JPH0413346Y2 - - Google Patents

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JPH0413346Y2
JPH0413346Y2 JP12512085U JP12512085U JPH0413346Y2 JP H0413346 Y2 JPH0413346 Y2 JP H0413346Y2 JP 12512085 U JP12512085 U JP 12512085U JP 12512085 U JP12512085 U JP 12512085U JP H0413346 Y2 JPH0413346 Y2 JP H0413346Y2
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hanging door
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entrance
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Description

【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 本考案は、室内の出入口に取りつけられる吊り
戸装置に関するものである。
《従来の技術と問題点》 従来の吊り戸装置は、建物の建築時に吊り戸本
体のスライド巾を見越した巾寸法以上の開口部を
壁面に形成し、その後開口部端面の仕上げ時にド
アユニツトに三方枠を開口部内に組み込み、さら
に三方枠内の上部に支持部材を固定し、該支持部
材に吊り戸本体を左右にスライド自在にとりつけ
る一方、吊り戸本体が開放状態で位置する個所の
開口部に戸袋を設けて構成されていた。(例えば
実公昭56−51184号) この為、三方枠にて形成される出入口の開口寸
法が正確でないと、支持部材、吊り戸本体、戸袋
の取付作業に多大な時間を要し、しかも吊り戸本
体がスムーズに開閉しないという問題があつた。
又、三方枠によつて出入口を形成する作業を正
確に行わなければ、吊り戸装置の取付作業が効率
よく行なえない事より、三方枠による出入口の形
成作業と、吊り戸装置の取付け作業は同一の業者
によつて行なわれていた。
この為、壁面の仕上げ時に、三方枠の取付を行
ない、その後建築の終了時に吊り戸の組付けを行
なう等、建物の建築時より建築の進行状況に応じ
てドアの取付現場まで何度も足を運ばねばなら
ず、施工に必要以上の時間がかかり、構造も複雑
で、部品点数も多くなり、全体として非常にコス
ト高となつていた。
《本考案の目的》 本考案は、簡単な構成で壁面の開口寸法に従来
程の正確さを必要とせず、建物の建築時に建築業
者が出入口を仕上げて置くだけで、その後いつで
も吊り戸の取付業者が出入口外側に吊り戸を吊り
下げる事が出来、しかもその施工も短時間ですみ
機能的にもすぐれた吊り戸装置を提供する事を目
的とするものである。
《実施例》 以下、本考案を図面に基づいて説明する。
第1図において、符号1は吊り戸本体を示し、
符号2は吊り下げ機構を示し、符号3は下部ガイ
ド機構を示し、符号4は閉鎖時停止機構を示し、
符号5は自動閉鎖装置を示し、符号6はブレーキ
装置を示し、符号10は上部カバーを示してい
る。
第3図において、符号100は壁面を示し、符
号101は出入口部を示し、符号7は三方枠を示
し、符号8は支持フレームを示している。
吊り戸本体1は、パネル状をなし、開放、及び
閉鎖側両端面の上下方向のほぼ全長にわたつて、
内部が中空で、壁面100側に突出する指詰め防
止突部111と、吊り戸本体1に係止される係止
脚片112が形成されたゴム等の弾性材からなる
緩衝部材11を有している。
そして、上端に形成された上部凹溝内の中央部
左右2カ所に、連結ピン12,12を介して戸吊
り下げ片26,26に枢止連結される吊座13,
13が突出し、開放側の端部に、前記自動閉鎖装
置5の第1、第2ワイヤーロープ520,52
0′が挿通するワイヤーロープ挿通用切り欠き1
8が形成されている。
又、下端部には開放側が開口する案内溝14が
もうけられ、該案内溝14の閉鎖側の端部には、
全開位置を定める開放時ストツパー15がとりつ
けられている。
符号16は上部凹溝内の閉鎖側端部に、上端が
上方に突出してとりつけられ、吊り戸本体1の前
後方向の振れを防止する閉鎖側上部振れ止め片を
示している。
符号17は、上部凹溝内の閉鎖側端部にとりつ
けられ、施錠杆18の上端部を保持する施錠杆保
持片を示している。
戸吊り下げ片26は、連結部261、取付部2
62、支持部263よりなり、連結部261に
は、後記する戸取付座246に連結する為の連結
用螺孔264…が形成され、取付部262には戸
取付座246と連結する為の取付孔265が形成
され、取付部262の下部と支持部263にわた
つて吊座13が嵌入する嵌入用切り欠き266が
形成されている。
そして吊座13は、嵌入用切り欠き266の下
方より嵌入された後、ピン12を支持部263の
上方で挿通し、スナツプピン等にて抜け止めを行
い、吊り下げ片26と吊座13を枢止連結してい
る。
吊り下げ機構2は、吊り戸本体1の幅寸法の約
2倍に相当する長さで、上下端部に上下取付突片
211,212を形成した取付材21が裏面に固
着された断面逆L字形に保持枠23と、該保持枠
23にネジ等にて連結されるスライド装置24よ
り構成されている。
符号22は、取付材21の下取付突片212と
保持枠23の下端部裏面で形成され、前記閉鎖側
上部振れ止め片16の上端が嵌入し、吊り戸本体
1の前後方向の振れを防止する振れ止め案内溝を
示している。
取付材21の上取付突片211には、支持フレ
ーム8に連結する為の複数個の取付孔213…が
形成され、下取付突片212の開閉側の両端部に
は同様の取付孔214が形成され、垂片215に
は複数個のスライド装置24の取付用螺孔215
…が形成されている。
また保持枠23の上片231の開閉側両端部に
は、下方に突出して、自動閉鎖装置5の第1、第
2ワイヤーロープ520,520′の一端を係止
する係止突片232,232と、中央部に前記戸
吊り下げ片26,26と、スライド装置24を連
結する時の取付用の逃がし孔となる切り欠き23
3,233と、複数個の上部カバー取付用螺孔2
33′…が形成され、下片234には、前記施錠
杆18の上端が係止すると共に、下取付片212
を支持フレーム8にネジ止めする時の取付用の逃
し孔となる係止用切り欠き235,235が形成
され、取付片236には前記取付材21の取付用
螺孔215…に対応した逃がし孔237…が形成
され、又、開放側の端面にはスライド装置24側
に突出する開放時の戸当たり取付座238が形成
されている。
そして戸当たり取付座238には吊り戸本体1
の全開時に後記する開放時戸当たり片532が衝
突するゴム当たり238′と、バネ材より形成さ
れ、吊り戸本体1の全開状態を維持する全開時ス
トツパー受け239が取りつけられている。
スライド装置24は、保持枠23よりやや短め
の補強枠241と、リベツト等にて連結されたほ
ぼ同長のアウターメンバー242と、該アウター
メンバー242に、ボール243…ボールリテー
ナ244を介して、スライド自在に嵌合されたイ
ンナーメンバー245と、インナーメンバー24
5に固着された断面逆略L字形で、前記戸吊り下
げ片26,26がライナーを介してネジ止めされ
る戸取付座246より構成されている。
下部ガイド機構3は、第1図及び第8図に示す
如く、前記吊り戸本体1の案内溝14内に位置す
る大きさで、出入口部101の開放側の床面の外
側にとりつけられ、戸当り31の閉鎖側にもうけ
られた基台32と、該基台32と前後幅より大径
で、前記吊り戸本体1の案内溝14よりやや小な
る大きさで、上面に回転自在にとりつけられた回
転子33より形成されている。
そして、吊り戸本体1が左右にスライドする時
に、吊り戸本体1の下方部の前後方向への振れを
防止すると共に、開放時に案内溝14の端部にも
うけられた開放時ストツパー15が戸当たり31
に衝突し、吊り戸本体1のそれ以上の開放側への
移動を阻止する。
閉鎖時停止機構4は、出入口部101の閉鎖側
の床面外側にアンカーボルト等にて固定されたゴ
ム材よりなり円柱状の戸当たりストツパー41
と、該戸当たりストツパー41に対応して、吊り
戸本体1の閉鎖側の端面下端部に設けられ、壁面
側の端部が閉鎖側に突出する突部421を有する
鉤形の振れ止め具42よりなり、吊り戸本体1が
閉鎖した状態で、振れ止め具42の突部421が
戸当たりストツパー71と壁面100間に位置
し、吊り戸本体1の閉鎖状態での振れ止めを行
う。
自動閉鎖装置5は、第1図、第10図、第12
図に示す如く、吊り戸本体1の上部凹溝内の開放
側端部にもうけられた前記ワイヤーロープ挿通用
切り欠き18にまたがつて、上部が吊り戸本体1
の上方に突出する上部滑車取付座53に回転自在
に並設された第1、第2滑車51,52と、該第
1滑車52に掛け渡された第1ワイヤーロープ5
20と、前記ガイド枠55の下端部にもうけられ
た下部滑車取付座54に回転自在に取りつけられ
た第3滑車56に掛け渡された第2ワイヤーロー
プ520′より構成されている。
すなわち、第1ワイヤーロープ520は、一端
が前記保持枠23に形成された閉鎖側の係止突片
232に引張バネ511を介して固定され、他端
が吊り戸本体1の開放側内に形成されたガイド枠
55内で上下動自在に保持されたウエイトホルダ
ー9の上端に固定されている。
又、第2ワイヤーロープ520′は、一端が前
記ウエイトホルダー9の下端にとりつけられ、他
端がワイヤー挿通用切り欠き18を挿通して、第
2滑車に掛け渡された後、保持枠23の開放側の
係止突片232にとりつけられている。
上部滑車取付座53は、第1、第2ワイヤーロ
ープ520,520′が第1、第2滑車51,5
2からはずれるのを防止するワイヤーロープ外れ
止め具531と、開放側に吊り戸本体1の開放時
に、前記保持片23の開放側端面にもうけられた
ゴム当たり238′に衝突する開放時戸当たり片
532と、その時に全開時ストツパー受け239
に係合保持され、吊り戸本体1の全開状態を維持
するローラー533と、壁面100側の上方に突
出し、前記振れ止め案内溝22内に嵌入される開
放側上部振れ止め片534がもうけられている。
下部滑車取付座54は、第3滑車56と、第2
ワイヤーロープ520′のはずれを防止するワイ
ヤー外れ止め金具541がネジ止めされ、吊り戸
本体1の開放側内面下端に、とりつけられた固定
座540に、開放側端面からネジ止め等にて着脱
自在にとりつけられている。
ウエイトホルダー9は、上下に一定の間隔を以
てもうけられた螺孔91…を有する長方形のウエ
イト取付部92と、該ウエイト取付部92の上下
端部の中央部で、互いに交わる方向に折り曲げら
れた回転車取付部93,93と、該回転車取付部
93,93に、端面がガイド枠55の各コーナー
部分に位置し、互いに対角方向に交差して回転自
在にとりつけられた回転車94,94より構成さ
れている。
回転車94は、ガイド枠55のコーナー部分の
対角線の長さよりやや小径で、ゴム等の弾性材料
か、あるいは、円周端面にゴム等の弾性材料をま
きつけて形成され、回転車94とガイド枠55の
接触により不快な音が発生するのを防止してい
る。
又、ウエイト取付部92に取りつけられるウエ
イト95の枚数を選択することにより、吊り戸本
体1の閉鎖スピードの調整を行う。
そして、ガイド体55は、横断面略コ字形をな
し、開放側の下端部にウエイトホルダー挿通孔5
51が形成され、さらにこれに対応して吊り戸本
体1の後補強材560にも切り欠き孔561が形
成されている。
そして、自閉装置5は、次の様にして吊り戸本
体1内に仮に内蔵される。
まず、一端にとりつけられた引張りバネ511
の端部を吊り戸本体1の開放側上端に仮固定し、
他端を既に吊り戸本体1にネジ止めされた上部滑
車取付座53の第1滑車51に掛け渡し、さらに
ワイヤーロープ挿通用切り欠き18よりガイド枠
55内を通り、ウエイトホルダー挿通孔551、
切り欠き561より吊り戸本体1外に持ち出され
た第1ワイヤーロープ520と、所定重さのウエ
イト95をとりつたウエイトホルダー9の上端と
連結する。
次に一端を開放側の上端に仮固定し、他端を第
2滑車52に掛け渡してワイヤーロープ挿通用切
り欠き18より間隙63内を通り、切り欠き56
1より外部に持ち出し、そして第1滑車56に掛
け渡した後、ワイヤー外れ止め金具541にて外
れ止めされ、所定位置に後記するスライダー押上
金具64がとりつけられた第2ワイヤーロープ5
20′と前記ウエイトホルダー9の下端を連結す
る。
この状態で、ウエイトホルダー9を、切り欠き
561、ウエイトホルダー挿通孔551からガイ
ド枠55内に位置せしめ、下部滑車取付座54
を、切り欠き561からガイド枠55内に臨ま
せ、固定座540に固定する。
そして上部滑車取付座53にワイヤーロープ外
れ止め具531を取りつける。
すなわち、吊り戸本体1は自閉装置5の仮に内
蔵した状態で保管、運送が可能となる。
ブレーキ装置6は、下方に向かつてピストン軸
61が出入自在となる様に、後補強材560の内
面上部にとりつけられたエアーシリンダー62
と、ピストン軸61の下端にネジ止めされ、ガイ
ド枠55と後補強材560の間隙63内に突出す
るスライダー620と、該スライダー620の下
方に位置し、間隙63内に位置する第2ワイヤー
ロープ520′に取りつけられたスライダー押上
金具64と、エアーシリンダー62のピストン軸
61が所定長さ突出した時にスライダー620を
所定高さで維持する様、後補強材560の内面に
取りつけられたスライダー下端ストツパー65よ
り構成されている。
符号66は、スライダー620が上下スライド
自在となる様、後補強材560に形成されたスラ
イド用切り欠きを示している。
スライダー620は合成樹脂材により形成さ
れ、閉鎖側端面に前後方向にわたつてワイヤーロ
ープ挿入溝621を有し、該ワイヤーロープ挿入
溝621によつて区分された上部片622、下部
片623の相対向する前後端部から中心方向にむ
かつて、上下挿入孔624,625が形成されて
いる。
そしてスライダー620は、スライド用切り欠
き66から挿入され、ワイヤーロープ挿入溝62
1内に、第2、第3滑車52,56に掛け渡され
た第2ワイヤーロープ520′を位置せしめた後、
90度回転させて第2ワイヤーロープ520′を上
下挿入孔624,625の端部に挿通させた状態
で、既に所定高さにとりつけられたエアーシリン
ダー62のピストン軸61の端部にネジ止めされ
る。
そして、ブレーキ装置6のエアーシリンダー6
2、スライダー620、スライダー押上金具6
4、スライダー下端ストツパー65は吊り戸本体
1に内蔵される。
すなわち、吊り戸本体1は、前述した自動閉鎖
装置5、ブレーキ装置6を内蔵した状態で保管、
運送が可能となる。
又、スライダー下端ストツパー65の上面には
スポンジ等の緩衝材651をもうけ、スライダー
620とスライダー下端ストツパー65の衝突音
の発生を防止している。
又、スライダー押上金具64の上面に下端スト
ツパー65同様スポンジ等の緩衝材をもうけても
よい。
上部カバー10は、開閉側の両端部と上面部を
壁面100側に折り曲げ、前記保持枠23に形成
した上部カバー取付用螺孔233′…に対応して
取付用切り欠き102…が形成され、吊り戸本体
1の取付後、保持枠23にとりつけられ、吊り下
げ機構2を隠蔽する。
三方枠7は、相対向した対称形の縦枠71,7
2と、縦枠71,72の上端間に位置する上枠7
3よりなり、建物の建築時に形成された壁面の開
口部に、壁面を仕上げる時に開口部に組み込まれ
て壁面と一体化され、出入口部101を形成す
る。
支持フレーム8は、出入口101の幅寸法の約
2倍に相当する長さに形成され、上下に複数個の
前記保持枠23の取付用螺孔81を有し、裏面に
固着された補強材82を、三方枠7を開口部に組
み込む時に上枠73と、出入口部101の外側の
壁面に水平状態に連結される。
本考案は、上記の如く構成され、次の様にして
組立てられる。
まず、下部ガイド機構3を出入口部101の外
側の所定個所の床面にアンカーボルト等にて固定
し、次に吊り戸本体1の案内溝14を下部ガイド
機構3に外嵌した状態で、上部の閉鎖側上部振れ
止め片16、開放側上部振れ止め片534が振れ
止め案内溝22内に位置する様、(保持枠23に
スライド装置24を連結して構成された吊り下げ
機構2を、)既に出入口部101の三方枠にとり
つけられた支持フレーム8に所定個所で連結す
る。
次に吊り下げ機構2の戸取付座246にライナ
ーを介在せしめて、吊り戸本体1の下端面と、床
面の間隙を調節しながら、吊り戸本体1にとりつ
けられた戸吊り下げ片26,26を連結する。
この状態で、吊り戸本体1は、吊り下げ機構2
につりさげられ移動自在となる。
次に、吊り戸本体1が全閉状態となる床面の所
定個所に閉鎖時停止機構4の戸当たりストツパー
41をアンカーボルト等にて固定し、吊り戸本体
1の全閉位置を定める。
この時に、振れ止め具42の突部421と、ガ
イド機構3によつて、吊り戸本体1の下端部の前
後方向の振れ止めを行う。
次に吊り戸本体1内に仮内蔵された自動閉鎖装
置5の第1、第2ワイヤーロープ520、52
0′の仮固定をはずし、第1ワイヤーロープ52
0の引張りバネ511の端部を保持枠23の閉鎖
側の係止突片232に、第2ワイヤーロープ52
0′の端部を保持枠23の閉鎖側の係止突片23
2に固定し、第1、第2ワイヤーロープ520,
520′を第1、第2、第3滑車51,52,5
6、及びウエイトホルダー9を介して張設せしめ
る。
すなわち、吊り戸本体1が閉鎖さた状態でウエ
イトホルダー9は、ガイド枠55の下方部に位置
し、第2ワイヤーロープ520′にもうけられた
スライダー押上金具64は、エアーシリンダー6
2のピストン軸61にもうけられたスライダー6
20を押し上げ、ピストン軸61をシリンダー6
2内に押し込んだ状態となつている。(第10図) この状態から、吊り戸本体1を開放させていく
と、ウエイトホルダー9は上昇し、第2ワイヤー
ロープ520′にもうけられたスライダー押上金
具64が間隙63内を下降し、そして、スライダ
ー620も自重によつて下降し、そして、スライ
ダー620も自重によつて下降し、やがて、スラ
イド下端ストツパー65に当接して、下降は停止
し、ピストン軸61の突出状態が維持される。
さらに吊り戸本体1の開放をつづけると、やが
て吊り戸本体1の下端にもうけられた開放時にス
トツパー15、及び上端にもうけられた開放時戸
当たり片532が、下部ガイド機構3の戸当たり
31と、保持枠23にもうけられた戸当たり取付
座238のゴム当たり238′に衝突し、吊り戸
本体1の開放側の移動は停止する。
この時、ローラー533は全開時ストツパー受
け239に係合保持され、吊り戸本体1の開放状
態は維持される。
そして、ウエイトホルダー9はガイド枠55の
上端部に位置し、スライダー押上金具64は、間
隙63の下端部に位置する。(第10図仮想線に
示す状態) 上記の状態より、吊り戸本体1に閉鎖方向側に
力を加えて、ローラー533を全開時ストツパー
受け239より弾性に抗して抜け出させると2後
は、ウエイトホルダー9の自重によつて吊り戸1
は閉鎖していき、ウエイトホルダー9の下降によ
つて、第2ワイヤーロープ520′のスライダー
押上金具64は上昇し、やがてスライダー620
に当接する。
この時よりピストン軸61がエアーシリンダー
62内へ、エアーシリンダー62内のエアーを圧
縮しながら移行し、その圧縮エアーがエアーシリ
ンダー62外に排出される範囲内に於いて、吊り
戸本体1の閉鎖スピードは減速され、徐々に閉鎖
していく。
この時の閉鎖スピードはエアーシリンダー62
の流量操作弁620′によつて調節される。
又、閉鎖時当初の閉鎖スピードは、第1ワイヤ
ーロープ520の引張バネ511を係止突片23
2よりはずしてウエイトホルダー9をウエイトホ
ルダー挿通孔551切り欠き561から取り出
し、ウエイト95の取付数を調節する事により行
う。
尚、上記2つの閉鎖スピードの調節、又、自動
閉鎖装置5、ブレーキ装置6の点検は、閉鎖側の
緩衝部材11をとりはずして行われる。
上記の如く、各閉鎖スピードの調節をすませた
後、開放側端面に緩衝部材11をとりつけ、次に
吊り下げ機構2の前面にカバー10をとりつけ
る。
尚、本考案は、吊り戸本体1、吊り下げ機構
2、自動閉鎖装置5、ブレーキ装置6当の構成を
限定するものではなく、本考案の要旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更可能である。
《効果》 本考案は、上記の如く、壁面の仕上げ時に三方
枠を開口部に組み込んで壁面と一体化して、出入
口部を形成し、これと同時に支持フレームを三方
枠上部と出入口部外側壁面にとりつけ、この支持
フレームに吊り下げ機構と、吊り戸本体をとりつ
ける構成としたので、出入口寸法にさほど正確さ
を必要とせず、建築業者が建物の建築時に出入口
部を仕上げておけば、その後に、吊り戸メーカー
が支持フレームに一度の作業で吊り下げ機構と、
吊り戸本体を取りつけるだけで吊り戸装置が構成
できるので、著しく工期の短縮が出来るばかり
か、建物の建築時にドアの取付現場まで何度も足
を運ぶ必要もなく、又、吊り戸本体と、吊り下げ
機構の必要最小限の構成であるので、安価に製作
する事ができ、ブレーキ装置と自動閉鎖装置は吊
り戸本体に内蔵されているので、吊り下げ機構の
みが外部にあらわれるだけで、しかも吊り下げ機
構の内部はカバーによつて隠蔽されるので、美観
を著しく向上せしめ、さらにブレーキ装置、自動
閉鎖装置の保管、運送、吊り戸本体と共にされる
ので、保管スペース、運送費の削減、さらに出荷
忘れ等の問題が発生することはない。
又、吊り戸本体の閉鎖側端面に緩衝部材をもう
けたので、開口側の壁面に物が置かれたり、ある
いは、人が立つていて、開放時に吊り戸本体がそ
れに衝突しても傷をつけたりする事がなく、さら
に緩衝部材を着脱自在としたので、吊り戸本体の
開放側から、閉鎖スピードの調整、点検修理等も
簡単におこなう事ができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の実施例の一つを示し、第1図は、
本考案の要部分解斜視図、第2図は本考案の正面
図、第3図は三方枠と支持フレームの正面図、第
4図は第2図のA−A線拡大断面図、第5図は第
2図のB−B線拡大断面図、第6図は第2図のC
−C線拡大断面図、第7図は第2図のD−D線拡
大断面図、第8図は第3図のE−E線拡大断面
図、第9図は第3図のF−F線拡大断面図、第1
0図は自動閉鎖装置の要部断面図、第11図は第
10図のG−G線拡大断面図、第12図は第10
図のH−H線拡大断面図、第13図はブレーキ装
置の要部斜視図である。 1……吊り戸本体、10……上部カバー、11
……緩衝部材、100……壁面、101……出入
口部、2……吊り下げ機構、23……保持枠、2
4……スライド機構、5……自動閉鎖装置、51
……第1滑車、52……第2滑車、56……第3
滑車、520……第1ワイヤーロープ、520′
……第2ワイヤーロープ、6……ブレーキ装置、
61……ピストン軸、62……エアーシリンダ
ー、7……三方枠、8……支持フレーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁面にもうけられた出入口部の巾寸法の約2倍
    に相当する長さを有し、出入口部外側上部の壁面
    と、出入口部を形成する三方枠の上端に固定され
    る支持フレームと、該支持フレームに取りつけら
    れる吊り下げ機構と、吊り下げ機構に吊り下げら
    れて出入口の外側に位置する吊り戸本体よりな
    り、吊り戸本体の開放側の内部には、自動閉鎖装
    置とブレーキ装置が内蔵され、自動閉鎖装置とブ
    レーキ装置は、吊り戸本体の開放側の端面に着脱
    自在にもうけられる緩衝部材にて隠蔽されている
    事を特徴とする吊り戸装置。
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