JPH04132517U - デイスプレイ回動装置 - Google Patents

デイスプレイ回動装置

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JPH04132517U
JPH04132517U JP4507591U JP4507591U JPH04132517U JP H04132517 U JPH04132517 U JP H04132517U JP 4507591 U JP4507591 U JP 4507591U JP 4507591 U JP4507591 U JP 4507591U JP H04132517 U JPH04132517 U JP H04132517U
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display
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幸司 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用者の好みに合せて上下・左右何れの方向
にも画面の向きを変えることができるとともに、故障等
の際に基台とディスプレイ本体とを別々に分割させて一
方のみを持出して修理等を行うことができるディスプレ
イ回動装置を提供する。 【構成】 チルト機構4に設けた基台1側の軸受部材1
9からそこに螺着されていた固定軸21を取外してディ
スプレイ本体2側の固定アーム18から引抜くことによ
り、基台1とディスプレイ本体2とが簡単に分割でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、画面を表示するディスプレイを使用者の好みに向けて自由に向き を変更することができるディスプレイ回動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の据置型のディスプレイ装置は、通常テーブル上に載置した基台上部にお いてディスプレイ本体を不動状態に固定して取付けており、使用者はテーブル面 に対し略垂直に配置されたディスプレイの画面を観察するようになっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、このような構成のディスプレイ装置は、その装置全体の載置位置を 変更することによって使用者の好みに合せた方向に、即ち左右方向の向きを変更 させることができるのであるが、例えば使用者の体格やイスの高さその他の好み によって上下方向についてその傾き具合を自由に変更できず、不便を来している 。 また、このようなディスプレイ装置の場合、基台とディスプレイ本体が分離し にくい構成となっているので、例えばディスプレイ側での故障が発生したり基台 側での故障が発生した場合に、基台又はディスプレイ本体の何れか一方のみを取 出してきて内部を開くというようなことが困難であり、その点でも問題となって いる。 そこで、この考案は、上記した従来の欠点に鑑み、使用者の好み等に合せて左 右・上下両方向の画面の向きを自由に変更することができると共に、故障等の際 に基台とディスプレイ本体とを自由に分割させて一方のみを取出して修理等を行 うことができるディスプレイ回動装置を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
即ち、この考案は、基台上部に対してディスプレイ本体を上下方向及び左右方 向に回動自在に支持するチルト機構及びパン機構を備えたディスプレイ回動装置 であって、前記パン機構が、前記基台に回動自在に取付けた円環状の滑動部材と 、この滑動部材に対し一体に取付けられた回動受座とを備えるとともに、これら 一体に組付けられた滑動部材と回動受座の中央部に基台とディスプレイ本体との 間を接続するケーブルが挿通する貫通孔を有し、前記チルト機構が、前記ディス プレイ本体側下部に設けた固定アームと、前記基台側の回動受座に一体に取付け た軸受部材と、前記固定アームの嵌合孔に一方側の半分を嵌合させるとともに他 方側半分が軸受部材の嵌合溝に嵌合させる角形ピンと、この角形ピンの貫通孔に 挿入させて先端部を軸受部材の嵌合溝内のネジ孔に螺合させたディスプレイ本体 側及び基台側から着脱自在の固定軸とを備えたものである。
【0005】
【作用】
この考案のディスプレイ回動装置は、チルト機構に設けた基台側の軸受部材か らその軸受部材に螺着されていた固定軸を取外すとともにその固定軸をディスプ レイ本体側の固定アームから引抜くことにより、基台とディスプレイ本体とを2 体に分割させることができる。
【0006】
【実施例】
以下この考案の一実施例について添付図面を参照しながら説明する。 図1はこの考案に係るディスプレイ回動装置を示すものであり、このディスプ レイ回動装置は、基台1に対してディスプレイ本体2を左右方向(XY方向)及 び上下方向(Z方向)に回動自在に支持するパン機構3及びチルト機構4とから 構成されている。 基台1は、本体9と蓋体10とから構成されており、そのうち蓋体10は図2 に示す如くカバー部材11と取付部材12とから構成されている。 パン機構3は、図2に示すように、基台1側の取付部材12に回動自在に取付 けた略円環状の滑動部材5と、滑動子6及び滑動板7を介してその滑動部材5に 対して一体に取付けられた回動受座8とを備えており、回動受座8の一部を構成 する回動板9の上からナット13aで締め付けてその回動受座8側を基台1側に 固定させるように構成されている。
【0007】 滑動部材5は、滑動しやすい潤滑性樹脂を用いて形成されており、上面側には 一定間隔を保持して同一半径上に4本のビス13が上向きに固着されている。そ して、この滑動部材5は、カバー部材11側に形成した円環状の回動ガイド溝部 14の中央開口された貫通孔に回動自在に挿通させるようになっており、このま まカバー部材11と取付部材12とを密着させて先のビス13bにより回動受座 9を基台1側に一体に組付けて固定させるようになっている。 滑動子6は、ディスプレイ本体2の左右方向の回動動作をスムーズに行わせる ため滑動し易い材料によってリング状に形成されており、回動ガイド溝部14の 円周状に起立した外壁面に沿って挿入しセットするようになっている。
【0008】 滑動板7は、滑動部材5と同様の滑動し易い潤滑性樹脂を用いて円環状に形成 されており、回動ガイド溝部14に対して滑動自在にセットされるようになって いる。 回動受座8は、下部材15,回動板9及び上部材16を上下に配置して組付け た構成となっており、この実施例では下部材15と回動板9とがナット13a及 びビス13bにより、また上部材16と下部材15とがビス13b′等により夫 々螺着された構成となっている。上部材16は、ディスプレイ本体2の上下方向 の回動を行う際の支持ブラケットとして機能するようになっており、そのため両 側方の起立部分には後に説明する固定軸21が回動自在に挿通する軸孔16aが 形成されている。なお、この回動受座8にも、上下方向に貫通孔が形成されてお り、基台1とディスプレイ本体2との間の電気的接続を図るケーブル17がその 貫通孔等を通り同方向に挿通されている。
【0009】 チルト機構4は、図3に示すようにディスプレイ本体2側下部に設けた固定ア ーム18と、基台1側の回動受座8に一体に取付けた一対の軸受部材19と、角 形ピン20と、固定軸21とから構成されている。 固定アーム18は、ディスプレイ本体2のヒンジ部を構成しており、回動受座 8側の上部材16に構成した軸孔16に形成した軸孔16に対向する両側方の延 出部分に角形ピン20が螺合する長孔状の嵌合孔18aが形成されている。 軸受部材19は、上部材16に上から載置した状態で回動板9との間をビス1 3b″によって螺着させた構成となっており、側方には軸部19aが回動自在に 取付けられている。この軸部19aは、軸受部材19の側方から一部突出してお り、その側端面には角形ピン20が半分以上嵌入できるように一定形状の嵌合溝 19bが形成されている。また、その溝19b内中心には、固定軸21の配設方 向、つまりX軸方向に雌ネジが切られたネジ孔19cが設けられている。 角形ピン20は、嵌合溝19bと固定アームの嵌合孔18aとの双方に亙って 同時に嵌合させるようになっており、これにより軸受部材19を介して基台1側 に対し固定アーム18、つまりディスプレイ本体2側を上下方向に回動自在に支 持させることができるようになっている。なお、この角形ピン20には中央部分 に固定軸21が自在に挿通する貫通孔20aが形成されている。 固定軸21は、先端がスプリング22及び座金23を介して角形ピン20を貫 通し、図4によって軸部19aのネジ孔19cに螺着させるようネジ21aが切 ってあり、故障時等には基台1とディスプレイ本体2とを分割させて何れか一方 を持出すこと等ができるようにするため、固定軸21を回して緩めることにより 簡単に抜去ることができるように構成されている。
【0010】 従って、この実施例によれば、ケーブル17がパン機構3を構成する滑動部材 10や回動受座8の中央部の貫通孔を貫通して上下方向に挿入されており、基台 1側とディスプレイ本体2側との間の電気的導通を機構3内部で図ることができ るので、外見上の見栄えも良いものである。
【0011】
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係るディスプレイ回動装置によれば、チ ルト機構に設けた基台側の軸受部材からその軸受部材に螺合されていた固定軸を 取外すとともにその固定軸をディスプレイ本体の固定アームから引抜き、角形ピ ンを軸受部材及び固定アームから取外すことにより、基台とディスプレイ本体と を簡単に分割させることができ、故障時に一方のみを持出して修理等を容易に行 うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るディスプレイ回動装置を示す分
解斜視図である。
【図2】この考案に係るパン機構を示す分解斜視図であ
る。
【図3】この考案に係るチルト機構を示す分解斜視図で
ある。
【図4】図3に係るチルト機構を示す平面図である。
【符号の説明】
1 基台 2 ディスプレイ本体 3 パン機構 4 チルト機構 5 滑動部材 8 回動受座 17 ケーブル 18 固定アーム 18a 嵌合孔 19 軸受部材 19b 嵌合溝 20 角形ピン 20a 貫通孔 21 固定軸

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台上部に対してディスプレイ本体を上
    下方向及び左右方向に回動自在に支持するチルト機構及
    びパン機構を備えたディスプレイ回動装置であって、前
    記パン機構が、前記基台に回動自在に取付けた円環状の
    滑動部材と、この滑動部材に対し一体に取付けられた回
    動受座とを備えるとともに、これら一体に組付けられた
    滑動部材と回動受座の中央部に基台とディスプレイ本体
    との間を接続するケーブルが挿通する貫通孔を有し、前
    記チルト機構が、前記ディスプレイ本体側下部に設けた
    固定アームと、前記基台側の回動受座に一体に取付けた
    軸受部材と、前記固定アームの嵌合孔に一方側の半分を
    嵌合させるとともに他方側半分が軸受部材の嵌合溝に嵌
    合させる角形ピンと、この角形ピンの貫通孔に挿入させ
    て先端部を軸受部材の嵌合溝内のネジ孔に螺合させたデ
    ィスプレイ本体側及び基台側から着脱自在の固定軸とを
    備えたことを特徴とするディスプレイ回動装置。
JP4507591U 1991-05-20 1991-05-20 ディスプレイ回動装置 Expired - Fee Related JP2539302Y2 (ja)

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JPH04132517U true JPH04132517U (ja) 1992-12-08
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04300936A (ja) * 1991-03-28 1992-10-23 Mitsui Petrochem Ind Ltd 接着性重合体組成物およびそれを用いた積層体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04300936A (ja) * 1991-03-28 1992-10-23 Mitsui Petrochem Ind Ltd 接着性重合体組成物およびそれを用いた積層体

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JP2539302Y2 (ja) 1997-06-25

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