JPH04132066U - 電子部品の梱包構造 - Google Patents
電子部品の梱包構造Info
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- JPH04132066U JPH04132066U JP3998291U JP3998291U JPH04132066U JP H04132066 U JPH04132066 U JP H04132066U JP 3998291 U JP3998291 U JP 3998291U JP 3998291 U JP3998291 U JP 3998291U JP H04132066 U JPH04132066 U JP H04132066U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 梱包容器内で電子部品の型崩れが発生せず、
梱包容器から電子部品を容易に取り出すことが可能な電
子部品の梱包構造を提供する。 【構成】複数の電子部品の端子部を固定テープに被着・
固定して、該固定テープをつづら折り状に折り曲げて、
梱包容器に収納した電子部品の梱包構造において、前記
つづら折り状に折り曲げた固定テープに貫通する保持棒
を設ける。
梱包容器から電子部品を容易に取り出すことが可能な電
子部品の梱包構造を提供する。 【構成】複数の電子部品の端子部を固定テープに被着・
固定して、該固定テープをつづら折り状に折り曲げて、
梱包容器に収納した電子部品の梱包構造において、前記
つづら折り状に折り曲げた固定テープに貫通する保持棒
を設ける。
Description
【0001】
本考案はハイブリッドIC、ネットワーク型抵抗部品など端子部が延出する電
子部品の梱包構造に関する。
【0002】
従来、図4に示すようなエレメント部から端子部が延出した電子部品を梱包す
る方法として、梱包容器の形状に応じて予め所定間隔にミシン目などの折り目3
3を形成した固定テープ3に、該電子部品2の端子部22を被着し、この状態で
、固定テープ3をつづら折り状に折り曲げて、梱包容器に収納していた。
【0003】
しかしながら、固定テープ3に被着した電子部品2においては、電子部品2の
エレメト部21と固定テープ3に被着した端子部21との厚みが異なり、さらに
、固定テープ3が幾重にも重なるために、上述の梱包容器の上部では電子部品2
が傾いて収納されることになる。
【0004】
さらに、梱包容器ごとの搬送で生じる振動・衝撃により、図5に示すように幾
重にも重ねた固定テープ3の崩れが生じてしまい、梱包容器1内で電子部品2の
エレメト部21が上部又は下部に隣接する固定テープ3と絡まりあってしまう。
このように電子部品2のエレメント部21と固定テープ3とが絡まると、梱包容
器1から電子部品2を取り出す際に、困難となり、最悪の場合固定テープ3から
電子部品2が剥離してしまうことがあった。また、梱包容器1に収納し固定テー
プ3を電子部品自動マウント装置(図示せず)で順次引き出しながら所定プリン
ト基板(図示せず)に電子部品2のみをマウントする場合においては、固定テー
プ3と電子部品2とが互いに絡まり合い取り出しが困難となったり、電子部品自
動マウント装置に梱包容器をそのまま連結できないという問題点もあった。
【0005】
本考案は上述の問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的は、梱包容器
内で電子部品を被着した固定テープの崩れが発生せず、梱包容器から電子部品を
容易に取り出すことが可能な電子部品の梱包構造を提供することにある。
【0006】
具体的には、複数の電子部品の端子部を固定テープに被着・固定するとともに
、該固定テープをつづら折り状に折り曲げて、梱包容器に収納するようにした電
子部品の梱包構造において、前記つづら折り状に折り曲げられた固定テープに、
該固定テープを保持する保持棒が貫通されていることを特徴とする電子部品の梱
包構造である。
【0007】
本考案によれば、複数の電子部品の端子部を固定テープに被着・固定して、該
固定テープをつづら折り状に折り曲げて、梱包容器に収納した後、崩れを防止す
るための保持棒を固定テープの送り穴又は別に設けた挿入穴に挿入したため、つ
づら折り状に積層した固定テープが保持棒により保持されるために、梱包容器で
崩れが発生せず、これにより、固定テープと電子部品のエレメントとの絡み合い
が防止でき、梱包容器から電子部品を取り出す際には、保持棒を引き抜くたけで
、簡単に、且つ安定して電子部品を取り出すことが可能となり、自動マウント装
置に直接梱包容器の固定テープを連結することができる。
【0008】
以下、本考案の電子部品の梱包構造を図面を用いて説明する。
【0009】
図1は電子部品の梱包構造を示す断面図であり、図2は収納物の斜視図である
。図中、1は梱包容器、2は電子部品、3は固定テープ、4は保持棒、5は緩衝
材である。
【0010】
梱包容器1は紙又は樹脂などからなり、その形状は電子部品2が被着され、つ
づら折り状に重ねられた固定テープ3が収納する底面積を有し、収納される電子
部品2の個数によりその高さが決定された筺体状態を成す。
【0011】
電子部品2は、ハイブリッドIC、ネットワーク型抵抗器などであり、エレメ
ント部21と該エレメント部21の一方側から延出する端子部22とか構成され
る。尚、該エレメント部21は小形基板上にICチップ、所定チップ部品などを
搭載し、クリップ端子などの端子部22を接合した後に、小形基板の周囲を樹脂
などでモールドしたものや、小形基板上に直・並列に接続した抵抗体膜を形成し
端子部22を接合した後に、小形基板の周囲を樹脂などでモールドしたものなど
が挙げられる。
【0012】
固定テープ3は紙又は樹脂などからなり、さらに電子部品2の端子部22の一
部を挟持するための粘着テープ31から構成されている。また固定テープ3には
、自動マウント装置で取扱可能とするために、一定間隔で送り穴32が形成され
ている。さらに固定テープ3は、梱包容器1の底面積に応じて、所定幅毎につづ
ら折りが容易にできるように折り代33、例えば折り目、ミシン目などが設けら
れている。
【0013】
保持棒4はつづら折り状に重ねられた固定テープ3が崩れないように保持する
ためのものであり、固定テープ3に被着した端子部22との接触を考慮して、静
電気が帯電しないものが選ばれる。その一例として木製棒が挙げられる。
【0014】
保持棒4は固定テープ3に形成された送り穴32を利用して、つづら折り状に
重ねられた固定テープ3の所定送り穴32に貫通している。
【0015】
緩衝材5は梱包容器1の内側の底面及び上面に設けられる。この緩衝材5とし
て静電防止タイプの発砲スチロールなどが使用され、該緩衝材5に保持棒4が嵌
入され、保持棒4を固定している。
【0016】
上述の構成の電子部品の梱包構造では、先ず、送り穴32、折り代33が形成
された固定テープ3を用意する。次に、固定テープ3の一端側から電子部品のエ
レメント部21が延出され、且つ端子部22が固定テープ3の一端に載置される
ように、電子部品2を一定間隔で配置する。次に、該端子部22のみに粘着テー
プ31を被着して、電子部品2と固定テープ3とを固定する。次に、固定テープ
3を折り代33に沿って折り曲げ、つづら折り状に重ねると同時に、折り曲げら
れた端部から所定個目の送り穴32に保持棒4を挿入する。このように保持棒4
を挿入した状態が図2である。
【0017】
つづら折り状に重ねられた固定テープ3の下部及び上部から延出した保持棒4
を緩衝材5に嵌入し、保持棒4がずれないように保持する。
【0018】
次に図3に示すように保持棒4の下部及び上部に緩衝材5を差し込んだ内容物
を、梱包容器1に収納する。
【0019】
以上のように本考案の電子部品の梱包構造では、つづら折り状に重ねられた固
定テープ3を貫通する保持棒4が設けられるため、梱包容器1の搬送時に生じる
振動や衝撃に対しても、送り穴32の直径と保持棒4の径との間隙に相当する量
のみのずれが生じるだけであり、図5に示すような崩れが生じることがない。
【0020】
これにより、電子部品2のエレメント部21と固定テープ3との絡み合うこと
がなく、梱包容器1から電子部品2の取り出しが極めて容易に行える。
【0021】
梱包容器1から電子部品2の取り出す具体的な方法として、先ず、容器1の上
部の緩衝材5を取り除き、続いて保持棒4を固定テープ3から引き抜く。これに
より、梱包容器1でテープ崩れが生じない状態で、電子部品2を取り出すことが
できる。即ち、固定テープ3の一端を自動マウント装置に連結して、送り穴32
に自動マウント装置の送り歯車に噛合させて、所定プリント基板へのマウントが
簡単に行える。
【0022】
上述の実施例では、保持棒4が固定テープ3に形成された任意の送り穴32に
挿入されているが、固定テープ3に送り穴32とは別の、保持棒4のみが挿入さ
れる穴34を形成してもよい。この場合、好ましくは図4に示すように、固定テ
ープ3の長手方向に長い長円形の穴34を形成することが望ましい。即ち、固定
テープ3の長手方向に長い長円形穴34に保持棒4を挿入すると、長円形穴34
と保持棒4との間で長手方向にアソビが大きくなるが、梱包容器1内で長手方向
に固定テープ3がずれることは少なく崩れの問題はない。しかも、長手方向に長
い長円形穴34とすることにより、保持棒4を固定テープ3から引き抜くことな
く、固定テープ3を取り出すことができる。
【0023】
以上のように、本考案によれば、つづら折り状に積層された固定テープが保持
棒により位置ぎめされるために、梱包容器内での電子部品が被着・固定された固
定テープの崩れが発生せず、これにより、固定テープと電子部品のエレメントと
の絡み合いが防止でき、簡単に、且つ安定して電子部品を取り出すことが可能と
なる。
【図1】本考案の電子部品の梱包構造を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本考案の電子部品の梱包構造の内容物の外観図
である。
である。
【図3】本考案の電子部品の梱包構造の収納方法の説明
する概念図である。
する概念図である。
【図4】本考案の電子部品の梱包構造に使用する別の固
定テープの一部平面図である。
定テープの一部平面図である。
【図5】従来の電子部品の梱包構造の崩れを説明する断
面図である。
面図である。
1・・・・・収納容器
2・・・・・電子部品
21・・・・エレメント部
22・・・・端子部
3・・・・・固定テープ
31・・・・粘着テープ
32・・・・送り穴
34・・・・長円形穴
4・・・・・保持棒
5・・・・・緩衝材
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の電子部品の端子部を固定テープに
被着・固定するとともに、該固定テープをつづら折り状
に折り曲げて、梱包容器に収納するようにした電子部品
の梱包構造において、前記つづら折り状に折り曲げられ
た固定テープに、該固定テープを保持する保持棒が貫通
されていることを特徴とする電子部品の梱包構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3998291U JPH04132066U (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 電子部品の梱包構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3998291U JPH04132066U (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 電子部品の梱包構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04132066U true JPH04132066U (ja) | 1992-12-07 |
Family
ID=31921127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3998291U Pending JPH04132066U (ja) | 1991-05-30 | 1991-05-30 | 電子部品の梱包構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04132066U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06291467A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Taiyo Yuden Co Ltd | 電子部品連収納容器 |
JP2018020341A (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | Jx金属株式会社 | プレス品搬送キャリアの製造方法および、プレス品搬送キャリア |
-
1991
- 1991-05-30 JP JP3998291U patent/JPH04132066U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06291467A (ja) * | 1993-03-31 | 1994-10-18 | Taiyo Yuden Co Ltd | 電子部品連収納容器 |
JP2018020341A (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | Jx金属株式会社 | プレス品搬送キャリアの製造方法および、プレス品搬送キャリア |
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