JPH04131581U - ベルクランク - Google Patents
ベルクランクInfo
- Publication number
- JPH04131581U JPH04131581U JP3841091U JP3841091U JPH04131581U JP H04131581 U JPH04131581 U JP H04131581U JP 3841091 U JP3841091 U JP 3841091U JP 3841091 U JP3841091 U JP 3841091U JP H04131581 U JPH04131581 U JP H04131581U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- bell crank
- attached
- rotating shaft
- drag link
- Prior art date
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- Pending
Links
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Landscapes
- Steering-Linkage Mechanisms And Four-Wheel Steering (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ベルクランクアームの組付位置精度の向上を
図る。 【構成】 ピットマンアームに連結されたドラッグリン
ク13とタイロッド19に連結されたリレーロッド20
とを連結するベルクランク21において、車体フレーム
14に取付けられるブラケット23に筒部22を一体的
に形成し、この筒部22に内に軸受33を介して回転軸
24を回転自在に支持し、この回転軸24の軸方向一端
に第1アーム25を、軸方向他端に第2アーム26を一
体に取付けられて構成し、第1アーム25の先端部にド
ラッグリンク13を連結する一方、第2アーム26の基
端部をリレーロッド20を連結する。
図る。 【構成】 ピットマンアームに連結されたドラッグリン
ク13とタイロッド19に連結されたリレーロッド20
とを連結するベルクランク21において、車体フレーム
14に取付けられるブラケット23に筒部22を一体的
に形成し、この筒部22に内に軸受33を介して回転軸
24を回転自在に支持し、この回転軸24の軸方向一端
に第1アーム25を、軸方向他端に第2アーム26を一
体に取付けられて構成し、第1アーム25の先端部にド
ラッグリンク13を連結する一方、第2アーム26の基
端部をリレーロッド20を連結する。
Description
【0001】
本考案はピットマンアームに連結されたドラッグリンクとタイロッドに連結さ
れたリレーロッドとを連結するベルクランクに関する。
【0002】
図6に従来の大型バス等におけるステアリング装置、図7及び図8に従来のベ
ルクランクを示す。
【0003】
図6に示すように、車両の運転席にはこの車両を操舵するためのステアリング
101が配設されており、ステアリング101の中心部下面には支持軸102が
取付けられ、この支持軸102の下部はギアボックス103を介して車両前後方
向に配設されたドラッグリンク104の先端部に連結されている。
【0004】
一方、車体のセンターフレーム105の左右両側部には、不等長リンク式の平
行リンクを構成すべくアッパアーム106とロアアーム107の内端が枢支され
ると共に、これら両アーム106,107の外端が車輪108側に組み付けられ
たナックルサポート109に連結されている。そして、ナックルサポート109
の上端と車体との間にはエアスプリング110が介装される一方、ナックルサポ
ート109下部のブラケット111と図示しない車体側ブラケットとの間にはシ
ョックアブソーバ112が介装されている。
【0005】
また、左右両側部のナックルサポート109にはそれぞれタイロッド113の
一端が連結され、各タイロッド113はリレーロッド114によって連結されて
いる。そして、このリレーロッド114の中間部と前述したドラッグリンク10
4の後端部とはベルクランク115及び連結アーム116によって駆動連結され
ている。なお、図6において、117は左右のロアアーム107の間に架設され
たスタビライザーである。
【0006】
リレーロッド114とドラッグリンク104とを駆動連結するベルクランク1
15において、図7及び図8に示すように、取付ブラケット121は鋼板がコ字
状に折曲げられて補強材122が溶接されて形成され、車体フレーム105に固
定するための4つの取付孔123が形成されている。この取付ブラケット121
の両側面部には支持軸124が貫通し、カラー125を介して溶接及びボルト1
26,127により固定されている。
【0007】
回転軸124には第1及び第2アーム部128,129を有するL字形のクラ
ンクアーム130の基端部が軸受131を介して回動自在に支持されている。そ
して、第2アーム部128にはドラッグリンク104が連結される一方、第1ア
ーム部129にはリレーロッド114が連結されている。なお、第7図において
、132は回転軸124とクランクアーム130との間に注入さたグリース、1
33はオイルシールである。また、134はカバー、135はカラーである。
【0008】
而して、図6に示すように、ステアリング101をきると、支持軸102を介
し、ギアボックス103内の図示しないギア機構によりドラッグリンク104が
軸方向に移動される。すると、この操作力がベルクランク115を介してリレー
ロッド114に伝達され、このリレーロッド114が軸方向に移動することで、
タイロッド113を介して車輪108の操舵角が変わる。
【0009】
上述した従来のベルクランク115にあっては、取付ブラケット121が鋼板
で溶接されて形成され、この取付ブラケット121に支持軸124が溶接及びボ
ルト126,127により固定されている。このように溶接による部材の結合は
精度が十分に保てず、取付ブラケット121に対する支持軸124の結合位置が
ずれてしまう。そのため、この支持軸124に取付けられるクランクシャフト1
30の取付位置精度が低下してしまい、ベルクランク115からリレーロッド1
14、タイロッド113等を介して取付けられる車輪108の操舵角に悪影響を
及ぼしてしまうという問題があった。
【0010】
本考案のこのような問題点を解決するものであって、リレーロッドやドラッグ
リンクなどの組付位置精度の向上を図ったベルクランクを提供することを目的と
する。
【0011】
上述の目的を達成するための本考案のベルクランクは、ピットマンアームに連
結されたドラッグリンクとタイロッドに連結されたリレーロッドとを連結するベ
ルクランクにおいて、筒部が一体に形成され車体フレームに取付けられるブラケ
ットと、前記ブラケットの筒部内に軸受を介して回転自在に支持される回転軸と
、基端部が前記回転軸の軸方向一端に一体に取付けられ先端部が前記ドラッグリ
ンクに連結される第1アームと、基端部が前記回転軸の軸方向他端に一体に取付
けられ先端部が前記リレーロッドに連結される第2アームとを具えたことを特徴
とするものである。
【0012】
車体フレームに取付けられるブラケットの筒部内に軸受を介して回転軸が回転
自在に支持され、この回転軸の一端に第1アームを、他端に第2アームをそれぞ
れ一体に取付けたことで、各アームの取付位置精度が向上し、このアームに連結
されるドラッグリンク及びリレーロッドの作動が確実となる。
【0013】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。
【0014】
図1乃至図3に本考案の一実施例に係るベルクランク、図4及び図5に本実施
例のベルクランクを用いたステアリング装置を示す。
【0015】
図4及び図5に示すように、図示しないステアリングには支持軸11が取付けら
れ、この支持軸11の下端部はギアボックス12を介してドラッグリンク13の
先端部に連結されている。一方、車体のセンターフレーム14の左右側部には、
平行リンクを構成すべくアッパアーム15とロアアーム16の内端が枢支される
と共に各アーム15,16の外端が車輪17側に組み付けられたナックルサポー
ト18に連結されている。
【0016】
左右両側部のナックルサポート18にはそれぞれタイロッド19の一端が連結
され、各タイロッド19はリレーロッド20によって連結されている。そして、
このリレーロッド20の中間部とドラッグリンク13の後端部とはベルクランク
21によって連結されている。
【0017】
而して、ステアリングをきると、支持軸11を介しギアボックス12内の図示
しないギア機構によりドラッグリンク13が軸方向に移動し、操作力がベルクラ
ンク21を介してリレーロッド20に伝達され、このリレーロッド20が軸方向
に移動することで、タイロッド19を介して車輪17の操舵角が変わる。
【0018】
図1乃至図3に示すように、本実施例のベルクランク21は、筒部22が一体
に形成されて車体側に取付けられるブラケット23と、ブラケット23の筒部2
2に支持される回転軸24と、回転軸24の軸方向一端に取付けられる第1アー
ム25と、回転軸24の軸方向他端に取付けられる第2アーム26とを具えてい
る。
【0019】
ブラケット23は車体側に取付けられる基部31と筒部22が一体的に鍛造に
よって形成され、この基部31には4つの取付穴32が穿設されている。回転軸
24は軸方向各端部がテーパ状をなすと共に外周面にセレーションが形成されて
いる。そして、中間部が軸受33を介して回転自在に支持され、筒部22と回転
軸24との間にはグリース34が注入され、オイルシール35によって封入され
ている。なお、36は固定ナット、37はカバーである。
【0020】
第1アーム25は基端部が回転軸24の軸方向一端にセレーション結合され、
ボルト38によって一体回転できるように結合されている。そして、この第1ア
ーム25の先端部にはボールスタッド39がナット40によって固定され、更に
、ゴム製のダストカバー41が装着されている。一方、第2アーム26は基端部
が回転軸24の軸方向他端にセレーション結合され、ボルト42によって一体回
転できるように結合されている。そして、この第2アーム26の先端部にはボー
ルスタッド43がナット44によって固定され、更に、ゴム製のダストカバー4
5が装着されている。
【0021】
而して、このように構成されたベルクランク21は、図4及び図5に示すよう
に、ブラケット23が4つの固定ボルト46によってセンターフレーム14の側
部に固定されて取付けられ、第1アーム25の先端部がボールスタッド39を介
してドラッグリンク13の後端部に連結される一方、第2アーム26の先端部が
ボールスタッド43を介してリレーロッド20の中間部に連結される。従って、
ステアリングの切れ角をドラッグリンク13及びベルクランク21を介してリレ
ーロッド20に確実に伝達することができ、車輪17の操舵角を精度良く操作で
きる。
【0022】
このようにドラッグリンク13とリレーロッド20とを連結するベルクランク
21はブラケット23が鍛造によって一体に形成されており、第1及び第2アー
ム25,26が取付けられる回転軸24を軸受33を介してその外側に位置する
筒部22にて支持するので、回転軸4の支持位置精度が安定する。また、ベルク
ランク21の第1及び第2アーム25,26が分割されているため、その鍛造に
よる成形が容易となる。
【0023】
以上、実施例を挙げて詳細に説明したように本考案のベルクランクによれば、
筒部が一体に形成され車体フレームに取付けられるブラケットとその筒部内に軸
受を介して回転自在に支持される回転軸とこの回転軸に一体に取付けられる第1
アーム及び第2アームとを具え、第1アームの先端部をドラッグリンクに、第2
アームの先端部をリレーロッドにそれぞれ連結したので、ブラケットによる回転
軸の組付剛性及び位置精度を向上させることができ、ステアリングの操作力を確
実に車輪に伝達することができると共に、構造を簡素化して成形の容易性を図る
ことができる。
【図1】本考案の一実施例に係るベルクランクの断面
(図2のA−A断面)図である。
(図2のA−A断面)図である。
【図2】ベルクランクの正面図である。
【図3】ベルクランクの上面図である。
【図4】本実施例のベルクランクを用いたステアリング
装置の上面図である。
装置の上面図である。
【図5】ステアリング装置の後面図である。
【図6】従来のステアリング装置の斜視図である。
【図7】従来のベルクランクの断面図である。
【図8】従来のベルクランクの上面図である。
11 支持軸
13 ドラッグリンク
14 車体フレーム
17 車輪
19 タイロッド
20 リレーロッド
21 ベルクランク
22 筒部
23 ブラケット
24 回転軸
25 第1アーム
26 第2アーム
33 軸受
39,43 ボールスタッド
46 固定ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 ピットマンアームに連結されたドラッグ
リンクとタイロッドに連結されたリレーロッドとを連結
するベルクランクにおいて、筒部が一体に形成され車体
フレームに取付けられるブラケットと、前記ブラケット
の筒部内に軸受を介して回転自在に支持される回転軸
と、基端部が前記回転軸の軸方向一端に一体に取付けら
れ先端部が前記ドラッグリンクに連結される第1アーム
と、基端部が前記回転軸の軸方向他端に一体に取付けら
れ先端部が前記リレーロッドに連結される第2アームと
を具えたことを特徴とするベルクランク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3841091U JPH04131581U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ベルクランク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3841091U JPH04131581U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ベルクランク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131581U true JPH04131581U (ja) | 1992-12-03 |
Family
ID=31919923
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3841091U Pending JPH04131581U (ja) | 1991-05-28 | 1991-05-28 | ベルクランク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04131581U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5951678B2 (ja) * | 1978-08-31 | 1984-12-15 | 三菱重工業株式会社 | 熱水型地熱発電プラント |
-
1991
- 1991-05-28 JP JP3841091U patent/JPH04131581U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5951678B2 (ja) * | 1978-08-31 | 1984-12-15 | 三菱重工業株式会社 | 熱水型地熱発電プラント |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19970610 |