーボモータ24より低速で回転させられる。 このとき、カムフォロアー46の長い軸481がセンサー49に接近する。セ ンサー49は、この長い軸481をカムフォロアーの一点として検知する。 長い軸481がセンサー49と対向したときのワークの位置を加工原点として 、ワークは傾いたまま回転を継続し、レーザ加工機によって所望の加工が施され る。
【0016】 なお、ワーク設置台23は手動回転軸25を中心にレバー77によって傾くよ うになっているが、サーボモータによって傾くようにしてもよい。又、ワーク設 置台はフレームに固定し傾動しない固定式にしてもよい(但し、ワーク設置台は 回転する。)。 又、上記の出力軸は中実軸であるが、中空軸であってもよい。 さらに、図1において、ワーク回転用減速機22とテーブルTとの間には空間 があるが、フレーム21の立ち上がり部32の立ち上がり長さを短くし、ワーク 回転用減速機22をテーブルTに接近させ、前記空間を狭めてもよい。この場合 は、ワーク回転装置20全体の高さを低くすることができる。
【0017】
【考案の効果】
本考案のワーク回転原点設定機構によると、ワーク回転用減速機の回転体の回 転位置を検知しワークの加工原点を設定するようにしているので、ワークの加工 原点を正確、且つ、容易に設定することができるという効果を奏する。 又、ワーク回転原点設定機構はワーク回転用減速機のハウジング自体に内蔵さ れているため、外部要因による損傷や、誤動作を防止することできるばかりでな く、省スペースにもなるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のワーク回転原点設定機構を具
えたワーク回転装置の正面図で、一部分断面で表わした
図である。
【図2】図1の平面図で、一部分断面で表わした図であ
る。
【図3】図1のワーク回転装置の概略斜視図である。
【図4】ワーク回転用減速機の斜視図で一部分破断した
図である。
【図5】原点設定機構の詳細断面図である。
【符号の説明】
20 ワーク回転装置 22 ワーク回転用減速機 23 ワーク設置台 24 サーボモータ(モータ) 27 ワーク回転原点設定機構 41 入力軸 42 出力軸 43 ハウジング 44 減速機構 46 カムフォロア(回転体) 49 センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 真田 有康 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって回転する入力軸と、ワー
    ク設置台を回転させる出力軸とを有するワーク回転用減
    速機のハウジング内に、前記ワーク回転用減速機の減速
    機構を構成する回転体の回転位置を検知するセンサーを
    具えたことを特徴とするワーク回転装置のワーク回転原
    点位置設定機構。
JP1991048257U 1991-05-30 1991-05-30 レ―ザ加工機用ワ―ク回転装置のワ―ク回転原点位置設定機構 Expired - Lifetime JP2503197Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991048257U JP2503197Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 レ―ザ加工機用ワ―ク回転装置のワ―ク回転原点位置設定機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991048257U JP2503197Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 レ―ザ加工機用ワ―ク回転装置のワ―ク回転原点位置設定機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04134289U true JPH04134289U (ja) 1992-12-14
JP2503197Y2 JP2503197Y2 (ja) 1996-06-26

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JP1991048257U Expired - Lifetime JP2503197Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 レ―ザ加工機用ワ―ク回転装置のワ―ク回転原点位置設定機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686879U (ja) * 1993-05-31 1994-12-20 株式会社椿本チエイン センサーを内蔵したレーザ加工機用ワーク回転装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5176089U (ja) * 1974-12-13 1976-06-15

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0686879U (ja) * 1993-05-31 1994-12-20 株式会社椿本チエイン センサーを内蔵したレーザ加工機用ワーク回転装置

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JP2503197Y2 (ja) 1996-06-26

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