JPH0413383Y2 - - Google Patents

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JPH0413383Y2
JPH0413383Y2 JP3149085U JP3149085U JPH0413383Y2 JP H0413383 Y2 JPH0413383 Y2 JP H0413383Y2 JP 3149085 U JP3149085 U JP 3149085U JP 3149085 U JP3149085 U JP 3149085U JP H0413383 Y2 JPH0413383 Y2 JP H0413383Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は内燃機関のルーツポンプ式過給機の
バツクラツシユによる騒音を防止するための装置
に関する。
〔従来の技術〕
ルーツポンプ式過給機を備えた内燃機関では、
ルーツポンプは内燃機関の吸気管に設置され、そ
の駆動側のロータの回転軸はクランク軸に連結さ
れる。クランク軸の回転は駆動側のロータの回転
軸上の歯車より従動側のロータの回転軸上の歯車
に伝動される、その結果駆動側のロータと従動側
のロータとは相互に回転しポンプ作用を行ない、
過給作動が得られる。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ルーツポンプの駆動側のロータと従動側のロー
タとは夫々の回転軸上の相互に噛合う歯車によつ
て動力伝達される。従動側のロータの回転軸には
通常は実質上トルクはかかつていない。従つて、
歯車のバツクラツシユの分だけ従動側のロータは
フリーに動き得ることになる。その結果、エンジ
ンの回転変動があると従動側のロータは駆動側の
ロータに対してバツクラツシユによるガタの分だ
け相対的に前後に揺動的に回転し、その際歯車の
歯面同士又はロータ同士が当たることによつて音
を発生し、騒音源となる。この問題を解決するた
めの従来はルーツポンプはクラツチを介してクラ
ンク軸に連結され、クラツチはエンジンの回転変
動が或る程度避けられないアイドル時は切り離さ
れ、アイドルを過ぎた所定値以上の回転数レベル
のときクラツチは係合されるようになつていた。
そのためアイドル時のルーツポンプからのガタ音
の発生は防止できる。しかしながら、この構造で
はクラツチの作動音による騒音が問題となるばか
りか、クラツチ及びその駆動回路が必要となり構
造的に複雑化する問題があつた。(尚、この考案
と関連する技術として実願昭59−136655号があ
る。) 〔問題点を解決するための手段〕 この考案によれば、複数のロータより成るルー
ツポンプを内燃機関の吸気系に配置し、駆動側と
従動側とのロータは夫々の回転軸上の相互に噛合
いする歯車手段によつて動力伝動され、駆動側の
ロータの回転軸を内燃機関の駆動軸に該駆動軸の
回転が常時伝達されるように連結し、ルーツポン
プをバイパスする流量を制御するバイパス手段が
設けられ、該バイパス手段はルーツポンプをバイ
パスするように吸気系に接続されるバイパス通路
と、バイパス通路の開度を制御するバイパス開度
制御手段と、バイパス開度制御手段を運転条件に
応じて駆動する駆動手段とより成り、該駆動手段
は、機関の高負荷時にバイパス通路を全閉とし、
機関の低負荷時には高回転であればバイパス通路
を全開とし、低回転であればバイパス通路を中間
の開度とする内燃機関のルーツポンプ式過給機の
バツクラツシユによる騒音防止装置が提供され
る。
〔作用〕
アイドル時等の低回転・低負荷時に中間の開度
が得られることによつて、ロータに幾分の過給仕
事が加わる。そのため、駆動側のロータの歯車に
被駆動側のロータの歯車と噛合を行わしめるトル
クが発生する。その結果、歯車のバツクラツシユ
による騒音の発生が抑制される。
〔実施例〕
この考案の第1の実施例を示す第1図におい
て、10はエアークリーナー、11はエアフロー
メータ、12はスロツトル弁、14はルーツポン
プ等の過給機、16はサージタンク、18は吸気
ポート、20は吸気弁、22はシリンダブロツ
ク、23はシリンダヘツド、24はピストン、2
6はコネクテイングロツド、28はクランク軸、
30は燃焼室、32は点火栓、34は排気弁、3
6は排気ポート、37はデイストリビユータ、3
8はデイストリビユータ37上に設けられその分
配軸37aの回転パルスを取り出すエンジン回転
数センサである。これらは内燃機関としては周知
の構成要素ばかりであり、その詳細な連結関係の
説明は省略する。
過給機としてのルーツポンプ14は後述通り一
対の反対方向に回転駆動されるロータを有し、そ
の一方のロータの回転軸56にプーリ38が固定
され、このプーリ38は後述のようにクラツチを
介することなくベルト40を介してクランク軸2
8上のプーリ42に連結され、クランク軸28の
回転が常時ルーツポンプ14に伝達される。
第2図は第1図のルーツポンプ14の詳細構成
を示している。50は有底ハウジングである。ハ
ウジング50内に一対のロータ52および54が
配置される。夫々のロータは繭状の断面を呈して
おり、それぞれ回転軸56,58を備えている。
60はロータと回転軸との固定用ピンである。回
転軸56,58は一端でシール付ローラ軸受64
によつてハウジング50に軸支され、他端はハウ
ジング50に固定されるエンドプレート66にボ
ール軸受68によつて軸支される。軸受68に近
接してオイルシール69が設けられる。回転軸5
6,58の一端に歯車70がボルト71にて固定
され、これら歯車70は相互に噛み合つている
(第4図参照)。従つて、駆動軸が回転駆動力を受
けると、その回転は歯車70を介して被駆動軸5
8に伝達される。従つて、ロータ52,54は第
3図の矢印f1,f2のように互いに反対方向に回転
する。ハウジング50には吸入ポート55a、吐
出ポート55bがハウジング内の空間に開口する
ように形成される。従つて、ロータ52、54の
回転によつて吸入ポート55aより空気が吸引さ
れ、吐出ポート55bより空気が吐出される。吸
入ポート55a、吐出ポート55bは夫々第1図
のスロツトル弁12の下流、サージタンク16の
上流に接続される。
一方の軸56は駆動軸であり、歯車70と反対
側の端部に前述のプーリ38がナツト71によつ
て固定されている。
ルーツポンプ14をバイパスするようにバイパ
ス通路43が設けられ、バイパス通路43上にバ
イパス制御弁44が設けられ、同制御弁44は過
給を必要としない高負荷以外の運転時に開とさ
れ、空気をバイパスさせる役目をする。バイパス
制御弁44はアクチユエータ45に連結され、こ
のアクチユエータ45は高回転軽負荷時に過給機
を作動させないという通常のバイパス制御を行う
と共に、アイドルのような低回転の軽負荷時にバ
イパス流量を押え、歯車70のバツクラツシユに
よる騒音抑制制御を行うものである。即ちアクチ
ユエータ45は2つのダイヤフラム45a,45
bを備え、第1のダイヤフラム45aはバイパス
制御弁44に連結され、ばね45cによつてバイ
パス閉鎖方向に付勢される。一方第2のダイヤフ
ラム45bにストツパ45bが連結され、ばね4
5eによつて第1のダイヤフラム45aの方向に
付勢されている。第1のダイヤフラム45は第1
の三方切替弁46によつてスロツトル弁12の下
流の負圧ポート(負圧源)47と、エアクリーナ
10(大気圧源)との間で切替可能である。第2
のダイヤフラム45bは第2の三方切替弁48に
よつて同じく負圧ポート47とエアクリーナ10
との間で切替可能である。
80は第1の三方切替弁46と第2の三方切替
弁の作動制御回路を示す。速度信号形成回路81
は回転数センサ38からのパルス信号によつてエ
ンジン回転数に応じたアナログ信号を形成する。
演算回路82はエアーフローメータ11によつて
得られる吸入空気量Qと回転数センサ38からの
機関回転数Neとの比の演算を行う。この吸入空
気量−回転数比Q/Neはエンジンの負荷相当値
である。比較回路83はQ/Neが所定値(Q/
Ne)0より小さいときに1の信号を、所定値より
大きいとき0の信号を出力する。一方、比較回路
84は機関回転数Neが所定値(Ne)0より大きい
時に1を、所定値より小さいとき0の信号を出
す。比較回路83は第1のトランジスタ85のベ
ースに結線され、トランジスタ85のエミツタ−
コレクタ回路に第1の三方電磁弁46の励磁巻線
L46およびバツテリBが配置される。比較回路
83,84は夫々AND回路86の入力に結線さ
れ、AND回路86の出力は第2のトランジスタ
87のベースに結線され、トランジスタ87のエ
ミツタコレクタ回路に第2の三方電磁弁48のソ
レノイドL48が結線される。
この考案の作動を述べると、エンジンの高負荷
時は比較回路83は0の出力を出し、そのため第
1のトランジススタ85、第2のトランジスタ8
7はともにカツトオフで、第1の三方電磁弁46
のソレノイドL46、第2の三方電磁弁48のソ
レノイドL48が共に消磁され、白抜きのポート
位置をとる。その結果、第1のダイヤフラム45
a、第2のダイヤフラム45bに大気圧が働く。
従つて、バイパス弁44は閉となり、バイパス通
路43に空気が流れることはできない。一方クラ
ンク軸28の回転はプーリ42、ベルト40、プ
ーリ38を介してルーツポンプ14の駆動側回転
軸56に伝達される。歯車70の噛合いによつて
駆動側のロータ52と従動側のロータ54とは第
3図に関して説明したように相互に反対方向
(F1,f2)に回転し吸入ポート55aより空気を
吸引し、吐出ポート55bより空気を吐出する。
その結果、バイパス43が閉であることとあいま
つて空気は圧縮状態でサージタンク16より燃焼
室30に供給され、過給動作が行われる。
エンジン軽負荷時は比較回路83は1の信号を
出し、そのため第1のトランジスタはONとな
り、三方電磁弁46のソレノイドL46は励磁さ
れ、ポート47の負圧が第1のダイヤフラム45
aに働き、同ダイヤフラム45aはばね45cに
抗して図の下方に変位する。もし、エンジンが高
回転とすれば比較回路84から1の信号が出てい
るため比較回路83も1であることと相まつて
AND回路86は1を出し、第2トランジスタ8
7はONとなる。その結果、第2の三方電磁弁4
8のソレノイドL47も励磁され、ポート47の
負圧が第2のダイヤフラム45bに作用し、スト
ツパ45dをばね45eに抗して下方に変位させ
る。かくして、第1のダイヤフラム45aの下方
の変位はストツパ45dに邪魔されることなく最
大ストローク行われる。それ故、バイパス制御弁
44の開度は大きくなり、バイパス流量は大きく
なる。バイパス量が大きくなるとことによつてル
ーツポンプの過給仕事はほとんど零となる。その
ため過給は行われないことになる。バイパスを開
けることによつて低負荷高回転時の吸入空気温の
増大が押えられる。
軽負荷でも低回転になると、比較回路84が0
の信号を出すため、AND回路86はOFFとな
り、第2三方電磁弁48のソレノイドL48は消
磁される。そのため、ダイヤフラム45bに大気
圧が作用し、ストツパ45dは上方に変位する。
軽負荷であることから第1の三方電磁弁46のソ
レノイドは励磁され、黒塗りのポート位置をと
り、ダイヤフラム45aに負圧が働き、ダイヤフ
ラムは下方に変位する力を受けているが、ストツ
パ45dが上方に位置しているためダイヤフラム
45aのストロークが制限される。かくして、バ
イパス制御弁44の開度が押えられ、バイパス流
量が減少する。バイパス流量の減少によつてルー
ツポンプの過給仕事が増大する。そのため、被駆
動側のロータ54には、これを駆動側のロータ5
2に接触させる方向にトルクが常時加わる。その
結果、第4図で矢印C1を駆動側歯車の駆動方向
とすれば従動側の歯車にはその反対方向のトルク
が矢印C2のように常に加わる。その結果、歯車
70はバツクラツシユに係わらず図示するように
常時噛合いされ、その結果エンジンのクランク軸
28の回転がアイドル運転時に変動しても歯面は
接触維持され、ガタガタ音が発生しない、尚、ア
イドル時はバイパスを少なくしても吸入空気温の
増大の問題はない。
第5図は第2実施例を部分的に示している。バ
イパス通路は43a,43bのように並列に形成
され、夫々にバイパス制御弁90,92が設けら
れる。夫々のバイパス制御弁90はアクチユエー
タ94,96に連結され、夫々ダイヤフラム94
a,96bを備える。ダイヤフラム94a,96
bへの負圧の導入制御のため第1図と同様に三方
電磁弁46,48があり、制御回路80によつて
駆動される。
高負荷時には電磁弁46及び48が消磁され、
第1及び第2のバイパス弁90及び92は共に閉
である。
軽負荷時は高回転であれば双方の電磁弁46及
び48が駆動され、第1及び第2のバイパス弁9
0及び92が共に開放するためバイパス流量は大
きくなる。一方低回転時は第1の電磁弁46が励
磁されるため第1のバイパス弁90は開くが、第
2の電磁弁48が消磁されるため第2のバイパス
弁92は閉鎖され、バイパス流量が押えられる。
そのため、被駆動側のロータに加わるトルクによ
つてルーツポンプの歯車のバツクラツシユが防止
される。
〔考案の効果〕
この考案ではアイドル時のような軽負荷低回転
時幾分の量のバイパスを行わせ圧縮仕事を生じさ
せることによりルーツポンプの歯車部のバツクラ
ツシユによるガタを防止することができエンジン
からの騒音を減少することができる。また、ガタ
による部品の摩耗を防止することができる。さら
に、機関の回転数に応じて駆動されるクラツチが
不要になり、その係合開放に伴う作動音が発生し
ないことからもより低騒音化することができ、さ
らにクラツチおよびその駆動回路が不要なことか
ら構造が簡略となる。また、ガタによる騒音の心
配が解消することからロータ間のクリヤランスを
小さくでき、効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の全体構成図。第2図はこの
考案のルーツポンプの軸方向断面図。第3図は第
2図の−線に沿う断面図。第4図はこの考案
によるバツクラツシユによる騒音の除去原理を説
明する図。第5図は第2実施例の部分図。 14……ルーツポンプ、38……プーリ、4
3,43a,43b……バイパス通路、44,9
0,92……バイパス制御弁、45,94,96
……アクチユエータ、52,54……ロータ、5
6,58……回転軸、80……制御回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 複数のロータより成るルーツポンプを内燃機関
    の吸気系に配置し、駆動側と従動側とのロータは
    夫々の回転軸上の相互に噛合いする歯車手段によ
    つて動力伝達され、駆動側のロータの回転軸を内
    燃機関の駆動軸に該駆動軸の回転が常時伝達され
    るように連結し、ルーツポンプをバイパスする流
    量を制御するバイパス手段が設けられ、該バイパ
    ス手段はルーツポンプをバイパスするように吸気
    系に接続されるバイパス通路と、バイパス通路の
    開度を制御するバイパス開度制御手段と、バイパ
    ス開度制御手段を運転条件に応じて駆動する駆動
    手段とより成り、該駆動手段は、機関の高負荷時
    にはバイパス通路を全閉とし、機関の低負荷時に
    は高回転であればバイパス通路を全開とし、低回
    転であればバイパス通路を中間の開度とする内燃
    機関のルーツポンプ式過給機のバツクラツシユに
    よる騒音防止装置。
JP3149085U 1985-03-07 1985-03-07 Expired JPH0413383Y2 (ja)

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JP3149085U JPH0413383Y2 (ja) 1985-03-07 1985-03-07

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JP3149085U JPH0413383Y2 (ja) 1985-03-07 1985-03-07

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Publication Number Publication Date
JPS61149737U JPS61149737U (ja) 1986-09-16
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