JPH0744387Y2 - レーザ加工機の傾斜角計付きワーク回転装置 - Google Patents

レーザ加工機の傾斜角計付きワーク回転装置

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JPH0744387Y2
JPH0744387Y2 JP4825491U JP4825491U JPH0744387Y2 JP H0744387 Y2 JPH0744387 Y2 JP H0744387Y2 JP 4825491 U JP4825491 U JP 4825491U JP 4825491 U JP4825491 U JP 4825491U JP H0744387 Y2 JPH0744387 Y2 JP H0744387Y2
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JP
Japan
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work
speed reducer
shaft
output shaft
laser processing
Prior art date
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JP4825491U
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JPH04134288U (ja
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孝一 佐枝
俊児 佐倉
達也 平井
有康 真田
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Tsubakimoto Chain Co
Original Assignee
Tsubakimoto Chain Co
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ワークの傾斜角を容
易、且つ、正確に設定することができるレーザ加工機用
ワーク回転装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザ加工機においては、ワーク
の傾斜角(水平状態を含むことは当然である。)の設定
は、作業者の勘に頼って目視でおこなわれているのが普
通である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、このような方
式であると、ワークの傾斜角度を正確に設定することが
できないという問題点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、フレームと、
該フレームに設けられ手動操作体によって回転する回転
軸と、該回転軸に固着され該回転軸と直交する出力軸及
び該出力軸を減速回転させる入力軸を具えた減速機と、
前記入力軸を回転させるモータと、前記出力軸に設けら
れたワーク設置台と、前記減速機に設けられた傾斜角計
とを有するレーザ加工機のワーク回転装置により、前記
の課題を解決したものである。
【0005】
【作用】先ず、手動操作体を操作し、ワーク設置台を減
速機と一体に、水平にするか、傾ける。水平、及び傾斜
角は傾斜角計を見ながら設定する。次に、ワーク設置台
を減速機の入力軸に連結されたモータにより回転させ
る。これによって、ワーク設置台に設けられたワーク
は、水平に回転するか、傾斜したままの状態で回転し、
レーザ加工機によって所望のレーザ加工が施される。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。ワーク回転装置20は、レーザ加工機のテーブル
Tに設置される、いわばワーク保持装置であり、フレー
ム21と、ワーク回転用減速機(減速機)22と、サー
ボモータ(モータ)23と、ワーク設置台24と、ワー
ク傾斜用減速機25と、回転軸26と、ハンドル(手動
操作体)27とで構成されており、ワーク回転用減速機
22の外周には傾斜角計28が設けられている。
【0007】フレーム21は、レーザ加工機のテーブル
Tに設置される設置面31を具えており、L字状に形成
されている。フレーム21の孔32に設けられた一対の
ベアリング33,33は、回転軸26を回転自在に支持
するものである。さらに、フレーム21には、回転軸2
6をフレーム21にロックするためのロックレバー29
が設けられている。なお、このロックレバー29は、周
知の構造のものを使用することができる。
【0008】ワーク回転用減速機22は、ワークを回転
させるための減速機であり、入力軸41と出力軸42と
が直交状態でアルミ製のハウジング43に支持された構
造になっている。この減速機22は、入力軸41に設け
られたウォームが、出力軸42に設けられたカムフォロ
アから放射状に突出する複数のニードルローラ(何れも
図示省略)と噛合し、入力軸41より遅い回転数で出力
軸42が回転するようになっている。また、入力軸41
は、出力軸42に対してバックラッシュが生じないよう
に、通常噛合時の軸間距離よりも僅かに短くすべく出力
軸42に近付けて設けられている。ワーク回転用減速機
22のハウジング43に設けられた側板44には、サー
ボモータ23が取付けられている。
【0009】サーボモータ23の出力軸51は、側板4
4の内側に位置する歯付ベルト52とアルミ製のプーリ
53,54とによってワーク回転用減速機22の入力軸
41に連結されている。この歯付ベルト52の歯(図示
省略)とプーリ53,54の歯(図示省略)は、互いに
噛合したとき、密着係合し、バックラッシュが殆ど生じ
ない歯形に形成されている。
【0010】ワーク設置台24は、図3に示すように、
ワーク回転用減速機22の出力軸42に設けられたチャ
ック支持体61と、この支持体61にボルト62によっ
て設けられた公知のチャック63とで構成されている。
チャック63には、図2に示すように、ワークを掴むこ
とのできる3本の爪64,64,64が設けられてい
る。
【0011】フレーム21側面には、図4に示すよう
に、ボルト71によってブラケット72が設けられてい
る。このブラケット72には図3に示すようにボルト7
8によってワーク傾斜用減速機25が設けられている。
このワーク傾斜用減速機25は、鋳鉄製のハウジング7
3に入力軸74と出力軸75とが直交状態で支持されて
いる。ワーク傾斜用減速機25の入力軸74にはハンド
ル27が取付けられている。回転軸26の端部にはボル
ト76によって連結部材77が設けられている。この連
結部材77の中心孔771には、ワーク傾斜用減速機2
5の出力軸75が挿入されている。連結部材77と出力
軸75とは、キーとキー溝(図示省略)の関係で接続さ
れている。従って、ワーク傾斜用減速機25の出力軸7
5とワーク回転用減速機22の出力軸42は、互いに直
交状態に配置されている。ブラケット72と連結部材7
7は、ベアリング33,33の外輪、内輪をそれぞれ押
圧しベアリングのスラスト方向のがたをなくしている。
【0012】傾斜角計28は、図1に示すように、針8
0と角度目盛81とを具えている。針80は常時垂直に
なっており、ワーク回転用減速機22が傾くと、角度目
盛81が一体に傾くようになっている。又、この傾斜角
計28は水に気泡を入れた公知の水準計(図示省略)が
上面281と側面282に設けられている。上面281
と側面282は互いに直角になっている。なお、この傾
斜角計は一例を示したものにすぎず、他の類似のものを
使用することができることはいうまでもない。
【0013】次に動作を説明する。先ず、ロックレバー
29を傾動させてロックを解除し、回転軸26を回転自
在の状態にした後、ハンドル27を手動回転すると、ワ
ーク傾斜用減速機25の入力軸74、出力軸75を介し
て回転軸26が回転させられ、ワーク回転用減速機22
とワーク設置台24が一体に傾く。このとき、ワーク設
置台24は、ワーク傾斜用減速機25によって、ハンド
ル27の回転より低速で傾けさせられる。傾斜角は、傾
斜角計28の目盛によって読取ることができる。ワーク
設置台24を水平、或いは、所望の角度まで傾けたと
き、ロックレバー29を元の位置に戻し、回転軸26を
フレーム21にロックすると、ワーク設置台24は、水
平、或いはフレーム21に対して所望の角度傾いた状態
で固定される。なお、図1のようにワーク設置台24を
水平に保持するには傾斜角計28の上面281に設けた
水準計によって、図1の状態から90度回転させた状態
に保持するには側面282に設けた水準計によって正確
に設定することもできる。
【0014】次に、ワーク設置台24のチャック63に
ワークWを掴ませた状態で、サーボモータ23を駆動す
ると、回転力は、モータの出力軸51、プーリ53、歯
付ベルト52、プーリ54、ワーク回転用減速機22の
入力軸41を経て出力軸42に伝達され、ワーク設置台
24が図4の状態において水平回転する。この間、サー
ボモータの回転数が減速機22によって減速されるた
め、ワーク設置台24はサーボモータ23より低速で回
転させられる。このようにして、ワーク設置台24を水
平の状態のまま、或いは、所望の角度傾けた状態でワー
クを回転させ、レーザ加工機によってワークにレーザ加
工を施すことができる。
【0015】
【考案の効果】本考案のワーク回転装置によると、ワー
クを保持する減速機に傾斜角計を設けてあるため、ワー
クの傾斜角を容易に、且つ、正確に設定することができ
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のワーク回転装置の正面図であ
る。
【図2】図1のワーク回転装置の概略斜視図である。
【図3】図1の右側面図で、一部断面で表わし、且つ一
部省略した図である。
【図4】図1の平面図で、一部断面で表わし、且つ一部
省略した図である。
【符号の説明】
20 ワーク回転装置 21 フレーム 22 ワーク回転用減速機(減速機) 23 サーボモータ(モータ) 24 ワーク設置台 26 回転軸 27 ハンドル(手動操作体) 28 傾斜角計 41 入力軸 42 出力軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 真田 有康 大阪府大阪市鶴見区鶴見4丁目17番96号 株式会社椿本チエイン内 (56)参考文献 特開 昭48−81750(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレームと、該フレームに設けられ手動
    操作体によって回転する回転軸と、該回転軸に固着され
    該回転軸と直交する出力軸及び該出力軸を減速回転させ
    る入力軸を具えた減速機と、前記入力軸を回転させるモ
    ータと、前記出力軸に設けられたワーク設置台と、前記
    減速機に設けられた傾斜角計とを有する、レーザ加工機
    のワーク回転装置。
JP4825491U 1991-05-30 1991-05-30 レーザ加工機の傾斜角計付きワーク回転装置 Expired - Lifetime JPH0744387Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4825491U JPH0744387Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 レーザ加工機の傾斜角計付きワーク回転装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4825491U JPH0744387Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 レーザ加工機の傾斜角計付きワーク回転装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04134288U JPH04134288U (ja) 1992-12-14
JPH0744387Y2 true JPH0744387Y2 (ja) 1995-10-11

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JP4825491U Expired - Lifetime JPH0744387Y2 (ja) 1991-05-30 1991-05-30 レーザ加工機の傾斜角計付きワーク回転装置

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JPH04134288U (ja) 1992-12-14

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