JPH04132770U - 騒音対応型電話機 - Google Patents

騒音対応型電話機

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JPH04132770U
JPH04132770U JP4879391U JP4879391U JPH04132770U JP H04132770 U JPH04132770 U JP H04132770U JP 4879391 U JP4879391 U JP 4879391U JP 4879391 U JP4879391 U JP 4879391U JP H04132770 U JPH04132770 U JP H04132770U
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JP
Japan
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background noise
microphone
receiving
circuit
reception
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Pending
Application number
JP4879391U
Other languages
English (en)
Inventor
秀行 長
Original Assignee
株式会社ケンウツド
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電話受信時に急激に変化する周囲の暗騒音レ
ベルに合わせて受信音量を自動的に調節し、常に適正な
受信音量で受話することを目的としたものである。 【構成】 電話受信時に受信中の暗騒音を検出するマイ
クロホンと、このマイクロホンより受信した暗騒音レベ
ルを検出する暗騒音検出回路と、この暗騒音検出回路の
検出信号によって制御される受信音量調節回路とを設
け、急激に変化する暗騒音に応じて受信音量を自動的に
調節するよう構成したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は電話機の受信音量調整回路に係り、特に受信時の暗騒音レベルによ る受信音量調整に好適な騒音対応型電話機に関する。
【0002】
【従来技術】
従来より、騒音対応型電話機は図4及び図5の斜視図に示すものが多く提供さ れていた。図において、20は電話機の送受話器であり、受信用スピーカや送話用 マイクロホン(以下、単にマイクという)が装着されている。22は電話機本体で あり、電話機のテンキーなどのプッシュボタンが装着されている。
【0003】 図4は送受話器20のサイドに電話受信時の受信音量を調整する音量調節器のボ リューム21が装着されていて、被呼者が電話着信時、発呼者からの受信音量が最 適音量になるよう調整して受話することができた。
【0004】 また、図5は電話機本体22に受信音量調整よう切換器23を設け、前記同様、発 呼者からの受信音量が最適音量になるよう切り換えて受話していた。
【0005】 即ち、電話受信時の周囲の暗騒音レベルが大きい時は電話機着信の受信音量も 大きくなるよう調節し、受話音が明瞭に聞けるようにし、逆に周囲の暗騒音レベ ルが小さい時は受信音量レベルも小さく調節して受話していた。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来の騒音対応型電話機は周囲の暗騒音レベルが一定の場合 は受信音量を最適音量に調節することができるので効果があったが、周囲の暗騒 音レベルが急激に大きくなった場合、例えばジェット飛行機、又は電車などが通 過する時、暗騒音レベルは急激に変化し、発呼者からの話が聞き取れなくなると いう欠点があった。
【0007】 即ち、周囲の暗騒音レベルが動的に急激に変化する場合は受信音量の調節がで きず、この急激な暗騒音レベルの変化する期間は一時的に会話が中断するなどの 不具合があった。
【0008】 この考案は上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは 従来例の欠点を解消し、周囲の暗騒音レベルを検出して受信音量調節回路を制御 し、常に適正な受信音量で受話することができる騒音対応型電話機を提供すると ころにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この考案の騒音対応型電話機は電話受信時に暗騒音レベルによって受信音量を 可変し、より明瞭な受話を行う騒音対応型電話機において、受信中の暗騒音を検 出するマイクと、このマイクより受信した暗騒音レベルを検出する暗騒音検出回 路と、この暗騒音検出回路の検出信号によって制御される受信音量調節回路とを 設け、急激に変化する暗騒音に応じて受信音量を自動的に調節するよう構成した ものである。
【0010】 また、上記暗騒音検出用マイクが送話用マイクであって、上記送話用マイクで 受信した暗騒音成分を抽出する帯域制限回路を備え、この帯域制限回路で抽出し た暗騒音成分を上記暗騒音検出回路で検出して受信音量調節回路を制御するよう 構成しても良い。
【0011】
【作用】
この考案によれば、電話受信時に受信中の周囲の暗騒音レベルを電話機の送受 話器に設けたマイクで取り込み、このマイクで取り込んだ暗騒音レベルを暗騒音 検出回路に供給して暗騒音レベルを検出し、この暗騒音検出回路からの検出信号 によって電話機の受信回路の受信音量調節回路を制御し、検出した暗騒音レベル に合った受信音量レベルに自動的に調節することができる。
【0012】 即ち、周囲の急激に変化する暗騒音レベル、例えばジェット飛行機などが通過 した時の大きな暗騒音レベルに対して、この大きな暗騒音レベルを暗騒音レベル 検出用マイクを介して暗騒音検出回路で検出し、この検出信号レベルによって受 信音量調節回路を制御し、自動的に受信音量を大きくして相手方の受話音を明瞭 に聞くことができる。
【0013】 更に、上記暗騒音レベルが小さくなると、この小さくなった暗騒音レベルをマ イクを介して暗騒音検出回路で検出し、受信音量調節回路を制御して受信音量を 小さくし、小さい暗騒音レベルに合った受信音量で相手方の受話音を明瞭に聞く ことができる。
【0014】 この様に、動的に変化する周囲の暗騒音レベルをマイクと暗騒音検出回路で自 動的に検出し、この検出した暗騒音レベルに合った電話機の受信音量を制御して 常に最適な受信音量で受話音を聞くことができる。
【0015】 また、他の実施例として、電話機の送話用マイクで取り込んだ周囲の暗騒音か ら暗騒音成分のみを抽出する帯域制限回路を介して暗騒音レベルを暗騒音検出回 路によって検出し、この検出信号レベルみよって上記同様に受信音量調節回路を 制御して暗騒音レベルに合った受信音量を得ることもできる。
【0016】 即ち、専用に設けた暗騒音検出用マイクを不要とし、電話機の送受話器に装備 した送話用マイクで暗騒音成分を抽出することができるので、送受話器の構成を 簡単にすることができる。
【0017】
【実施例】
この考案に係る騒音対応型電話機の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する 。図1は専用の暗騒音検出用マイクを用いた騒音対応型電話機の要部のブロック 図、図2は専用の暗騒音検出用マイクを備えた送受話器の斜視図であり、図3は 他の実施例を示し、送話用マイクで暗騒音を取り込んで受信音量を制御するよう 構成した騒音対応型電話機の要部のブロック図である。
【0018】 図において、1は電話機の送受話器であり、この送受話器1には周囲の暗騒音 を取り込む専用の暗騒音検出用のマイク2と、受話用スピーカ3と、送話用マイ ク4とを装置している。5は電話機本体であり、電話機本体5には送受話器1の 暗騒音検出用マイク2からの暗騒音を検出する暗騒音検出回路6と、電話回線10 からの着信受話信号が供給される受信回路8と、この受信回路8の受話信号が供 給され受信音量を調節する受信音量調節回路7と、送話用マイク4からの音声信 号が供給されて電話回線10に送出する送信回路9とで構成され、他の電話機のリ ンガ音回路やネットワーク回路などは省略して図示していない。
【0019】 この様に構成した送受話器1と電話機本体5は、発呼者からの着信時、被呼者 は送受話器1をオフフックして電話回線10からの着信信号を受信回路8で受信し 、受信音量調節回路7を介して受話用スピーカ3から受話することができる。
【0020】 この電話機本体5の受話動作と同時に、送受話器1に設けた暗騒音検出用のマ イク2から周囲の暗騒音を取り込み、この暗騒音は電話機本体5の暗騒音検出回 路6で暗騒音レベルが検出され、この暗騒音検出回路6の出力検出信号によって 上記受信音量調節回路7の受信音量レベルを制御することができ、この制御した 受信音量が送受話器1の受話用スピーカ3から音声信号として出力される。
【0021】 この様に、電話着信時の受信音量が周囲の暗騒音レベルの大きさによって制御 される、例えば受話中にジェット飛行機などが上空を通過して急激に大きな暗騒 音レベルに変化すると、この大きな暗騒音レベルを送話用マイク4が捕らえて受 信音量調節回路7の受信音量を大きくすることができるので、受話中の使用者は 受信音声信号を聞き漏らすこと無く受話を続けることができ、再度、暗騒音レベ ルが低下すると逆に受信音量を小さく制御して最良の受話音で通話を続けること ができる。
【0022】 図3は他の実施例を示し、11は送受話器であり、受話用スピーカ3と送話用マ イク4を装着し、12は電話機本体であり、送話用マイク4の受信信号から暗騒音 成分だけを抽出し、通話帯域の音声信号をカットすることができる帯域制限回路 13を有したものである。
【0023】 送受話器11に装着した送話用マイク4は通話動作時は相手方に対し、送話用マ イク4を通して音声信号を受信回路8を介して電話回線10に供給して通話するこ とができ、この通話中の受話時は送話用マイク4で周囲の暗騒音を取り込み、帯 域制限回路13で暗騒音成分のみを抽出することができる。
【0024】 この帯域制限回路13から抽出した暗騒音成分は前記同様、暗騒音検出回路6で 暗騒音レベルを検出し、受信回路8からの受話音声信号を受信音量調節回路7で 受信音量レベルを制御することができる。
【0025】 即ち、送話用マイク4から帯域制限回路13を介して抽出した暗騒音レベルが大 きい場合は、受信音量調節回路7で受話音声信号レベルを大きな信号レベルに制 御し、大きな暗騒音レベルの中の通話時でも受信音声信号を聞き漏らすこと無く 通話を続けることができ、また暗騒音レベルが小さくなると受信音声信号レベル も小さな信号レベルに制御して最適受信音量で通話を行なうことができる。
【0026】
【考案の効果】
この考案に係る騒音対応型電話機は前述のように、周囲の暗騒音が急激に変化 しても、この暗騒音レベルに合わせて通話相手方の音声信号の受信音量レベルを 制御することができるので、通話が途切れること無く聞き取ることができるとい う効果がある。
【0027】 また、従来例の騒音対応型電話機のように受信音量調節用ボリュームや受信音 量設定用切換器の調節操作などを必要としないため、送受話器や電話機本体の構 成がシンプルにすることができ、更に、ボリュームや切換器などの可動部品が不 要となり、機器の信頼性が向上するという効果もある。
【0028】 しかも、構造が簡単であって、また、安価に構成することができるため実施 も容易であるなどの優れた特長を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の騒音対応型電話機の実施例を示した
要部のブロック図である。
【図2】図1の送受話器を示した斜視図である。
【図3】他の実施例を示した要部のブロック図である。
【図4】従来例を示した送受話器に斜視図である。
【図5】従来例を示した電話機本体の斜視図である。
【符号の説明】
1 電話機の送受話器 2 送受話器の暗騒音検出用マイクロホン 3 送受話器の受話用スピーカ 4 送受話器の送話用マイクロホン 5 電話機本体 6 暗騒音検出回路 7 受信音量調節回路 8 受信回路 9 送信回路 10 電話回線回路 11 他の実施例の送受話器 12 他の実施例の電話機本体 13 帯域制限回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話受信時に暗騒音レベルによって受信
    音量を可変し、より明瞭な受話を行う騒音対応型電話機
    において、受信中の暗騒音を検出するマイクロホンと、
    このマイクロホンより受信した暗騒音レベルを検出する
    暗騒音検出回路と、この暗騒音検出回路の検出信号によ
    って制御される受信音量調節回路とを設け、急激に変化
    する暗騒音に応じて受信音量を自動的に調節するよう構
    成したことを特徴とする騒音対応型電話機。
  2. 【請求項2】 上記、暗騒音検出用マイクロホンが送話
    用マイクロホンであって、この送話用マイクロホンで受
    信した暗騒音成分を抽出する帯域制限回路を備え、この
    帯域制限回路で抽出した暗騒音成分を上記暗騒音検出回
    路で検出して受信音量調節回路を制御するよう構成した
    ことを特徴とする請求項1記載の騒音対応型電話機。
JP4879391U 1991-05-31 1991-05-31 騒音対応型電話機 Pending JPH04132770U (ja)

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