JPH04132164U - 操作ノブの取付構造 - Google Patents

操作ノブの取付構造

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JPH04132164U
JPH04132164U JP4673291U JP4673291U JPH04132164U JP H04132164 U JPH04132164 U JP H04132164U JP 4673291 U JP4673291 U JP 4673291U JP 4673291 U JP4673291 U JP 4673291U JP H04132164 U JPH04132164 U JP H04132164U
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英二 鈴木
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日本プラスト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種機器製品に装備される手動操作用ノブに
おいて、製品本体のノブ支持部の肉厚に関係なく、ノブ
の円滑な作動と安定した回動トルクを確保することがで
きる操作ノブの取付構造を提供することを目的とする。 【構成】 製品20本体表面の開口部から露出した円弧
状操作部11を手指で軸30の周りに回動させることに
よって操作される操作ノブ10を製品20本体に取り付
ける構造において、前記操作ノブ10の軸孔12内壁に
リブ14を立設し、そのリブ14を軸方向両側から挟持
する挟持面36,37を有する軸30を前記軸孔12内
に収容し、その軸30の両端部33,34を、少なくと
もその一方を非回転状態として製品20本体に保持す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、例えば自動車用ベンチレーターにおいてシャッターバルブを手動で 開閉するために設けられる操作ノブの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、手指で回動させることにより所要の操作を行なう操作ノブが各種の機器 に装備されている。これらの操作ノブは、手指による操作で円滑に回動すると共 に、その回動を確実に制御するため、回動時に適度の摺動トルク(手指に対する 適度の回動抵抗)を有することが要求される。
【0003】 図6は、このような従来の操作ノブの一例として、前記自動車用ベンチレータ ーに装備されたものの取付構造を示す。図において、1は操作ノブ(以下、概ね ノブと略称する)、2はベンチレーター・ケース(以下製品と称する)である。 ノブ1及び製品2は、いずれもABS等の合成樹脂材で成形されたものである。 ノブ1は、製品2の前面のパネル2aと、製品2の上部からさらに前方に延びた 表面部2cから垂設されたリブ2bとの間に回動可能に軸支されている。この場 合、図示の例のように、軸をノブ1の側に、軸孔を製品2側(パネル2a及びリ ブ2b)に設けてもよいし、その逆でもよい。いずれの場合も、前記のノブ機能 に要求される回動時の摺動トルクは、パネル2a及びリブ2bとノブ1との間の 摩擦抵抗によって与えられている。
【0004】 なお、ノブ1の図示下方部分には、図示しないがベンチレーターのシャッター バルブを作動させるリンク部が延設されている。また、図中3は、シャッターバ ルブを全開、全閉位置に保持するためにノブ1側面を押えるスプリングである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
上記のような従来のノブ取付構造では、製品2にリブ2bを設けるために、製 品2の成形時にリブ2bに対応する製品の表面部2cにヒケを生じて製品外観を 損ねる。このヒケができるだけ目立たないようにするためには、リブ2bをでき るだけ薄肉としなければならない。そのため、リブ2bの剛性、強度が不足し、 ガタを生じてノブ1が円滑に回動しなくなり、また回動トルクが不足し、或いは 不安定となる欠点がある。製品2本体は合成樹脂材で薄肉に形成されることが多 いが、製品2が薄ければ薄い程ヒケも甚だしく、リブ2bが薄くなるのでこの欠 点が助長される。
【0006】 本考案は、このような従来の構造の問題点に鑑み、製品本体のノブ支持部の肉 厚に関係なく、ノブの円滑な作動と安定した回動トルクを確保することができる 操作ノブの取付構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するため、本考案の操作ノブの取付構造は、製品本体表面の 開口部から露出した円弧状操作部を手指で軸の周りに回動させることにより操作 される操作ノブを製品本体に取り付ける構造において、前記操作ノブの軸孔内壁 にリブを立設し、そのリブを軸方向両側から挟持する挟持面を有する軸を前記軸 孔内に収容し、その軸の両端部を、少なくともその一方を非回転状態として製品 本体に保持されるようにしたものである。さらに、本考案の好ましい実施態様と しては、前記リブを前記軸中心に対して所定の中心角を有する扇形円弧状に形成 し、前記軸に前記リブの中心角以上の中心角を有する円弧状切欠きを設け、その 切欠きを前記挟持面間の溝に接続させる。
【0008】
【作用】
以上のように構成された本考案の操作ノブの取付構造においては、ノブは製品 本体に非回転状態に保持された軸に回動可能に支持され、その軸の挟持面で挟持 されており、ノブの回動時の摺動トルクが前記挟持面とノブのリブ側面との間、 又は/及び軸外周面とノブの軸孔内周面との間の摺動摩擦によって与えられる。 また、軸に円弧状切欠きを設け、軸をノブ軸孔に挿入する際にこの切欠きがノブ のリブ部分を通過することにより、軸とノブの組付けが確実容易に行なわれる。
【0009】
【実施例】
以下、図面に示した実施例により、本考案の構成をさらに詳細に説明する。図 1乃至図5に、本考案による操作ノブの取付構造の一実施例を示す。この実施例 は、自動車用のサイドベンチレーターの操作ノブに適用されたものである。
【0010】 図2の分解斜視図及び図3の側面図に見られるように、ノブ10は、略円盤状 の略半円周に亙る刻みを付けた円弧状操作部11と、中央部に明けられた回動軸 孔12とを有しており、操作部11と反対の側の円周部に、先端にリンクロッド 13aを有するアーム13が延設されている。このリンクロッド13aが、図示 しないがベンチレーターのシャッターバルブに係着され、操作部11を手指で回 動させたときにシャッターバルブを開閉作動させる。
【0011】 軸30は、図2及び図4に見られるように、軸体の中央部に円環状溝31を有 し、この溝31の一方側の軸体35に溝31に接続する円弧状切欠き32が設け られ、軸両端部に製品(ベンチレーター)に保持される保持部33,34を有し ており、溝31の両内側面がノブ10を軸方向から挟持する挟持面36,37と なっている。軸30の一方の端部の保持部34は五角柱状に形成されていて、製 品に装着されたときにこれに対応する製品の五角形孔に嵌合し、軸30が非回転 状態に保持されるようになっている。(図5参照) ノブ10の軸孔12の内面には、その軸心に対する中心角が前記軸30の軸体 35に設けられた円弧状切欠き32の中心角よりも小さい扇形円弧状のリブ14 が設けられている。図2に示すように、このリブ14と切欠き32とを対応させ 、軸30をノブ10の軸孔12に挿入すると、切欠き32を通過してリブ14が 溝31内に到達し、この位置で軸30を適当角望ましくは180°回転させると リブ14が軸30の挟持面36,37で押圧挟持された状態となり、軸30の軸 孔12からの抜け出しが防止されると共に、操作部11を手指で回動させたとき にリブ14と挟持面36,37との間に摩擦によりノブ10に適度の摺動トルク が与えられるようになる。
【0012】 ノブ10に軸30をこのような位置関係で組み付けた後に、図1及び図5に示 すように、軸30の両端の保持部33,34を製品(ベンチレーター)20の軸 保持孔に挿入し保持させる。図1は図5のa−a部断面を示す。図中40は、シ ャッターバルブを全開、全閉位置に保持するためにノブ10の側面を押えるスプ リングである。操作部11は、手指で操作し得るように製品20の上表面から露 出している。製品20の一方の軸保持孔21は五角形状となっており、前記のよ うに5角柱状の軸30の一方の保持部34が回転不能に嵌挿される。
【0013】 なお、ノブ10の回動の際の摺動トルクは、上記のようにリブ14と挟持面3 6,37との摩擦によって与えられるほか、軸30の軸体外周面と軸孔12内周 面との摩擦で与えられるようにしてもよく、また両者を併用してもよい。
【0014】
【考案の効果】
以上詳説したように、本考案の操作ノブの取付構造は、ノブの軸孔内壁にリブ を立設し、このリブを軸孔内に収容される軸に設けた挟持面で挟持し、軸を製品 本体に非回転状態に保持させるように構成したので、ノブは軸に支持されて製品 本体のノブ保持部の肉厚に関係なく円滑に作動し、安定した回動トルクが得られ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】1本考案の操作ノブの取付構造の一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】図1の実施例の操作ノブ及び分解斜視図であ
る。
【図3】図1の実施例の操作ノブの側面図である。
【図4】(a)図1の実施例の軸の正面図である。
(b)図1の実施例の軸の右側面図である。(c)図1
の実施例の軸の左側面図である。
【図5】図1の実施例の操作ノブを製品に装着した状態
を示す斜視図である。
【図6】従来の操作ノブの取付構造の一例を示す図1に
対応する縦断面図である。
【符号の説明】
10 操作ノブ 11 操作部 12 軸孔 14 リブ 20 製品 30 軸 31 溝 32 切欠き 33 保持部 34 保持部 36 挟持面 37 挟持面

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品本体表面の開口部から露出した円弧
    状操作部を手指で軸の周りに回動させることにより操作
    される操作ノブの取付構造であって、前記操作ノブの軸
    孔内壁にリブを立設し、そのリブを軸方向両側から挟持
    する挟持面を有する軸を前記軸孔内に収容し、その軸の
    両端部を、少なくともその一方を非回転状態として製品
    本体に保持されるようにしたことを特徴とする操作ノブ
    の取付構造。
  2. 【請求項2】 前記リブが前記軸中心に対して所定の中
    心角を有する扇形円弧状をなしており、前記軸が前記リ
    ブの中心角以上の中心角を有する円弧状切欠きを備え、
    その切欠きが前記挟持面間の溝に接続している請求項1
    記載の操作ノブの取付構造。
JP1991046732U 1991-05-27 1991-05-27 操作ノブの取付構造 Expired - Lifetime JP2550197Y2 (ja)

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JPH04132164U true JPH04132164U (ja) 1992-12-07
JP2550197Y2 JP2550197Y2 (ja) 1997-10-08

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5970813U (ja) * 1982-11-04 1984-05-14 トヨタ自動車株式会社 回転ノブ取付け構造
JPH01148553U (ja) * 1988-04-04 1989-10-16

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5970813U (ja) * 1982-11-04 1984-05-14 トヨタ自動車株式会社 回転ノブ取付け構造
JPH01148553U (ja) * 1988-04-04 1989-10-16

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